横浜鎮守府の【提督】宝珠の戦士と【副提督】   作:シャイニングピッグEX

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さあ、今回も行きましょう。

トラウマレベルでレッドマンのペギラが怖かった。

『それでは、本編始まります。今回の挨拶はアギラでお送り致しました・・。」




水の汚濁は乙女の天敵!水の魔王獣を倒せ!

「うわああああ!」

 

ある日の朝、一人の艦娘の悲鳴で零達は叩き起こされた。

 

「ん~?何事ぉ・・?」

 

零はボサボサの髪を掻いて欠伸をしながら言った。

 

「どうせまた何かやらかしたんじゃないの?」

 

百合も布団から起き上がって言った。

 

すると、ドタドタと慌ただしい足音を立てながら、軽巡洋艦の川内が執務室の扉を勢いよく開けて中に入って来た。

 

「大変だよ提督!鎮守府中の水が臭くなっちゃってるんだ!」

 

「は?」

 

「と、とりあえず早く来て! 」

 

「あ、ああ。分かった。」

 

零と百合は急いで着替え、水道を調べに行った。

 

零は試しに水道の蛇口の栓を回して水を出した。

 

すると、辺りに言葉では表し切れない異臭が放たれた。

 

「ヴェェッ!なんだこりゃ!?」

 

零は鼻をつまんで手で臭いを払った。

 

「いくらなんでもこれは異常ね・・ゲホッ。」

 

「今のところ臭いの被害は無いよ。・・私以外は。」

 

川内は何も知らず顔を洗ってしまったのだろう、顔と手を中心に異臭が放たれていた。

 

「どうやら他の鎮守府では起きていないようですが・・どこでまた異臭被害が起きるか分かりません。私達で原因を突き止めましょう!」

 

「ああ!絶対許しちゃおけねえ!」

 

「特捜娘!出動です!」

 

そう言った特娘の青葉からも異臭が漂っていた。

 

「・・・青葉もやっちゃったんだね。」

 

「・・・はい。」

 

青葉は苦笑いしながら泣いた。

 

 

零、百合、吹雪、赤城、そして特娘三人の七人は一度執務室に行って作戦会議を始めた。

 

「大淀、何か情報はある?」

 

「そうですね・・鎮守府の裏をまっすぐ行った所に大きな溜め池があるのは提督もご存知ですね?」

 

「ああ。」

 

「ええ。あそこやダムから私達の生活用水が来てるのよね?」

 

「はい。その通りです。」

 

「そうなると、原因はそこにあると言う事ですか?」

 

吹雪が大淀に聞いた。

 

「恐らく。」

 

「ふむ・・また魔王獣の仕業だとしたら厄介だな・・。」

 

「深海棲艦の事も絡んでくるでしょうし、また艦隊を編成しないといけませんね。」

 

「そうだな。またこちらから放送で艦隊を決めるから、それまで各々準備をしておいてくれ。」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

艦娘達と特娘達は敬礼をして執務室から出た。

 

「しかし、青葉と明石、それに吹雪と赤城は決まってるから、決めるのは二人だな・・。」

 

零は椅子に腰掛けながら言った。

 

「誰が良いかしら・・・。」

 

百合も艦娘のリストを見ながら言った。

 

「う~ん・・。」

 

「・・・あ、この二人なんてどうかしら?」

 

「どれどれ?」

 

百合が出したのは重巡洋艦最上と航空戦艦日向であった。

 

「この二人、聞いた話によると良い師弟関係だそうよ?」

 

「なるほど・・・ならこの二人も入れて行かせてみよう。艦隊の皆には水路を辿って池まで行く方針で。」

 

「分かったわ。」

 

そして、百合は放送を入れ、明石、青葉、赤城、吹雪、日向、最上、大淀を呼んだ。

 

 

 

数分後に七人全員集まった。

 

明石は何か大きな機械を用意していた。

 

「明石、それは?」

 

「それは向こうに行ってからのお楽しみ!」

 

明石はそう言ってウインクした。

 

「そうか・・では、今回のメンバーはここにいる六人だ。大淀と俺達はここから池へ、艦隊の皆は水路を辿って池に来てくれ。」

 

「了解しました。」

 

「腕がなるな。決してぶつかるなよ?最上。」

 

「分かってるよ~!」

 

「よし。では、出動!」

 

零の指令で艦隊は行動を開始した。

 

「じゃあ、私達も行きましょう!」

 

「ああ!」

 

「はい!」

 

零達も鎮守府の外に出て池へ向かった。

 

 

 

「ところで、青葉さん。」

 

「はい、何でしょう?」

 

「その重装備は一体・・。」

 

吹雪は青葉に付けられた物について聞いた。

 

青葉の体には大量の消臭グッズが身に付けられていた。

 

「提督に少しでも臭いを抑えろって言われましてね・・。」

 

「ああ・・。」

 

「皆、見えて来たよ!」

 

最上は池の方を指差しながら言った。

 

「あれは・・魔王獣!」

 

池には、魚の様な肌と器官を持った魔王獣、マガジャッパが池に浸かっていた。

 

「あいつが私を・・・絶対許しません!」

 

青葉はマガジャッパを見つけ、その方へと急いだ。

 

「青葉さん、目が本気ですね・・。」

 

「私達も急ぎましょう!」

 

「ああ!」

 

赤城の声で残りの五人も池へ急いだ。

 

 

零達三人も池に到着した。

 

「ガッゴッゴッゴッゴッ!」

 

「こいつは・・・うっ!まるでこぼした牛乳を拭いた雑巾の様だ!」

 

「いや、それ以上に凶悪よ!」

 

「こんなのがいたらたまったもんじゃありませんよ・・!」

 

三人は鼻をつまみながら言った。

 

そして、マガジャッパが池から出ようと立ち上がった時だった。

 

「青葉の砲撃を喰らいなさい!」

 

青葉は怒りに任せて砲撃と雷撃をマガジャッパに行った。

 

そして、その後ろから吹雪達が砲撃を行い、赤城は戦闘機でマガジャッパに攻撃をした。

 

「よーし!後は私に任せて!」

 

明石は出撃する前に作っていた銃、SAPガンを取り出した。

 

「明石、それは?」

 

「こいつはスーパー・アブソーベント・ポリマーガン。略してSAPガンって言って、吸水性のポリマーを発射して敵の動きを止めるんだ。対深海棲艦用で開発してたんだけど、まさか怪獣に使うなんてな。」

 

「おお!早速撃ちましょう!」

 

「ああ。SAPガン、発射!」

 

明石はマガジャッパの頭上に狙いを定めて撃った。

 

弾は見事命中し、マガジャッパの頭部で爆発して、マガジャッパの動きを鈍らせた。

 

「良いぞ明石!」

 

そして、赤城と吹雪の手元にオーブリングとウルトラフュージョンカードが現れた。

 

吹雪と赤城は頷き合い、陸地に上がってオーブリングを起動した。

 

「ウルトラマンさん!」

 

『ウルトラマン!』

 

「ヘェッ!」

 

赤城はウルトラマンのカードをオーブリングに読み込ませた。

 

「ティガさん!」

 

『ウルトラマンティガ!』

 

「ヂャウッ!」

 

吹雪もティガのカードをオーブリングに読み込ませた。

 

「「光の力、お借りします!」」

 

赤城と吹雪はオーブリングを掲げた。

 

『フュージョンアップ!」

 

「テャーッ!」

 

「シャアッ!」

 

『ウルトラマンオーブ・スペシウムゼペリオン!』

 

 

 

マガジャッパの前に、オーブが紫色の光を放ちながら現れた。

 

「俺の名はオーブ。闇を照らして悪をうっ!?」

 

オーブがゆっくりと腕を下ろしているとマガジャッパがオーブに襲い掛かって来た。

 

「ガッゴッゴッゴッ!」

 

マガジャッパの攻撃にオーブは怯みつつも引き剥がしたが、マガジャッパはすぐにオーブを掴んだ。

 

オーブはマガジャッパ腕から脱出して間合いを取り、マガジャッパの頭部にチョップを叩き込むも、臭いがキツくて攻撃の手を緩めてしまった。

 

マガジャッパはオーブに突進し、オーブはジャッパの腹部に打撃を入れて突進を止め、蹴りを入れて後退りたせた。

 

そして、もう一度構えなおしてマガジャッパに向かうも異常なほどに臭いマガジャッパの口臭で後退りした。

 

『うええええ・・・。』

 

『なんて酷い臭い・・。』

 

オーブは半ばヤケクソ気味にスペリオン光輪を何度も投げつけたが、マガジャッパの体はそれを弾き、体を回して尻尾でオーブに強烈な攻撃を入れた。

 

マガジャッパは両手を広げ、吸盤の様な器官から空気を吸い込み始め、オーブを引き寄せた。

 

「ウウウウアアアアア・・・!」

 

オーブは必死に抗うも、抵抗虚しく吸い寄せられ、マガジャッパの口臭をまんべんなく顔に吹き掛けられた。

 

「グッ・・!ウオアアアア・・!」

 

あまりの臭さにオーブも口を覆いながらその場に倒れてしまった。

 

その間に、マガジャッパは姿を消して透明になった。

 

オーブは辺りを見回していると、その後ろから強烈なマガジャッパのタックルを喰らい、その場に倒れ込んだ。

 

そして、何度も尻尾で叩かれ、もう一度吸引されてタックルを喰らって倒れ、元の赤城と吹雪に戻ってしまった。

 

「ふえええ~。」

 

「これは臭すぎます・・・!」

 

そう言いながら二人は零達の元に倒れ込んだ。

 

そして、オーブリングとタロウのカードは日向の元へ、メビウスのカードは最上の元へ飛んでいった。

 

「これは・・・。」

 

「・・・最上!」

 

「うん!」

 

日向と最上は近付き、日向はオーブリングを起動させた。

 

「タロウさん!」

 

『ウルトラマンタロウ!』

 

「タァァァー!」

 

日向はオーブリングにウルトラマンタロウのカードを読み込ませた。

 

すると、カードは赤い光となってリングをくぐり、ウルトラマンタロウへと姿を変えた。

 

「メビウスさん!」

 

『ウルトラマンメビウス!』

 

「セヤッ!」

 

最上も日向と同じようにウルトラマンメビウスのカードを読み込ませた。

 

カードは銀色の光となってリングをくぐり、ウルトラマンメビウスへと姿を変えた。

 

「「熱いやつ、頼みます!」」

 

日向と最上は隣同士で立って両手を広げ、オーブリングを一緒に持って最上は左へ、日向は右へ体を反らせて、オーブリングを掲げ、タロウとメビウスも同じように体を反らせて右拳を掲げた。

 

『フュージョンアップ!」

 

その声と共にタロウとメビウスは赤い光と銀色の光に包まれ、光の戦士となった最上と日向に一体化した。

 

「タァァー!」

 

「ヘアッ!」

 

『ウルトラマンオーブ・バーンマイト!』

 

 

紅き炎の中から銀色の環状の光をくぐって赤いオーブが飛び出し、タロウ譲りのスワローキックをマガジャッパに喰らわせた。

 

マガジャッパはそれを喰らって思わず横に倒れた。

 

そして、オーブは着地し、赤い拳を握りしめた。

 

「姿が変わりましたよ!」

 

「なんだか凄く強そう!」

 

零達は期待の眼差しでオーブ・バーンマイトを見た。

 

「紅に燃えるぜ!」

 

そう言ってオーブは構えを取り、強烈な一撃をマガジャッパに喰らわせた。

 

マガジャッパはその攻撃に思わず怯み、オーブは隙を与えまいと二回膝蹴りを入れ、マガジャッパの頭部に強い一撃を入れた。

 

「おおー!いけー!」

 

零達はまるで格闘技を見ているかの様にオーブを応援した。

 

オーブはマガジャッパを掴みながら零達の方を見てグッと拳を上げ、マガジャッパの鼻の孔に指を突っ込んで怯ませた。

 

そして、マガジャッパの首根っこを掴みあげ、高速で振り回して地面に叩きつけた。

 

マガジャッパも負けじとオーブに突進するも、オーブは八双扉でマガジャッパを押さえつけ、立ち上がって拳に炎を纏い、マガジャッパに更に強い一撃を喰らわせた。

 

マガジャッパは急いで間合いを取り、鼻から緑の液体を放った。

 

オーブは地面に飛び込んで勢いをつけ、火花を散らしながらスライディングしてマガジャッパの足元を掬ってマガジャッパを転ばせた。

 

そして、もう一度立ち上がり、構え直して体を赤く光らせた。

 

マガジャッパも立ち上がり、オーブに突進し始めた。

 

『行くぞ最上!今だけは思いっきりぶつかって良いぞ!』

 

『もちろんだよ日向!戦艦の力、見せてよね!』

 

「『『ストビュームダイナマイトォ!』』」

 

オーブは体をまだらに光らせ、体に炎を纏った。

 

そして、マガジャッパに突進して行った。

 

「『『うおおおおおおおお!』』」

 

オーブはマガジャッパとぶつかると同時に体を光らせて自爆した。

 

あまりの爆発に零達は腕で身を守った。

 

爆風が晴れた後には、オーブが誇らしげに立っていた。

 

「・・勝ったのですか?」

 

「勝ったわ!勝ったのよ!」

 

「おお!やった!」

 

オーブは天を仰ぎ見て、飛び立つ風で辺りの火を消しながら空へ飛び去った。

 

 

 

最上と日向はオーブリングを持って、赤い水晶体の元へ歩み寄り、日向はオーブリングを水晶体に掲げた。

 

すると、水晶体からウルトラマンジャックの緑色のカードが出現し、日向はそれを手に取った。

 

「あの怪獣・・マガジャッパを封印していたのはジャックさんでしたか。」

 

「お疲れ様でした。」

 

そして、二人は鎮守府に戻り、浴場で報告した。

 

その中には、七人の他に、川内等の艦娘達も入っていた。

 

零も風呂に入るため、髪を結んでいた。

 

「皆、よくやった!今日はいくらでも風呂を使って良いぞ~!」

 

「「「「「「「は~い!」」」」」」」 

 

すると、怪獣達が湯船に飛び込む音が聞こえた。

 

「じゃあ私達も~!」

 

「キャッホ~!」

 

「ちょっ、こら、湯船に飛び込むなあああ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

うーむ、ネタがほとほと尽きてきた・・・

それではまた次回!」
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