捻くれ魔法使いと笑顔のシンデレラ   作:綾瀬悠

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結構適当に書いてます。更新は
週1~2で出来たらなぁなんて思ってます
投稿は初めてなんで暖かい目で見守って…


そして俺と彼女は本当の出会いを果たす

金曜の放課後、俺はいつものように

奉仕部の部室で由比ヶ浜と雪ノ下の

ゆりゆりな会話をBGMにし

本を読みふけっていた。ここ最近は

依頼もなく平和な日々が続いてる

 

「そろそろ時間ね。今日の部活は

終わりにしましょうか」

 

気づいたら夕日が部室の窓から

差していい時間になっていたようだ

 

「おう」

 

俺は短くそう返すと本を閉じ

鞄等を持ち、帰りの準備を済ませる

 

「ゆきのん、一緒に鍵返しに行こ?」

 

「そうね、比企谷くん

帰りには通報されないよう気をつけるのよ?」

 

意地の悪い笑みを浮かべ雪ノ下がそう言った

 

「流石に歩いてるだけじゃ通報されん…と思う

それじゃあな」

 

「冗談よ。さようなら」

 

「ヒッキー、じゃあね~」

 

由比ヶ浜が雪ノ下の腕を取り

職員室までの道のりをキビキビと歩き出す

その背を見送ると自分もまた昇降口までの

道のりを歩き出す。

 

ふと廊下の途中、課題が出ている教科の

教科書を教室に忘れたことに気づく

止むなく来た道を引き返す事に

 

教室の前までたどり着くと

少し勢いをつけ、ドアを開けた

教室の中にはまだ生徒が残って

いたらしく、驚くように「ビクッ」と

身体を震わせていた

心の中では勢いをつけ、ドアを開けた事に

後悔しつつ、「まじすんません」と謝罪

 

そちらの方に顔を向けると相手は

どうやら女子だった。それも1ヵ月前に

転校してきた「島村卯月」という女子

彼女は美城プロダクションから

デビューした人気急上昇中のアイドルだとか

 

彼女は花が咲いたと思わせる様な

笑顔と性格の明るさから

教室、いや学校中で人気になるのは

最早時間の問題だった

 

そんな彼女とは席が隣だ。ということは

教科書を手にするためには必然的に

彼女の隣まで歩を進めなくてはならない。

 

しかし相手はアイドルで女子だ

もしかしたら隣まで歩いていくだけで

大声を上げて通報される可能性もある

いやもしかしたら大声を上げるだけでなく

泣き出すまである。そうなってしまうと

たたでさえボッチで肩身の狭い俺が

警察のお世話になってしまう事になる

 

それだけは避けなくてはならないと

考えクールに立ち去ろうと決意した時

 

「あの…どうかしたんですか?」

 

おいどこの誰だが知らんが

話しかけられてるぞ?返事くらいしてやれ

流石に無視は可哀想だろ?

なんて心の中で思いつつ回れ右を

して退散の構えを取った

 

「比企谷くん…でしたよね?」

 

ん?いま比企谷って…あぁ、俺と

同性の誰かがこの教室内に居たのね

ほら比企谷くん、返事してやれよ

 

念のため振り返りもう一度教室内を見渡す

されど俺とは別人の比企谷くん?を

見つけ出すことは叶わなかった

 

これってもしかしなくても俺に

話しかけてるのでは…?等という

疑問を浮かべ島村の方を見やると

「キョトン」とした顔でこちらを見ている

 

なんだよちくしょう可愛いじゃねぇか

そんな可愛い顔でこっち見んな

 

心の中では悪態を付きながら

一応返事をする

 

「比企谷であってますよ

っていうか俺の名前知ってたんすね」

 

俺はエリートボッチに恥じない

行動を取っている。つまりは

彼女が転校してきてからの1ヵ月間

一度も彼女と会話を交わしたことはない

ただ席がお隣さんというだけの関係

 

だからこそ彼女が影の薄い俺をしっかりと

認知していることに内心驚いていた

 

「同じクラスだし、お隣さんですよ!

流石に名前くらい知ってます!

私は島村卯月って言います!」

 

そう得意気にハキハキと話す彼女

いつだって笑顔を絶やさない

 

「その割には自信無さげでしたけどね

流石に人気アイドルともなると

名前ぐらい知ってますよ。校内でも

人気者ですしね」

 

俺がそう言うと彼女は

少し膨れたような顔をする

 

「所で比企谷くんは何かあって

ここに来たんじゃないんですか?」

 

交わした言葉は極わずかだったが

案外楽しかったのか本題を忘れていた

 

「あぁ、現国の教科書をな

課題出てるから持ち帰って見ないと

出来ないですからね。」

 

そう言うと彼女は納得したようで

スッキリした顔をしていた

彼女は感情が顔に出やすいタイプのようだ

 

「なるほど、というか敬語じゃなくても

いいですよ。私のこれは癖みたいな物で」

 

「そうでs…そうか、なら遠慮なく

島村の方は何やってんだ?」

 

単純な疑問をぶつけてみる

部活が終わってるという事は

それなりの時間ということになる

そんな中教室で1人残る彼女は

何かあるのだろうか?

 

「これからレッスンがあるんですけど

学校までプロデューサーさんが

迎えに来てくれるので、それまで

勉強をと思いまして」

 

確かに彼女ともなると人気アイドルだけ

あって勉強の方は疎かになりがちだろう

現に仕事なんかで早退や欠席は

珍しくない。そんな忙しい彼女が

仕事や学校の合間に勉強をしてると

聞いて単純に頑張り屋さんなのだなと思った

 

「すごいな。仕事が忙しい中

勉強も頑張ってるなんて」

 

そう言われた彼女は褒められた事が

嬉しかったのか眩しい笑顔をこちらに向けた

 

眩しすぎて浄化される、むしろ

天に昇っちゃうまである。あれ

これって俺死んでね?っていうか

浄化ってなんだよ、俺ってばゾンビなの?

あぁ、ゾンビでしたね(白目)

 

「約束の時間になっちゃいました。暇な時間を

付き合ってくれてありがとうございました

楽しかったです。それじゃあ行きますね」

 

そう言うと彼女は帰りの荷物を

まとめ始める、おそらくさっき言っていた

お迎えが来たのだろう。

 

「そうか、それじゃあレッスン

頑張ってくれ、じゃあな」

 

そう短く返すと彼女は振り返り

笑顔を浮かべた。そして

「また教室で話しましょう」と言って

教室を後にした。

 

笑顔眩しすぎんだろ…天使トツカエル

天使コマチエルに続く天使ウヅキエルが

爆誕した瞬間であった。

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