でわ、プロローグどぞ
神奈川県川神市。
武神が住まう街として有名である。
彼が最後にこの町を訪れたのは7年前、10歳の時だ。
両親が川神院と交流があったようで半年程この町にいたのだ。
本人としては、もうこの町に来る事はないと思っていたが。
「川神か……もうこの町に来るとは思って無かったんだけどな……翔一や一子は元気かな、は後ユキも……」
昔の友人達の顔を思い出す。
川神学園は地元の学校だから誰か通っていれば良いけどな。
"川神学園″学生どうしのいざこざは武道等による決闘で決着をつけさせるなど実に教育委員会に喧嘩を売っている校風の学校である。
学園長の川神鉄心は武人としてとても有名で先代武神である。
姉妹校に天神館という学校があるとかないとか。
クラスはA-Fそして成績優秀な特進クラスのSの7クラスで構成されており、Fクラスには問題児が多いらしい。
俺は競争とか面倒なのでSはパスして一番面白そうなクラスという事でFクラスに転入となる。
まあでもFとSは仲が悪いらしいので結局意味はないかもしれないが
「少なくとも英雄は川神学園に通っているって言ってたから知り合いは一人いる訳だし、なんとかなるだろ」
そんなのんきな事を言いながら青年は振り返って一人言を呟く。
「川神か……退屈しなさそうだな」
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指定された住所に着くと、一軒家が建っていた。
……あれ?間違えた?いや、ここであってる。まさかアパートとかではなく、一軒家が建てられてるとか思いもしなかった。
なんつー金の無駄遣いを。まあ、とりあえずそれはおいといて入るか。
「ただいま~」
誰もいないとわかっていても言ってしまう。
「「おかえりなさいませ」」
…………あれ?
「御閃 綾也様ですね?私此処でのお世話を任されております三原 葵、此方は同じく鎖部 瞬です。今日よりよろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
……まさかの使用人。恐るべき金の無駄遣い。とりあえず挨拶しておくか。
「よろしくお願いします。葵さん、瞬さん」
「綾也様。私達は同い年ですしそれ以前に使用人です。敬語はいりませんよ」
まさかの同い年。なら……
「じゃあそっちも敬語はなしだ。敬語使ったら叩きだすよ?」
「「いえ、ですが」」
「ですがじゃなくて」
「……うん。わかった。よろしく綾也」
「瞬!?……わかった。よろしくね。綾也」
「それでよし」
「じゃあ、まず家のルールから決めようか。明日俺早いからさっさと決めようぜ」
……こうして彼の川神での日々が始まる。
……to_be_continued……⇒