IS~ 篠ノ之家の弟   作:黒曜

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クラス代表はやっぱり兄さまですね

命達がクラス代表を決めるために戦ったその日の夜学園の一室に真耶と千冬がいた。

 

「織斑先生、今日命君が使っていた。あの専用機についてのデータがどこにもないんですけど。ですがあの形状から判断すると・・・」

 

「ふむ、たぶん今山田君が考えている通りで間違いない。あの機体は、各国の軍部では『亡霊』『死神』そして・・・・その者に救われた者達からは、『黒騎士』とうたわれている物だよ」

 

 そう言うと真野は、自分の考え通りだったことに少しもよかったとは思っていなかった。

 

「命君が『黒騎士』ならあの子は何であんなことをするんですか・・・・」

 

「そうしなければ、誰も助けられないからだろう。いや、そうしなければいけなかったのだろうな」

 

 そこでその部屋の中は静寂が包み少し時間が経った時千冬が不意に真耶に昔命に対して質問をしてことをそのまま聞いた

 

「なぁ。山田君、君はこの世界をどう思う?」

 

「え?この世界についてですか・・・・平等な世界かと」

 

「そうか・・・昔これを命君にもしたのだがあの子は、分からない。そして、ちょっと前にも同じ事を質問したら”この世界は残酷で優しくはないでしょうね”と言われたよ」

 

 それを聞き真耶は、絶句した。まだ、10歳になっていない子供が言うようなことじゃなかったからであろう。そして、自分の答えよりしっかりとしていたからよけいにそう思った。

 

 そしてそのことを言うと千冬は、その部屋から出て行こうとしたが突然真耶のほうに振り向き

 

「九重 珠姫は・・・彼女もまた犠牲者にして救われた者だ」

 

 それだけ言い残すと今度こそ部屋を出て行った。そして、部屋に残された真耶は

 

「”残酷で優しくない世界”ですか・・・確かにそうかもしれませんね。でも、だからそここの学園にいる時だけでも”温かくて優しい”所であってほしいですね」

 

 そう言うと真耶も部屋を出て行った。

 

 

そして、翌日のSHR。

 

「では、一年一組代表は織斑一夏くんに決定です。あ、一繋がりでいい感じですね!」

 

 山田先生がそう告げた瞬間。クラスの女生徒達が大いに盛り上がった。そんな中一夏兄さまはというと

 

「先生、質問です」

 

「はい、織斑君」

 

「俺は昨日の試合に負けたんですが、なんでクラス代表になってるんでしょうか?普通なら全勝した命が代表なんじゃないですか?それに俺よりセシリアのほうじゃないんですか」

 

「それは----」

 

「それはわたくしが辞退したからですわ!」

 

 山田先生が理由を言おうとしたらセシリアさんが割り込んで答えた。そして、そのまま自体の理由を話しているがそれでもまだなっとくしていないみたいで兄さまは、僕のほうを向き

 

「じゃ、じゃあなんで俺が代表なんですか。強さなら命の方が格段に上なのに」

 

「あ、それなら簡単ですよ。もっと一夏兄さまに強くなってほしかったからです。あのままだとさすがにちょっと・・・・」

 

 僕がそう言うとさすがにショックを受けたみたいでおもいっきり肩をおとしている。そして急に兄さまに質問された

 

「・・・・ところでその心は?」

 

「やっぱり。僕は、そんな大役するのは嫌なのでここは一夏兄さまって・・・・あ」

 

「裏切りもの!!!!!」

 

 ついつい本音がでてしまいそれを聞いた兄さまは、男泣きしそうな顔をしていたが

 

「やかましい」

 

ドスッ!

 

 ちょうどよく千冬姉さまが教室に入ってきてそれに気づかなかった兄さまは、出席簿で叩かれそのまま頭を抑えながらイスに座った。

 

「あ、そうだった。命君」

 

「はい?なんですか?」

 

 何だろうか?

 

「いや。今度から君にはうちのクラスの特別技術主任になってもらうことにしたということだ」

 

「え~っとこの学園にはそういった人達いますよね?何で僕なんですか?しかもクラスの特別技術主任って?」

 

 

「あぁ。そのことは簡単なことだ君は普段ISの授業以外は参加していないからだ。座学に関しては受けなくても大丈夫かもしれないが。君にもちゃんと他人と接するようにしてもらいための処置だよ」

 

 え~っとつまり僕がちゃんと座学とかもちゃんと受けてればこうはならなかったということですか?これって完璧に自業自得ですね・・・はい。

 

「ちなみにどういったことをするんですか?」

 

「何簡単なことだ。このクラスなら専用機のメンテナンスをしてくれればいい許可が下りればほかの専用機の改造をすることになるかもしれないが基本は専用機のメンテだとおもってくれればいい。後は私達教師に相談しにくいこともあるだろうからそう言った事も頼むとしよう」

 

 各国の専用機いじれるかもしれないのは、どうでもいいかな?下手すれば後々めんどくさそうなことになりそうですし頼まれればやると思いますけど。ま、今は保留ですね。

 

「織斑は、後でアリーナの使用許可をもらっておけ。代表戦までに少しでもまともに戦えるようにはしておけ。あまり無様な姿をさらすなよ」

 

 千冬姉さま容赦ないですね・・・。今思ったけどメンテとかっていつも僕がしてることだから基本今までと変わらないのか?

 

「というわけでクラス代表は織斑一夏、技術担当は命君で依存はないな」

 

「「「「「「「「「「はーーーーい!」」」」」」」」」」」

 

 相変わらず元気がいいですね。一夏兄さまは、何でか机に突っ伏して現実逃避してるけど大丈夫かな?あ、参考書って全部覚えてるのかも気になるな。

 

 珠姫は、何とか覚えた(覚えさせた)。たぶんテストのあたりになれば忘れてるでしょうけどね。

そうして僕は、「はぁ~」っとだけため息をつき今日の授業はISについての授業でしたねっと思いながら窓の外を眺めた。

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