横浜鎮守府の【提督】宝珠の戦士と【副提督】 作:シャイニングピッグEX
どうも、ぜのぎんです。
艦これにハマって数ヶ月、遂に書くことを決行いたしました。
まだまだ知識不足なもので、間違いも多いと思いますが、宜しくお願いします。
リクエスト等々も受け付けていますので気軽に書いてくださると幸いです。
最後に言いますが、この作品はウルトラマンオーブと艦隊これくしょんのクロスオーバーです。
「それじゃ、始まるぜ!あ、俺は柊零。宜しくな。」
「私は藤森、いや、柊百合。宜しくね。」
「じゃ、改めて始まるぜ。」
失われた光
数年前ーーー
「オオオオオ・・・アアアアア!」
一人の光の戦士は太平洋岸に現れた一匹の魔王獣と呼ばれる怪獣と戦っていた。
「止めろ!提督!」
「俺は・・・!」
その戦士は傷だらけの少女の叫びを耳にしながら、光線を撃つ構えをとった。
「そんなことをしたら提督が!」
「俺は良い!お前達は逃げろ!」
「でも!」
すると、魔王獣が攻撃を仕掛けようとしていた。
時間がない。
光の戦士は覚悟を決め、腕をクロスさせた。
「・・・シュアアアッ!」
光の戦士は腕から全力の光線を放ち、己の光を全て使い果たして魔王獣を倒した。
そして、光の戦士は膝から崩れ落ちると同時に無数の光の粒となって消滅した。
「提督・・クレナイ提督ーーー!」
少女の叫びは長い間、止まることはなかった。
そして、月日は流れ、現在。
「えーっと、この菜月昴君は・・・鬼族のレム?って女の子のところね。後は・・。」
レイが書類を見ていると突如報せが届いた。
「レイ様、またオークの化け物共が教会を襲っているそうです。」
世話役女神が報せをレイに伝えた。
「またあ?ったく懲りねえなアイツら。ちょっと行ってくる。」
「お気を付けて。」
レイは時空神の杖を持ち、自分の足元に穴を開けてその教会まで飛んだ。
レイは自分を祀っている教会に数秒とかからずに着いた。
そこでは、豚と人が合体した様な怪物達が教会の女性達を襲っていた。
オーク達はレイを女性と捉えたのか、一目散に向かって来た。
「やっぱこいつら女にしか興味がねえな。もう少し別のものに興味を持とうぜ?」
レイは手のひらを水平にして上げ、苦笑いをしながら言った。
「ウルサイ!」
「イマスグニデモ・・!」
「おっそうか?やれるもんなら捕まえてごらん?」
レイは一気にスピードをつけて音速で駆け出した。
そして、オーク達の間を縫うようにして走り抜け、ブレーキをかける様にして大きく一回転しながら足を擦らせて止まったと同時にオーク達は倒れた。
すると、レイの目の前に一際大きなオークが立っていた。
「オデハアイツラトハチガウゾ。イマココデコウサンシテオデノ嫁トナルナラユルシテヤランコトモナイ・・・!」
「はぁっ!」
レイはオークの腹を突き破る程の拳を入れた。
「グッ・・キサマッ・・!」
「悪い悪い。どうにも隙だらけだったんでね。それに、もうお前みたいな奴から何回も聞いてるさ。」
「ス、スマン・・・オソッタコトハアヤマル・・イノチダケハ・・!」
オークは貫かれた腹を抑えながら言った。
「そう言って何度も襲ってんだろ!滅化!」
レイは杖を地面に突いてオークの足元から光の槍を出し、オークを倒した。
「ったく、俺は男だっつの。」
レイは手をはたきながら言った。
「もしかして・・始祖バースレイ様・・?」
一人の巫女らしき女性が言った。
「おっと。礼ならノーセンキューだぜ。じゃあな。」
レイは自分の上に穴を開け、そこから天界へと帰った。
「よっと。」
レイは塀を飛び越える様に穴から飛び出た。
そこには一年前に結婚したユリがレイを出迎えてくれた。
「お帰りなさい。あなた。」
「おう。今帰ったぜ。ったく、アイツラ本当俺をすぐ女と間違えやがるぜ。」
「初めて見る人は誰だってそう思うわよ。」
そう言って二人は吹き出し、大笑いした。
「はー・・あ、そうそう、レイジさんから何か招待状みたいなの届いてたわよ?」
ユリは涙を拭いながら一枚の手紙を差し出した。
「招待状?」
レイは手紙を受け取り、中身を読んだ。
「ふむふむ・・・要するに海にこいってか。しかし、この時期に海だなんて珍しいな。」
「また何か面白そうな事見つけたんじゃない?」
「それもそうだな!行ってみるか!」
レイとユリは早速準備を始めた。
「え!?ちょちょちょ、仕事は!?」
世話役女神が二人に言った。
「大丈夫だって。あらかた終わらせたし。」
「いや、まだ残ってますよ!?」
「帰ってからでも大丈夫よ。それに、他の神様がやってくれるでしょ。」
「ま、まあお二人がそう言うのでしたら・・。」
「それじゃ留守番宜しくね~!」
レイとユリは穴を作ってその場所まで飛んだ。
「・・あーっもう!いつも怒られるの私じゃないですかー!」
「・・・で、来たは良いんだが。」
「・・・誰もいないわね。」
零と百合の前に広がるのは、閑古鳥が鳴いている海がただただ広がっていた。
砂浜にも勿論人っ子一人居らず、聞こえるのは静かな波の音だけであった。
「とりあえず、少し歩こうぜ。」
「そうね。何処かでレイジさんが待っているかもしれないし。」
零と百合は石の階段を降り、砂浜へと歩みを進めた。
「うわあ、本当に何もないな・・。」
「ゴーストシティなんかじゃないわよね?」
「・・嫌な冗談はよしてくれ。」
苦笑いしながらも二人は歩を進めた。
すると、零はある違和感に気が付いた。
「妙だな。」
「?」
「例えどれだけ人がいなくてもあるはずの物が見当たらない。」
「あ・・!」
百合もその違和感に気が付いた。
「海の家が見つからない。いくら冬で閉店しているとは言え、一つも見つからないなんてのはおかしな話だぜ。」
「ええ。何かここは普通の海とは違う様ね・・。」
すると、静寂を突き破って大きな爆撃音が響いた。
「「!!」」
「・・なるほど、どうやらそれで合ってるみたいだな。」
「急ぐわよ!」
百合はスマホから水陸両用バイクを出した。
このバイクとスマホもレイジに作って貰った物で、バイクの最高時速は零をも凌ぐマッハ3。
しかも、水上も走れる優れものである。
百合はヘルメットとゴーグルをかけて操縦席に座り、零はゴーグルだけをかけて百合の後ろで何時でも立てるようにしゃがんで膝立ちをした。
「飛ばすわよ~!しっかり掴まってなさい!」
「おうよ!」
百合はバイクのエンジンをかけ、一気に海の上へと出た。
その瞬間、タイヤは縦から横へと変わり、水上バイクへと変わった。
「くっ・・体が・・!」
艦娘の一人、戦艦長門はかなりの重症を負っていた。
他の艦娘達もかなりのダメージを受けていた。
それもそうだ。
数年前から提督がいなくなって資材の供給も止まり、そして度々襲ってくる深海棲艦達との戦いでダメージは増えるばかり。
入浴なんてずっとしていない。
一つの弾丸が長門に迫る。
(・・・これまでか。)
長門が轟沈を悟り、目を瞑った時であった。
「諦めるのはまだ早いぜ?」
「・・え?」
何事かと長門が目を開くと、一つの青く丸い物体が長門に向かって来た弾丸を弾き飛ばし、そしてそれはピンボールの様に他の艦娘達にも向かって行った弾丸を全て弾き返したのが見えた。
その物体は全て弾丸を返したのを確認すると、一人の女性が乗ってきたバイクの後ろに着地し、一人の女性へと姿を変えた。
「大丈夫?・・って訳でもなさそうね。」
「後は任せな。」
二人の女性はそう言い、深海棲艦隊の方へ向かって言った。
「そいつらは普通の武器じゃ倒せない!」
長門は二人に向かってさけんだ。
「大丈夫。こっちも普通の武器じゃないんだぜ。」
そう言って青く長い神の女性は長門に向かって微笑んだ。
「よし、いこうぜ百合!」
「ええ!運転は任せて!」
百合はエンジンを吹かし、零はIS、リュウセイの武器の一つ、ガンパッドを召喚して構えた。
そして、バイクが動き出すと同時に白い肌をして放題の様な物を装備した異形の者達は一斉に砲撃を始めた。
「まだまだ遅いぜ!」
百合はバイクを操作して砲弾を避け、その間に零はガンパッドにエネルギーを装填した。
「よし、行くぜ!」
零は太陽を背にして飛び上がり、体を回転させながら異形の者達の砲弾や本体を撃ち抜いた。
これに怯んだのか、異形の者達は退散していった。
「あら、かなりあっけねえな。」
零はバイクに着地しながら言った。
すると、零は海の上にいた少女達の視線に気が付いた。
「ん?」
「あの深海棲艦達を退かせるなんて・・。」
「凄いのです・・。」
「・・?て言うか、今まで触れなかったけど、何でお前達海の上に立っていられるんだ?」
「そう言えば・・何で?」
零と百合は彼女達に質問をした。
「うーむ、何と言うか・・・。」
「とにかく一度鎮守府に着いてきて下さらない?そこで色々と話すわ。」
「そうか・・分かった。」
二人は少女達に連れられて行った。
今回はここまでです。
とりあえず、最初だしこんな感じ・・で、大丈夫ですかね。
ウルトラマンオーブは次回から登場予定です。
では、また次回!