今回からあんこうチーム、カメさんチーム以外のメンバー、ウサギさんチーム、カバさんチーム、アヒルさんチームのメンバーを出して行こうと思いましたがそれは次回に回させて頂きます!
この3チームのどれかのファンの方!、申し訳ありません!
1940年8月下旬、大本営はこの大会戦に備え司令官として多大な技量を持つ西住しほを陸軍元帥とし、陸軍軍令部総長と兼任で満州方面軍総司令官の座に置いた。
しほ「ここが奉天の満州方面軍司令部ですか?」
杏「はい!、お待ちしておりました!、西住しほ元帥閣下!」敬礼
しほ「ご苦労、戦況は?」
杏「現在、戦車部隊を主軸とする山下大将率いる第25軍を先頭に敵方から見て逆楔形をなる陣形を敷いて、敵の方が数が多いため初めは防戦のみに徹し、敵の勢いが弱り始めた頃合いを見て別動隊が敵軍の本陣に奇襲をかけます!」
しほ「なるほど、奇襲部隊はやはり西住連隊かしら?」
杏「はい、加えて澤梓少佐、磯部典子少佐、鈴木(カエサル)少佐がそれぞれ率いる各97式中戦車大隊(3個大隊)と直営の歩兵1個大隊、工兵1個大隊、また第14軍所属の中川州男中佐率いる歩兵1個連隊です。」
しほ「その規模では連隊とはもう呼べませんね。」
杏「正式な旅団とするのですか?」
しほ「ええ先ほど、西住みほは陸軍少将としました、実践での実力をしかと見せて貰いましょうか。」
杏「私も楽しみです。」
この日、突如として西住みほは少将に、その他の隊員達も一階級昇進となった。
しほ「最前線正面の各防衛陣地に正面8万、右翼左翼それぞれ6万、第2陣に10万、後方支援の砲兵が4万、後方の第3陣が16万、それから奇襲部隊が5000程、こんな感じかしら?」
杏「はい・・・、ですが今回は本部からの指令として牟田口中将を指揮官とした新たな部隊を編成し、会戦が始まったと同時にハバロフスク攻略に動いてもらう事になっています。」
しほ「ええ、命令した本人だし知っているわ。」
杏「兵力は元々所属していた第25軍第18師団と河嶋、西、園がそれぞれ率いる中戦車大隊(3個大隊)、それから第14軍より預かった第15連隊、総兵力は25000程かと。」
しほ「確かハバロフスクの戦力はこの前の爆撃である程度崩壊、15000程と聞いたわ、これなら勝てそうね。」
杏「・・・、私も作戦参謀として同行しますので、必ず勝ちます。」
奉天からハルビンへと続く平野に突如として人波が現れた。
それを防衛陣地の高台から第25軍司令官である山下奉文大将と第25軍参謀長となった辻政信大佐がその絶景ともいえる景色を見下ろしていた。
山下「まるで森が動いている様だな。」
辻「先頭にソ連機甲部隊が最低でも2個師団、その後方に中国共産党軍の戦車隊や騎兵、歩兵、先鋒でも20万はおりますな・・・」
山下「ああ、しかもソ連戦車T-34だ、これは難戦になるぞ!」
辻「通信参謀!、司令部の通信!、敵軍団見ゆ!、戦力は先鋒のみで20万以上!、迎撃命令および空軍の支援を求む!」
山下も辻も最新鋭戦車で武装したソ連機甲軍を相手に第25軍のみで太刀打ちできるとは思っていない。
それ故、他所に構える部隊と奉天の南に設置した空軍陸上航空団の支援が不可欠であると司令部へ通信した。
しほ「来たか・・・、各部隊に通信、何としても引くな!、別に勝つ必要は無いが敗走だけは絶対にするなと伝えなさい!」
司令部通信参謀「はっ!」
第25軍からの通信の直後から司令部上空から機械音が響き始めた。
直属部隊参謀「西住閣下!、先ほど空軍爆撃機および護衛戦闘機が司令部上空を通過しました!」
しほ「規模は?」
直属部隊参謀「西住閣下のご指示の通り第一次、第二次攻撃隊共に一式陸攻40機と護衛の隼が16機であります!」
しほ「了解。」
現在、日本軍とソ連、中国共産党軍の互いの距離感は1500m以内まで近づいていた。
山下「まだだ!、十分に引き付けよ!」
そして現在接近中の機甲部隊3個師団からなる機甲軍を指揮するはソ連陸軍中将で名将と名高いゲオルギー ジェーコフであった。
ジェーコフ「まだ撃ってこないか、今回の指揮官はそこまで馬鹿では無い様だな。」
ソ連観測士「敵との距離、およそ1200m!」
ジェーコフ「攻撃準備!」
T-34であれば十分に射程距離ではあるが、日本軍の7.5㎝野戦砲はこの戦車を倒せる威力が無いと判断したジェーコフは可能な限りの接近を試みた。
山下「(7.5㎝野戦砲4個連隊、重砲が無い訳では無いがこれでは火力が足りんな・・・)」
日本観測士「距離1000m!」
山下「撃ち方用意!」
山下もまた75㎜野戦砲では敵戦車の装甲を貫けないと判断、ある程度接近したところで攻撃用意の指示を出す。
山下「(全く!、20.3㎝カノン砲や28㎝榴弾砲をもっとよこせってんだよ!)」
以前山下はこの様な会戦に備え司令部を通して強力な20.3㎝カノン砲や28㎝榴弾砲をそれぞれ1個大隊ずつ派遣要請を出したが贅沢言うなと却下され、最終的に配備されたのは10.5㎝カノン砲1個大隊と28㎝榴弾砲1個中隊のみであった。
日本観測士「距離900m!」
山下「よし!、撃ち方始め!」
山下の号令と共に7.5㎝野戦砲、10.5㎝カノン砲、28㎝榴弾砲、7.62㎝戦車砲が一斉に火を噴いた。
ソ連観測士「敵軍発砲!」
ジェーコフ「総員!、撃ち方始め!」
その直後、ジェーコフもまた号令を発し、7.6㎝戦車砲、8.5㎝戦車砲、12.2㎝野戦砲が一斉に火を噴いた。
ソ連戦車兵隊「来るぞ!」「ぐあーーー!!」「雨曝かよ!」「戦車大破!、走行不能!」
そして各々の発射した砲弾が次々と着弾、その衝撃で辺り一面に砂埃が舞い上がった。
日本兵「くそ!、前が見えん!」「おい!、しっかりしろ!、死ぬな!」「陣地の幾つかがやられた!」
山下「攻撃の手を緩めるな!、急ぎ次弾を発射せよ!」
ジェーコフ「怯むな!、奉天は直ぐそこだ!」
ジェーコフ軍は前進、それを山下軍が正面から迎え撃つ。
撃っては撃たれ、また、撃っては撃たれの繰り返しである。
山下「流石は名将ジェーコフ!、抜け目が無いな!」
日本観測士「後方より中国共産党軍!、騎兵が突っ込んで来ます!、その数4万以上!」
山下「機関銃陣地!、薙ぎ倒せ!」
山下軍の正面から戦車に続き中国共産党軍騎兵軍団が銃剣片手に猛進、日本軍の防衛陣地に突撃を開始した。
中国共産党軍騎兵団長「突っ込め!」
中国共産党軍騎兵「「「うおおおーーー!!」」」
日本機関銃部隊長「撃ち方用意!、薙ぎ倒せ!」
山下、続いて部隊長の命令と共にに9㎜重機関銃、7.7㎜軽機関銃が敵機兵団に向け一斉に撃ち込まれた。
敵騎兵団の先鋒連隊はすぐさまな沈黙、第2陣以降も甚大な被害を受けここまで3000を超える敵騎兵が薙ぎ倒された、にも関わらず敵は数に物を言わせて突撃を止めない。
日本機関砲部隊長「山下閣下!、敵機兵団!、本陣地を超え内側に侵入!、その数最低6000!」
山下「何をやっとるか馬鹿者!、まあいい、戦車部隊をぶつけてやれ!」
山下は報告を受けるや否や直属の97式戦車2個連隊を敵機兵団に差し向け、敵騎兵団はすぐさま鎮圧された。
辻「軍団長!、最前線が間もなく突破されます!」
山下「全てを守り切るのは無理だ、だが、これで少なくとも敵総大将の位置はほぼ掴めた、だな観測士!」
日本観測士「はい!、しかとこの目で確認致しました!」
山下「その位置を直ちに西住旅団に伝えよ!」
第25軍通信参謀「はい!」
山下軍から敵軍の総大将の位置が西住みほの戦車旅団に伝えられた。
みほ「位置確認!、それでは行きます!、パンツァーフォー!」
西住旅団はこの時、平原での激突を尻目に小高い丘などを利用して密かに移動を開始した。
沙織「旅団長!、上空を陸空の爆撃機隊が通過しました!」
みほ「もうしばらくは皆さんにお任せしましょう。」
ソ連観測士「敵機来襲!、数30以上!、高度2000m~3000m!」
ジェーコフ「くっ!、対空戦闘!、それからハルビンの空軍基地に支援要請!」
ソ連通信参謀「はっ!、既にその様に!、戦闘機隊は間もなく到着します!」
ソ連「更に敵の護衛戦闘機を確認!、ハバロフスクに来た奴らかもしれません!」
ジェーコフ「あの時のは空母からだ!、今回のは違うだろう・・・」
ジェーコフは口ではそう述べたがもし零戦がここにもやって来たとすれば今ハルビンに配備されているI-16では到底適わない。
そう思うと空軍の支援が当てにならないと思わざるを得なかった。
ジェーコフ「(MiGは間もなく配備されるが、間に合わなかったか・・・)」
新型のMiG-Ⅲは東部戦線では日本軍より遥かに強大な米軍対策として東シベリアに優先的に配備されている。
山下「爆撃機隊の到着か、派手にやっているな。」
一式陸攻40機からバラバラと雨の様に250㎏爆弾が降り注ぎ、敵戦車や砲が次々と吹き飛ばされていく。
しかし爆撃が終わったと思ったら今度は隼による機銃掃射によって更に被害が拡大して行った。
その間に日本軍は態勢を立て直し強大な敵軍に対し頑強な抵抗を続けた。
後半で予定している西住軍VSジェーコフ軍の前哨戦、この2人に因縁が生まれる様な展開を予定していましたがそれも次回に回したいと思います。
ですので次回もどうかよろしくお願いします。