横浜鎮守府の【提督】宝珠の戦士と【副提督】 作:シャイニングピッグEX
私事ですが、テストやらなんやらあって更新出来ませんでした。
今日からなるべく毎日上げる様にいたします。
「それじゃあ本編、始まるわよ!」
『ウルトラマンオーブ!スペシウムゼペリオン!』
街で暴れるマガバッサーに、一人のウルトラマンが立ち上がった。
「俺の名はオーブ。闇を照らして悪を討つ!」
オーブと名乗ったウルトラマンは上からゆっくりと手を下ろし、円の形のカラータイマーの前で丸を作るようにしながら手を合わせ、腰に手を当てた。
「ピイイイイイッ!」
マガバッサーは大きな土煙を巻き上げながらオーブに突進していった。
オーブはそれを受け止め、上に払うとマガバッサーの腹に鋭い蹴りを入れ、マガバッサーも負けじと両翼でオーブの体に打撃を加えた。
そして、その勢いで飛び上がり、オーブに再度向かうもオーブは前転で突進を掻い潜り、立ち上がって構えを取った。
体勢を立て直したオーブは勢い良く飛び上がってマガバッサーにチョップを二発入れた。
マガバッサーも翼を羽ばたかせて浮き上がり、オーブに数発足蹴をし、オーブの肩を掴んで地面に倒し、オーブに乗っかって何度も踏みつけを行った。
オーブは何度目かの踏みつけを行おうとするマガバッサーの両足を立ち上がって掴み、ジャイアントスイングで地面に投げ飛ばした。
「ピイイイィッ!」
「シュワァッ!」
その光景を長門は呆然と見ていた。
そこに、大淀と明石と重巡洋艦の青葉の三人が駆け寄って来た。
「大丈夫ですか長門さん!」
「あ、ああ。」
「それにしても・・あれは一体・・?」
「ウルトラマンオーブ。」
百合が三人の元へ歩み寄って来た。
「ウルトラマン・・・オーブ?」
「輝く銀河の星。・・光の戦士の事よ。」
マガバッサーは翼を力強く羽ばたかせ、大きな風をオーブに向けて吹かせた。
あまりの風の強さに瓦礫等が飛び、オーブや長門達も立っているのが精一杯だった。
オーブは風が止むと同時にカラータイマーに垂直に手を当て、ウルトラマンの八つ裂き光輪に似た切断技、スペリオン光輪をマガバッサーに向けて放った。
マガバッサーは空を飛んで光輪をかわし、それを見てオーブはティガスカイタイプの素早さを発揮させて光輪を捕み、マガバッサーに向けて投げ飛ばして自分もマガバッサーを追いかけ飛び上がった。
光輪は紫色の弧を描きながらマガバッサーの翼に直撃し、マガバッサーはそれに驚いて高度を落とし始めた。
オーブをそれを逃がすまいとしてマガバッサーを掴み、空中でマガバッサーの頭にチョップを入れた後、顎に膝蹴りを入れて、マガバッサーの頭を掴んで背負い投げの様にしてマガバッサーを地面に叩きつけた。
その衝撃で大きな地震が起き、土砂が舞い上がった。
すると、カラータイマーが鳴り出し、オーブの体がふらつくと共に中のウルトラマンとティガが分離仕掛ける様にふらついた。
オーブは何とか持ち直し、立ち上がろうとするマガバッサーの方を向いて構えを取った。
オーブは右腕を垂直に上げ、紫色の光の輪を作り出した。
そして、左腕を垂直に横に曲げ、二重に輪を作って輪の中にエネルギーを貯めた。
「スペリオン光線!」
オーブは腕を十字に組んで光の輪をスパークさせ、腕からスペリオン光線をマガバッサーに放った。
マガバッサーは甲高い断末魔を上げながら爆発、四散した。
「やったーっ!」
「やりましたねーっ!」
それを見て百合達はそれぞれハイタッチをした。
オーブは空を見据え、両手を大きく上に広げた。
「シュゥゥ・・ワッチ!」
オーブは丸い波動を残しながら空へ飛び立った。
零は地面に戻り、百合達を探していた。
「お~い!・・・ん?」
すると、零はマガバッサーの頭頂部に付いていた赤い水晶を見つけた。
零はオーブリングを赤い水晶にかざした。
すると、赤い水晶から銀色のウルトラマンメビウスのカードが出てきた。
メビウスもウルトラマンやティガと同様に左手を前に出して球を持っている様なポーズで描かれていた。
零はそのメビウスのカードを手に取った。
「マガバッサーを封印していたのはメビウスさんだったのか・・。お疲れ様でした。」
零はメビウスのカードをコートの中にしまい、鎮守府の方に向かった。
鎮守府の前では百合達五人が零を待っていた。
「あ、お帰り零。」
「ああ。・・で、一人見かけない艦娘がいるんだけど、そちらは?」
零は青葉の方を向いて言った。
「どうも~、恐縮です!青葉です!」
「ああ、これはどうも・・。」
「で、長門さん、私達にして貰いたい事って?」
百合は長門の方を向いて言った。
「ああ、全員執務室まで来てくれ。どうせこの三人も活動を再開しただろうしな。」
「あはは、やっぱり分かってました?」
「食い付かない訳が無いと思ってな。」
「「?」」
零達は長門に連れられ、再度執務室に来た。
「もう分かっている通り、ここには提督がいない。そこで、二人には提督と副提督をしてもらう。」
「ああ、な~んだ、提督かあ~、そっかそっか~・・・・提督ぅ!?」
「気付くの遅いよ!」
百合は零に的確にツッコミを入れた。
「急な事で申し訳ないとは思うが、せめて前の提督が帰ってくるまでで良いんだ!頼む!」
そう言って長門は頭を下げた。
「私達からも頼む!」
明石の言葉で三人は頭を下げた。
「・・まあ、俺達もここに来るために来た様なもんだし、引き受けるか!」
「私達も寝るとこ無いし、困ったらお互い様って事かしらね。」
「・・・!感謝する!」
長門は二人の方を見てもう一度礼をした。
「では、この三人の事も紹介しよう。彼女達三人はチームを作って怪獣や魔王獣のことについて研究しているんだ。」
「それが私達!」
「人呼んで! 」
「特捜娘、通称特娘です!」
三人は大淀を中心にして決めポーズを取った。
これが特撮ならば後ろで爆発が起きそうな勢いである。
「特捜娘、ねぇ。」
「何て言うか・・安直過ぎない?」
「私もそう言ったんだが、彼女達も他の艦娘も覚えやすいからこれが良いんだと。」
「なるほどね~。」
「さて、本題に戻ろう。零にはこの白い制服と帽子を、百合にはこの黒い制服と帽子を着用してもらう。」
「これが提督の服か・・。」
「予備用の服で替えはないから、洗濯中だとかそう言った事情で着れない時は私服を着用してくれても構わない。」
「・・そう言えば、ここの艦娘ってどれくらいいるの?」
「そうだな・・日本の艦娘は全員揃っているらしいし、ざっと100隻は越えてるんじゃないか?」
「ひゃ、百隻・・・?」
「この鎮守府にそんなにいるの・・?」
「艦娘のリストは机の中に入っているから、それを見ておいてくれ、柊提督、副提督。」
「これから宜しくお願いしますね!両柊提督!」
「え、あ、ああ。」
「工場長や他の艦娘には私達から伝えとくよ。」
「あ、ありがとう・・。」
そう言って四人は執務室を出た。
すると、零のスマホの画面が灯り、零はスマホを取り出した。
『そろそろ出ていい~?ボクもここの空気吸いたいよ~!』
『私達もそろそろ暇なのよ・・。」
スマホの中でゴモラやガッツ星人が零に向けて画面の中から訴えていた。
「おっと、そうだったな・・。」
「流石にここじゃ狭いし、外へ行きましょうか。」
二人は外へ移動し、零はスマホを構えた。
『ソウルライ・・・リアライズ!オール!』
「ねぇ今貴方のスマホ何か間違えなかった?」
「気のせいじゃない?」
零はスマホから怪獣達を出現させた。
すると、大きな地震が起き、何事かとその方を見ると、ゴモラが怪獣の姿でぺたんと座っていた。
ゴモラは首を傾げて目をぱちくりとさせた。
「ゴモラだけ間違えて怪獣の姿で出てしまったみたいだな。」
「久しぶりに出てきたしね、仕方ないわ。」
すると、事件の匂いを嗅ぎ付けた特娘の三人がゴモラの元へ駆け寄って来た。
「何事ですか~?」
「・・・これは・・!」
「いや、こ、これは!」
「「「・・・可愛い~!!」」」
「「へ?」」
零と百合はそれを聞いて思わず目を点にした。
「提督!さ、触っても良いですか!?」
「と言うか撫でさせて下さい!」
「良いよなぁ!?なあ!?」
三人は目を輝かせて言った。
「・・しょうがない、少しだけだぞ。」
それを聞いた途端三人は一目散にゴモラに駆け寄って行った。
「・・ま、今回は遊ばせてあげて。ね?」
「・・キシャアアオオオ。」
今回はここまでです。
ではまた次回