これにて人狼ゲーム編、完結です!
〜ヒトハチゴーマル〜
(開始から10時間50分経過)
宮藤 3票
リーネ 2票
服部 1票
宮藤「え!?バルクホルンさん、サーニャちゃん、シャーリーさん、どうして!?」
バルクホルン「ふぅむ....サーニャ、シャーリー、もしや気付いたか?」
サーニャ「はい。恐らく同じ考えだと思います」
シャーリー「うん。たぶん私もだ」
リーネ「えっと....どういうことですか?」
バルクホルン「まず、現状はこうだ」
宮藤←人狼?
リーネ←占い師or裏切り者
服部←占い師or人狼サイド
サーニャ「こう見るとリーネさんと服部さんを審判にかける場面だけど、実はそれはリスキーなんです」
リーネ「.......あ、今はもう5人しかいないから.....!」
バルクホルン「そうだ。ここでリーネか服部を追放し、裏切り者を追い出すことが出来たとしても、残りは4人。この時点で、もし人狼が2人とも残っていたとすればゲームセットだ」
シャーリー「ならまずは、人狼の疑いが掛かっている宮藤からどうにかしないと危険だよな」
バルクホルン「無論、リーネが嘘を付いていて宮藤が市民だとしたら、それはそれで終了だ。しかし今、服部とリーネを天秤に掛けている余裕が無い」
宮藤「そんな.....」
ミーナ「はい、それでは宮藤さんが追放され、夜がやってきます。各役職の人はそれぞれ対象者を....」
〜〜〜3日目の夜が明け、4日目の昼〜〜〜
ミーナ「夜が明けました。村には....リーネさんの血まみれのおさげが落ちていました」
サーニャ「ヒッ....」
エイラ「中佐ァ!サーニャを恐がらせたら許さないゾ!!」
ハルトマン「ハイハイ、もうアンタはゲームにいないんだから静かにする」
ミーナ「あ...ゴメンなさいサーニャさん」
サーニャ「い、いえ....」
バルクホルン「リーネがやられたということは、まだ人狼が残ってるな」
シャーリー「リーネはマジで占い師だったんだろうな。となりゃ、あとは服部を....」
サーニャ「......シャーリーさん」
シャーリー「ん?どうしたサーニャ」
サーニャ「人狼は....貴女ですね」
シャーリー「!?」
服部「!?」
バルクホルン「なに?服部ではなくシャーリーがか?」
サーニャ「はい。まず服部さんが裏切り者だと言える理由は、リーネさんの占い師宣言を遮ったところです。もし服部さんが人狼なら、次に自分が確実に追放の対象になるので言い出しにくいハズです」
バルクホルン「確かに。それなら黙っておいて、夜になって襲撃した方がバレなくて良いからな」
シャーリー「.....けどなサーニャ。お前が人狼じゃないという証拠がないぞ。占い師のリーネはやられたし」
バルクホルン「.....それもそうか。先程の投票ではお前も宮藤に投票していたしな」
シャーリー「だろ?だからまぁ、票を入れるなら私かサーニャに.....」
服部「い、イェーガー大尉は人狼ではありません!私です、私が人狼です!」
3人「あ....」
服部「..........あ?」
バルクホルン「服部.....お前....」
服部「....え?」
サーニャ「服部さん、それは、その.....とても重要な情報になってしまうわ」
服部「え?えぇ?」
シャーリー「あー.....つまりな、服部。この状況で裏切り者だと断定されているお前が庇うってことは、『人狼はシャーリー(私)だ』と同義になっちまうんだよ」
服部「は.....え?」
バルクホルン「この場合は私とサーニャに、あえてシャーリーを人狼だとアピールするのがベストだな」
サーニャ「そうすれば、私達は『裏切り者の服部がシャーリーを人狼だと言って追放させようとしているということは、シャーリーは人狼ではない?』という疑心暗鬼になっていたかもしれないわ」
バルクホルン「あわよくば、『本当は人狼の服部が裏切り者のシャーリーを犠牲にしようとしているのかもしれない』と思わせ、服部自身に標的を集中させられたかもしれんな」
シャーリー「そうなりゃ、残るは私とバルクホルンとサーニャ。夜になって襲撃が起きて、人狼と市民が同数になってゲームセットさ」
服部「そん....な....私は...」
シャーリー「まぁまぁまぁ、気にすんなって!たかがゲームじゃんか、これも1つの勉強になったろ?」
服部「はい.....」
ミーナ「時間よ。みんな、追放する人を指してね」
〜〜〜4日目の夜が明け、5日目の昼〜〜〜
ミーナ「襲撃は行われませんでした。もう村に人狼はいないようです。市民サイドの勝利よ」
ハルトマン「おっしゃあ!」
ルッキーニ「まともなご飯が食べられるぅ!」
ミーナ「一応、全員の役職を発表しておくわね」
宮藤 人狼
リーネ 占い師
ルッキーニ 守護者
ハルトマン 市民
ペリーヌ 市民
服部 裏切り者
坂本 市民
バルクホルン 市民
シャーリー 人狼
エイラ 市民
サーニャ 市民
リーネ「あ、ルッキーニちゃんが守護者だったんですね」
バルクホルン「大した働きもなく散ってしまったがな....」
ルッキーニ「だって〜!いっぱいいるのにドンピシャで守れるワケないじゃん!」
エイラ「いやしかし、シャーリーが人狼だってことには驚いたナ」
宮藤「ホントですよ。後半になって、同じ人狼の私に疑いをかけるなんて思いもしませんでした」
坂本「あえてお互いを牽制する素振りを見せることで、手を組んでないと見せていたというワケか.....はっはっは!流石に私も一杯食わされたよ」
シャーリー「いやな、そろそろ私か宮藤どっちかに占い師の目にひっかかると思ったんだよ。仮にあの場面でリーネが宮藤じゃなく私を人狼と見破っていても、宮藤は一旦逃げられるかもしれなかったしな」
サーニャ「本当に。最後の最後までシャーリーさんだったなんて解りませんでした」
シャーリー「.....つーわけでさ、服部!あんま気にすんなって!というか、けっこう奥が深いって感じただろ?」
服部「は、はい。それはもちろん」
坂本「まぁ、私も同じく大した成果も無く散った身だ。お互い、次こそ大立ち回りをしてやろうではないか」
服部「坂本少佐......ハイ!次は必ず上手く裏切ってみせます!」
坂本「うむ....うん?上手く裏切る?」
ミーナ「ハイ、それじゃあ肝心の宮藤さん達の夕飯の採点に入りましょうか」
ペリーヌ「あ、すっかり忘れてました....」
ミーナ「まず、市民サイドの勝利なので、エーリカとペリーヌさんは3点獲得よ。ルッキーニさんも守護者だったけど、運悪く力を発揮できなかったみたいだから3点ね」
ルッキーニ「え〜悔しい〜!」
ミーナ「そしてリーネさんね。見事に人狼を見破ったのは良かったけど、もう1日分それが遅かったら恐らく市民サイドの勝利は望めないモノだったかもしれないわね。可もなく不可ものなく、そのまま4点を与えましょう」
リーネ「ホッ....」
ミーナ「では、最終的な獲得点はこうよ」
1位、ペリーヌ 7点
2位、リーネ 4点
3位、ルッキーニ 3点
3位、ハルトマン 3点
5位、宮藤 0点
宮藤「あ〜....私が最下位....」
ルッキーニ「やったねリーネ!2位じゃん!」
リーネ「はい、ようやくちゃんとしたご飯を食べれます....」
ガララッ
ハイデマリー「失礼します。ミーナ中佐、お電話が入っています」
ミーナ「あら、ありがとう。すぐ行くわ」
ハルトマン「おろ?そういやハイデマリーはいなかったね」
ミーナ「さすがに執務室から全員いなくなるのはね。誘いはしたんだけど、本人が残るって言うから」
宮藤「そうだったんですね。ありがとうございますハイデマリーさん!」
ハイデマリー「い、いえ私は....当然のことをしたまでで...」
シャーリー「んじゃま、私らは退散しますか」
バルクホルン「そうだな」
坂本「夕餉は後で運ばせるからな。しっかり食って最後までやりきるんだぞ、お前たち!」
宮藤「『しっかり』食べられるなら何も言いませんよ....」
エイラ「また後でナ〜お前ら〜」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夕餉争奪人狼ゲーム結果.....
1位、フルコース
ペリーヌ「素晴らしい味付けですわ!.....しかし、戦時中にここまで豪華なモノを一体どこから....」
2位、中華セット
リーネ「あぁ、この空っぽのお腹にズシンとくる重い味....クセになりそう」
3位、ハンバーガー
ルッキーニ「んおっいひぃ〜!」
ハルトマン「やべ、ソースが服に付いちった....」
5位、白米と焼き魚
宮藤「......なんだか、これはこれで実家を思い出しますね」
リーネ「.....芳佳ちゃん、よければ少し食べる?」
宮藤「ありがとうリーネちゃん、少しだけ貰うね....」
なんだかんだゲームを楽しんだ5人!
しかし次回より、さらなる強敵が待ち受ける....
気付きました、「あれ?なんか主役5人の以外が活躍してね?」と。
いや違うんです久々にちゃんとしたメンバーを書いてたら楽しくなってしまっただけなんです。許してくださいなんでもしますから!
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