おいー。まだつかないのかぁ。
まぁもうすこしだ、目的地はベルナ村だから、遠からずとも時間はかかる。
わざわざ、こんな回り道しなくてもいいじゃねぇか。
仕方ないだろ、いつもの道は飛竜達が縄張り争いで血相変えててたまったもんじゃないからな。
別に何匹来ようが余裕だろー。
まぁ、危険は少ないほうがいい。
ほら、見えてきたぞ。
おお。やっとだよ。
…
おや、お二人さんどこから?
ユクモの近くにある、ちょっとした村からきました。
おやおや、そんなところから、どうかしたかね?
ベルナ村で活動してると言われてる生態学者はどこにいます?
あぁ、彼らなら今来た村の入り口から少し出たところに脇道がある。
そこを真っ直ぐ行けばつくはずだよ。
ありがとうございます。
…
なんだって、生態学者のとこに行くんだよ。
ちょっとした理由がある。
ふーん。
もしかしたらのことだが、ついて来てくれ。お前も知っておかなければいけないことだ。
…
おーい!誰かいないか!
はいはい、ちょっと待ってくれるか
さて、何用かな、
最近、希少種とか二つ名付きが出てきていないか、聞きに来た。ついでに中を見学しても構わないか?
構わないよ、前用については案内しながら話をするとしよう。
…
ここが、捕獲モンスター飼育室。
ほうー。こんなふうになってんのかー
棒読みありがとう。
このガラスは斬竜が斬りかかろうが、なんだろうが割れることはないよ。
強力なガラスか、是非とも防具に使ってもらいたいね。
防具に使うには、鍛冶屋が手入れが難しいから無理と断られたよ。
鍛冶屋がすっとこどっこいなんだな。
おいそんなこと言うな。お前の武器はそのすっとこどっこいに作ってもらったんだぞ。
おう、そうだった、いけない、いけない
わかってると思うが主に君たちハンターが捕獲してきたモンスターの保護及び観察をしている。
そのための檻というわけか。
まぁ、その通りだね。
あれ、ここだけモンスターがいないが。
先日衰弱死してしまってね。
やはり人の手で生き残らせるにはまだ研究が必要みたいだよ。
何がいたんで?
ここにはタマミツネが、傷がひどかったみたいで、治療も間にあわなかったのさ、
そうなのか。
そのタマミツネの遺体はどこに?
それが困ったことに見当たらないんだ。確かにココに残っていたはずなんだが。
いなくなった。いや、死んだあとに一人でに動くわけないもんなぁ
誰かが連れ去ったか。
そんな、何故死んだモンスターを持ち帰るんだ、
さぁ、余程危ない研究してるんだろう。
危ない研究ですか…
なんか、空気悪いな。場所変えねぇか?
そうですね、次に行きましょう。
……
ところで希少種や二つ名はどうなってます?
今のとこ二つ名の情報及び報告はないですが、雪原にディノバルドらしき影を見たという報告を受けています。
雪原に?おかしいだろ、あいつ火だぞ、二つ名でも爆破だってのに。
まぁ、何があるのかわからない。突然変異もあり得るしな。
そうです。他にはイビルジョーに…
ちょっと待ったそれはいらない。
二度と聞きたくない、そんな名前。
そ、そうかいすまないね。
こいつ、イビルジョーに小指食われた過去があんだよ。
なんと、それはほんとか。
ホントもなにもこれが証拠だ。
このとおりだよ。
確かに…小指がない。荒々しく食いちぎってある…
止血もして傷口に包帯で今はなんともない。たまに痛む程度で済んでいる。
これは…不運なことで…、
そう気に病むな、昔のことだ。
それで、他には、新しいことではないのだが、最近、飛竜の縄張り争いで、亜種希少種が多く確認されている。
まぁ、あいつらも生き物だしな。
そりゃ、固まりもするだろ。
うむ、少し気にはなっているが度々あることだから、我々人間に及ぶようであればまた頼むことになるだろう。
その時はお安い御用さ。
頼んだよ。
さて、以上だ。なにか疑問質問はあるかな。
なぁ、ここで保護されたモンスターって最後にはどうなるんだ?
基本的には老衰死までここで保護します。
死んでしまったものは焼却処分または野に放って野生のモンスターの糧としています。
さっきのタマミツネの件だが。
聞きたいことがある
はい。なんでしょう、
おそらくだが、そのタマミツネ、
まだ死んでいなかったんじゃないか。
とはいかにして?
死ぬ前にどこかに連れて行かれた。
少し気にかかった事を耳にしていてね。どうもモンスターを使った謎の実験を行う研究者がいると言う噂を聞いた。
ほう。それでうちがその、研究者だと?
少なからず。気にはしている。
して。その消えたタマミツネがどうなるというのですか。
半人半獣でしょうかね。
なっ!ソウマ!まさか!
そのまさかがありえるかもしれないんだよ。
ふむ。ことを知っているような口ぶりで。その自信はどこからくるでしょう。でまかせもいい加減しにしてもらえませんか。
でまかせ。ですか。
そのでまかせがホントだとしたら?
ほんとなわけないでしょう。
ならなぜタマミツネは消えたのです?
だから、わからないと言っているでしょう。
なら先ほどの大きなフロア、機械があった部屋の資料のコレはなんです?
なっ!勝手に人の物を。
ゴミ箱に捨ててあったものを見せてもらったんですよ。捨てるということは、いらないものですよね。
まっ、まぁ間違いではないが…
ここに書いてありますねぇ。
【タマミツネでの実験は難しい】と
そこにある資料はすべて本物だ。
なぜ、嘘をつく必要があるのですか。
確かに実験は行った。タマミツネは先程あなたが言ったように
半人半獣となってしまった、
だか、その半人半獣の生き物がどこかに消えてしまったのはこちらとしても困り果てている。
そうですか。
どうもありがとうございます。
聞きたいことは以上です。
ソウマ、お前知ってて…
まさか、俺もホントとは思わなかったよ。
お二人、このこと内密にお願いできますか。
俺は構わねぇけど。
もちろん、外に話すつもりはありません。あくまで私が知りたかっただけなので。隣の男にも少なからず関係はありますけど。
頼みます。
……
さて、戻るか、
お前。どこであんな情報を?
この前のユクモに行った時に聞いた噂だ。確認はしておくべきだと思ってな
シャガルマガラの時か。
あぁ、依頼主から聞いたんだが、その時ミツネも一緒でな、それで、少し話が盛り上がってな。
しかし…ミツネはどうなるか…
わからんよ。でも、いずれミツネにも話すつもりだ。その時はあいつがどうするか判断するだろう。
まぁ、最終決断は本人次第か。
さて、そろそろ村のはずなんだが。
おい、なんか騒がしくないか?
飛竜の翼音だ!急げやべぇぞ!