IS~ 篠ノ之家の弟   作:黒曜

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授業

 四月も下中、遅咲きの桜の花びらがちょうど全部なくなったころ。僕達は、アリーナにて千冬姉さまの授業をマジメに受けてます。今日は、ISの飛行訓練です。

 

「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。織斑、オルコット、九重それと命君。試しに飛んでみせろ」

 

 僕と珠姫は、すぐに展開すると周りのクラスメイトが珠姫の機体(ホワイト・グリント)を見てざわめいている。続いてセシリアさんも展開したが兄さまがまだ展開できていないようでそんな兄さまに地冬姉さまが

 

「早くしろ。熟練したIS操縦者は展開まで一秒とかからないぞ」

 

 兄さまは、千冬姉さまにせかされ意識を集中してるようでやっと兄さまの右手のガントレットが光やっと白式を展開した。そういえばセシリアさんがイヤーカフスで僕が首輪、珠姫がネックレス一夏兄さまがガントレットだけどガントレットって防具ですよね?

 

「よし、飛べ」

 

 そう千冬姉さまが言った瞬間僕と珠姫言われた瞬間に飛びそして急上昇をした。それから少し遅れセシリアさんが僕達に追いつきその後で兄さまが追いついた。

 

「お早いですわね。命さんと珠姫さん」

 

「や、やっと追いついた」

 

 僕達に追いついたセシリアさんから通信でそう言われたけど。僕の『人柱』と珠姫の『ホワイト・グリント』にはしっかりとリミッターがついてるので解けばさらに速くなるんですよね。

 

「何をやっている織斑。スペック上の出力ではオルコットのブルー・ティアーズより白式のほうが上だぞ。他2機は別だが・・・」

 

 通信回線から姉さまが兄さまにたいしてそう言ってますけど。ちゃんとまだ合計の稼働時間が少ない兄さまにしては十分なのでは?たぶん飛ぶことになれていないしそれに教科書の『自分の前方に角錐を展開させるイメージ』がわかないみたいですね。

 

「やっぱ飛ぶって感覚がいまいちだな。三人共、なんかコツみたいのはないのか?」

 

 そう兄さまが聞いてきたのですけどあまりアドバイスすることはこればかりはないのですよね。ようは自分の感覚ですし。

 

「コツというものはないですよ。こればかりは、本人の感覚ですし」

 

 続いてセシリアさん

 

「そうですわね・・・。やはり所詮イメージはイメージ、自分が一番やりやすい方法を模索する方が建設的だと思いますわよ、一夏さん」

 

「そうだね~。私の感覚だとズバットとしてグッ!って感じだよ~」

 

「「「(いやいやそれは分からないって)」」」

 

 なんだか箒姉さまみたいな表現方法しますね。兄さまも同じこと考えてるみたいですね。そして、珠姫なぜそんなに誇らしげな顔をしてるのですか・・・・。セシリアさんも苦笑してますし。

 

 たしか姉さまが兄さまに対しての説明が

『ぐっ、とする感じだ』

 

『どんっ、とする感覚だ』

 

『ずかーん、という具合だ』

 

 あれ?完璧に同レベルな表現してません?うん。これで頑張って理解しようとしてる兄さまもすごいですね。

 

「く、九重の説明はおいておいて。大体、空を飛ぶ感覚がまだあやふやなんだよ。なんで浮いてるんだ、これ」

 

 そんな兄さまに対して僕とセシリアさんは

 

「説明しても構いませんが、長いですわよ?反重力力翼と流動波干渉の話になりますもの」

 

「僕も一緒に説明しましょうか」

 

「わかった。説明はしなくていい」

 

 即効で断られちゃいました。そして珠姫はなぜそんなトラウマを思い出したような顔をしてるのでしょうか?この間の勉強の時少しやりすぎましたか?

 

「ようは、慣れですよ。一夏兄さま」

 

「あの、命さんよろしければ今日はわたくと『命!一夏っ!いつまでそんなところにいる!早く降りて来い!』くっ、またあの人は」

 

「命・・・今日も訓練つきあってくれ」

 

「はい。わかりました」

 

 さすがに箒姉さまの説明じゃきついみたいで僕も練習には参加して教えれることは教えてます。珠姫に相手させて上げてもいいのですけど。たぶん模擬戦したら確実に一夏兄さまが負けると思いますし。

 

 

「織斑、オルコット、九重、命君、急降下と完全停止をやって見せろ。目標は地表から十センチだ」

 

「了解です。ではお先に失礼しますわ」

 

 そう言うとセシリアさんは地上に向かって急降下する。そして地表十センチのところ完全停止した。

 

「さすがセシリアさんですね。じゃあ、一夏兄さま、次は僕が行きますね」

 

「あっ!ちょっと待て命」

 

 僕は急降下を開始すると

 

「あ、私も行きます~」

 

 珠姫も僕の後に続き降下してきた。そして漆黒のISと白銀のISがほぼ同時に急降下をし千冬姉さまが指示したとおり地上から十センチで完全停止した。

 

「九重、命君ジャスト十センチだが。九重少しは待つことを覚えろ」

 

「まったく珠姫は、少しは落ち着いてから行動してくださいよ」

 

「え~だって命さんが行くからついてきただけですよ」

 

 まったく子犬じゃないんですから・・・いやこの場合はアイガモですか?そんなことを考えていると空からキーーーンとした音がしてる。うるさいですねっとその方向を向くと

 

「み、命!?どいて、どいてくれぇぇぇぇぇ!!」

 

「へぇ?」

 

 通信から兄さまがそう言ってきましたけど。何で人がいるところに降下しくるんですか!?それと速度落としてください!!!僕がすぐにそこから逃げようとしたら

 

「命さん!危ない!!!」

 

 そう言って珠姫が僕のことを突き飛ばしたけど僕は今兄さまの落下するであろう付近から逃げたんですけどそこで押されたら完璧に落下地点の真下ですよ。

 

 ギュンッーーーーーーーーーーーーーズドォォン!!!

 

 兄さまが僕の上に墜落してきました・・・・あぁ~僕は、ここまでのようですね。ガク・・・・

まだ死んでませんからね?

 

「いたたた」

 

 兄さまが痛がってますけど僕としては早くどいてほしいです。

 

「あ、あの?兄さま?どいてもらってもいいですか・・・・」

 

「ああ、悪いすぐ・・に」

 

 どうやらやっと自分がどういった体制なのか気づいたみたいですね・・・・。簡単に言うと僕のことを完璧に押し倒したような状態なので僕は動けないんですよね。

 

「す、すまん!すぐにどくから!」

 

 何をあせってるのでしょう?そんな時兄さまの息が僕の耳にあたり

 

「ニャッッ!!??」

 

 変な声を出してしまった。僕の声を聞くとさらに急いでどいてくれた。さすがに耳にいきなり息があたったからビックリしちゃいましたね。

 

 ん?何で兄さまは、顔が紅いのですか?風邪でしょうか?

 

「・・・織斑君?ちょっといいかな」

 

 不意に珠姫が一夏兄さまに声をかけていますが。なぜでしょうかいつもより声が低いような気がします。

 

「へ?どうしたんだ九重」

 

「何を命さんにしようとしたんですか?というより何したんですか?」

 

「い、いや俺は何も」

 

「言い訳はいいのでとりあえずは・・・」

 

「と、とりあえずは何でしょうか?」

 

 さすがに珠姫の雰囲気がいつもとかわったのがわかったようでちょっと驚いて?いえこの場合は怯えてですか。

 

「お仕置きですね」

 

 すごい笑顔してますね。けど

 

「そこまでですよ。珠姫僕は、何かされたわけでもないですしそもそも兄さまの落下地点に押したの珠姫ですから。珠姫がお仕置きされますか?」

 

「ご、ごめんなさい!!」

 

 そう言って兄さまと僕に謝るがこれまた雰囲気が変わったので兄さまも困惑してますね。珠姫はというか僕が助けて一緒に行動した人はなぜか僕に対して過保護?なんですよね。そういえば彼女元気にしてる少し心配ですね。

 

 僕が助けた子達は、基本は孤児院に行かせたけど一人確かドイツ軍に行き。少しでも自分のような者が減るために軍に行きたいと言って行きましたね。その時ドイツの上層部の人と密会してその子には専用機を作ってあげてたので専用機持ちが軍に入れられるということで二つ返事で了承してくれた。ま、そのことについては後々詳しく話しますから。

 

 って僕は誰に向かって話してたのでしょうか?

 

「まったくお前達は・・・では、次に武装を展開しろ」

 

 そう千冬姉さまが指示をだすと兄さまを抜かした3人はすぐに展開した。

 

「遅い0.五秒で出せるようになれ。そして命君はまだ展開できないのか?」

 

 あれ?僕は、展開終わってるんですけど?

 

「あ、千冬姉さま僕の武器は展開終わってます」

 

 そう言ってマントから近接用のナイフとハンドガンをだした。

 

「次からは、マントから出して展開するように」

 

「すみません。次からは気をつけます」

 

 相手にわからないように武器を展開するのもこのマントの役目だからしかたないんだけど今度からは手をだして展開しましょう。

 

「ふむ。それにしても今回展開した武装は、ナイフとハンドガンか前回の剣をだすと思っていたが九重の武装は、ライフルか」

 

 僕と珠姫の武装に関して千冬姉さまがそう言った。

 

「僕の機体は、全距離対応型で珠姫も同じ感じですよ」

 

 僕は、千冬ねえさまにそう言った。

 

 

 その後は、兄さまとセシリアさんの武装展開についての指導を千冬姉さまがやっていき今日の授業が終わった。

 

 

 

 

 

 

 

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