IS~ 篠ノ之家の弟 作:黒曜
クラス対抗戦当日となり生徒達は、各クラスの代表の実力を見るためにアリーナに集まっている。その中でも特に注目を集めていたのは1組の代表にして男でありながらISを使える人物、織斑一夏である。やはりこれは、”ブリュンヒルデの弟”っといったこともあり余計に注目を集めていた。
そして、もう一人注目されている人物である。篠ノ之 束の弟である篠ノ之 命だがそちらはというとまだこの会場に姿を現してしていなかった。この対抗戦を見に来ている来客の中には命と少しは接点をもっておこうと考えている者も何人かいたがその人物が見つからない。そして、その命とほぼ毎日一緒にいる九重 珠姫の姿も見つからない。
「そういえば命と九重は、どうしたんだ?もう少しではじまっちまうけど」
命がいないことに気づいた一夏は、命の姉である箒に聞く。
「朝に部屋まで行ったがいなかったから。たぶん研究室のほうに行ってるとは思うが・・・」
「九重の方は?」
「そっちらは、先ほどメールがりましたわ。何でも寝坊してしまったので遅れるっと言ったことですわ」
「ごめ~ん。寝坊しました」
遅れて九重が到着するが命は、一緒ではなかった。
「命さんは、少し遅れてくるみたいですよ。新しい武器の開発してたら遅くまで起きてたみたいで目を覚ましてから来るみたいです」
それを聞くと九重と箒を抜かす2人は苦笑をしていた。
「まったく命は、自分の年をちゃんと考えないのか。命くらいの子供はしっかりと睡眠をとるのも仕事のうちだというのに」
っと姉らしく愚痴を言う。珠姫は、もしこれが束であれば「いいねぇ~さすがお姉ちゃんのみーくんだよ~」っと言った感じになるであろうと考えて少し苦笑をしてしまった。
そんな会話をしているとガコンッ!と音が鳴りゆっくりとピットゲートが開いていく。
「それじゃ、行って来る」
「がんばれよ。一夏!!」
「がんばってねぇ~」
声援を受けた一夏は、「おぅ!」だけ返答してカタパルトで勢いをつけてゲートから飛び出していった。
『それでは両者、規定の位置まで移動してください』
その後空中で鈴と何か話し合っているみたいだけど箒、九重達には聞こえなかった。
『それでは両者、試合を開始してください』
ビーッとブザーが鳴り、一夏と鈴は動き出し試合が始まった。
一夏は『雪片弐型』で鈴のIS甲龍に切りかかるが甲龍の青龍刀とぶつかり合い火花が散る、何合か切り結んでから鈴は青龍刀をもう一振り取り出して連結させた、そして切りかかった最初こそは一夏は鈴と拮抗していたが徐々に時間が経つにつれISの使ってきた経験があらわれ。一夏が押されてきてきた。
鈴の繰り出す連続攻撃に防戦一方になる一夏そこではいったん鈴から離れようとするとが鈴は、すかさず甲龍の非固定浮遊部位の装甲がスライドして球体の中心が光ったと思うと一夏を掠ってアリーナのバリアにぶつかり爆発した。
「なんだあれは・・・・?」
モニターに釘付けだった箒が呟くとそれに答える声が聞こえてきた。
「あれは、『衝撃砲』ですよ。箒姉さま」
「あ、遅いですよ~命さん~」
やっと来た命に珠姫がそう言った。
「だいぶ遅れてしまったみたいですね」
「先ほど始まったばかりですから大丈夫ですわ」
セシリアさんが僕にそういうと微笑みかけてきた。
「っとあの衝撃砲について・・・・珠姫説明してください」
珠姫に復習をかねての説明を頼むとそれに対して笑顔で頷き説明を始めた。
「えっとあれは確か空間自体に対して圧力かけて砲身を生成して、余剰で生まれた衝撃それ自体を砲弾化して撃ち出す物でセシリアさんのブルーティアーズと同じ第三世代型兵器だったとはずですよね?」
「えぇ。そのとおりです。よくできましたね」
そう言って胸を張っている。ま、覚えていてくれて何よりですね。今の珠姫の説明に対してつけたしをセシリアさんが続けて言う。
「さらにですわ。あの衝撃砲見た限りですとほぼ射角に制限が無いみたいですわね」
「えぇ、その通りなのです。見た限りあれは、射角にまったく制限がないように見えませんね」
「ということはつまりあの機体に死角が・・・・」
「ほぼないと言えますね。砲弾自体は、曲がったりしませんがそれでも見えない砲弾で衝撃ですとかなり回避もしにくいものですね。一夏兄様は、さらに起動してまだ時間がそんなに経ってるわけでもないですし余計につらいでしょうね」
「一夏・・・・・・・」
僕の説明を聞くとまた箒姉さまは、モニターを見た。そして、そこからさらに一夏兄様は、鈴さんの砲撃を避けながらチャンスを伺っているみたいでそれがしばらく続き一夏兄様が何かをしかけようとしたそのとき遮断シールドを突き破ってアリーナの中心で爆発が起きた。
「何、何が起きましたの!」
「い、一夏・・・・」
「頭うった~」
「本当に何が起きたんですか・・・・」
箒姉さまとセシリアさんは少しパニックになって珠姫はマイペースのままでいるが山田先生はそんな中冷静に分析して報告する。
「システム破損、何かがアリーナの遮断シールドを貫通してきたようです!」
「試合中止!織斑、凰直ちに退避しろ!」
千冬姉さまは、すばやくアリーナにいる二人に指示をだすが二人はその指示がちゃんと聞こえていないのか何かを話ているようだ。そして、爆炎が晴れると乱入者の姿が徐々に見えてくる、そのIS『全身装甲』(フルスキン)の上に二メートルはある腕、を持つとさらに大剣を持った異型なISが2機そこに存在していた。