絶対に笑ってはいけない501JFW24時   作:てんつく

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3月。出会いと別れの季節。入学、入社、上京、一人暮らし.....諸々で不安と楽しみがいっぱいだと思います。
そんな時はこの作品で、フフッと笑って頂ければ幸いです。

そろそろお話も大詰めです。皆さま、何卒最後までお付き合いください。
それでは、どうぞ


夜の星は電波に乗せて

 

 

〜フタヒトサンマル〜

(開始から13時間30分経過)

 

 

ペリーヌ「.......まだ痛みが完全に引きませんわ」

 

ハルトマン「あんだけ腰の入ったビンタされたらねぇ.....多少魔力で力込めたんじゃない?」

 

ルッキーニ「ふわぁあ〜.....もう私ねむい....」

 

 

ガララッ

 

 

静夏「オイお前ら、尻ばっかり叩かれて面白くないやろ?これから基地内で収録しているラジオの生放送があるんで、それでも聞いて元気出してや」

 

ハルトマン「いやフツーに休憩させてよ」

 

静夏「そこにあるラジオで聞けるで。周波数を調整して、みんなしっかり聞くように。ほな」

 

 

ガララッ、ピシャ!

 

 

リーネ「ラジオ....」

 

ハルトマン「宮藤、ちょっと付けてよ」

 

宮藤「あ、はい」ガタッ

 

ペリーヌ「まぁ普通に考えれば.....」

 

ルッキーニ「何かあるのはトーゼンだよね....」

 

宮藤「えーと.....ここをこうして....こうかな?」カチカチカチ

 

 

ザザーッ....ザーッ...

 

〜♬〜〜♩〜ー〜♬

 

『『ストライクウィッチーズ!スターダストストリーム〜!』』

 

『皆さんこんばんは、アユタ・イルマタル・ユーティライネンです!』

 

『皆さんこんばんわ、マイタ・V・リトヴャクです!』

 

 

宮藤「あ、コレみたいですよ」

 

リーネ「アレ、この声....エイラさんとサーニャちゃん?」

 

ペリーヌ「しかしアユタ....なんですって??」

 

 

アユタ『さぁ今夜も始まりました、暗く寂しい夜の空はアナタと共に。ラジオ・スターダストストリーム』

 

マイタ『このラジオは夜間哨戒中のナイトウィッチ、及び夜間任務中の職員の方々に送る眠気防止と、密かな娯楽として提供されております』

 

アユタ『いや〜マイタさん、なんと今この基地では我らが同僚のウィッチ達が24時間の訓練を受けているそうですよ』

 

マイタ『そうらしいですねぇ。まる1日はね〜、眠くなる!とにかく眠くなる!眠気との戦いになりますからね。頑張って欲しいですね』

 

アユタ『はい!それでは訓練中のウィッチ達への激励も込めて、今夜も素晴らしいひと時をお届けします。せーの.....』

 

『『ストライクウィッチーズ、スターダストストリーム!』』

 

〜〜♩♬ー〜 ♩ーー〜♬

 

 

宮藤「エイラさんとサーニャちゃんのラジオだったんですね」

 

ハルトマン「2人でラジオをやってるって話は聞いてたけど、ここでくるか〜....」

 

ルッキーニ「それより、サーニャがなんかスゴくハキハキして喋ってた気がするんだけど....」

 

ペリーヌ「そこは気にしたらNGですわよ」

 

 

アユタ『さてさて、本日も沢山おたよりが届いております。さっそく読んでまいりましょう。えーと、「渡る世間は鬼のような書類ばかり」さんから頂きました』

 

マイタ『おっと、これミーナ隊長ですね』

 

アユタ『マイタさんダメですよ〜プライバシーもへったくれもなくなってますよ』

 

マイタ『失礼しました』

 

「アユタさんマイタさん、こんばんは」

 

アユタマイタ『こんばんわ〜』

 

「私は今、悩みを抱えています。近頃、自分のことを年増呼ばわりする噂が後を耐えません」

 

マイタ『あ、コレ完全にミーナ隊長ですね』

 

アユタ『マイタさん止めてくださいね〜、というか分かっても言わないでくださいね〜』

 

「基地内には自分より年上もいるというのに、何故私ばかりがこんな扱いを受けるのでしょう?それだけでなく、BBAという失礼極まりないアダ名まで付けられていると聞きます。どうすれば、この事態を収束させられるのでしょうか?教えてください」

 

アユタ『う〜ん、そうですね〜....やっぱりこう....歴戦のベテラン的な.....感じがあるんじゃないかと。そういう大人びた雰囲気があるのではないかと思いますね』

 

マイタ『それより具体的に何歳扱いされてるのか気になりますね。37.....いや38くらいでしょうか?』

 

アユタ『マイタさ〜ん、そこは掘り下げなくて良いですから。リスナーさんが惨めになるだけですからね』

 

 

宮藤&ルッキーニ「んっふふ....」

 

 

デデーン

宮藤、ルッキーニ、OUTー

 

 

宮藤「サ、サーニャちゃんがおかしい....」バチーン!

 

 

アユタ『私からは.....そーですね、可愛らしい趣味を持ってみるコトをオススメします。年上キャラがね、可愛いギャップを見せるとこう....クるものがありますのでね!』

 

マイタ『それはいいですね!では、私からは園児服と園児帽をお送りしましょう!コレを着れば可愛いこと間違いなしです!』

 

アユタ『リスナーさん、今のマイタさんの発言は本気にしないようにお願いします』

 

 

宮藤「ミーナ隊長の園児服姿.....」

 

「「「「「..................」」」」」

 

ハルトマン「......ッフ」

 

 

デデーン

ハルトマン、OUTー

 

ガララッ

 

ミーナ「........」

 

 

ハルトマン「あっやべ......」

 

ミーナ「笑わなくても!いいじゃない!!」

 

ハルトマン「(バチーン!)ったいゴメンなさ(バチーン!)....えッちょっとなんで2回叩いた!?」

 

4人「むっふふふ....」

 

 

デデーン

宮藤、リーネ、ルッキーニ、ペリーヌ、OUTー

 

 

リーネ「た、多分個人的に1発入れたかったんですかねっ....!」バチーン!

 

ルッキーニ「あ、危ない私も笑うトコだった...」バチーン!

 

 

アユタ『ハイ、それではマイタさんがまた変なことを言わない内に次のおたよりです。えー....「ハルトマンのライバル」さんから頂きました。ありがとうございます』

 

マイタ『ありがとうございますー』

 

 

リーネ「あっ.....」

 

ルッキーニ「1人しかいないねコレ」

 

ハルトマン「っふぅ〜....笑わん。笑わんぞ何がきても」

 

 

「アユタさんマイタさん、こんばんは」

 

アユタマイタ『こんばんわー』

 

「私には、エーリカ・ハルトマンというライバルがいます。しかし、その人は勝負事に本気にならない性格で、いつもはぐらかされます。どうにかしてマジメな勝負をしたいです。何か良いアドバイスをください」

 

アユタ『なるほど。かのスーパーエースのハルトマン中尉を超えたい.....うん、素晴らしい!実に素晴らしい目標だと思います!』

 

マイタ『コレもうペンネームする必要ありましたかね?』

 

アユタ『マイタさんダメですよ、一応ラジオですからね。個人情報流出はダメですから.....さて、ではマイタさんはどうお考えですか?このご相談について』

 

マイタ『う〜んそうですねー.....相手側にやる気がない、つまりはやる気にさせれば良いワケです』

 

アユタ『そうなりますね』

 

マイタ『とすれば、相手が本気にならざるを得ない状況を作れば良いんです』

 

アユタ『ほうほう』

 

マイタ『例えば、妹のウルスラさんを人質にとったりとか』

 

アユタ『ほうほ....ん?』

 

マイタ『ないしは、バルクホルン大尉とかミーナ中佐あたりを人質にとったりとか』

 

アユタ『ちょ、マイタさん思考回路が犯罪者のソレです』

 

マイタ『あ、基地にいくつも爆弾をしかけて、勝負を受けなければ次々に爆破するとかも良いですねー』

 

アユタ『良いですねー、じゃなくて!.....え、何ですかスタッフさん?.....匿名で「助言感謝する」って電報が届いた?第31統合部隊に速攻で電報送って!カールスラント勢と501基地の危機!』

 

マイタ『他は〜.....どうしようかな』

 

アユタ『終わり!このおたよりの話題終わり!次いきますよ次!』

 

 

ルッキーニ「ンフ....」

 

 

デデーン

ルッキーニ、ペリーヌ、OUTー

 

 

ペリーヌ「えぇ私は耐えたではないですか...」バチーン!

 

リーネ「......マルセイユさん、本気にしませんよね?」

 

ハルトマン「一応、ミーナに報告だけしとこうよ」

 

 

アユタ『ハイ次のおたより!「烈☆風☆斬」さんからいただきました。ありがとうございます』

 

マイタ『ありがとうございます坂本少佐』

 

アユタ『マイタさん、カンペに「番組潰されるからやめて」と書かれてるの見えてます?』

 

「私はもうウィッチとして前線に立てる年齢ではありません。しかし退くつもりはありません。魔力を使えなくても戦えないわけではありませんので、まだまだ私は前線に立ち続けようと思います」

 

アユタ『おぉ素晴らしい!なんという武人気質!まさに兵士の鑑ですね、この方のような人が新兵の憧れになるんですねー』

 

マイタ『少佐にはただ驚かされるばかりですね。私も憧れちゃいます』

 

「前置きが長くなりましたが、本当に戦えなくなって退役した後は何をしようか考えています。恐らくウィッチの教官くらいにはなっていますが、祖国で釣りでも趣味にしてのんびりしようと思っています。お二人は退役後にやりたいこと、したいことはありますか?」

 

アユタ『あ〜なるほど退役後ですか.....う〜ん....とりあえず、隣にいる相棒のご両親を探しに一緒に世界を旅しようとは考えてますね』

 

マイタ『そうそう。そしたら道中で美味しいモノとかいっぱい食べたいですね』

 

アユタ『あーそれも良いですねぇ。お腹出ちゃわないか心配ですケド....』

 

マイタ『他には何でしょうかねぇ....あ、ちょっと違うかもしれませんけど、扶桑の遊びでやってみたいものがあるんですよ!』

 

アユタ『ほう、扶桑の。なんて遊びですか?』

 

マイタ『だるまさんがころんだ』

 

 

宮藤「くっふふ....」

 

 

デデーン

宮藤、OUTー

 

 

宮藤「可愛いなぁサーニャちゃんは本当にっ....!」

 

ハルトマン「...いや私らには分からんのだけど」

 

ペリーヌ「私達は知ってますよ。子ども達が遊んでくれとせがんでくる時にやったことありますので。ね、リーネさん?」

 

リーネ「ハイ、面白かったですよね」

 

 

アユタ『にしても、退役後のコトなんてあまり考えたことなかったですね』

 

マイタ『ねー。いずれ私達も20、30に歳とってババアとか呼ばれちゃうんでしょうかねぇ.....ミーナ隊長みたいに』

 

アユタ『マイタさん、スタッフさんが鬼の形相したミーナ隊長をスタジオ前で食い止めている間に謝罪した方が良いと思います』

 

マイタ『さて、では本日のリクエストミュージックのお時間です。お聞きください、「アスノヨゾラ哨戒班」』

 

アユタ『あ、この子もう聞く耳持たなくなっちゃった』

 

♪ジブンシダイデス ボクハ テキヲエランデタタカウショウネン〜♬

 

 

ペリーヌ「.....ふぅ。中々濃い目の内容でしたわね」

 

ハルトマン「そろそろミーナいじり止めないと泣くんじゃない?」

 

ルッキーニ「でも中尉笑ってたじゃん」

 

ハルトマン「いやだってしょうがないじゃん。ミーナが園児ふ、く....ッフフン」

 

4人「あっ」ユビサシ

 

 

デデーン

ハルトマン、OUTー

 

ガララッ

 

ミーナ「..........(満面の笑顔)」

 

 

ハルトマン「(あ、死んだわコレ)」

 

ミーナ「.......」ユビパチン!

 

 

デデーン

ハルトマン、タイキックー

 

 

宮藤「わ、変更された!?」

 

ルッキーニ「隊長権限怖い....」

 

 

ガチャ、ゾロゾロゾロ.....

 

 

ミーナ「やっておしまい」

 

タイ人×3「「「オー!」」」

 

 

ドゲシッ!

 

ハルトマン「んぐっ.....!」

 

バコォッ!

 

ハルトマン「ゴフェッ」

 

ドコンッ!

 

ハルトマン「どぅほぉ.....!」

 

 

ミーナ「撤収」

 

タイ人×3「「「オー!」」」

 

 

ガララッ、ピシャ!

 

 

ハルトマン「」チーン

 

リーネ「ハ......ハルトマン中尉...?」

 

宮藤「もう....笑ったりなんてするからですよ」

 

ルッキーニ「コレ終わった後が怖いなー....」

 

ペリーヌ「タイキック3連発はご愁傷様としか言いませんわね...」

 

ハルトマン「っあ〜......ちょっと私座れんわ。ちょっと膝立ちの状態でいさせて....」

 

 




自分も一人暮らし始めたんですが、ゴミ出しの分別や料理とか大変ですね....親の苦労が理解できます。

感想、ご意見等は主の執筆の励みになります。どしどし送ってください。ココが良かった!など言って頂けるとスゴく喜びます。
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