IS〜凶鳥を駆る転生者〜   作:アリアン

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ふははははははははは!
俺、復活ううううううううう!


凶鳥の力

俺達はアリーナに突入した時、葉月と紗月は劣勢だった。

 

アッシュとビルドビルガー二機に対して量産型ジンライは四機を相手にしているため当然である。

 

「葉月、紗月さん救援にきました!」

 

由月が二人から量産型ジンライを引き離すために連射モードのEモードを乱射する。

 

ジンライたちはダメージを嫌ってか跳躍して大きく距離をとる。

 

「遅れてごめん!」

 

俺と由月は二人の前に立って量産型ジンライの視界に入れないようにする。

 

「兄さん、気をつけて下さい! こいつら見た目以上に素早いですから」

 

「おまけにこいつら攻撃も鋭いから一撃一撃が重い」

 

流石は初のダブルGの量産機。ISになっても量産型の特機の能力は健在ってことか…でもな

 

「ボクサーなら張り合える」

 

右手に念を集め、そしてガイストナックルを起動させる。

 

《error。エンジン出力低下、安全の確保のためスタンバイモードへ移行します》

 

「なっ!?」

 

ボクサーの出力が低下し機体が片足をつき、機能を停止する。

 

「兄さん!?」

 

「あんたこんな時になにしてんの!?」

 

「悠斗さん!?」

 

「わ、分からない! 急に機能停止したんだ!」

 

「機能停止!? まさかここにきて異常が!?」 

 

「なっ!? ええい由月! 紗月! こいつを守りながら防衛に徹するわよ!」

 

「「了解!!」」」

 

するとジンライたちは好機とばかりに残像を残しながら接近してくる。

 

「十傑衆走り!? ISでできたのかよ!?」

 

十傑集走り。それは 上半身を動かさずに肉眼では捉えきれないほど速く足を動かして走る歩行法で忍者などが使っていたという走り方である。

 

ISはその精密さ故に基本足はバランサーなどの役割を果たしているがそれ以外は飾りでしかなく陸上を移動する時すらPICを使ってホバーしながら移動するため基本的に地に足をつけて走ることはしない。

 

しかし量産型ジンライはそんな常識が何だとばかりに自らの足で高速移動しているのだ。

 

「速い!?」

 

由月は狙いをつけて射撃するのを諦め連射モードでマシンガンのように乱射するがジンライのスピードについて行けず空を撃っているだけ。

 

「くっ!? 兄さんの所に行かせる訳には…!」

 

紗月はジンライの小太刀をセイバーで斬り合っているもののジンライの素早い動きについてこれず少しずつ押されている。

 

「ちょこまかと…!!」

 

葉月はアサルトライフルと三連チェーンガンを撃ちながら足止めをしようとしているもしているものの射撃は元から苦手であるためか弾幕以上の効果にはなってない。ジンライが二体というのもあるが。

 

 

(俺は結局役たたずなのか……! 仲間の救援に来たはずなのに逆に守られてあの時と同じじゃないか…!!)

 

あの時。そう…あの時のように…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アハハハハハハハ! 死んじゃえシンジャエ! ゆーちゃんに手を出したオンナナンテシンジェエヨ!!

 

そう何度も何度も何度も何度も何度も彼女に刃物を突き刺す。

 

そんな中で口だけ動かして伝えてきた言葉…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無力で何もできなくて、ただ泣いていることしか出来なかった自分。

 

悔しかった。悲しかった。憎かった。

 

けど何も出来なくて悔しくてそして…

 

(もう、嫌だ…。あんなことはもう嫌だ…)

 

「しまった!?」

 

葉月がジンライを一機此方に逃がしてしまう。

 

(動け、動けよ! あの時とは違うんだ! また失いたくないんだ! だから、だから)

 

「動け、動け、動け動け動けええええええええええええええええええええええええええええええ!」

 

《………テ…ム……作………》

 

(なに…?)

 

《ウラヌスシステム、作動》

 

「ぐっがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

 

なんだ!? この痛みは?!?

 

痛みは一瞬だったが、痛みの直後に変化が起こった

 

(エンジン出力上昇!? ボクサーパーツ完全稼働状態だって?! だけどこの出力なら…!)

 

ジンライはこちらに斬りかかってくる。

 

《ボクサーユニット使用可能》

 

「どけ! ガイストナックル!!」

 

翠の光に包まれたボクサーの拳がジンライに叩き込まれ、吹き飛ばされる。

 

そしてそのまま飛び上がり、蹴りを食らわせる。

 

「カタパルトキィィィック!」

 

そのまま突き抜ける。

 

「な!?」

 

「そんな…」

 

「たった二撃で…」

 

三人が唖然している間ジンライは三人から距離を取り、陣形を整える。

 

「三人共、呆然としてる場合じゃない、くるよ」

 

ジンライは一機は紗月に、一機は風原姉妹に、一機は俺に向かってきた。

 

 

 

 

敵の一機がかなりの速さで私に近寄ってくる。しかし

 

「その速度にはもう慣れました」

 

そして恐らく来るであろうと思われる場所をセイバーで凪ぐ。

 

敵はその攻撃に直撃し、体勢を崩す。

 

「シーケンス、TLS」

 

そして私は瞬間加速で近づいく。

 

そしてそのまま袈裟斬り切り上げなぎ払い振り下ろし、そしてなぎ払う。

 

「T‐LINK、フルコンタクト!」

 

セイバーに翠色のフィールドを纏わせる。

 

「T‐LINKセイバー!」

 

そして切り払う。

 

敵、その無人機は横に真っ二つに切り裂かれて沈黙した。

 

「凶鳥の名前は、伊達じゃない」

 

そう言いながら私はセイバーをシールドに収納した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

敵が一機だけで私と由月に突っ込んでくる。

 

さっきは苦手な射撃で苦戦したけど、今度はそうはいかない。何故なら。

 

「私たちが一緒の所に来るとは、おバカもいいところです」

 

「そうね由月。それで、やっちゃう?」

 

「はい。やっちゃいます」

 

そう言って私達は突撃する。

 

「ジャケット・アーマー、パージ! ウイング展開、ドライブ全開!」

 

ビルガーのアーマーを全て排除してロイヤルブルーが基調から白が基調へと変わり、由月を追い越す。

 

「テスラドライブ、出力最大…フルブースト!」

 

ファルケンも背中の翼を変形させ高機動モードへ移行し、そしてEモードで乱射して敵の足止めを開始する。

 

流石の敵も圧倒的弾幕に身動きが取れず、動かなくなる。

 

「アインス!」

 

クラッシャーで鷲掴みし、そのまま投げ飛ばす。

 

「ツヴァイ」

 

由月は先回りしてオクスタンライフルをWモードで乱射し、更に威力の高いEモードでこっちに投げ返してくる。

 

「ドライ!」

 

私はそれをコールドメタル・ソードを抜き放ち、更に打ち上げる。

 

「「ツインバード!」」

 

私たちは薄緑色のフィールドで機体を包み、そして突撃する。

 

「「ストラァァァァイク!!」」

 

そして交差するように通り、敵を切り裂いた。

 

 

 

 

 

 

俺に向かってジンライが走ってくるがもう今更だ。

 

「こいつで決めさせてもらう! カタパルトキック!」

 

まずは飛び蹴りを食らわせる。

 

そして動きが止まったところに左拳のアッパーカットを食らわせ打ち上げジャンプする。

 

「ガイストナックル!」

 

翠の光を纏わせて殴り地面へ叩き堕とす。

 

「拳を剣に変えろ、ボクサー!」

 

ボクサーパーツをパージし、MK‐Ⅲから分離させパーツを変形させる。

 

その姿をボードへと、ボクサーの本来あるべき姿へと戻していく。

 

そのボードに乗りジンライへ突貫する。

 

「喰らえ、これがボクサーの最大攻撃!」

 

先端部分が黒いフィールドに、重力フィールドに包まれ更に加速し、そして。

 

「グラビティソード・ダイバー!」

 

ボクサーパーツから離脱し更に加速させたボクサーパーツはジンライへ直撃しそして。

 

ドオオオオオオオオオオン!!!!

 

大爆発を起こした。

 

そして爆散する前に着地していたMK‐Ⅲの後ろからボード状態のボクサーパーツがやってきてについているフックを掴み回収する。

 

「癪だけど、お前たちの御蔭で気づくことが出来た。大切なんだ、皆。守りたいんだ。だから意志がないしもう居ないけど感謝するよ。

ありがとう、大切なことを気づかせてくれて。そして呪え。

俺に出会ったことを不幸を。俺に大切なことを気づかせたこと不幸を後悔しながら死んでいけ」

 

そう言って再びボクサーパーツを装備した。

この事件はまだ、終わっていないのだから。




時間、かかりすぎました…。

遅れてほんっとーにすみませんでした!
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