IS〜凶鳥を駆る転生者〜   作:アリアン

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将輝改めボス対秋良回。
タイトルからわかるようにボスの機体はあれです


コラボ編 武神VS疾風

相原技研地下訓練場。

 

そこには一中小企業が持つには異常なほど広大な訓練場だった。

 

何せIS学園のアリーナよりも一回りほど大きいのだから。

 

そのアリーナの中央に一機のISが、深紅のゲイルストライクが、織斑秋良がそこに立ち、相手を、自分を教導するという人物を待っていた。

 

(兄さんが頼むくらいだからかなりの腕だと思うんだけど、まさかISでの模擬戦なんて…それも男…。もしISに乗れたとしてもガンダムタイプは他のISよりも圧倒的だから相手になるかどうか…)

 

そう思っていると向かいのカタパルトから一機のISが飛び出してきた。しかし、その姿は自分が思っていたものとかけ離れていた。

 

「全身装甲だって!? まさかガンダム?! けどあんな機体みたことがない!!」

 

そう、全身装甲の鎧武者のような姿だったのである。

 

「ガンダムというのがどういうものかは知らないが、これは違う」

 

即座に相手から、藤原将輝が答える。

 

『そう! 我が相原技研がボスの為に作った機体! その名もダイナミック・ゼネラルガーディアン!』

 

開発第一班チーフメカニック相原雪菜はそう言い切る。

 

「いや、その名はあえて呼ぶまい」

 

『え?』

 

「呼ばないの!?」

 

「技研の皆が俺の為に作ってくれた機体、俺のために作られた剣。そう、名付けるなら………………ダイゼンガー!!!」

 

『ダ、ダイゼンガー!? そ、そんな略し方もあったか!!』

 

「驚くとこそこなの!?」

 

『まあそれはともかく、さっさと始めよっか』

 

「いいの!?」

 

「いいのだ」

 

そんなバカバカしいやり取りをしながらも互いに臨戦体勢に入っていった。

 

しかし秋良は知らない。これから戦う相手は規格外の存在であるということを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideモニタールーム

 

アリーナで行われる試合を見る為に別の場所にあるモニタールームにて雅人たちと他のグローリースターのメンツは集合していた。

 

「あれが、この世界のIS…」

 

異世界から来た皆は将輝の機体に驚いていた。

 

「まさか他の世界のISは男性も乗れるなんて…」

 

そう簪がこぼした言葉にすぐ解説が入る。

 

「まああれはちょっと出来損ないなコアだからね。だから男性でも扱えるんだよ」

 

なるほどと雪菜の説明で納得が言った様子の異世界組。

 

「まあ恐らく今回は秋良が勝つだろうな。ガンダムタイプとあんなナリなのISだけど性能は普通のISと変わらないだろうしな」

 

そう、彼らの世界ではガンダムタイプと呼ばれるISは現行の第三世代ISよりも性能が段違いでいいため、ガンダムタイプに勝てるのはガンダムタイプだけということが常識だった。

 

「それはないと思うかなー」

 

そう言ったのはエルである。

 

「む? それは何故だ?」

 

ラウラが疑問に思ったのかエルに質問をした。

 

「だって私があなたたちのところの一夏くんと流し程度でやったけど普通にやれたよ。

まあ私も向こうもやる気があんまりなかったっていうのもあるだろうけど、それなりに本気は出してたみたいだし」

 

雅人たちは驚いた。

 

自分たちの中で特に秀でた操縦者である一夏がやる気がない流し程度の戦いとはいえ、普通に相手になっていたということに。

 

それはすなわち、機体性能という絶対的だったアドバンテージがないということとあの一夏をある程度とはいえ本気にした実力があるということだった。

 

「秋良…」

 

簪は少し心配したようにアリーナに立つ少年の名前を呟いた。

 

sideモニタールームend

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side第三者視点

 

まず動いたのはゲイルストライク、秋良だった。

 

その手にしたウイングソーで将輝に斬りかかるも将輝はウイングソーの腹を右腕で払い、そのまま左回し蹴りを食らわせる。

 

「はあ!!」

 

秋良はめげずに肩のスタスターをふかしその勢いを利用しながらさらに斬りかかるもこれも再び腹を剣の腹を叩かれ弾かれ今度は蹴り飛ばされて距離を開けられてしまう。

 

ならばと今度はスラスターを全開にして相手の後ろに回り込み強襲をかけるも将輝は大きく跳躍し距離を取る。

 

(強い…! リミッター付きとはいえガンダムタイプに食らいつく性能にこっちの速度に反応する反射速度にウイングソーに刃に触れずに払う技術…どれを取っても兄さんクラス…リミッターを解除して戦わないと勝てない…!)

 

そう思い、秋良はリミッターを解除しようとしたその時。

 

「貴様…なんだその太刀は…」

 

少しばかり怒気を含んだ声で将輝は問うてきた。

 

「なにってこれはウイングソーっていう振動剣で「そんなことを聞いているのではない!」え?」

 

「斬撃も適当、フェイントもない、愚直に突撃しているだけしか能がないその戦い方はなんだ!! 何より!

 

 

 

 

 

貴様の剣には何の思いも篭ってはいない!!」

 

あまりの言われように秋良は言い返す。

 

「なっ!? そんなことはない!! 俺は兄さんの剣に」

 

「そんなものが己の意思であるものか!」

 

それは己の意志ではないと将輝は秋良の言葉を否定する。

 

「そんなものは愚者が行う愚人剣! 己のことを何も決めることのできぬ軟弱者の道! 己が信念を持たぬ者が他者の剣になることは出来ん!!」

 

将輝はそう断言した。

 

「なら! ならあんたの信念って一体なんだんだ!!」

 

彼を知る者からしたら愚問というだろう。それほどにまで将輝を知る者からは当然の答えが来る。

 

「そんなもの決まっている! 俺は悪を立つ剣! そして俺の教え子を鍛える剣だ! それが俺の信念だ!!!」

 

そう言った時、彼のISは光は発した。

 

「まさか、一次移行!? ほんとに初期設定で戦ってたのか!!」

 

光が収まった時に顕れたのは鎧武者ではなく、正しく武神という言葉が正しいという存在感を放っていた。

 

そしてその手に一本の刀、参式斬艦刀が展開される。

 

誰が見ても業物と言える姿をした刀を。

 

「そ、そんな刀を今更持ったって「黙れ!!」っ!?」

 

「斬艦刀は我が魂の剣…これがあれば、俺は戦える!」

 

そして刀を掲げるとその刀は展開し、3mはありそうなほど巨大な巨剣へと変化する。

 

そしてその巨刀を正眼に構える。

 

「我が魂を受け継げダイゼンガー! 否!!」

 

 

 

 

武神装甲!!

 

ダイゼンガー!!!!

 

 

「ぶ、武神装甲!? どっからそんな言葉が出てきたのさ!?」

 

「もはや問答無用!!!」

 

そうして瞬間加速を使用して斬艦刀をゲイルに向かって振り下ろす。

 

「くっ」

 

秋良は瞬時にリミッターを解除し二本のウイングソーでその剣を受け止める。

 

触れたため振動数を記憶したウイングソーで斬艦刀を切り裂くべく振動数を合わせた。がしかし

 

「そんな! どうしてウイングソーで斬れないんだ!!?」

 

そう、振動するを合わせたのにも関わらず、そして何よりMSと同等になっているにも関わらず斬艦刀は斬れることはなかったのだ。

 

参式斬艦刀はその刀身を液体金属で構成している。そのためにある程度の形の自由が聞くことができる。その刀身を形成する為に特殊な音波を使って刀身を形成しているがゆえにその音波に振動数が常に乱されるためにウイングソーはその性能を全く発揮することが出来なくなり、ただの剣の形を模した鉄板へと成り下がる。

 

「つあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

「うわぁ!!」

 

強引に振り下ろし、剣で防いだ状態のままの秋良を叩き落しながら自分はその勢いを利用し、上へと飛び上がる。

 

「届けぇ! 雲燿の速さまで!!」

 

そのまま天井ギリギリまで上がり振り上げた状態のまま落下する。

 

「はああああああああああああ!!」

 

地面に叩きつけられた秋良は逃げようとするも叩きつけられたダメージでろくに動くことができなかった。

 

「チェェストォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!」

 

そのまま斬艦刀を振り下ろされた剣を直撃させた。

 

「ぐっぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

ゲイルストライクは本来、PS装甲…相転移装甲で守られていて装甲は傷つくことはない。

 

だがしかし、その衝撃ダメージなどは装甲で防ぐことは出来ない。

 

つまり、秋良は全ての衝撃を直撃したのだ。

 

「我が斬艦刀に、断てぬものなし」

 

ゲイルストライクのシールドエネルギーは切れ、秋良もあまりのダメージで気を失ったために完全敗北した。




頑張りました…

もう眠っていいよね…パトラッシュ…
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