そして前々回出てきた双子も登場します。
就任パーティーから二日たった日、ちょっとした噂が入った。
「ねえ知ってる? 二組に転校生がくるんだって」
「知ってる知ってる。中国からきた子でその子国家代表候補生だって」
中国からの代表候補生…薄れがちの記憶が間違いないなら転校してきた転校生は間違いなくあの子だ。
「じゃあきっと専用機も持ってるんだろうね」
「私も聞いたんだけど五組にも転校生が二人来たんだって?」
へ? 五組にも転校生?
「え? そうなの?」
「そうそう。しかも二人とも専用機持ちなんだって」
「マジ!? それまずくない?」
「今度あるクラス代表戦、専用機があるのが一組と四組だけだと思ってたら二組と三組にまで専用機持ちが入ってもう余裕とか言ってられないよ」
そんなの知識の中にはないんだけど、まさか俺や紗月というイレギュラーが混入したせいで大幅に流れが変わってるのかもしれない…。
「あのさ、三組にも専用機持ちがいるんだけど」
「え!? 嘘! じゃあもってないクラスって六組だけ?」
「うわ、これはもう予想がつかないな〜」
まあ皆の気持ちはわかる。というか三組の専用機持ちは我が義妹です。
「まあとにもかくにも一夏」
「お、おう」
「頑張って勝てよ、皆のために」
「そうだよ織斑君! 優勝お願いね!」
「「「「「「「目指せデザート半年無料券!!!」」」」」」」
「俺も期待してるぞ一夏。もし優勝出来なかったらお前に料理で地獄を見せてやる」
「ちょ、ちょっと待て! 料理で地獄ってなんだよ!」
「何、ただの激辛麻婆豆腐だ」
ただし、某運命に出てくる外道神父の大好きな麻婆豆腐だけどな。
前世で一回作って見てマジで死ぬかと思うほど辛かったんだよなぁ。
「す、すげえ辛そうなのが出てきそうなんだけど!」
「ハッハッハ」
「よくさっきから私を無視してくれてるわね……一夏!」
教室の入口から聞いたことのない声がした気がするんだけど。
「あんたらがさっきから話してる話題の人物が直々にきたわよ」
腕を組み、片膝を立ててドアにもたれかかっているのは
「り、鈴か?」
「そうよ、中国の国家代表候補生の凰鈴音。今日は宣戦布k「忠告するけどそれ以上そこにいない方がいいぞ」は? どういうk」
バシィィィィン!
「ふぎゃ!?」
「もうSHRの時間だ。戻れ」
「ち、千冬さん…」
「織斑先生だ。」
「す、すみません・・・一夏! 後で話あるから逃げんじゃないわよ!」
「お、おう」
「いい加減に行け。もう一度叩かれたいか?」
「は、はい!」
やはりやってきた我がクラスの担任織斑千冬先生に撃退され、そそくさと撤退していった。
「アイツ、IS操縦者だったのか。知らなかった」
オイそれフラグ…。
「一夏。えらく親しく話しかけられていたが」
「説明していただけますよね?」
おいそれ以上立ってると。
「お前らも席につけ」
バシィィィィン!×2
あーあ、やっぱり叩かれてら。
にしても、もう二人の転校生って誰なんだ?
昼休みになり一夏との騒動に巻き込まれないため紗月と合流し食堂に移動していた。
「紗月は転校生にあったか?俺は中国の方にあったんだが」
「私はどちらにも会えていませんよ。」
ふむ、これじゃあ想像がつかないな。
「ま、会えなかったら会えなかったでその時はそのときだ」
「兄さんらしいですね」
クスクスと紗月は笑う。
そんなにおかしいのだろうか。
そんなことを思いながら自分が注文したものを受け取って席につく。
俺はカレーうどん、紗月は焼き鮭定食だ。
「さてといただき「ちょっといいですか?」はい?」
席についてさあ食べようとした時に声をかけられた。
「席、空いてるなら同席してもいいですか?」
「別にいいですよ」
声をかけてきたのは少しタレ目で橙色の髪をストレートに纏めた子だった。
「そうですか。葉月、席が取れました」
おや、まさかもう一人いたとは予想外。
「ありがと、由月」
次にきたのはクリクリした瞳で橙色の髪をボーイッシュにした少女だった。
「同席にしてくれてありがとって、あんた相原悠斗?」
なんで俺の名前知ってるんだ?
「確かに俺は悠斗だけどそれがどうしたんだ?」
「第一あなたたちはなんなんですか?」
紗月も訳がわからないような顔をしながら聞いた。
「あ。そっか。第一班にはまだ話が通ってなかったんだっけ。自己紹介するわ。私は風原葉月。相原技研開発第二班のテストパイロットよ。んでこっちが双子の妹の」
「風原由月です。同じくテストパイロットをしています。宜しくお願いします」
って俺らの同僚かよ!
「暁さんのところのテストパイロットだったんですか。私は相原紗月。宜しくお願いします」
「俺はまあ知ってると思うけど相原悠斗。なんの因果かISを二番目に動かした男で開発第一班のテストパイロットをしてる。よろしくな」
「それにしてもおふたりは双子なのに似てないんですね」
おいそれ気にしてそうなことをさらっと質問したらいけないと思われることを…!
「ああ、それはよくわからないのよね。ま、別に気にしないからいいんだけど。ね、由月」
ってあっさり言うんかい!
まあ本人たちが気にしてないのならいいんだけど。
「………………………」
「由月? おーい」
「はっ! すみません、ぼーっとしてました」
あれ、なんか心なしか顔が赤いような。
「あの、私からも質問していいですか?」
「別にいいけど」
なんか、嫌な予感が
「悠斗さんは誰か好きな人が居ますか?」
「ちょ由月!?」
「なっ!?」
「…………………はい?」
今なんて言った?
「もう一度言ってもらっていい?」
気のせいだ。気のせいであってほしい。
「…悠斗さんは今好きな人はいますか?」
聞き間違いじゃなかった。
前世で好きな人はいた。だかその人は俺の前で
俺の幼馴染が……………
「………………今はいない」
「そうですか」
心なしか少し嬉しそうにした由月。
「ごめん、先に教室帰ってる」
俺はその場から離れたくて、一刻もはやくあのことを忘れたくて、俺はさっさと
うどんを食べて教室に帰って行った。
「兄さんは渡しませんからね」(ぼそぼそ)
「私も渡さない」(ぼそぼそ)
「由月が…由月が人目惚れって………」
俺がさったあとそんな会話があったとか
ようやくキャラの名前が出せました