IS〜凶鳥を駆る転生者〜   作:アリアン

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えーいきなりクラス代表戦が始まります。


クラス対抗戦! そしてやってくるアイツ

「うおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

叫びながら斬りかかる一夏。それに対してクリスは

 

「声はいらない。あと踏み込みが足りないし速度もない」

 

体を少しずらして機体の足を少し前に出して足を引っ掛ける。すると

 

「ぐあ!」

 

一夏は思いっきり地面に激突した。

 

 

 

 

 

 

「いててて、何でこうなるんだよ…」

 

朝の訓練が終わり食堂で珍しく俺と一夏の二人で食事をしていた。

 

一夏が日替わり定食、俺が焼き鮭定食だ。

 

「お前がクリスさんに向かって無謀な突撃をかけるからだ。そもそも突撃はあの人の十八番だ。お前ごときで叶うわけがない」

 

「いや、だって俺近づかないと攻撃できないし」

 

「もう少しやりようがあるだろ。瞬間加速で近づくとか複雑な機動で近づくとか、何も真正面からぶつかりに行く必要はないんだからさ」

 

「なるほどな…。

てかあの人の専用機、殴る蹴るとかISの常識から外れてるんだけど…」

 

そう、クリスさんが今使ってる機体はゲシュペンストMK‐Ⅱ改タイプG。

 

つまり超近接戦仕様の格闘戦機体なのだ。

 

「うちのもう一つの正式採用品の量産型ゲシュペンストMK‐Ⅱを第三世代クラスにまで引き上げるハロウィン・プランの一つ、格闘戦用のタイプGだからそうなる。今年あたり3機ほどIS学園に配備される予定だぞ」

 

「え、マジ? そんなことされたら俺厳しいんだけど…」

 

「上級生からはヒュッケバインじゃなくてゲシュペンストの方が人気なんだよ。一応ノーマルタイプもここに置いてあるからそれを交換するんだろ」

 

そう、上級生、特に三年生にはゲシュペンストは大人気である。

 

まあ理由は言わずもがな暁さんのせいなのだが。

 

「それにあのゲシュ改はクリスさんの本気の機体じゃない」

 

「あの強さでか?」

 

「本来の機体ならお前が踏み込む前に懐に入られてジ・エンドだ。織斑先生もあれだけには勝てないって言ってるからな」

 

「ち、千冬姉すらも認めるのかよ…。俺そんな人に教えてもらってるのか」

 

因みに、織斑先生とクリスさんはすこぶる仲が悪い。

 

最近では一夏の戦い方を元に戻せと不当な抗議をしたらしいがクリスさんはあんな戦法は明らかに一夏ではまだ出来ないと一蹴。職員室が険悪な雰囲気が漂ったとかこの間山田先生が泣き言言ってた。

 

「それで、今日はクラス対抗戦だろ? ちゃんと戦えるんだろうな?」

 

「ああ。そこで鈴をあっと言わせてやる」

 

そう、一夏はクリスさんとの初めての訓練後、私にも教えさせろと言ったらしいが一夏が断るとなら約束は覚えてるかと言ったはいいものの一夏は意味を履き違えておりそれで忘れてると勘違いした鈴は激怒。どっか行ってしまったが次の日また現れて反省したかと聞くも一夏は起こった理由が全くわかっておらず再び喧嘩。挙句のはてに禁句である貧乳と言って更に激怒させ仲直りできなかったんだとか。

 

「おう、期待してるぞ。クリスさんの教えを忘れて無様に負けたら地獄麻婆豆腐を味あわせてやる」

 

「ああ! 応援してくれよ!」

 

「応援はするが、お前のとこに応援は行かないからな」

 

「え!? な、なんでだよ!」

 

「お前の晴れ舞台より妹の晴れ舞台のの方が大事だからだ」

 

「え、俺妹さん以下?」

 

「アホ。お前と紗月を同列に扱うな。俺の中でお前の優先度は一番低い」

 

「ひどくないかそれ!?」

 

「ひどくない。ごちそうさまと」

 

俺は手を合わせて礼をする。

 

「も、もう食べ終わったのか!?」

 

「俺は遅刻して遅れたくはないんでな。じゃ、また後でな」

 

「ま、待ってくれー!」

 

俺は一夏が待てと言っているが無視して教室に向かった。俺だって出席簿で殴られたくはない。痛くないけど。

 

 

 

 

 

 

 

そして時間は進み、午前十一時。俺がいるのは第四アリーナだ。

 

ここで三組代表の紗月と五組代表の葉月が戦うのだ。

 

そう、エクスバイン・アッシュVSビルドビルガーの戦いが。

 

「楽しみだな…」

 

「こちらに居たんですか?」

 

「お、由月」

 

一人で観戦していたら隣に由月が座ってきた。

 

「てっきり自分のクラスの方を観戦するのかと思っていたのですが何かあったんですか?」

 

「いや、単に一夏の試合より紗月の試合の方が大事なだけ」

 

「なんというか悠斗さんらしいですね」

 

少しクスっと笑ってくれた。

 

いつも思うんだけど由月はもっと笑った方がいいと思うんだよな、可愛いし」

 

「え!? あ、ありがとうございます…」

 

…もしかして俺

 

「今の、聞いてた?」

 

「は、はい…。バッチリと…」

 

無茶苦茶恥ずかしいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!

 

『両者定位置についてください』

 

そして右側からロイヤルブルーの色に緑色のバイザーをしてビルトビルガーが、左側から各所をテープで固定し、左に巨大な盾を持ったアッシュが定位置についた。

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

 

試合開始のブザーがなる。アッシュはフォトンライフル、ビルガーはマシンキャノンで牽制しあい、様子を伺ってるとビルガーはテスラ・ドライブを吹かしながらコールドメタルソードを抜刀、そのまま斬りかかるもアッシュもセイバーを抜き放ちそれを防ぎそして斬り合いを始める。

 

どちらも接近戦の技量は変わらないのか膠着状態が続き一旦距離を取る。

 

「紗月も凄いが、葉月もかなりやるな…。まあクリスさんからみたらまだまだといいそうだけどさ」

 

「確かに言えてますね」

 

二人が再び激突しようとしたその時

 

大音量のギターがかき鳴らされる音がたった。

 

第三アリーナの中継があっているモニターをみると黒い鎧のような姿に赤いマント、そして背中に大太刀…あれは…!

 

(ジンライ…!)

 

ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン参号機であるDGG-XAM3ジンライがそこにあった。

 

(なんであんな場所にジンライが…!?)

 

そしてジンライの隣には赤髪のギターを持ったひとりの男が居た。

 

『ぬははははははは! ドクターイィィィィィィィィィィィスト! 初めまして皆様我が輩ドクターイーストという奇妙奇天烈な組織に所属しているマッドサイエンティストであーる!』

 

自分でマットサイエンティストって認めるんかい。

 

俺は内心呆れた。

 

『なぁぜこのような公衆の面前の前に現れてたかというと組織の任務をこなすのと同時に我が輩の個人的な恨みを晴らすべく今回ここにはせさんじたのであーる。我が輩の恨み、それは日本のジダイゲキとかいうのを見てジャパニーズインスピレーションが浮かび上がって出来上がった我が輩の最高傑作ジンライがそこな男のせいで傷物にされてしまったので責任を取らせに来たのであーる』

 

……理由がくだらねええええええええええええええええええええええ!

 

『そーんなわけで、そこの男には恨みつらみはあるであるが、他の人達も是非楽しんでいってほしいのである…。さあ皆様イッツショウタイム!! 者共! 出合え出合え!』

 

そう言ってアリーナの試合場の至る所から量産型ジンライが姿を現した。

 

クラス対抗戦はこの男の乱入により、原作と全く違う流れになってしまった。

 

 




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