ここはミッドチルダ郊外にある廃屋工場
そこにはホームレスが多く住んでおり,本当にここがミッドチルダ近くとは思えないほどのひどさであった。ひどく鉄臭く,汚物の匂いが蔓延しており一般人はここを毛嫌いしていた
そこのとある一角にて
「おーい!うさぎどーん!お酒をこれで交換してくれまいか?」
「ういーす!今日は・・・ふむふむ。この魚と交換ね。わかりました。はい、どうぞ」
「ありがとう、うさぎどん。これで酒盛りができるわい」
「ゴンさん、そんな魚をじろじろ見てるなら肴として持っていきましょうか?」
「うさぎどん、ありがとう」
ウサギと呼ばれる青年(?)は長ーい髭を生やしており,見た目は40~50歳にしかみえない。そんな彼は先月働いていた店に解雇されここへ流れ着いた。最初は嫌であったが慣れてくると意外と楽しいものであることに気が付いた
ホームレスを続けていくとやはり困るのが食い物やたばこ、酒といったものが必要になってくる。そのため、彼は何でも商品を揃える万屋になった。女だろうが、金だろうがなんでもそろえた(ここでいう、女はポスター)。時にはみんなで遊べるビリヤードすら手に入れてきた
「おい、お前たちここに万屋のうさぎがいるらしいな」
「おう、おっさん。私たちに神のお恵みを・・・」
おっさんはポケットから紙幣をばらまいた
「ゼスト!やめとけよ、金がなくなるぞ!」
「いいんだ、アギト。拾いものだ・・・」
「万屋のうさぎだ。何を持って来ればいい?」
「この銃だ」
一枚の写真をうさぎのほうへ投げるがうさぎはキャッチに失敗した
「あらら」
「うさぎww!恥ずかしがるなよwww」
「wwww」
周囲は笑っていることに対しておっさんもつい笑ってしまった
「かっこよく、キャッチしたつもりが・・・外しちまった。この銃は旧式のだが・・・・」
「今すぐほしいんだ。金はいくらでも出そう」
「金か・・・どのぐらい?」
「1億」
「は?」
「1億」
「・・・それぐらいを出すってことはこの品物は、一体どこにあるんだ」
「時空管理局本部の無限書庫のどこかにあるという話だ」
「時空管理局本部ねぇ~あそこの警備だと・・・この格好じゃ・・・」
「うさぎどん。おいの服はどうでごわすか、おいは昔、時空管理局の料理担当だったので、服ありますよ」
「その案でいくか」
うさぎは髪を切り髭をそり、風呂に入りきちっとしてから、コックの服装に着替えた
「うさぎどん、似合うでごわす」
「なあ、ゼスト。本当に大丈夫か?」
「ま、信じるしかないさ」
「まぁ、そっちもだけど・・・あのうさぎってやつから魔力反応感じないけど・・・」
「あいつは俺より強いぞ。あの鍛え方は生半可ではなさそうだ」
管理局本部
[こちら、うさぎ。管理局本部裏門に到着。オーバー]
[了解、今の時間帯だと昼の休憩を挟む時間だ。もう少しで材料を補充する車が到着するでごわす]
p-p-p-
[きたでごわす。ご武運を。オーバー]
うさぎは無事食堂内部に入り、自分と体型と顔の形が似た人物を気絶させ入れ替わった
<アジフライ定食入りまーす!!>
「おい、早くしてくれよぉ!こっちは腹ペコなんだ!」
「まぁまぁ、ヴィータちゃん。落ち着いて」
「あたしは今、せいちょーきなんだ!たくさん食べて、はやてみたいな感じになるんだ!」
あの子たちか・・うほ、だいぶ成長してるけど・・・一人はなぁ
「おい、そこのお前!あたしになんか言ったか?」
「いえいえ、決してあなたのせいちょーきはそこで終わりとか思ってませんから」
ビキビキ
「お前、今なんつった?」
「やっべ」
「まぁまぁ、落ち着けヴィータ。その男体格がいい感じに鍛えられているな」
「ヒェ・・・・」
「そこのおまえ、昼飯が終わったら第一アリーナに来い」
「ヒェ・・・」
[あっちゃーでごわす]