インフィニット・パワーレンジャー   作:赤バンブル

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パワーレンジャーって、歴代共演テレビ本編中にやることもあるそうだけど、最初の明確な共演は「ZEO」の本編中のオーレンとカクレン(Vシネマの映像流用)のだそうな。


「喰らえ!一撃激辛ドッグ!!」

パワーレンジャー基地

 

「た・・・・・・束・・・・・・・・どうしたんだその顔は?」

 

束の変貌ぶりに千冬は思わず口を開く。

 

「えっひょね、こひぇにはわへば・・・・・・(えっとね、これには訳が・・・・)」

 

「今の束様の状態では話が通じないので私が代わりに翻訳して言います。」

 

束の隣にいたクロエが彼女の話を訳す。

 

話によれば、千冬たちと別れた後少々小腹だったのを厨房で昼食を調理していたシャルロットの母親と鈴の母親を発見。

 

基地内の農園で採れたばかりの野菜を使ったグラタンを頂いたのだが口に入れた瞬間、今まで経験のしたことのない辛さに襲われ、こうなったのだと言う。ちなみに二人は食べようとした目の前でその光景を見たため食べずに済んだ。

 

「アイヤイヤイヤイ・・・・・全くとんでもないものを栽培していましたよ。」

 

アルファは笊に奇妙な野菜を見せる。

 

乗せてあったのは人参のようなものとナスのような野菜だった。見た目は生でかじっても問題なさそうにも見えるが。

 

「・・・・ただの人参とナスにしか見えないけど・・・・・」

 

「いえいえ!これは、メラニンジン!極少量ならともかく、一口分食べたら口の中が大やけどして大変なことになる代物ですよ!そして、こっちはバグバグナス!天ぷらとかにするとおいしいんですけど飽くまで一週間、蜂蜜に付けて辛味を抜かないといけないんです!生で食べたら死にますよ!?いろんな意味で!!」

 

「ひょうひょう・・・・ひょうなんなよひーひゃん。(そうそう、そうなんだよちーちゃん。)」

 

「『そうそう、そうなんだよちーちゃん』と言っています。」

 

クロエに翻訳してもらっている束はへらへらとしているが腫れてしまったたらこ唇はかなり痛そうだった。

 

「でも何でそんな危ないものが・・・・・」

 

「ゾードン様と私がこの星に来て間もない頃、サンプルとして回収した種をご婦人たちが間違えて育てたんです。もう、使う時は事前に聞いてくださいって言ったのですけどね・・・・・・・アイヤイヤイヤイ・・・・・」

 

「なんかごめんなさい・・・・・・お母さんたちが迷惑をかけているようで・・・・」

 

「私もなんか申し訳なくなってきた・・・・・」

 

鈴とシャルロットは暗い顔になる。

 

「あ・・・・・で、でも!お二人にはいつも世話になっているのでこのくらいなら問題はありませんよ!?幸いサンプルは全部使っているわけじゃないし、この栽培した方も使い方によっては美味しいものに・・・・・」

 

「それだぁ!!」

 

「はい?」

 

弾の突然の叫びにアルファは思わず驚く。

 

「それだよ!今必要なのは!!あの豚野郎に一泡吹かせられるのはそれしかない!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蘭side

 

「あ、兄の好みですか?」

 

虚の質問に蘭は思わず聞いた。

 

「ええ。もしかしてケーキはお嫌いなんですか?」

 

「い、いえ!兄なら基本的にどれでも食べるので!虚さんのいいと思うものを選べばきっと大丈夫です!」

 

「そうですか。」

 

そう言うと虚は黙る。蘭はちょっと聞くか聞かないか迷っていたが思い切って聞いてみることにした。

 

「あの・・・・」

 

「はい?」

 

「一つ聞きたいんですけど兄とはどういう経緯で知り合ったんですか?」

 

「あっ・・・・・・そ、それは・・・・」

 

虚は一瞬迷っていたようだがすぐに答える。

 

「危ないところを止めてもらったんです。パワーレンジャーになった彼に・・・・」

 

「パワーレンジャーになった?ま、まさか!?何か無礼なことでも!?」

 

蘭は、弾が何かをしでかしたのではないかと考えた。しかし、そんな蘭とは別に虚は少し顔を赤くして答えた。

 

「その・・・・・・・今までのことで暴走していた私を・・・・」

 

「えっ?」

 

虚は、偽りもせずこの間の生徒会長の盗聴器事件で怒った自分を弾が必死に止めてくれたことを話す。

 

もし、あのとき虚が弾に止められていなかったら今頃自分もあの女(楯無)以上の罪人なっていたのかもしれないと。

 

「そ、そんなことがあったんですか・・・・・(あの話マジだったんだ・・・・・)」

 

「ええ、それに実家の問題とかでかなり疲労していた私たちを考えて今回の外出を誘ってもらったので。ですから、五反田君には感謝しているんです。」

 

虚は、恥ずかしそうに答えた。ちなみに隣に座っている本音は満足そうな顔でイチゴロールケーキを食べている。

 

「あんむあんむ・・・・・おいしい~~。」

 

「ほら、もっと味わって食べなさい。」

 

「お姉ちゃんのミルフィーユも一口ちょーだい。私のイチゴ一つあげるから~~」

 

「もう・・・・・」

 

「本音、虚さん困らせちゃダメよ。私のシフォン分けてあげるから。」

 

「かんちゃんサンキュー」

 

「・・・・・・・」

 

蘭は黙って会話を聞いていた。

 

 

どうやら、自分が思っていたよりも兄は学園で充実に学生生活を送っているようだ。

 

これまでは鈴以外女子の友人がいなかった兄がこういう人物たちと交流を持つとは。

 

 

(パワーレンジャーになってからお兄ぃ少し変わったのかも・・・・・)

 

今の彼女はそう感じた。

 

(それにこの虚さんって人。思っていたよりお兄ぃとお似合いに見えるし・・・・・・)

 

「あっ!いかん!このままのんびりするのもいいがあまり長いとあのモンスターがこの店まで来てしまう!」

 

今までのんびりムードだった雰囲気をラウラが叫んで壊す。

 

「だ、大丈夫ですって!今頃は一夏さんたちが倒していると思いますから・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

「くそ!あの豚の怪物どこへ行った!?俺の店の天丼全部喰っていきやがって!!」

 

「こっちは店の寿司のネタ全部喰われたよ!」

 

「俺の店なんか売りもんの手捏ねハンバーグの材料まで喰われて・・・・・これじゃ商売終わりだぁ・・・・」

 

ドーラキルケに商売を台無しにされた店の店員や店長は総出で犯人であるドーラキルケを探していた。

 

無論、彼らだけではない。

 

警察・・・・・・果てにはこんなくだらないことで出動するはずのないIS部隊まで駆り出されるほどだった。

 

それほど、ドーラキルケが食事をした量は甚大だという事だ。

 

 

 

 

 

「ウマウマウマ・・・・・・・」

 

一方、そんなことを他所にドーラキルケはようやくドローンを見つけて食事にありついていた。

 

「ブッ、フウ!!食った食った・・・・・」

 

満足そうにドーラキルケは言う。

 

「お~い、食欲威勢な豚く~ん。」

 

「ブウ?」

 

遠くからの声にドーラキルケは反応する。

 

「もっとおいしいものを食べたくないか~?」

 

「えっ!?どこどこどこ!?」

 

ドーラキルケは、外に飛び出して声の主を探す。

 

「どこどこ!?おいしいものどこ!?どこなの!?」

 

「ここだ!」

 

「えっ?あ!パワーレンジャー!」

 

ドーラキルケは少し離れたところに立っているパワーレンジャーを見て驚く。パワーレンジャー五人はそれぞれさらに上に料理を載せていた。

 

「ブ、ブウ!?あれは!」

 

「ハンバーグ!」

 

「グラタン!」

 

「ドリア!」

 

「ナポリタン!」

 

「ホットドッグ!」

 

「どうだ、豚?食べたいか?」

 

ティラノレンジャーは誘うように声をかける。

 

「食べたい食べたい!!」

 

「よし、それなら食べさせてやる。いくぞ!」

 

最初にティラノレンジャーがハンバーグをドーラキルケに向かって放り投げる。ドーラキルケは一口で平らげる。続いての三人も料理を投げる。

 

「ウマ!ウマ~!!」

 

「よし、弾。とっておきのスペシャルメニューだ。」

 

「OK!メラニンジンとバグバグナスをたっ~ぷり混ぜたオリジナル野菜ソースのたっぷりのった激辛ドッグだ!」

 

タイガーレンジャーは思いっきりホットドッグをドーラキルケに向かって投げる。

 

「ホットドッグ大好き!」

 

ドーラキルケは遠慮なくホットドッグを口に入れる。

 

「どうだ?」

 

五人はドーラキルケを見る。

 

最初は平然と食べていたドーラキルケだったがやがて全身が赤くなり始めた。

 

「ブウ~~~~~~!!!!辛いぃぃぃ!!!!」

 

ドーラキルケは思わず今まで吸い込んでいた物を吐き出し始める。一体どれだけ食べたのか止まる様子はない。

 

「ブウ~~~~~!!」

 

「あっ!私たちの武器よ!」

 

トリケラレンジャーはドーラキルケが吐き出した物からパワーウェポンを見つける。

 

「はい、一夏。」

 

「サンキュー、鈴。」

 

「ずいぶん時間が経っていたのに溶けた様子はないようだね。」

 

「まあ、あの束さんが作ったんだから不思議じゃねえだろ。それよりもアイツだ!」

 

五人はドーラキルケを見る。

 

かなりの量を吐き出したのかドーラキルケはすっかり痩せこけていた。

 

「ブ、ブウゥ・・・・・・・腹減った・・・・・・・腹が減りすぎて力が出ない・・・・・フラフラする~~~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月 バンドーラパレス

 

「間抜けがぁ!!」

 

同じ頃、あまりにも間抜けな行動をとったドーラキルケを見ていたバンドーラは怒り爆発状態だった。

 

「よし~!もう、こうなったらドーラキルケを・・・・お、大きくしてやるかな!!」

 

空腹を思い出したのかバンドーラは、ふらついた状態でドーラセプターを構える。

 

「はあぁ・・・・・・大地に眠る悪霊たちよ、ドーラキルケに・・・・・はあはあ・・・・・・ち、力を・・・・・あ・・・・・・はあぁぁ・・・・・」

 

「「ば、バンドーラ様!!」」

 

倒れてしまったバンドーラをトットパットとブックバックが心配そうに起こす。

 

「も、もう駄目・・・・・・・・お腹が減って力が出ない・・・・・」

 

バンドーラは気を失う。

 

「ば、バンドーラ様!?き、気をお確かに!」

 

トットパットとブックバックは慌ててバンドーラを運ぶのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

「はあ!!」

 

「やあ!」

 

マンモスレンジャーとトリケラレンジャーは勢いよくアックスとランスをドーラキルケに振り下ろす。

 

「ブウ!」

 

更にその二人の肩を土台にティラノレンジャーとプテラレンジャーが攻撃を加える。

 

「ブブウ!!」

 

そして、二人の肩を土台にタイガーレンジャーがダガーでドーラキルケを斬りつける。

 

「この豚野郎!よくも俺の家や他の店を食い荒らしてくれたな!料理は人それぞれがそのときの一つ一つを丁寧に出す客のために作っているんだ!もう少し大事に味わえ!!」

 

タイガーレンジャーが連続でドーラキルケを斬りつける。

 

「ブ・・・ブウ・・・・・」

 

ドーラキルケは抵抗する力もなく倒れる。

 

「よし、パワーブラスターだぁ!」

 

「「「「おう!!」」」」

 

五人は武器を合わせる。すると武器が輝きはじめる。

 

「パワーアックス!」

 

マンモスレンジャーはアックスを変形させて上空に投げる。

 

「パワーボウ!」

 

「パワーダガー!」

 

プテラレンジャー、タイガーレンジャーの武器が合体する。

 

「パワーランス!」

 

トリケラレンジャーはランスを二つに分けくっつける。

 

「パワーソード!」

 

仕上げにティラノレンジャーが剣を上に添え、パワーブラスターが完成する。

 

「ブ・・・ブウ・・・・まだ食べたりないのに・・・・・」

 

「「「「「発射!!」」」」」

 

ティラノレンジャーを中心に集まった五人のエネルギーを収束させ、ドーラキルケに向かって発射する。

 

「また食べたかったのに~!!ブヒィ~!!」

 

ドーラキルケは叫びを上げながら大爆発した。

 

「じいちゃん・・・・・・仇は取ったぜ。」

 

タイガーレンジャーは、爆煙を見上げながら言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蘭side

 

「じゃあ、私たちはこれで。」

 

店を出た後、蘭たちは別れを告げていた。

 

「今日は一日本当にありがとうございました。」

 

「いえ、こちらは兄たちが迷惑をかけてすみませんでした。結局、戻ってこなかったし。」

 

「いえ、五反田君も織斑君もみんな毎日何が起こるかわかりませんから。それに蘭さんの話を聞いて少しわかったこともあるし。」

 

「え?」

 

「あっ、それはこちらのことですので。」

 

「兄にはこっちからきつく言っておくので。全く、人を誘っておきながらほったらかすなんて・・・・」

 

「ははははは・・・・・・」

 

「では、私たちはこれで・・・・・」

 

虚たちは頭を下げて別れて行く。

 

「じゃあ、ラウラも家まで一緒に行こうか。」

 

「うむ。」

 

蘭とラウラは五反田食堂を目指していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パワーレンジャー基地

 

『よくやってくれたレンジャー諸君。』

 

「今回はいろんな意味で危なかったけどな。」

 

「アイヤイヤイヤイヤイ、でも本当によかったです。あのままだったらどうなっていたことやら・・・・・」

 

戻ってきた一夏たちはゾードンとアルファと話していた。そこへ蓮と厳が来た。

 

「あっ、母さん、じいちゃん。」

 

弾は心配そうに寄っていく。

 

「じいちゃん、もう大丈夫なのかよ?」

 

「あぁ・・・・いつまでも寝てるわけにも行かねえからなぁ。」

 

厳は落ち着いた顔で答えた。

 

「・・・・・夢で倅にあったぁ。」

 

「父さんと?」

 

「『いつまでも寝ているのは親父らしくないぜ。』ってなぁ。あいつにまで心配させてられねえぇ・・・・・・」

 

「じいちゃん・・・・・・」

 

「ところで弾。あなた、布仏さんのことほっておいて大丈夫だったの?」

 

「えっ?」

 

「「「えっ?」」」

 

蓮の一言で弾も含めて一夏たちは思わず目を丸くする。

 

「・・・・・そう言えば、みんな蘭に任せていたんだっけ?」

 

「時計ももう門限ギリギリ・・・・・・」

 

「うわあぁぁぁぁ!!しまった~!!すっかり忘れてたぁ~!!!」

 

弾の悲惨な叫びが基地内に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜 IS学園 寮

 

「・・・・・・・・・・」

 

弾はボゲーッとした顔で窓から空の月を眺めていた。

 

「・・・・・弾。」

 

「・・・・・・・・・」

 

「お前、いい加減機嫌直せよ。」

 

「・・・・・・虚先輩・・・・・」

 

「仕方ねえじゃねえか。」

 

「うぅ・・・・俺ってどうしてこんなに女に対しては運がねえのかな?」

 

「あのな・・・・・俺たちパワーレンジャーなんだぞ?それにあのままだったら今頃もっと混乱が・・・・・」

 

「俺に青春は永遠に来ないというのか・・・・・・はあぁ・・・・・・」

 

「・・・・・・ダメだこりゃ。」

 

一夏は呆れながら机に向かう。恐らくしばらくこの状態が続くのは間違いないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのときだ。

 

部屋のドアを誰かが叩いていた。

 

「ん?こんな時間に・・・・・・千冬姉か?鈴たちはもう寝るって言っていたはずだし。」

 

一夏は机から離れて玄関の方へと行く。

 

「はあ~~~俺って本当についていないな・・・・・・」

 

「おい、弾。虚先輩がお前に会いに来たぞ。」

 

「そうかいそうかい、さっさと引きかえ・・・・・・・えっ?一夏、今なんて言った?」

 

「虚先輩が来たって言っているんだよ。」

 

「え、え、ええっ!?」

 

弾は慌てて玄関の方に向かう。玄関の方では確かに虚が来ていた。

 

「ど、どうも。遅い時間の来訪は失礼でしたか?」

 

「い、いえいえいえ!?そんな滅相もない!」

 

「じゃあ、先輩。弾とゆっくり部屋で話していてください。俺はちょっと外の空気を吸いに散歩しに行ってくるので。」

 

そう言うと一夏は玄関からふらっと出て行く。

 

「えっ!?ちょっ、ちょっと一夏!!お~い!」

 

弾は叫ぶが現場は弾と虚だけになってしまう。

 

(えっと・・・・・・・わあぁぁぁ!!昼間すっぽかしたって言うのにどうすりゃいいんだよぉ!?)

 

弾は頭の中で叫ぶ。

 

「・・・・・・あの・・・・・」

 

「は、はいぃ!?」

 

虚は少し恥ずかしそうな顔をして持っていたケーキ箱を見せる。

 

「・・・・・・よかったら、どうです?今日、妹さんたちと一緒に行ったお店で買った物なんですけど?それに・・・・少しお話したいことがありますし。」

 

「は、はい・・・・・・少々、散らかった部屋ですけど・・・・・」

 

弾は顔を赤くしながらも虚を部屋に招き入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日 一年一組

 

「えっ?来週の休みに虚先輩と二人でデートに行くって?」

 

「あぁ!!今度、一緒に映画見る約束したんだぁ!!」

 

「それもまさか向こうから声をかけてくるなんてね・・・・・」

 

「虚さんとだぜ?二人でだぜ?楽しみだな~。」

 

「・・・・・・昨日の夜落ち込んだと思ったらこれかよ・・・・・やれやれ。」

 

 




次回辺りから臨海学校編。

次回、「伝説のジオクリスタル(仮)」。

お楽しみに!
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