知らない世界   作:むつさん

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真偽を知るため

さてと。

ミツネ留守番頼めるか。

 

ソウマさん。お出かけですか?

 

あぁ、ちょっとベルナ村まで行ってくるよ

 

 ベルナ村、この前のおじさんの話の…

 

はい、行ってらっしゃい。

 

 私は私で確かめたいことがある。

 

それじゃ、しばらく待っててくれな。

行くぞスズ、

 

えっ、俺もなの。

 

あたりめぇだ。俺の背中守る奴はどうすんだよ。

 

ただ村に行くのに警護もいらんだろうに。ましてはハンターだし。

 

念には念だよ。

 

へいへい。それじゃ、行くか

 

 お気をつけて。

 

 外で話し声、この前のカナさん?、かな?

 

こんにちは!

 

こんにちは。

 

あの、ソウマさんに頼まれてしばらくミツネさんの面倒役をすることになりました!

 

 わざわざ面倒役まで。準備いいですね。

 

よろしくね、カナさん。だったかな?

 

はい!よろしくお願いします。

 

それじゃ、タチバナさん呼んできてもらっていいかな、多分外にいるから、

 

はい!ちょっと待っててくださいね。

 

 確かめなきゃ、このままわからないのは気が晴れない

 

やっほー、どうしたのミツネちゃん。

 

あの、渓流まで護衛頼めますか?

 

いいけど、どうしたの急に。

 

少しだけ疑問に思って、

あと、暇なので散歩したいかなと。

 

うん。まぁいいか、いこっか

 

カナさんもよろしければ。

 

 できれば護衛は多いほうがいいよね。

 

行きます、素材とか虫とか集めなきゃ…虫嫌だなぁ…

 

ならまた今度にでもすればいいのに

 

それでは、行きましょう。

 

………………移動中

 

にゃにゃ。この匂い、

 

アオアシラがいるね。

 

 アオアシラ。好都合です。

 

カガミさん。どこにいるかわかりますか?

 

大体は察知したにゃ

 

そこまで、案内おねがいします。

 

にゃ、了解にゃ。

 

なんでアオアシラのとこに行くの?

 

とにかく行かなければならないのです、

 

そ、そっか。

 

 早く、知りたいのです。

 

……

 

にゃ、この辺だにゃ

 

あれかな。あの蒼いの

 

そうだね、どうするの。

 

お二人は待っててください。

 

 此処からは私だけの領域

 

ちょ、ミツネちゃん、

 

いいんです。

 

グルルルルルル。

 

 お願いです。お話を聞いてくださいませんか。

 

 早く話せ。

 

 私はどうすればタマミツネの姿を取り戻せますか。

 

 簡単な話だ。お前が強く願えば、その姿から元の姿に戻る

 それだけだ。

 

 ……わかりました。

 やってみます。

 

 まて、ここではするな、後ろはどうする。

 

 あっ、そうでした。

 

 姿を取り戻したいのであろうが。今はその時ではない。

 

 そうですね。

 ありがとうございました。

 

 お前は自分が何故その姿になったのか知っているのか。

 

 恐らく…人の手によるものかと

 

 私は、昔は人間の子だったようなのだが。ある日意識を失って気がついたら同じ半獣の姿…今はこの体で本能はもうアオアシラだが、私もなろうと思えば半人半獣になれる。

 

 そうなのですか…

 

 人の子のひ弱な体ではこの森を生き抜くには力が足りぬ、アオアシラとして生きて、ここまで生き抜いてきた。

 

 やはり…あの話は本当だったのでしょうか…

 

 あの話とは?

 

 ユクモ村である壮年の方が。

 別の村の技術の進んだ生態学者達が、不審な実験を繰り返していると…

 

 それは、本当か。

 

 わかりません。ですが、私もあなたもこうなってしまった以上その噂が本当だろうと。

 

 そのことに関しては、私にもお前にも詳しく知る権利がありそうだな。

 

 はい、これはあの人達、生態学者達だけの問題ではありません。

この姿になった私達は被害者でもあるわけですから。

 

 うむ…しかし、私はそれを知っているかもしれぬ。

 古い記憶だが、白衣の男に連れられ、機械で眠らされた記憶がある。

 

 それは!私も同じです。

 私は元々タマミツネでしたが、やはり機械によって。

 

 ならば、同じであろう。

 

 ですね。

 

 答えはひとつだな。知る必要がある   

 知って。どうするべきなのか

 どう生きていきたいかはお前が決めるといい。

 

 私、確かめてみます。

 今日はありがとうございました。

 

 良い報告を待っているぞ。

 

 はい、必ず。

 

すみません。おまたせしました。

 

あの、どうしたんです?急に。

 

アシラさんと少しお話をしていました。

 

え?話せるの?

 

はい、私のちょっとした能力です。

 

どんな話をしていたんですか?

 

えっと…それは、話せないかな。

 

 この人たちには知らせるべきじゃないかな。

 

ええー。いいじゃん。

 

ダメです、アシラさんのプライバシがあるんですから。

 

そっか、ん?プライバシ?

 

ま、まぁ、あきらめましょう、ね。

 

んー、まいっか。

 

それじゃ、帰りましょう。

 

そうだね、戻ろうか。帰ってスズに私の手料理食べてもらうんだ。

 

あっ!私も手伝っていいですか!

 

カナちゃんはスズに恩返しかな、

 

はい、普段お世話になっているので。

 

ミツネちゃんは、料理はまだわからないか。

 

 料理って難しいですよ。

 

私は…苦手かなぁ…

 

そっかぁ、手料理はね。心を込めて作ると、食べる側も作る側もとても良い気分になれるんだよ。

 

そうなんですね。

私も少しづつ頑張ってみようかな…

 

 

…………移動中

 

あれ。村の様子おかしくありませんか?

 

なんか騒がしいね。

 

にゃ!この匂いは!飛竜にゃ!

 

なんで!

 

 この感じ。ほんとに飛竜!

 

早く行かないと!

 

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