IS~ 篠ノ之家の弟 作:黒曜
屋上から教室に戻り二時間目の授業を受けている一応入学前に渡された参考書は全部読んでいたけど(読むというよりはパラパラめくって全部丸暗記しただけだけど)束姉さまから教えてもらってたからまったく難しいとは思ってないがたまたま一夏兄さまのほうを向くとなんか山田先生の話していることに対してすごい唸ってるんですけど
(あれ?一夏兄さまもしかして全然わかってないのかな?)
そして僕の隣にいる珠姫もなぜか唸ってるしというか涙目になってる・・・あなたに関してはもういいです。あれだけ参考書読んでおくように言っておいたのにめんどくさがって読まなかったようですねそれ以前に僕がISについての説明とか前に何度も何度もやってあげたのに覚えてないんですね。
「――であるからして、ISの基本的な運用は国家の認証が必要であり、枠内を逸脱したIS運用をした場合は、刑法によって罰せられ――」
あ~さらに二人が挙動不審になってきましたね。一夏兄さまは、どこについて話しているのかがわからないみたいでページをめくって探してますし珠姫に関しては・・・・・諦めたみたいで机につっぷしてるね。
「織村くんと九重さん、どこか分からない所がありますか?」
山田先生が二人に気づいてどこか分からないところがあるのかと聞いてきたがこの2人はそんなレベルじゃないんですよ。
「「えっと、いいですか(いいのかな?)」」
珠姫は、助かったと思ったのか突っ伏してした状態からもとの姿勢にもどった
「はい、分からない時のために先生はいるのですよ」
「全部分かりません」 「ほぼ全部が分からないんです~」
「え゛・・・・・・」
さすがのこの答えは予想してなかった。みたいで山田先生は、固まってしまった。ま、普通は部分的にわからないと思うからこんな答えされたら僕でも固まっちゃうよ。
「・・・・織斑、九重、入学前の参考書は読んだか?」
「古い電話帳と間違えて捨てました」 「読んだふりをしました」
スパンッ!×2
兄さまが千冬姉さまの出席簿で珠姫が僕のハリセンで。え?どこから出したって?そんな細かいことは気にしないほうがいいですよ皆さん。
「必読と書いてあっただろうが馬鹿者」
「ちゃんと読んでおきなさいと言ったはずですよ?」
「・・・・すみません(ごめんなさい)」
「あとで再発行してやるから一週間以内に覚えろ。いいな」
「珠姫も一週間以内に全部覚えてくださいね」
「「い、いや、一週間であの分厚さはちょっと・・・」」
「やれと言っている」
「自業自得です」
「「・・・・はい、やります(わかったよ~涙)」」
この時の他女生徒達(鬼と悪魔がいる・・・・・・)
そして、そのまま授業は再開し二人はまた教科書とにらめっこをしだした。(あ、その5分後珠姫はギブアップした)
二時間目の休み時間、一夏兄さまと珠姫は机に突っ伏した状態になっていた
「とりあえず一夏兄さま大丈夫ですか?」
「・・・・もう無理だ」
結局最後の最後まで何も理科できなかったみたいで今にも頭から煙がでそうになっている
「う~~。命さん私の心配もしてくださいよ~~」
「珠姫は、何度も教えても真面目に聞いてくれなかったから自業自得です」
「たまに真面目に聞いてたもん!」
「ほんと~にたまにだけでしょ」
「うっ」
「とりあえずまた教えてあげますからちゃんと覚えてくださいね?ついでに一夏兄さまも教えてあげますけどどうします?」
「「よろしくお願いします」」
二人からお願いされました。そのままさっきの授業のことに関して簡単に説明していると
「ちょっとよろしくて?」
「ん?」
「はい?」
一人の女子生徒が立っていた、珠姫と同じ金色の髪で髪型がロングでブルーの瞳をしたきれいな白人の女の人が立っていた、けどなんとなくだけどこの人のしゃべり方というか口調から滲み出てる雰囲気が僕がつぶした研究所の研究員のような感じがしてしまって僕は、あまり好きになれないかなっと思った。
「聞いてます? お返事は?」
「ああ、聞いてるけど……どういう用件だ?」
一夏兄さまがそう返答すると
「まあ! なんですの、そのお返事。わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」
「・・・・・・・・」
この態度にさすがに僕はちょっとだけだけど不機嫌になった珠姫は興味がないって感じだ。(こういった所がなぜか束姉さまに似てるなって思ってる)
「悪いな。俺、君が誰か知らないし」
「わたくしを知らない? このセシリア・オルコットを? イギリスの代表候補生にして、入試主席のこのわたくしを!?」
普通そんなこと知らないですよ。それにしっかりと自分が入試の時の主席だって自慢してるしあ~この手の人は本当に苦手だ
「あ、質問いいか?」
一夏兄さまが手をあげてオルコットさんに質問した
「ふん。下々のものの要求に応えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ」
下々ってどれだけ上から見下してるんですかこの人は、さらに僕は機嫌が悪くなっていく
「代表候補生って、何?」
ガタンッ!!一夏兄さまのこのことについての質問は僕も呆れてしまい額に手をつけ隣の珠姫は、笑いを堪えてるって珠姫は笑える立場じゃないだろうに
「あ、あ、あ・・・」
「あ?」
「あなたっ、本気でおっしゃってますの!?」
これに関してはオルコットさんとは同意見です。一夏兄さま無知すぎですよ・・・
「一夏兄さま、代表候補生というのは国家代表のIS操縦者のことで、その候補として選出される人達の事でま、簡単に言うとエリートということです」
僕が説明をするそれを聞いて
「なるほどな」
と頷く兄さま、そうなのかーっと言った顔をする珠姫ってやっぱり分かってなかったんですね。逆に何が分かるんですか珠姫と一夏兄さまは
「そう! エリートなのですわ!」
髪をかきあげ優希達に指を指すオルコットさん
「本来ならわたくしのような選ばれた人間とはクラスを同じくすることだけでも奇跡・・・・幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただける?」
「そうか、それはラッキーだ」
「・・・・馬鹿にしていますの?」
「お前が幸運だといったんだろ?」
「ふん。まあでも? わたくしは優秀ですから、あなたのような人間にも優しくしてあげますわよ」
「いや。お前に教えてもらわなくても命に教わるからまにあってる」
「ISのことでわからないことがあれば、まあ泣いて頼まれたら教えて差し上げてもよくってよ。何せわたくし、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから」
「ISを動かして戦うやつなら、俺も倒したぞ・・・命達ははどうなんだ?」
一夏兄さまが僕と珠姫に聞いてきたのでそのままのことを答えた
「僕の戦闘データを千冬姉さまが僕達には実技試験は不要だと判断したらしいです」
その答えに珠姫は頷く
「は・・・・? わ、わたくしだけと聞きましたしそれにデータだけで不要なんて!?」
唖然とするオルコットさんに一夏兄さまは追い討ちを掛けて
「女子ではってオチじゃないのか?」
この一言で完全に地雷を踏んだらしくセシリアの顔は赤くなった。珠姫が僕にだけ聞こえるように
「(こういうときの例えってゆでタコでいいの?)」
あ~いい例えですねとだけ返事をかえした
「あ、あ、あ、あなた、わたくしをぶ・・・・」
オルコットさんの言葉を遮りチャイムが鳴った
「くっ・・・・・、話はまた後で。逃げないことね! よくって!?」
は~僕達としてはもう終わりにしてほしいんだけど
そう言いながら自分の席にオルコットさんは戻っていった。
「まだ立っている奴、とっとと席につけ」
どうやら三時間目は千冬姉様が授業をするみたいですね
「ああ、授業の前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないとな」
意味が分かっていない一夏兄さまは首を傾げていたことに気づいたのか千冬姉さまが全員に聞こえるように説明をしだした
「クラス代表者とはそのままの意味だ。ちなみにクラス対抗戦は、入学時点での各クラスの実力推移を測るものだ。今の時点でたいした差はないが、競争は向上心を産む。一度決まると一年間変更はないからそのつもりでいろ、まあ、俗に言えば学級委員みたいなものだ」
教室内が少し騒がしくなった、すると一人の生徒が手をあげて
「はいっ、それなら私は織斑君を推薦しますっ!」
「あたしもそれが良いと思いまーす」
そんななか一人の女性が手を上げて
「篠ノ乃君を推薦しても大丈夫ですか?」
その質問に千冬姉さまが
「大丈夫だ」
そう答えるとこっちを見て少し笑った。
「じゃあ、私は篠ノ乃君に」
「私も」
と言った感じでそれに便乗し数人が一夏兄さまに票を入れる、さらに僕にも票が入れるって珠姫も僕を推薦しないでください!
「候補者は織斑 一夏に命君・・・・他にはいないか? 自薦他薦は問わないぞ」
どうやら辞退は無理そうですねっと僕はおとなしく諦めるが
「お、俺っ!?」
一夏兄さまは反応するが無意味な行動ですね
「織斑、席に着け、邪魔だ。他にはいないか? いないのなら二人で決めるが」
「俺はやるって言ってな―――」
「座れ、馬鹿者。先程自薦他薦は問わないと言っただろうが」
と言われ一夏兄さまは、納得してなさそうな顔しながら席に着いた。
「他にはいないのか? いないならこの二人でISの戦闘によって決定したいと思う」
と千冬姉さまが閉めようとした時にオルコットさんが立ち上がり
「待ってください! 納得がいきませんわ!」
バンッと教室じゅうに響きわたるかのように机を叩いてさも不服そうに言葉を紡いだ
「そのような選出は認められません! 大体、男がクラス代表だなんてあまつさえ一人はまだ子供です
!これではいい恥さらしですわ! わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
と言い反対すると同時に僕と兄さまを侮辱し始める
「実力から行けばわたくしがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります! わたくしはこのような島国までIS技術を修練しに来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!」
侮辱もエスカレートしていき
「いいですか!? クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれはわたくしですわ!」
さらにその侮辱は続き
「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては――」
ここで一夏兄さまはキレタみたいで
「イギリスだって大したお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」
言い返すとこれにはたいしてオルコットさんが
「あっ、あっ、あなたねえ!わたくしの祖国を侮辱しますの!?」
このことにたいして今まで侮辱され続けていた僕も我慢の限界がきていたので
「ふん。オルコットさん貴女はご自分の祖国にたいして誇りとプライドをもっているのですか?」
「そんなの当たり前のことですわ!!!」
「では、貴女の祖国は他国の事を侮辱しなければそのちっぽけな誇りとプライドすら守れないような誇りやプライドなどそこらの野良犬にでも食べされてしまえばいいのでは?」
僕は、笑顔のままそう言い返した
「「「「(あぁ。命(ミコト)(さん)(君)、そうとうキレてる」」」」
一夏、箒、珠姫、千冬がそのとき同じことを考えた
「決闘ですわ!」
そう言って僕と一夏兄さまを指差し、オルコットさんが宣言する
「ああ、いいぜ、やってやるよ」
「別にかまいません」
僕と一夏兄さまもやる気十分であった
「言っておきますけど、わざと負けたりしたらわたくしの小間使い――いいえ、奴隷にしますわよ」
今のご時世に奴隷制度がまだイギリスにあるんだったらそれはそれで問題になりますよっとさらに言ってみようと考えたがめんどうなことになりそうなのでやめておきます
「さて、話はまとまったようだな。それでは勝負は次の月曜日。放課後、第三アリーナで行う。織斑とオルコット、命君はそれぞれ用意をしておくように。それでは授業を始める」
千冬姉さまは手を二回叩き授業を開始さた