横浜鎮守府の【提督】宝珠の戦士と【副提督】 作:シャイニングピッグEX
ンー、寒いけど頑張ろう!
『本編始まるよー!今回の担当はカプセル怪獣ミクラスがお送りしましたー!』
『そろそろ気付いた人はいるか?』
『まだいないんじゃない・・?』
『ウルトラマンオーブ・スペシウムゼペリオン!』
赤城と吹雪はウルトラマンオーブに変身し、赤い炎の球の消火に取りかかった。
『火を消すには水が一番。周りを水で覆ってしまえば消せる筈です。』
「シュウワッ!」
オーブは球と同じ高さまで飛び上がり、手のひらを出して両手から水を出し始めた。
『『オーブアクアリング!』』
オーブは水を球体状に固め、水を吹き終わると腕を胸の前で交差させて回転し、光の輪を作り始めた。
その様子を、零と百合は下で眺めていた。
「あれは・・キャッチリング?」
「ああ。ウルトラマンさんが使っている、敵を拘束する技だ。」
「ってことは、キャッチリングで一気に水を凝縮させて火を消そうって事かしら?」
「まあ、そんなとこだろうな。」
オーブは高速回転して光の輪を炎の球に飛ばし、炎の球を囲ったかと思うと一気に輪を縮めて水の塊を炎の球に覆い被せた。
すると、炎は消え、中からこの異常気温の原因である魔王獣が現れ、地面に着地した。
「ギィーー!」
「うっ!」
魔王獣から発せられる凄まじい熱で零と百合は腕で顔を覆った。
その二人の顔からは汗がふつふつと噴き出していた。
『どうやらこいつが原因のようですね。』
『さっさと倒しましょう!赤城さん!』
『ええ!吹雪さん!』
「シュウワッ!」
オーブは構えを取り、火の魔王獣マガパンドンに向かっていった。
「シュワッ!」
オーブはマガパンドンに向かって走りだし、マガパンドンが吐いた火球を空中バク転でかわしてそのままマガパンドンに鋭い蹴りを入れた。
その蹴りの威力でマガパンドンはのけ反り、オーブは隙を見せずにティガパワータイプの怪力を発揮させて打撃を数発入れた。
マガパンドンも負けじと炎の球を吐き、オーブに直撃させて大きな爆煙を起こした。
「オーブ!」
しかし、オーブは二人の不安を振り払うべく爆煙の下を前転で潜り抜け、ティガスカイタイプの俊敏さを発揮させて素早くマガパンドンの後ろに回り込んで背負い投げをした。
「後は光線を撃つだけよ!オーブ!」
オーブは百合の方を見て頷き、スペリオン光線の構えを取った。
それを見たマガパンドンは慌てて起き上がり、火球をオーブに向かって連発した。
が、焦っているあまり、火球はオーブに当たらず、オーブはエネルギーを溜めて腕を十字に組んだ。
「『『スペリオン光線!』』」
オーブは腕から光線を発射し、光線は見事マガパンドンに命中、爆発四散した。
そして、戦いを終えたオーブが飛び立とうとしたその時だった。
「ギアアアアアッ!」
後ろから、雄叫びと共に青い体の怪獣が姿を現した。
「!?」
『もう一匹いたのですか!?』
『そんな!さっきは何も!』
「あれはラゴラス!?」
「ええ!以前マックスさんが戦った怪獣の一匹で、冷気を操れる怪獣よ!」
「ってことはかなり厄介だな・・!」
オーブは若干よろめきながらも氷の魔王獣マガラゴラスの方を向き、構えを取った。
マガラゴラスは走ってくるオーブに向けて口と胸から冷凍光線と灼熱光線を放った。
「ウアアアア!」
オーブはそれを喰らって大きく吹っ飛んだ。
「オーブ!」
オーブは大きな地響きと土煙を起こし、倒れこんだ。
そこに零と百合が駆け寄った。
「オーブ・・吹雪、赤城!」
「大丈夫!?」
「・・シュワ!」
オーブは強く頷き、力を振り絞って立ち上がった。
「シュワァッ!」
オーブが立ち上がり、カラータイマーが点滅した時だった。
「シュワアッ!」
「シャアッ!」
「チャァッ!」
中のウルトラマンとティガも一瞬だけ構えを取り、もう一度オーブの中に入った。
『またいけますね?吹雪さん。』
『はい!まだ私は沈みません!』
オーブはマガラゴラスの冷凍光線と灼熱光線をものともせず、マガラゴラスの元に飛び込んで行き、ティガ直伝の飛び蹴りをマガラゴラスに入れた。
そして、着地したと同時に腕を水平に広げ、マガラゴラスの胸のマグマコアにオーブフリーザーを当てて灼熱光線を使えなくした。
マガラゴラスは立ち上がって胸から灼熱光線を出そうとした。
しかし、マグマコアは完全に凍っているため、光線を撃つことは出来ない。
オーブは焦っているマガラゴラスの口を掴み、マガラゴラスの顎にアッパーを入れて怯ませた。
そして、バック転をして間合いを取ってしゃがみ、腕と胸から放つオーブスライサーでマガラゴラスの喉元ね冷凍光線を撃つ器官を破壊した。
「グアアアア!」
「『『スペリオン光線!』』」
オーブは十字に腕を広げて光の輪を作り、そこにエネルギーを溜め、腕を十字に組んでエネルギーをスパークさせてスペリオン光線をマガラゴラスに放った。
光線はマガラゴラスに直撃し、大きな爆発を起こした。
そして、オーブは空を仰ぎ見て、腕を大きく広げ、飛び立った。
「勝った!オーブが勝った!」
「・・どうやら、サンタクロースが奇跡を起こしてくれたようね。」
「え?」
「ほら。」
百合は空を指差して言った。
鉛色の空からは、雪がしんしんと降ってきた。
「そっか・・・今日はクリスマスだったな。」
「ええ。きっと艦娘の皆がプレゼントを楽しみにしてるわよ。」
「そうだな。」
零と百合は微笑みながら言った。
すると、戦いを終えた赤城と吹雪が戻って来た。
「提督!ただいま帰投しました!」
吹雪は敬礼しながら言った。
「同じく帰還しました!」
赤城も敬礼しながら言った。
「おかえり、二人とも。」
「よく頑張ってくれたわね。」
そう言って零と百合は二人を抱き締めた。
「「メリークリスマス。」」
その言葉で、二人も笑顔が溢れた。
赤城と吹雪は回収したゼロとマックスのカードを零に渡した。
「「お疲れ様です。メリークリスマス。」」
「よし、それじゃあ、二人は先に鎮守府に戻っててくれ。」
「提督達は何処へ?」
「ん~、そうね・・少しだけ、聖夜の奇跡を起こそうかしら。」
「・・・?」
「今はわからなくても良いよ。」
「はぁ・・分かりました。」
零と百合は二人を見送り、零は緑のマフラーを、百合は青いマフラーを着けてイルミネーション輝く夜の街に買い出しに出掛けた。
「駆逐艦の子達には何が良いかな?」
「あら、戦艦や空母の子達も忘れちゃだめよ。それに、怪獣の子達にも。」
「そうだったな、悪い悪い。」
零は頭をかきながら苦笑いをして言った。
「もう・・・。後、明石さんや大淀ちゃんも忘れないでね。」
「ああ。さあ、早速選ぼうぜ。」
「まあまあ、そう焦らなくても。ゆっくり選びましょ?」
「・・・そうだな。早く帰っちゃったらみんなにバレちゃうもんな。」
二人は夜の街を歩き回り、色々な商品を買ってはラッピングを頼んだ。
そして、夜遅く帰った二人は、一つ一つに艦娘や怪獣の名前が入ったクリスマスカードを添え、プレゼントを抱えて眠っている艦娘と怪獣一人一人の枕元に置いた。
配り終わった零と百合はお互いにプレゼントを交換した。
「「Merry Christmas.」」
今回はクリスマスと言う事で少しスペシャルな感じにしてみました。
書いてる時も楽しくて堪らないです。
そして、オーブ最終回、本当に最高でした!
絶対映画も見に行きましょう!
それではまた次回!メリークリスマス!