横浜鎮守府の【提督】宝珠の戦士と【副提督】   作:シャイニングピッグEX

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いつもより早い時間ですがやります。

とうじょうシーンはかなり凝りたくなりますが技術がないです

『さあさあ本編参りましょう。今回は特別編です』


集結!ウルトラ兄弟!

遥か遠く離れた小惑星──フォーティフィフス。

 

その小惑星が一人の宇宙人の手によって軌道を変えられ、地球へと接近していた。

 

異変を察知した二人のウルトラマンがフォーティフィフスへと向かった。

 

中の宇宙人もウルトラマン達に気付き、宇宙人は小惑星から突き出したアンテナから光線を発射した。

 

ウルトラマン達は飛行しながらそれを避け、二人は腕をL字に組んで光線を撃った。

 

光線はフォーティフィフスに直撃し、大きな大爆発を起こした。

 

安堵した二人がM78星雲へ帰ろうとしたその時だった。

 

爆発の煙の跡から出てきた宇宙人の光線に直撃し、二人はカードとなって地球へと飛来していった。

 

「申し訳ありません、────様、小惑星を破壊され、二人をそちらに送ってしまいました」

 

『何?…まあ良いだろう。こちらにはオーブもいる。お前の実力ならば三人相手でも容易かろう』

 

「はっ!必ずや命を奪います」

 

『期待しているぞ』

 

一人の宇宙人は何者かとの通信を終え、二人を追って地球へと向かった。

 

 

 

 

鎮守府の一室では、暇を持て余した零と百合、そして同じく出撃も無い艦娘の内の数人が有料ネットサービスで「ウルトラマンA」を見ていた。

 

過去にウルトラマンAは来ていて、過去にも地球を怪獣や宇宙人から地球を守る防衛隊もあったようで、それを防衛隊で活躍した方々の話を元に作られたドラマとニュースなどの映像媒体を組み合わせて作るのだが、ニュースなどで映らなかった部分が多く、映像のほとんどは製作会社が作った映像である。

 

しかし、この撮影技術のレベルの高さや工夫の多さ、そしてストーリー性が多くの人々に受け、四十五年経っても尚ファンが多いウルトラマン・特撮ドラマシリーズの一つである。

 

この「ウルトラマンA」を軽巡洋艦の龍田がとても気に入っており、理由を聞くと「切断技の豪快な倒し方がとても素敵」だそうだ。

 

切断技を多く使うAの特徴として時折怪獣や宇宙人のグロテスクな内蔵やら何やらが見られる物の、艦娘達はそれよりもヒーローとして映るAに目を輝かせていた。

 

『トァー!』

 

「そこだー!」

 

「撃てー!」

 

テレビの中で戦うウルトラマンAに艦娘達は声援を送り、Aもそれに応えるかの様に数体の怪獣を相手にしても怯む様子を見せず戦っていた。

 

そして、Aは必殺光線のメタリウム光線を超獣に撃って撃破し、空を仰ぎ見て『シュワッチ!』の掛け声と共に空の彼方へ飛び立った。

 

 

 

 

また別の日も、龍田は他の艦娘と共にウルトラマンAを見ていた。

 

「やっぱりあのスパッと切る切断技良いわよねぇ〜」

 

龍田はうっとりとしながらAを見て言った。

 

「それは分かったけどよ、お前それ何周目だ?この間もその回見かけたぞ?」

 

「ストーリーを何度も見て新しい発見が無いか探してるのよ〜」

 

龍田は後ろにいた天龍の方を向いて言った。

 

他の艦娘はテレビに釘付けである。

 

「そうは言ってもなあ、俺夕子がAから分離してるの何度も見てるぞ?」

 

「なら天龍ちゃんも一緒にど〜お?」

 

「俺は良いよ」

 

「残念ねぇ〜」

 

天龍はその部屋を出て他の所に行ってしまった。

 

「さてと、私は今日はもういいかしら」

 

そう言って龍田は立ち上がった。

 

「なんだ、もう行くのか?」

 

龍田と一緒に見ていた長門が龍田の方を振り返って言った。

 

「たまには散歩も良いと思って〜」

 

「む、そうか。なら気を付けて行けよ」

 

「分かったわ〜」

 

龍田も部屋を出た。

 

「皆、何か観たいのはあるか?」

 

長門は操作リモコンを持ち、艦娘達にリクエストを聞いた。

 

「いつも私達ばっかりだし、たまには長門さんが観たいのを観たいのです!」

 

「私もそれでいいわ!」

 

「異論は無い…」

 

「立派なレディーだから譲るわ!」

 

「そうか、すまないな」

 

そう言って長門は番組を「ウルトラセブン」へと変えた。

 

ウルトラマンA同様、ウルトラセブンも過去に地球に来ており、今は無き地球防衛隊の方々の話や当時のニュースを元に作られたシリーズの一つである。

 

「ウルトラセブン」の名称は防衛隊の隊員が付けたもので、その当時の防衛隊が六人構成であり、それに次ぐ七番目の隊員として「ウルトラセブン」と付けたそうだ。

 

前年に来た「ウルトラマン」の時とは違い、その戦闘の多くが宇宙人との激突であり、地球を侵略の魔の手からボロボロになりながらも守り切ったウルトラマンである。

 

それ故に、後の情報媒体では「地球を最も愛した男」と呼ぶ物が多く、ストーリーの奥深さは五十年経っても色褪せる事はなく、根強いファンが多い。

 

長門も龍田程とはいかないが、「ウルトラセブン」を気に入っていた。

 

なんでも、「自分や自分達とよく似ている」からだそうで、親近感が湧くそうだ。

 

「デュワッ!ナァァァッ!」

 

山の中で行われる怪獣プロレスは、Aとはまた違った醍醐味であり、他のウルトラマンとは一味違う魅力があるのもファンを引き寄せる要因の一つだ。

 

BGMや主題歌も渋い物が多く、製作会社の熱意がとても感じられる作品であろう。

 

「あら?珍しいわね、随分渋い物見てるじゃない」

 

「ウルトラセブン?」

 

部屋を通りかかった零と百合が長門達の方を見て言った。

 

「提督夫婦か。龍田がいなくなったんで、リクエストを聞いたらたまには私が観たいものを観せてくれると言うんでな」

 

「そういう事ね。今日も特に出撃とかはないから、ゆっくり観なさいね」

 

「最初からそのつもりだ」

 

そう言って長門はテレビに目を移した。

 

「あの子達も好きねぇ」

 

「俺らは会ってるから何ともだしな」

 

「そう言えばそうね」

 

そう言って二人は部屋を後にした。

 

 

 

 

そして、ある晩地球に二枚のフュージョンカードが飛来し、導かれる様に一枚のカードは龍田の元へ、もう一枚は長門の元へと訪れた。

 

 

その日の朝、龍田は老舗のパン屋へ行った。

 

「おう、いらっしゃい龍田ちゃん」

 

「おはようございます、北斗さん」

 

「おはよう龍田ちゃん」

 

「おはようございます、夕子さん」

 

店主の北斗夫婦が龍田を笑顔で迎え、龍田は挨拶をして一礼をした。

 

「焼きたてホヤホヤのパンだ!どんどん買ってってくれよ」

 

「あらまあ、本当ですか?」

 

龍田は他愛もない会話を北斗夫婦としながらパンを購入した。

 

この二人は元防衛隊員であり、仲間やウルトラマンAと共に一生懸命戦い抜いた歴戦の戦士である。

 

引退後はここ横浜の街でパン屋を営んでいる。

 

「しかし驚きましたよ〜まさかお二人が地球を守っていたなんて〜」

 

「あぁ〜懐かしいわ〜!もう何年前かしら」

 

「もう四十年位経つよね」

 

「私達も歳ねぇ」

 

「何言ってんだい、まだまだ若い子達には負けないとか言ってたくせに」

 

北斗夫婦はそう言って笑い合った。

 

「お二人は、今Aに会えるなら会いたいとか思いますか〜?」

 

「そりゃあ会ってみたいさぁ。それでじっくり思い出話なんかしてみたいね」

 

「Aと会えたら防衛隊の皆とも会ってみたいわね」

 

「そうだね。それが良い。僕もパーティーとか開いてみたいな」

 

「星司さんはいつもAに会いたい、Aに会いたいって言ってるのよ」

 

「夕子さんは〜?」

 

「私だって会いたいわよ。もう一度戦いたいな、なんて事もたまに思うわね」

 

「Aは合体変身でしたものねぇ」

 

「おっと、そろそろ客が沢山来る時間だ」

 

「あら、大変!ごめんなさいね、龍田ちゃん」

 

「いえいえ〜、お気になさらず〜」

 

「すまないな、龍田ちゃん。ほれ、これも持ってってくれ」

 

そう言って北斗は紙袋を龍田に渡した。

 

「これは?」

 

「ウチ特製のジャムだ。帰ったら皆で食べてくれよっ!」

 

「ありがとうございます〜」

 

「じゃあ、また来てね龍田ちゃん」

 

「はい〜」

 

龍田はパン屋を出て鎮守府の方に向けて歩き始めた。、

 

そして、少し歩くと、丁度レストランの扉を開いた店主と会った。

 

「お、龍田ちゃんじゃないか」

 

「おはようございます、諸星さん」

 

「おはよう、龍田ちゃん。今日も晴れたみたいね」

 

「おはようございます、アンヌさん。こんな日はお洗濯物がよく乾きそうですよね〜」

 

「はい、おはよう。北斗さんとこの買い物の帰りか?」

 

諸星は龍田が持った袋を見ながら言った。

 

「ええ」

 

「あら、そうなの?それじゃあまた提督さんにも宜しくね」

 

「はい〜」

 

そう言って龍田は店を後にし、諸星夫婦は龍田を見送り、店の準備をした。

 

 

 

 

 

そして、天龍達を起こし、買ってきたパンを食べていた時だった。

 

大きな地響きが起き、龍田は食べていたパンを思わず落としそうになった。

 

零と百合は何事かとカーテンを開け、街の方を見た。

 

「ウルトラマンAを寄越せ!地球人よ!」

 

巨大な宇宙人が二匹の超獣、バキシムとベロクロンを率いて街を壊していた。

 

「あれは…!」

 

「ヒッポリト星人!?」

 

「そんな馬鹿な!あいつは前に倒した筈だ」

 

「ですがこうして来ている以上、蘇ったと言うことでしょう」

 

逃げる群衆の中、諸星夫婦と北斗夫婦は進撃する超獣達を見ていた。

 

『フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ・ハリケーンスラッシュ!』

 

陸奥と響はオーブへ変身し、超獣達の前に立ちはだかった。

 

「光を超えて、闇を斬る!」

 

「ウルトラマンオーブか。貴様には用は無いが…邪魔をすると言うのならば潰すまで!」

 

ヒッポリト星人の声でベロクロンとバキシムが一斉にオーブに攻撃を始めた。

 

「オーブスラッガー!」

 

オーブは頭部に付いているオーブスラッガーを投げ、自分の前で回転させてバキシムとベロクロンのミサイルや弾を弾きながら前進して行きオーブスラッガーをバキシムとベロクロンに命中させ、オーブスラッガーランスへ変化させた。

 

立ち上がったベロクロンの無数のミサイルを華麗な身のこなしと共にランスでミサイルを次々と破壊し、ベロクロンに連続で斬りつけ、後ろから来ていたバキシムを柄尻で叩き、ベロクロンを斬った勢いでバキシムにも斬りつけた。

 

「シュアァッ!」

 

オーブはバック転で間合いを取り、もう一度強くオーブスラッガーランスを構え直した。

 

それに見兼ねたヒッポリト星人が、バキシム達に攻撃を仕掛けようとするオーブに光弾を放ち、オーブを撃ち落とした。

 

「グアアッ!」

 

「言ったはずだ、邪魔をするのならば潰すと」

 

「グゥゥッ…!」

 

オーブはよろよろと立ち上がった。

 

「殺れ」

 

「グオオオオオオッ!」

 

「ガガッギギッ!」

 

ベロクロンとバキシムは一斉にミサイルなどの火薬攻撃をオーブに向けて行った。

 

「ウアアアッ!」

 

全弾に被弾したオーブは力なく倒れ込み、光となって響と陸奥になってしまった。

 

「オーブが!」

 

「まずい…!」

 

「くっ…!」

 

 

オーブリングは長門の手へと渡っていた。

 

「オーブリング…?戦えと言うのか?」

 

オーブリングはそれに応える様にリングを光らせた。

 

すると、長門のスカートのポケットから一枚のカードが出てきた。

 

長門はそれを手に取った。

 

「これは…!」

 

そのカードは「ウルトラセブン」が描かれていた。

 

メビウスやタロウと同じ様に球を掴むような姿で描かれている。

 

「と、言うことは何処かに…!」

 

長門はオーブリングとセブンのフュージョンカードを手にして走り出した。

 

 

 

龍田の服のポケットからも一枚のカードが出てきて、龍田はそれを手に取った。

 

「……!」

 

龍田が手に取ったカードは「ウルトラマンA」が描かれていた。

 

セブンが左手なのに対し、Aは右手で球を掴むような姿で描かれていた。

 

「…三体も怪獣を倒せるのね〜?死にたい超獣はどこかしら」

 

そう言って龍田も何かに導かれる様に歩き出した。

 

すると、オーブリングを握った長門を見つけた。

 

「…まさかこの様な形でもう一度共に戦えるとは、驚きだ」

 

「それは私もよ〜」

 

「行くぞ!」

 

長門はオーブリングを起動させた。

 

「セブンさん!」

 

『ウルトラセブン!』

 

「デュワッ!」

 

長門はセブンのカードをオーブリングに読み込ませた。

 

カードは青い光になり、ウルトラセブンとなって二人の左側に立った。

 

「Aさん」

 

『ウルトラマンA!』

 

「ヴェンッ!」

 

龍田もオーブリングにAのカードを読み込ませた。

 

カードは青い光になり、ウルトラマンAとなって二人の右側に立った。

 

「さらにキレるやつ、頼みます!」

 

二人は腕を大きく開いて胸の前で腕をクロスさせ、オーブリングを上に掲げた。

 

『フュージョンアップ!』

 

その瞬間、Aとセブンから三つの光が出現し、その二つの光は北斗と夕子の指に指輪となり、もう一つの光は諸星の手の中で赤いメガネの様な変身道具へと変わった。

 

それを見て、北斗達は頷いた。

 

『ウルトラマンオーブ・スラッガーエース!』

 

光の戦士となった二人と同調してセブンとAも同じ動きをし、光の戦士に重なった。

 

オーブは顔から順にAとセブンが合わさった様な姿となり、マーブルの様な無数の光の群れの中から巨大化して行き、ヒッポリト星人達の前に現れた。

 

「な、なんだその姿は!?」

 

オーブは片手に巨大な刃、バーチカルスラッガーを持っていた。

 

「切り裂け闇を、光と共に!」

 

オーブはバーチカルスラッガーをゆっくりと構え、刃の裏から鋭い眼光を見せた。

 

「い、行け!」

 

ベロクロンとバキシムはヒッポリト星人の声でオーブに向かって行った。

 

オーブもそれを見てバーチカルスラッガーを振り下ろし、大きく前へ踏み出して飛び上がった。

 

オーブはバーチカルスラッガーでベロクロンをX字に斬りつけ、隙を見せずに十字に斬りつけた。

 

バキシムが後ろから弾丸を発射して来たが、その弾丸を全て切り裂いてその場に落とした。

 

そして、オーブはバーチカルスラッガーを構え、思いっきりぶん投げると脳波でバーチカルスラッガーを操ってベロクロンとバキシム連続で斬りつけて手元に戻って来た所をキャッチした。

 

「それ以上調子に乗るな、オーブ」

 

すると、オーブの周りに透明な筒が現れ、オーブはその中に閉じ込められた。

 

「ウゥッ!?」

 

オーブはバーチカルスラッガーで筒の内側を叩いたりしたが、筒が傷つく様子はなく、どんどん上昇していった。

 

「ウルトラマンオーブ…貴様は生きたまま死ぬのだ…!」

 

ヒッポリト星人は苦しむオーブを見て高笑いをしていた。

 

 

 

「そうか…分かったぞA!夕子!」

 

「ええ!星司さん!」

 

北斗と南は互いに頷き合った。

 

「まだ負けてはいかんぞ!オーブ!」

 

諸星は変身道具を手にして言った。

 

そして、北斗と南の指輪が光り、二人はそれを見て走り出した。

 

「ウルトラ、ターッチ!」

 

「ジュワッ!」

 

北斗と南はあの時と同じ様に飛び上がり、指輪を合わせ、その間から眩い光が飛び出した。

 

諸星は変身道具、ウルトラアイを目に装着した。

 

すると、ウルトラアイから火花の様な光が飛び散り、頭から順に変身し、赤い宇宙人へと変身した。

 

 

オーブが間もなくブロンズ像にされるその時だった。

 

「デュワッ!」

「トァァー!」

 

二つの掛け声と共に緑色の光線と虹色の光線が筒に直撃し、筒は破壊され、オーブは解放されて地面に着地した。

 

「なんだ!…ッ!貴様は!貴様らは!」

 

艦娘達はその巨人達を見た途端、目を輝かせた。

 

「あれは…!」

 

「あの…!」

 

「技のA!ウルトラマンAよ!」

 

「ウルトラセブンもいるのです!」

 

「デュワァッ!」

 

「ヴェッ!」

 

Aとセブンはオーブの元に向かって手を差し伸べた。

 

オーブは出された手を見て驚いた。

 

『貴方は…ウルトラマンA!?』

 

『ウルトラセブンまで!?』

 

「君を見て思い出したんだ」

 

「俺達が命懸けで地球を守っていたことをな」

 

「セブンさん…Aさん…」

 

オーブは二人の手を取って立ち上がった。

 

「グオオオオオオッ!」

 

「ガガッギギッ!」

 

「おのれええええええ!」

 

超獣達が雄叫びをあげ、セブンとAは超獣達の方をゆっくりと振り向いた。

 

「行くぞ!デュワッ!」

 

「ゥラァァッ!」

 

「シュアッ!」

 

三人は同時に構え、ウルトラマン達と超獣達は一斉に走り出した。

 

セブンはベロクロンへ、Aはバキシムへ、オーブはヒッポリト星人へ向かった。

 

セブンはベロクロンの首にラリアットを当てて己の体ごと地面に倒し、立ち上がったベロクロンにかかと落としを決めた。

 

ベロクロンも間合いを取って立ち上がり、無尽蔵のミサイルをセブンに放った。

 

セブンは焦らずアイスラッガーを外し、アイスラッガーを投げてミサイルを全て真っ二つに切り裂いていった。

 

 

 

Aもバキシムの腹に垂直に蹴りを食らわせ、バキシムの頭を掴んで膝に当てながら前に投げ飛ばしてバキシムに強烈な一撃を入れた。

 

バキシムは腕から弾丸をAに向けて放った。

 

Aはサークルバリアと呼ばれる丸いバリアで弾丸を防ぎ、額からパンチレーザーを放ってバキシムを吹っ飛ばした。

 

「シャァッ!」

 

 

オーブはヒッポリト星人と空中戦になり、ヒッポリト星人は追ってくるオーブに向けて光弾を放って撃ち落とそうとした。

 

オーブは迫る光弾をバーチカルスラッガーで切り裂き、更に加速してヒッポリト星人を追った。

 

そして、ヒッポリト星人が撃ってきた光弾を踏み台にして大きく飛び上がり、ヒッポリト星人に強烈な斬撃を与えて地面に叩き落とした。

 

それを見てオーブも地面に着地した。

 

 

 

Aはバキシムを持ち上げ、頭の上でぐるぐる回して地面に叩きつけた。

 

バキシムが起き上がり、Aに向けて弾丸を放つ中、Aは腕を交差させ、腕にエネルギーを溜めた。

 

そして、Aはそれを思いっきり斜めに開き、バーチカルギロチンを放って文字通りバキシムの首を刎ねた。

 

そして、両手を体ごと後ろに捻り、腕をL字に組んで放つメタリウム光線をバキシムの体に直撃させ、バキシムの体は爆散した。

 

 

 

「ジュワァッ!」

 

セブンはアイスラッガーでベロクロンの顎を弾いてミサイルを一瞬だけ停止させた。

 

そして、自分の元にアイスラッガーを戻し、拳にエネルギーを溜めた。

 

セブンはエネルギーを溜めた拳でアイスラッガーを飛ばし、ベロクロンのミサイルと共にベロクロンの首を切り裂き、アイスラッガーを頭部に戻した。

 

セブンはベロクロンの体を持ち上げ、宇宙へ運んで行き、何も無い所でベロクロンに腕をL字に組んで放つワイドショットを放ってベロクロンの体を爆散させた。

 

 

 

そして、セブンとAはオーブと共にヒッポリト星人の前に立ちはだかった。

 

「まだ…まだ私には…!」

 

「例えお前が何を企んでいようと!」

 

「俺達は絶対にその計画を止めてみせる!これまでも、これからもだ!」

 

「……私は負けぬううう!」

 

そう言ってヒッポリト星人は光弾を発射した。

 

セブンとAは額からパンチレーザーとエメリウム光線を放ち、ヒッポリト星人を怯ませた。

 

「ぐあっ!ぐううう!」

 

「今だ!」

 

「はい!」

 

オーブは頷き、空中に飛び上がり、バーチカルスラッガーを構えた。

 

そこにAとセブンもエネルギーを与えた。

 

そして、エネルギーが充填されたオーブはバーチカルスラッガーを構えながら回転を始め、上空へ舞い上がった。

 

「『『スラッガーエーススライサー!』』」

 

オーブは回転したままヒッポリト星人に体当たりをし、ヒッポリト星人を何度も斬りつけ、そこにAとセブンがメタリウム光線とワイドショットを撃ち込み、オーブは最後に強力な一閃でヒッポリト星人を斬り裂いてセブンとAの間に戻って着地した。

 

「私は…私は…不死身だああああああっ!」

 

三人が振り向いて構えると同時にヒッポリト星人は真っ二つになりながら大きな爆発を起こした。

 

 

 

夕焼けの中、オーブはセブンとAに頭を下げた。

 

「ありがとうございました。御二方がいなければどうなっていた事か…」

 

「顔を上げろ、オーブ」

 

セブンに言われてオーブは顔を上げた。

 

「良い面構えをしているな。それでこそウルトラマンだ」

 

「セブンさん…」

 

「君の、いや、君達のお陰で俺達はもう一度立ち上がる事が出来た。感謝をするのはこちらも同じだ。ありがとう、ウルトラマンオーブ」

 

「Aさん…!」

 

「これからもこの地球を頼んだぞ、ウルトラマンオーブ」

 

「『『はい!』』」

 

そう言ってオーブはA、セブンと強い握手を交わした。

 

そして、三人は夕暮れの空を仰ぎ見た。

 

「ジュワッ!」

 

「シュワッ!」

 

「シュゥゥワッチ!」

 

三人は一斉に飛び立ち、夕焼けの太陽の中に消えていった。

 

 

 

 

「初めての変身だったが…これから宜しくな、ウルトラセブン」

 

長門はウルトラセブンのカードを見ながら言った。

 

そして、カードをしまい、レストランの扉を引いた。

 

「いらっしゃい。」

 

「……」

 

長門は店主の顔をじっと見つめた。

 

店主も長門を見つめ返した。、

 

「?どうした?俺の顔に何か付いているか?」

 

「い、いや…何故か分からないが妙に…」

 

「そうか。俺も何故かは分からんが妙に懐かしく感じた。…おっと、客を待たせちゃいけないな。この時間じゃ客はあんただけだ。好きな所座ってくれ。」

 

店主は長門に座るように言い、長門は適当な席に座った。

 

「何にするかい?この店の自慢はハヤシライスだぞ」

 

「じゃあ、それを頼むよ」

 

「あいよ!」

 

そう言って店主はハヤシライスを作り出した。

 

「アンヌ、お客さんだ。水を出してやってくれ」

 

「はいはい」

 

長門は人知れない、けれど知る人ぞ知る店で一人ディナーを楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

ウルトラマンA45周年祭に参加したけど大丈夫かな…満足させられるかな…

不安しか残りませんがまた次回お会いしましょう!
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