4限目である現国授業の
終わりを告げるチャイムがなる
チャイムがなると同時に
昼休みという事もあり皆が席を立つ
当然俺も席を立ち、いつもの
ベストプレイスにて食事を
済ませようと移動を開始する。
ここ最近は特に教室に居づらい
何故かというとお隣さんがあの
「島村卯月」だからだ。
彼女はお茶の間を騒がせる
アイドルだけあって学校をも
騒がせてしまう人気アイドルなのだ
昼休みになると彼女の周りには
いつも人だかりが出来ていて
隣が騒がしくなってしまう
俺は特に騒がしい空気が得意ではない
そそくさと教室を後にして
ベストプレイスにたどり着く
今日も風が気持ちいいなぁ等と
くだらない事を考えながらパンを囓る
そして食べ終わったパンの袋をまとめ
食後のマッカンに手をつける
「かぁ~、この一杯のために生きてる」
そして非常に親父臭い独り言をぼやき
ながら好物を飲み干していく
「あれ?比企谷くんじゃないですか」
後ろから声が聞こえたため
首だけを後ろに向けるとそこには
先程まで教室で楽しくクラスメイトと
談笑していた島村が立っていた
急に話しかけんなよ。友達かと
思っちゃうだろうが
「おう」
一応声をかけられたため
短く返事を返す
「こんな所で何やってるんですか?
っていうかここ寒いですね…うぅ…」
彼女は両手で自分の肩を
抱きしめ身体を「ブルッ」と震わせた
こいつ教室でドア開けた時も
震えてたけど携帯なの?
バイブレーションなの?
「ここでいつも飯食ってんだよ
今は食後のマッカンタイムだ
取り敢えず寒いなら教室戻ったらどうだ?」
友達という事も無く話す事もない
現状長く居座られると気まずい
なのでさっさとあしらって教室に
帰らせる作戦に出る
「そうなんですか!ここは寒いですけど
静かでいい場所ですね!今度から
私もここに来てもいいですか?」
そう言いながら彼女は
俺の隣へと腰を下ろした
あっれぇ~おかしいぞぉ~
せっかく気遣って教室への帰宅を
提案したというのに無視ときた
それに俺のベストプレイスに
通うと言い出す始末である
っていうか近い近い近いいい匂い
俺のパーソナルスペースに
簡単に侵入してくるんじゃない
ATフィールド張ってるの見えなかったの?
そうなの?早く離れて!
心の中で自分の理性と葛藤し
ようやく落ち着きを取り戻し
彼女から距離を取るべく座ったまま
移動して離れていく
そうすると彼女は何を思ったのか
こちらにニコニコ笑顔を向けたまま
離れた距離分こちらに詰めてくる
え?なに?俺のこと好きなの?
もしかして好きなんですか?
昔の俺なら勘違いして告白して
振られてるまである。振られちゃうのかよ
まぁ、振られるまでが俺のテンプレなんで
「あのぉ…ちょっと近すぎませんかねぇ…?」
「そうですか?これぐらいが普通です!」
普通って何なんですかねぇ…
それにしても近い。なんなら
肩とか触れちゃってる。
「いや普通とか知らないから
ぼっちにリア充の常識とか
当てはまらないから、取り敢えず離れろ」
「ぶぅ~、比企谷くんは
私のこと嫌いだったりするんですか?」
膨れ顔の彼女が
ジト目でこちらを見る
いやそんな目で見られてもね?
っていうか俺は悪くないでしょ
なんで睨まれてるんですかねぇ
「いや別に嫌いじゃねぇよ
ただ苦手ってだけ。だから離れてくれ」
「さりげくひどいです!?
比企谷くんはいつも此処で1人
食事をしてるんですか?」
ころころと表情を変える
島村は見ていてなんだか面白い
そんな彼女が頭にはてなを浮かべた様な
表情でこちらに問いかけてきた
「あぁ、騒がしいのはあまり
得意ではなくてな。ここは静かだし
雨が降らない限りはいつもここだ」
まぁ、本当の理由は昼休みに
戸塚がテニスコートで練習してる姿を
眺めるためなんだけどな
話をしてると案外時間が進むのが
早いらしく昼休みを終えるチャイムが鳴る
「そうなんですか。私も昼休みに
暇だったらまたここにきますね?
その時はまたお話しましょうね!」
彼女はそれだけ言うと立ち上がり
教室へ戻ろうと歩き出す
いつまでも立ち上がらない
俺を見て彼女は言う
「教室戻らないんですか?
遅れちゃいますよ!」
「少し用事があるから先に
戻っててくれ」
そっぽを向きながら
そう言うと彼女は
「そうでしたか。それじゃあ
先に教室戻ってますね!」
とだけ残し疑問を浮かべる
ことなく教室に戻っていった
彼女が笑顔で「またお話しましょうね!」
なんて言うから顔が赤くなってしまった
そんな顔を見られながら一緒に教室に
戻るのは些かぼっちとしては難易度が高い
「あの笑顔は反則だろ…」
等と独り空にゴチる
しばらくして赤くなった顔も落ち着き
授業に遅れないように足早に
ベストプレイスを後にした
こんな感じで適当に投稿するので
良かったら評価、感想等お願い致します
次回の更新は来週どこかで…