幻想郷の住人 → ONE PIECE の世界へ 作:にゃもし。
夢幻館 → 無人島
それはある日のこと。
突然やって来た二人組の襲撃者と幽香様。
両者の激しい戦闘により夢幻館は倒壊。
さらに何の因果か夢幻館跡地を起点に時空間が乱れ、歪み、底の見えない穴が足下に突如生まれ…
気がつけば私たち夢幻館一行は緑が覆い繁る無人島に着いていましたのです。
「幻想郷の外なのは間違いないけど、何処かしらね?」
私とくるみがイカダをせっせと作っているのを余所に、海の遥か向こうに視線を送る幽香様。
当初はそのうち幻想郷の誰かしら――例えば妖怪の賢者と謳われている八雲 紫が来るだろうと高を括っていました。
しかし、いくら待てども助けは来ず、また人が来る気配もなく、時間だけが過ぎていき…
いい加減待つことに退屈し、嫌気が差し、この無人島から脱出することに全員一致で決定したのは当然と言えるでしょう。
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幻想郷では見られぬ大海原の光景に、幽香様も含め、私たちは感嘆の吐息を漏らしましたが…
「さすがに海ばっかりじゃ……飽きるわね」
幽香様が少々疲れた口調で呟きました。
燦々と輝くお日様の下、照りつける強い日差しから同僚であるくるみを守るために彼女の頭を膝に乗せて日傘を広げて差していらっしゃる幽香様。
一見、背の低い金髪の少女にしか見えないくるみ――彼女の正体は吸血鬼です。
創作された物語では陽を浴びると灰になってしまう描写等がありますが…
彼女の場合は多少苦手としているだけであって弱点というわけではございません。
…とはいえ、羨ましいです。
それに対して私は舟の船頭よろしく手作りのオールで舟を漕いでおります。
この扱いの差、来世は是が非でも吸血鬼になりたいものです。
「あら? 漂流者かしら?」
幽香様が目敏く何かを発見した模様です。
幽香様の視線を辿ると、そこには麦わら帽子を被った青年が小さな舟に乗っていました。
彼もこちらの存在に気づいたのでしょう。
その場で立ち上がると、両手を大きく振って大声で呼び掛けてきました。
「どのように致しましょうか?」
見ず知らずの人物に近づくときは、慎重に慎重を重ねて動くべきなのでしょうが…
この広い海原、着の身着のまま無人島に投げ出された私たちにとって情報は貴重かつ重要なものであり必要な物。
「接触するわ。近づきなさい」
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「踏んだり蹴ったりだな、おい」
ハハハ…と陽気に笑う彼の名は「ルフィ」
何でも海賊王を目指しているとのこと。
彼の知っている知識と情報により、どうやらここは私たちの知っている世界とは別の世界……所謂、異世界に転移した模様です。
道理であの八雲 紫が来ないわけです。
どれだけ離れていようとも、空間と空間を繋ぐあの能力に距離など関係ありませんので…
「壮大な迷子だな」
彼に私たちの素性を教えたところ、そのような返答が返ってきました。
なかなか適切な表現なだけに反論ができないのが歯痒いです。
「それじゃ元の世界に帰れるまでの間……
俺の仲間になれよ ! !
にししし…と子供のように無邪気に笑いながら私たちを勧誘しました。
それが後に海賊として名を馳せるルフィと私たち夢幻館一行の出会いでした。
(´・ω・)にゃもし。
ONE PIECE のキャラが幻想入りする作品があるので逆に……と思ったらもう既にあるのよね。昔から。
じゃあ纏めてドーンと ONE PIECE 入りよー。
青キジとチルノ みょんとミホーク もこたんと赤イヌ ドラム王国と永遠亭
フランキーと河童たち モリアと幽々子 ブルックと虹川姉妹 正邪と革命軍
小傘とバギー しらほしとわかさぎ姫 天子とエネル
他にもいろいろ組み合わせがあった気がしなくもないが…
組み合わせだけで話の内容は決まっていないのよね。切ない。