横浜鎮守府の【提督】宝珠の戦士と【副提督】   作:シャイニングピッグEX

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泣いても笑っても最終回!

さあ、ここで種明かし。

4話から前回までの前書きの二行目の最小の文字を繋げて見ましょう。

すると…?


フュージョンファイト!

夜が明けた。

 

人々は目を覚まし、太陽が姿を現し、地平線へと光をもたらす。

 

ガイも外へ出て、要塞に光が灯るのを待った。

 

子供達や艦娘、怪獣達はガイを追いかけるようにして外へ出た。

 

「ウルトラマン…来てくれる?」

 

「ああ。俺は皆が寝てる間にオーブや他のウルトラマンに想いを届けた。きっと来てくれるさ」

 

ガイは一人の子供の頭を撫でながら言った。

 

そして、要塞の方に向き直した。

 

それと同時に要塞に光が灯り、起動を開始した。

「来たか…」

 

『時間だ。答えを聞こう。人類よ、さあ、答えろ』

 

要塞から音声が鳴り響く。

 

しかし、人々の想いは変わらない。

 

「俺達はこのままの地球でいい!楽園なんかいらねえ!」

 

『ほう…?』

 

「確かに喧嘩だってするし、苦しい事や辛いことだってある!」

 

「だけど、私達はそれを乗り越えられて来たの!ちゃんと仲直りをして、一緒に支えあって私達は生きてきたの!」

 

「完璧じゃない俺達だけど、いや、完璧じゃない俺達だからこそ悪いところを補い合っているんだ!お前の様なやつに楽園にされるくらいなら皆で楽園を作り上げる方を選ぶ!」

 

一人の男の意見に皆は賛同した。

 

『…残念だ』

 

要塞はその音声と共に人々に向けて光線を放った。

 

人々はそれを見て思わず顔を腕で隠した。

 

「!!」

 

ガイはオーブカリバーを上に掲げた。

 

 

 

「スァッ!」

 

「……??」

 

人々は恐る恐る腕を下げ、前方を向いた。

 

「……!ウルトラマン!」

 

「ウルトラマンオーブだ!」

 

人々の前に立っていたのは、オーブカリバーで要塞から放たれた光線を斬り裂いたウルトラマンオーブであった。

 

オーブが復活していた事に人々は歓声を上げた。

 

「ありがとう。クレナイ・ガイと言う青年から皆からの想いを貰った。俺が復活出来たのも皆のお陰だ」

 

オーブはそう言って強く頷いた。

 

その言葉に人々は先程よりも大きな歓声を挙げた。

 

「俺はもう一人なんかじゃない!シュアッ!」

 

オーブは強く地面を踏み込んで要塞の元へ飛び立った。

 

 

 

 

『どうしても君は私と闘うつもりか?』

 

「ああ。お前を倒し、平和を取り戻す」

 

オーブはそう言ってオーブカリバーを構えた。

 

『分かった…ならば私も真の姿を見せるとしよう!』

 

そう言って要塞は変形を始め、段々色が変わり、人型へと変わっていった。

 

「…それが本当の姿か!ゼルガノス!」

 

ゼルガノスはマガタノオロチとギガバーサークを取り込んだ究極魔王、マガバーサークゼルガノスとなった。

 

「さあ、勝負だ!オーブ!」

 

ゼルガノスはそう言って巨大な拳をオーブに向けて振り下ろした。

 

オーブ大きく飛び上がって躱し、腕を十字に組んでオリジウム光線を発射した。

 

効果がないのか、ゼルガノスはそれを手で払い除け、オーブを捕まえて地面に投げつけて地面に叩きつけた。

 

「グアアアアッ!」

 

大きく土砂が舞い上がり、オーブは地面に倒れ伏せていた。

 

ゼルガノスはそれをサッカーボールのように蹴りあげ、ビルを掴んでバットのように殴りつけた。

 

「ウアアアッ!ウグッ…!」

 

オーブはよろめきながら立ち上がり、オーブスプリームカリバーを放った。

 

ゼルガノスは胸のコアからバリアを張って防ぎ、拳を握り合わせてオーブに向けて振り下ろした。

 

オーブはそれに気付きオーブカリバーをしまって後ろに後転をして間一髪のところで避けきった。

 

「ぬうううう!死ね!死ね!」

 

ゼルガノスは体から無数の触手を伸ばし、オーブに向けて一斉に向かわせた。

 

オーブは飛び立ちながら触手を回避し、ゼルガノスへとオリジウム光線やオリジウム光輪を放った。

 

効果がないのは分かっているが、持っている全ての手を尽くす他無かった。

 

「くっ!これもダメか!」

 

すると、オーブに触手が近付き、オーブを掴んで地面に叩きつけた。

 

「ウアアアアアアア!」

 

オーブはビルにもたれこみ、カラータイマーを点滅させていた。

 

「オーブもこれで終わりか…些かつまらないが、終わりだ」

 

ゼルガノスはそう言って手のひらをオーブに向け、その間にエネルギーを貯め始めた。

 

「クッ…!」

 

「フハハハハハハハハハ…!」

 

「頑張れー!オーブー!」

 

一人の子供が叫んだ。

 

「負けないでー!」

 

「立って!ウルトラマン!」

 

人々はオーブに向けて声援を送り始めた。

 

「邪魔がいたか…ならば先に貴様らを消すまでよ!」

 

ゼルガノスは人々の方に手のひらを向け、人々はそれを見て悲鳴を上げ始めた。

 

「やめろ!ウウッ…!」

 

オーブは必死で立ち上がろうとするが、体に力が入らず、立ち上がれない。

 

「消えろーーー!」

 

ゼルガノスが光線を放った時であった。

 

一つの光が空高く舞い降り、光線を反射させてゼルガノスに命中させた。

 

ゼルガノスはその勢いで後ろに倒れ込んだ。

 

「ぐああっ!なんだ!?」

 

その光はオーブにエネルギーとウルトラマン達のフュージョンカードを与え、そして百合の元へと飛んでいき、変身道具へ姿を変えた。

 

「これって……!」

 

百合はその変身道具を手に、外へ走り出した。

 

そして、それを振り上げた。

 

 

 

 

一つの光の柱がオーブの前に立ち、一つの丸い光はやがて一人のウルトラマンへと姿を変え、ファイティングポーズを構えた。

 

「セャッ!」

 

そのウルトラマンはオーブへ手を貸し、オーブはその手を握って立ち上がった。

 

「貴方は…?」

 

オーブが見てきたウルトラマンとは違う。

 

ギンガやエックスにも似ているが、少し違っていた。

 

「私はウルトラマンゼノ。君と同じウルトラマンだ」

 

ゼノはそう言って頷いた。

 

「ありがとう…それにこのフュージョンカードは…」

 

「私が一生懸命探してきたんだ。この日までずっと」

 

「ありがとうございます、本当に」

 

「話はまた後でだ。まずはゼルガノスを…この世界の私を倒すぞ!」

 

「…はい!」

 

「セャッ!」

 

「シュアッ!」

 

オーブとゼノは飛び上がり、ゼルガノスの元へ向かった。

 

「別次元の俺だと!?」

 

「ああ!お前は私の時空移動能力を欲し、この次元に零が来ることを待っていた!そして、零を取り込み私となろうとした!そんなことは既に分かっていた!」

 

「バカな…一体何故…!」

 

「零の後を追ってここに来てみたら私と同じ気配を見つけ、そこに向かえばお前を見つけた。深海棲艦を生み出し、地球から地球人類を消し去って自分の楽園に変えるために!」

 

「なにもかもお見通しか…ならば私はお前を消し、ゼノとなって全ての宇宙を!次元を支配する!楽園なんて関係ない!」

 

ゼルガノスはそう言って触手と光弾を無数に放った。

 

「オーブ!二手に別れゼルガノスを倒すぞ!」

 

「はい!」

 

ゼルガノスとオーブは左右に別れ、ジェネレーションソードとオーブカリバーでゼルガノスに斬撃を加えた。

 

迫り来る触手も切り裂き、ゼノクロスショットとオリジウム光線を放って触手達をどんどん斬り裂いていった。

 

しかし、ゼルガノスには効果は無く、ゼルガノスは体から大量の光線を放った。

 

オーブとゼノは人々に当たらないように立ち塞がり、バリアを張って光線を防いだ。

 

「ダメです!キリがありません!」

 

「一体どうしたら…!」

 

 

 

 

早田提督はモニターでオーブとゼノの戦いの様子を中継映像で見ていた。

 

「私がもう一度戦えれば…!」

 

「早田提督…」

 

「私は50年前、彼らと同じように戦っていた。科学特捜隊、ハヤタ・シンとして。そして、ウルトラマンとして…!」

 

早田はそう言って立ち上がった。

 

 

「地球を愛し、地球人を愛したウルトラ警備隊七人目の戦士として」

 

 

 

「どんなに傷つき、倒れようとも、何度でも立ち上がって。まるで、ウルトラマンが帰ってきたように」

 

 

 

「銀河連邦を遥かに超え、宇宙のエースとして」

 

 

 

「怪獣が現れれば僕は飛び立ち、闘う。ウルトラ兄弟の名にかけて」

 

 

 

 

「シュアッ!」

 

「セャッ!」

 

オーブとゼルガノスは地上からオリジウム光線とゼノクロスショットを放っていた。

 

カラータイマーが鳴り響き、二人の体からは煙が上がっていた。

 

ゼルガノスは二つの光線を払い除け、二人に強烈な光線を放って押しのけた。

 

「グアアアアッ!」

 

「ウアアアッ!」

 

二人は地面に倒れ込んだ。

 

「どうしたら…!」

 

「オーブ…私の光を使ってくれ」

 

ゼノは手から一つの光を出し、オーブに渡した。

 

「これは…変身道具…一か八か!光の神の力、お借りします!」

 

ガイはオーブリングにゼノブラスターを通し、オーブカリバーで全てのフュージョンカードと共にかき混ぜた。

 

『ゼノバースフュージョン!』

 

カードは順にオーブリングに通り、ゼノブラスターの力で様々な色の光となって混ざり合い、いくつもの光に変わった。

 

光達は沢山の光の戦士へ変わり、オーブ達の前に立った。

 

『スペシウムゼペリオン!』

 

『バーンマイト!』

 

『ハリケーンスラッシュ!』

 

『サンダーブレスター!』

 

『ライトニングアタッカー!』

 

『エメリウムスラッガー!』

 

『フォトンビクトリウム!』

 

『ナイトリキデイター!』

 

光達は様々なオーブへと変身し、オーブの全てのフュージョン形態に次々と変わっていった。

 

百合は、その光景を見て気が付いた。

 

『これは…私が夢で見た光景…!?』

 

百合の夢にも、たくさんのウルトラマンオーブの姿が並んで立っている姿が見えていた。

 

その夢は現実となり、希望へと変わった。

 

オーブ達は構えをとり、オーブオリジンとゼノも構えも取った。

 

 

 

「那珂お姉ちゃん!アレ歌ってよ!アレでウルトラマンを応援しよう!皆で考えたあの歌を!」

 

「分かった!よーし!皆行っくよー!」

 

「那珂ちゃん!マイク!」

 

川内は持っていたマイクを那珂に投げた。

 

那珂はそれを受け取って大きく息を吸い込んだ。

 

いつの間にか後ろにはたくさんの楽器を装備した大人や艦娘が立っていた。

 

「ウルトラマンフュージョンファイトオオオオオオ!」

 

那珂と共にウルトラマンの歌を歌っているユニットも現れ、オーブ達を応援し始めた。

「シュアッ!」

オーブ達は応援を受けゼルガノスに向かった。

 

「スペリオン光線!」

 

「ゼットシウム光線!」

 

スペシウムゼペリオンとサンダーブレスターを初めとする戦士達が光線を放った。

 

「アタッカーギンガエックス!」

 

「ウルトラフルバースト!」

 

空中ではライトニングアタッカーやスペシウムシュトロームを始め空中での技で闘う戦士達が、ゼルガノスに攻撃を加えていた。

 

「オーブスラッガーショット!」

 

ハリケーンスラッシュを初めとする切断技を使う戦士達は触手や光弾を斬り裂いていた。

 

 

 

「GO!Fighter!信じてる!銀河を超えて!そうさ僕ら永遠に同じウルトラの子だ!ウルトラマン!フュージョンファイトオオオオオオ!」

 

人々のウルトラマンを応援する気持ち。

 

それが光となってオーブ達の中に入っていった。

 

「なんだ!?」

 

そして、その光は沢山の光となって様々な場所へ流星のように飛んでいった。

 

 

 

「早田提督…それ…!」

 

早田の手にはベーターカプセルが握られていた。

 

「これは…!」

 

気が付くと、早田は白い空間の中にいた。

 

「早田…」

 

「君は…ウルトラマン」

 

早田の前にはウルトラマンが立っていた。

 

「早田、もう一度私と戦って欲しい。あの日と同じように、一心同体となって…」

 

「…ああ。私はずっと君がくるのを待っていた。もう一度高く高く空へ飛べることをずっとずっと願っていた」

 

ウルトラマンは強く頷いた。

 

早田は外へ出てベーターカプセルを掲げ、100万ワットの輝きを放った。

 

「シャアッ!」

 

 

 

 

 

「おのれええええ!オーブ!ゼノ!お前達は…私が…!」

 

すると、いくつもの足音が静かに響き、ゼノとオーブの後ろに近付いていた。

 

「…ん?なんだ?」

 

「あっ!あれは…!」

 

一人の女性が遠くを指さした。

 

「時を越えて出会う筈さウルトラLEGEND!」

 

その歌詞が今、正に現実になっていた。

 

 

胸に流星のマークを付け、自慢のジェットを携えて。

 

「来たぞ…」

 

「我らの…!」

 

「ウルトラマン!」

 

 

 

「あなた達は…!」

 

ゼノとオーブの後ろには、ウルトラマンを始め、ウルトラ兄弟達やウルトラの父、母、キング、ジョーニアス、チャック、スコット、ベス、ゼアス、ナイス、ティガ、ダイナ、ガイア、アグル、コスモス、ジャスティス、ネクサス、マックス、ゼノン、ゼロ、ベリアル、ギンガ、ビクトリー、エックス達ウルトラファミリーが勢揃いしていた。

 

「な…!そんなバカな…!」

 

「我々は宇宙から光が消えそうになればどこへでも飛んでいく!」

 

「私達が愛したこの地球も、宇宙も、我々が守る!」

 

「黙れええええ!」

 

ゼルガノスは触手と光弾を飛ばし始めた。

 

「行くぞ!皆!」

 

「おう!」

 

「ああ!」

 

ゾフィーの声と共にウルトラ戦士達はゼルガノスに向かった。

 

スラッガーエース、ゼロ、エース、セブン、エメリウムスラッガーは各々の技で触手を切り裂き始めた。

 

「デュワッ!」

 

「トァー!」

 

「エェリャッ!」

 

「スァッ!」

 

「シュアッ!」

 

 

「オォォー!」

 

「ハァァー!」

 

ギンガとビクトリーはエネルギーを貯め始めた。

 

「ギンガエスペシャリー!」

 

「ビクトリウムエスペシャリー!」

 

ギンガとビクトリーは究極技でゼルガノスの光弾を打ち消していた。

 

「メビュームエスペシャリーブレード!」

 

「アタッカーギンガエックス!」

 

「アタッカーエーックス!」

 

そこにメビュームエスペシャリー、ライトニングアタッカー、エックスが技を放った。

 

「良いぞ!エックス!オーブ!」

 

「ギンガやビクトリーも助かるぞ!」

 

 

 

「コズミューム光線!」

 

「ダグリューム光線!」

 

「フルディウム光線!」

 

コスモス、ジャスティス、フルムーンザナディウムが必殺光線を放ち、悪しき者であるゼルガノスやマガタノオロチを苦しめていた。

 

 

「行きましょう!先輩方!」

 

「チッ、今回だけは力を貸してやるよ」

 

「ヘヘッ。今回だけな、ベリアル」

 

ゼロとベリアルは拳をぶつけ、ウルトラマン達は光線の構えに入った。

 

「シャアッ!」

 

「シュワッ!」

 

「ヘェッ!」

 

「スペリオン光線!」

 

「ゼットシウム光線!」

 

「メガスペシウム光線!」

 

「ゼペリオン光線!」

 

「ソルジェント光線!」

 

「フォトンストリーム!」

 

「アグルストリーム!」

 

十人の戦士が一斉に光線を合体させ、合体光線にした。

 

 

「メビウス、レオ、アストラ、オーブ!行くぞ!」

 

「はい!タロウ兄さん!オァァァー!」

 

メビウスはバーニングブレイブに変身し、五人は同時に飛び上がった。

 

「ストビュームダイナマイト!」

 

「メビュームダイナマイト!」

 

「ウルトラダイナマイト!」

 

「イヤアアアアアッ!」

 

「タアアアアアッ!」

 

五人は炎をその身に纏い、ゼルガノスに突撃して爆発すると同時にその体に風穴を開けた。

 

「ぐおおおおお…ッ…!」

 

そして、ウルトラマン達は一箇所に集まった。

 

「ぐっ…何故だ…何故お前達正義の味方はいつも…正義を口にして守る必要のない者達の味方を…?」

 

「俺達は正義の味方なんかじゃないさ、ゼルガノス」

 

「何…?」

 

ゼルガノスの言葉に答えたのはウルトラマンオーブであった。

 

「俺達は光の戦士だ。人々の心から光が失われそうになった時、俺達はそこへ駆けつけて光を守る。正義なんてもん関係ない。誰かの光を消し去ろうとする悪が現れれば俺達はそれを倒し、光を守る。それが俺達の使命であり、俺のミッションだ」

 

「私は…私は…負けない……!負ける訳にはいかんのだアアアアアア!」

 

そう言ってゼルガノスはエネルギーを貯め始めた。

 

「諸先輩方!ゼノさん!光の戦士の力!お借りします!」

 

オーブのフュージョン形態達は様々な光となってオーブカリバーに入り、オーブカリバーは虹色に輝いた。

 

ウルトラマン達もオーブカリバーに光を与え、光線の構えを取り始めた。

 

「オーブ!フュージョンフィフティーカリバアアアアアアアアアア!」

 

オーブはオーブカリバーで五つ虹色の光の輪を作り、それをエネルギーに変え、オーブスプリームカリバーよりも巨大な光線を放ち、ウルトラマン達はその光線に各々の光線を合体させた。

 

ゼルガノスも全力の光線を撃ち、ウルトラマン達の光線と衝突した。

 

「うおおおおおおおお!」

 

「頑張れー!ウルトラマン!」

 

「行けえええええええ!ウルトラマンオーブううううう!」

 

「世界中が!君を信じてる!二つのパワーで!戦えウルトラマン!オォーーーブゥーーー!」

 

光線はゼルガノスの光線を押していき、光線はゼルガノスに直撃した。

 

「グアアアアアアアアアアアアアア!」

 

辺りは虹色の光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

夕焼けの空の中には、ウルトラマン達とオーブ、ゼノが立っていた。

 

ウルトラマン達は強く二人に頷き、宇宙の彼方へ飛び立って行った。

 

そして、オーブとゼノも空を仰ぎ見た。

 

「シュゥゥワッチ!」

 

「シュワッ!」

 

二人も夕焼けの太陽の中に飛び去って行った。

 

 

 

 

「零ー!零ー!?」

 

百合とガイは瓦礫の中を探していた。

 

「おーい!いたら返事してくれー!」

 

しかし、二人の呼びかけや搜索も虚しく、零の姿は一向に見つからない。

 

「やっぱり、あの時……」

 

「………」

 

百合が涙を落としかけた時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー死ぬかと思った!」

 

「だああっ!」

 

瓦礫の中から土で汚れた零が顔を出し、百合とガイは零の素っ頓狂な声でズッコケた。

 

「いたた…嘘!?零!?」

 

百合とガイは零の元に駆け寄った。

 

「ん?そうだよ?」

 

二人の前には元気な零が立っていた。

 

「え!?てっきりゼルガノスと一緒に…」

 

「それなんだけどさ~、何ていうか、俺だけ残った?って言うかさ、ゼルガノスやマガタノオロチだけ消えた、って言うか」

 

零は首を傾げながら言った。

 

「…そうか!コスモスさんの光線!コズミューム光線で!」

 

確かにコスモスのコズミューム光線には、悪の者には破壊光線となり、優しい者や善の者などには癒しの波動となる。

 

つまり、零だけにはダメージが入らなかったと言うことだろう。

 

「じゃあ…!」

 

百合は零の方に向かって走った。

 

零も百合の方に向かって走った。

 

そして、お互いに抱きしめ合い、熱い口付けを交わした。

 

「…とりあえず体洗ってこい。土まみれだぞ」

 

「えっ?あっ!」

 

ガイに言われ、二人は気付いた。

 

「ったく、しょうがない提督だな。ほら行くぞ」

 

「はい!」

 

ガイは苦笑しながら二人を連れて避難所へ戻った。

 

 

 

避難所の中に戻ると、三人は歓声で迎えられた。

 

「お帰りなさい。提督。いえ、ガイさん」

 

「おかえりなのです!ガイさん!」

 

「…ハラショー」

 

「Very coolでHotなFightだったヨー!」

 

「那珂ちゃん、応援みんなと頑張りました!」

 

「皆よく頑張ってくれた。ありがとう。避難所の方々や子供達、皆がいたからこそ、ウルトラマンは勝てました。本当にありがとう!」

 

ガイの言葉で拍手が起き、人々は口々に感謝の言葉を投げかけた。

 

「さ、零、風呂へ入るぞ。戦った後の汗を俺も流したい」

 

「はい」

 

零とガイの二人が浴場へ入ると、既にジャグラーが入っていた。

 

「よう、遅かったな、ガイ」

 

そう言ってジャグラーは湯船から立ち上がった。

 

「先に上がってるぜ」

 

ジャグラーは持っていたタオルを絞り、パァン!と音を立ててタオルを肩にかけ、浴場を出た。

 

「………」

 

「………」

 

 

 

二人は湯船に浸かった。

 

「ふぅ…戦いの後の風呂は最高だな」

 

「そうだね、ガイさん」

 

「しかしあれだよね」

 

「?何が?」

 

「まさかマガタノオロチ二回も来るとは思わなかった」

 

「本当だよ。しかも僕の体の中にいたんだし」

 

「本当に驚いたなぁアレ」

 

「ええ。あ、そうだガイさん。この辺りでどこか美味しい物食べれる店ある?」

「確か近くにジャグラーお気に入りのドーナツ屋があるぞ。今度行く?」

 

「あ、行く行く!」

 

「じゃあ今度行くか!」

 

 

 

 

 

そして、月日は流れ………

 

「今までお世話になりました。ガイさん、ジャグラーさん」

 

「また暇な時にでも来てくれよ。その時は歓迎するぜ」

 

ガイは零と、百合と強い握手を交わした。

 

「その時はみっちり特訓してやるぞ」

 

「い、いえ、それはいいです…」

 

「じゃあな、零君、百合ちゃん。俺も元自衛隊の隊長だったんだけど、今じゃ鎮守府のしがないおじさんだ」

 

「何言ってるんですか、渋川さんいつも艦娘の装備とか整備してくれてたじゃないですか。いつもありがとうございます」

「俺もそう言って貰えると助かるよ」

 

そう言って渋川は零、百合と握手を交わした。

 

「ジャグラーさんも、なんだかんだ言いながら良い人よね。甘い物をいつも差し入れしてくれたし、私のピンチも助けてくれたし」

 

「フッ、また美味い店紹介してやるよ。いつでも来い」

 

そう言ってジャグラーも百合と零と握手を交わした。

 

「そう言えば艦娘の皆はどうするの?」

 

「言われてみれば決めて無かったな。どうする?かまいたち。いやお前達」

 

「私達はここで生活するよ。またいつ怪獣やウルトラマンが来るか分からないからね」

 

「そうか。ならここは頼んだぞ、皆」

 

「ああ、任せておけ」

 

長門とガイは握手を交わした。

 

 

 

「さよーならー!」

 

「また来てねー!」

 

百合と零は艦娘達に見送られながら船で海へと旅立った。

 

ガイとジャグラーも、別々の方向へ歩き出した。

 

オーブニカの思い出のメロディーと共に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これにて、「横浜鎮守府の[提督]宝珠の戦士と[副提督]」は終了です。

ギミックがネタバレしてたなんて口が裂けても言えねえや。

では、また次回作でお会いしましょう。

さようなら
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