IS〜凶鳥を駆る転生者〜   作:アリアン

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遅れに遅れてすみません


コラボ編 それぞれの課題

全ての模擬戦が終わり、最初に案内された部屋に集合する。

 

「取り敢えず、全ての模擬戦が終わったけど、皆どう思った?」

 

クリスが秋良たちに質問を投げかけた。

 

「機体に頼りすぎていたと言うこととまだ特性を把握仕切れていないとだな」

 

「私もそう思う…」

 

「私も、そう思います…」

 

「俺は機体に頼りすぎてたな…正直あそこまでフルボッコにされるとは思わなかったし。正直凹んだ」

 

「俺は「お前は機体に頼りすぎていることと射撃が全く出来ないこと、そして己の信念がないことだ」あの、言わせてくれないんですか…?」

 

「それ以外に何がある」

 

にべもないボスであった。

 

「さて、やることもやって課題と私たちの実力もわかったところで早速訓練に移ろうと思う。あと簪さんはここに残ってて下さい」

 

「は、はい」

 

「では各自担当教官についていって下さい」

 

そして簪とクリス、雪菜を除く全員が各訓練所に連れて行かれる。

 

「さて、何故あなただけを残したか、理由は雪菜が話してくれる」

 

「はい?」

 

雪菜とは確か技術者ではなかったろうか?と思う簪。

 

「はいはい、残って貰った理由はね実は渡そうと思った物があるんだ」

 

「渡そうと思った物、ですか?」

 

「うん、こっちが作った装備だけど名前はライオットストライカーって便宜上つけてる」 

 

「え?! こっちにもストライカーシステムがあるんですか!?」

 

平行世界だと言われていたがまさかストライカーシステムまであるとは思っていなかったので。

 

「あるとは言っても別世界の科学者さんのを見せてもらって作った試作品だけどね」

 

「し、試作品?」

 

「そう、試作品」

 

そう言って雪菜は武装データを簪に見せた。

 

「このライオットストライカーは両腕に篭手型武装プロトン・スパイカーと背中のバックパックだっけ?そこに折り畳み式ランチャープロトン・ランチャーを装備させた遠近両用の装備なんだ。元々はライオットコンポジットって機体にするはずだったけどコアの都合で破棄したんだ」

 

かなりの腕を持った人が使えばかなりの名機になったのではと思った簪。

 

「それで、使ってみてくれるかな?」

 

簪はそれに頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side秋良

 

俺は今風さんにライフルを持たされ、射撃の特訓をさせられていた。

 

「ダメだ、その構えでは確実に弾を外す。一体どこでそんな構えを習ったんだ」

 

今現在、凄まじいダメ出しを喰らっていた。

 

脇が甘い、腰が引けている、狙いが甘い、照準から発射までが遅いなどなど挙げればきりがないほどダメ出しをくらっている。

 

「いや、どうも射撃は…」

 

「そう言って射撃を疎かにし過ぎているから君は成長仕切れないのだ」

 

言い訳なんかさせてくれない。している暇があったらさっさとやれといつようなものだった。

 

しかし、この指導を受けていると少しずつではあるが的に当てられるようになってきた。

 

「飲み込みは早いか…今日は此処までにして、我が友の場所へ行ってくるといい」

 

「あ、はい」

 

こう言っては悪いが、俺は将輝さんは苦手だ。それはあの試合で言われたこと《それは己の信念ではない》と言われたことが分からないからだ。

 

(俺の考え方が間違ってたのか? ただ愚直に兄さんの剣であればいいと思っていたことが)

 

そう考えながら剣を振るう。

 

「…どうした、剣に雑念が混じっているぞ」

 

「なんでわかるんですか?」

 

思わず聞いてしまった。

 

「お前の目が心ここに在らずというような目をしていて、それでいて剣が僅かながらブレていた」

 

「そんなことで分かるんですか…」

 

この人、本当に人間かというくらいこう言うことに鋭い。

 

「何を悩んでいたんだ」

 

これは、言えと言っているんだろうか?

 

しかし何故だか分からないが強制力がないように思ってしまったので話してしまった。

 

「自分の信念って、なんなんだろうなって考えてたんです。今まで愚直にそうしてきたから…」

 

「信念か。そうだな、お前は何故そうしようと思ったんだ?」

 

え?

 

「何故、そう思ったのか…?」

 

そう言えばどうしてそんな風に考えていったんだ? 兄さんは強いし頭もキレる。セシリアとシャルもいる。俺が剣になる必要なんてどこにもない。一体どうしてそう思い始めたんだ?

 

「……分からないか。信念が何か分からないならそれならまず自分で考えることから始めたらどうだ?」

 

「自分から考える……?」

 

「そうだ。今まで兄の言うとおりにしてきたのだろう? ならまず、自分がどうしたいのか、何をすればいいのかを考えてみたらどうだ? もしかしたらそう考えていくことによって自分の信念が見つかるかもしれん」

 

「そうか……今からやっていったら、あなたみたいな信念が出来ますかね?」

 

俺は思わずそう聞いた。

 

「さあな。しかし、無駄になることなどないはずだ」 

 

無駄になることなどない、か…。

 

「よし、それならちょっと頑張ってみるか!」

 

「宜しい、無駄な雑念を起こしたから素振り百回3セット追加だ」

 

「ええ!? そんな酷い!」




あれ、秋良ってこんなきゃらだっけ?
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