陸軍
西住まほ
年齢・24歳~26歳
身長・164cm
出身・熊本県
所属・満州方面軍
搭乗戦車・四式中戦車~四式中戦車改
役職・戦車1個大隊長~戦車1個連隊長
階級・少佐~大佐
島田愛里寿
年齢・21歳~23歳
身長・160cm
所属・満州方面軍
階級・少佐~大佐
搭乗戦車・四式中戦車~四式中戦車改
役職・戦車1個大隊長~戦車1個連隊長
海軍
伊地知雪(オリキャラ)
年齢・29歳~31歳
身長・164㎝
出身・鹿児島県
所属艦艇・金剛~なし
役職・1個戦隊司令官(佐世保)~大湊鎮守府司令長官
階級・少将~中将
モデルキャラ・榛名(艦これ)
イメージCV・東山奈央
人物概要
日露戦争で活躍した戦艦三笠の艦長の孫に当たり、家族構成は父母のみの一人っ子。
天然パーマの掛かった長い黒髪と目鼻立ちが整い端麗ながらもおっとりしたところのある容姿をした美人で、スタイルも榛名(艦これ)に匹敵する。
宗谷真霜の同期でライバル、見た目と性格共におっとりながらも勝負事に関しては恐ろしいほどの負けず嫌いであり、士官学校時代では各分野で1、2を争うほど優秀で事ある毎に首位を争う真霜と張り合っていた。
1938年2月に大湊鎮守府司令長官となりこれから先、対ソ連戦の最前線で艦隊の指揮を執る事になる。
1938年2月、日本陸軍は遼陽平原を進軍して来た中国共産党軍に対し猛烈な反撃を加え平原北方陣地まで撤退させる事に成功、この勝利に戦車大隊を巧みに操り敵を翻弄した西住みほ少佐が大きく貢献した。
そして日本陸軍軍令部は次の一手として遼陽市街へと続く道を封鎖している遼陽平原北方に設置された敵の防衛陣地撃破と市街地進撃を命令した。
参謀長「この時期の遼陽はまだ吹雪く可能性がありますので、これらの作戦実行はもう少し待った方がよろしいかと。」
軍団長「確かにまだ雪が残っとる、本部の連中も今回の一件のため作戦開始は4月まで待てとの事だ。」
参謀長「私もそれが賢明と考えますし、加えて元々西住少佐が所属していた第51師団および四式中戦車二個大隊が援軍として新たに派遣されます。」
軍団長「ソ連との開戦が危ぶまれている以上心強い、大隊長は誰かね?」
参謀長「西住まほ少佐、島田愛里寿少佐であります!」
軍団長「ほう、では丁度三個大隊となるから、新たに三個大隊編成で一個連隊を作るとするか。」
参謀長「それは妙案です!、して、連隊長は如何されますか!」
軍団長「そうだな・・・」
1938年3月、まだ薄暗く霧の掛かった午前5時過ぎ頃、北樺太沖に訓練中の戦艦長門の姿があった。
真冬「今回も何事も無く訓練終了か・・・」
そしてその艦橋から艦長の真冬がまだ冬のオホーツク海を眺めながら鋭い眼差しで見つめる。
今回も何もなかった。
左舷見張り員「ん?、こちら左舷見張り台、オホーツク海方面距離20000mに艦影2、直進して来ます。
大きさからして巡洋艦クラスです。」
が、不測の事態とは突然やって来るものである。
真冬「巡洋艦?、どこのだ?、型は分かるか?」
左舷見張り員「艦首に軍旗・・・、ソ連艦です!」
真冬「なに!」
見張り員のこの一方で訓練を終えお疲れムードに包まれていた艦内に再び緊張感が走る。
真冬「艦橋見張り員!、間違い無いか!」
真冬はより海域を全貌出来る艦橋の見張り員に確認を取る。
艦橋見張り員「はい!、間違いありません!、ソ連海軍巡洋艦チェパエフ級です!」
艦橋見張り員は日が登り始めると共に消え始めた霧の中から出でて来るソ連艦を肉眼で捕捉した。
真冬「ちっ!、総員配置に着け!」
ソ連海軍の巡洋艦である事が明らかになると艦乗員が素早く戦闘態勢を取った。
明乃「航海員、配置完了!」
ましろ「砲雷員、配置完了!」
もえか「船務員、配置完了!」
各部署を率いる明乃、ましろ、もえかが配置完了の知らせを受け、真冬に伝える。
真冬「船務長!、通信士にこの事を大湊始め各鎮守府および軍本部に通達しろ!」
もえか「了解!」
今現在、長門が置かれている状況はもえかの部下である通信士の一人によってまず大湊鎮守府へと伝わった。
真冬「航海長!、最大船速!、面舵90°!、引き離せ!」
明乃「了解!、面舵90°!、速力25ノット!」
真冬「船務長!、敵艦の主力兵装と速力は!」
もえか「チェパエフ級ですと主砲は6インチ三連装砲4基12門、速力は最大で30ノットと言ったところです!」
真冬「主砲は大したこと無さそうだが、速力かなりあるな・・・」
長門は接近して来るソ連艦に対し背を向け大湊へ直進、しかし速力はソ連艦の方が勝るためその距離が徐々に縮まっていく。
ましろ「ソ連艦は直進を止めません!、いかがいたしますか!」
真冬「こちらから仕掛ける訳にはいかん・・・」
真冬は奥歯を噛みしめ、そして悩んでいた。
もしここで敵艦を攻撃、最悪撃沈でもすれば日ソ開戦は確実の物となり、そうなれば準備の整っていない満州の陸軍が壊滅の危機陥るのは目に見えている。
更に言えば政府の外相がアメリカ政府と進めている日米開戦回避の妨げにさえなる可能性さえあった。
真冬「こちらからの攻撃は、奴らが領海に侵入してからだ・・・」
ましろ「了解・・・」
真冬はソ連艦が領海に侵入するまで攻撃を厳禁した。
しかしその命令を発信した矢先の事、チェバエフ級巡洋艦の片方の前部が赤く光るのを後方見張り員が確認した。
後方見張り「!!、ソ連艦発砲!」
真冬「なに!」
ましろ「方位は!」
後方見張り「後方左舷10°、着弾!、今!」
後方見張りが知らせた次の瞬間、艦尾後方200m程の位置に砲弾が着弾した。
4番主砲射撃手「はははっ!、下手くそ!」
ましろ「奴等、当てる気は無いらしい、挑発のつもりでしょうか・・・」
もえか「艦長、大湊へ急ぎましょう!」
真冬「ああ、わかってる・・・」
後方見張り「第2射!、来ます!」
今度はもう一方のソ連艦が発砲、砲弾は艦尾後方1500m程の位置に砲弾が着弾した。
ソ連艦の有効射程は精々12000m~14000m程であるため、先ほどよりかなり遠い位置だった。
だが仮に有効射程距離で砲撃されても6インチ砲弾では41㎝砲弾に耐えられる長門の装甲を貫く事は出来ない、またチェパエフ級には雷装が無いため接近してもむしろ長門からの集中砲火を受け蜂の巣にされるのか落ちである。
ましろ「ソ連艦との距離、16000m程に縮まっています!」
真冬「いいか撃つな!、絶対に撃つな!」
ソ連艦は更に直進を続け、長門との距離がおよそ15000mまで接近していた。
しかしその後のソ連艦による発砲は一切無く、大きく舵を切り引き上げて行った。
真冬「何とか事なきを得たな。」
長門はそのまま領海内に入り、事態を受け編成された警戒部隊と合流した。
明乃「速力15ノットまで落としました。」
右舷見張り員「右舷を我が方の艦艇5隻が通過します!」
ましろ「警戒部隊か?」
右舷見張り員「はい!、第一水雷戦隊旗艦の軽巡川内と吹雪型駆逐艦4隻です!」
真冬「向こうは夜戦訓練後だったな・・・、ご苦労なこって・・・」
警戒部隊を見送った長門は無事大湊に帰港、時刻は午前11時を回っており、早朝から訓練をしていた乗員達の疲れはピークに達していた。
そんな中、艦の幹部である真冬、明乃、ましろ、もえかは大湊鎮守府にようやく着任した鎮守府司令長官に挨拶へ向かった。
真冬「失礼します!、宗谷真冬大佐以下長門乗員、無事帰還しました!」
真冬がまず挨拶をしに入り、挨拶を終え改めて今日初めて会う大湊鎮守府司令長官の顔を見て驚いた。
真冬「!!、うそマジで!」
それは真冬の身内でもあるましろも同様にであった。
ましろ「あなたは!、お懐かしい・・・、伊地知雪少将!」
雪「ええ、お久しぶりですね、それから今の私は中将になったので、改めてよろしくお願いします。」
明乃「艦長と砲雷長のお知り合いですか?」
雪「確かにお知り合い、正確には二人のお姉さんの同期で、たまに家に招待された時に何度か顔を合わせているわ。」
この大湊鎮守府の総司令官に新たに任命されたのは海軍中将となった伊地知雪である。
雪は宗谷家の長女で現在は呉鎮守府総司令官をしている宗谷真霜中将の同期で真霜が信頼を置く人物であった。
雪「何はともあれ、数多くの新人を乗せながらの訓練およびソ連艦との遭遇、お疲れ様です。」
真冬始め4人は敬礼をし、長官室を後にしたが内心”全くだ!”と言いたい気持ちが無い訳でも無かった。
ましろ「ビックリでしたね、まさか伊地知さんが我々の長官とは。」
真冬「ああ、私も驚いたよ。」
もえか「まだお若いのに、とても優秀な方なのですね。」
真冬「そりゃあ、士官学校時代は真霜姉の最大のライバルで事あるごとに張り合ってたらしいからな。」
もえか「そんな事が・・・、想像できませんね・・・」
明乃「逆に私は、前の長官がおじいさんだったからそのギャップに驚いたというか・・・」
大湊鎮守府の前任の司令長官は年を召された男性であった。
その前司令長官はかつての日露戦争で連合艦隊の装甲巡洋艦の砲雷長として帝政ロシア海軍バルチック艦隊との激闘に参戦、戦艦オスリャービャ(オスラビア)撃沈に貢献したが年には逆らえず1ヶ月程前に軍を引退した。
明乃「まあ、これも時代の流れなのかな・・・」
明乃は時が経つという意味でこの言葉を発した。
恐らくその意味は、日露戦争はもうとっくの昔の話であると言いたかったのかも知れない。
それからおよそ1ヶ月間は何事も無かったが1938年4月上旬、事態は急変した。
明乃「嘘・・・、なにが・・・」
その知らせを受けた大湊鎮守府の面々は波止場へ急行した。
奥から警戒部隊として編成された艦艇が今朝方未明、大湊に帰港し深雪、初雪、白雪、吹雪、川内の順に波止場に停泊していた。
その中で1隻の軍艦、警戒部隊の旗艦である川内が事態の深刻さを物語っていた。
雪「川内艦長!、何があったのですか!」
川内艦長「ソ連軍のチェパエフ級巡洋艦2に加えグネフヌイ級駆逐艦4隻が領海に侵入!、我が艦に攻撃を仕掛けてきました!」
川内艦長の男性は雪に事態を報告、ソ連艦との間で小規模な海戦が勃発した事を知らされた。
川内艦長「他の艦は先に撤退させ事無きを得ましたが、本艦はこの通り、ソ連艦の砲撃を受け10名もの死者を出してしまいました!」
川内は艦橋左舷に6インチ砲弾2発を受け中破寸前、対してソ連の巡洋艦も川内の放った魚雷を受け中破したため撤退したと言う。
真冬「長官、これは明らかな挑発行為!、いいえ!、もう挑発と言うレベルではありません!」
雪「わかっているわ・・・、明らかにソ連は我々との戦争を望んでいます・・・」
真冬「だとしたら!」
雪「通信参謀!」
通信参謀「はい!」
雪「現状を全て軍令部へ!、戦はも眼の前です!」
通信参謀「はっ!」
明乃「(戦争・・・、始まるんだ・・・)」
明乃は被弾した川内を見て戦争の実態を思い知らされた。
そして陸軍、空軍は元よりこの日から海軍でも本格的な日ソ開戦へ向けた準備が加速した。
登場軍艦元ネタ概略(ソ連艦)
チェパエフ級巡洋艦
全長:199m
全幅:18.7m
吃水:6.5m
最大船速:32.6ノット
航続距離:10200㎞
乗員:1180名
主砲:6インチ(15.2㎝)3連装砲4基12門
高射砲:4インチ(10㎝)連装砲4基8門
機銃:37㎜連装機関砲14基28門
装甲:100㎜~175㎜
グネフヌイ級駆逐艦
全長:112m
全幅:10.2m
吃水:4.8m
最大船速:39.37ノット
航続距離:5000㎞
乗員:230名
主砲:5インチ(13㎝)単連装砲4基4門
高射砲:3インチ(7.62㎝)単装砲2基2門、4.5㎝単装砲3基3門
機銃:12.7㎜単装機銃4基4門
雷装:53.3㎝三連装発射管2基6門、機雷95発、爆雷25発
日本艦は様々な形を通して知っていると思いますので割愛させていただき、あまり知られていないであろうソ連艦の情報を載せました!