時は平成、にもかかわらず現在此処で現役高校生が絶賛☆合戦中☆である。
例に漏れず、件の東西交流戦とか言うものである。
現在一年生が戦っているが、うーん、地力が劣っていてどうにもならんねー。
まゆっちを上手く使えば勝てるかもしれないが、あの一年生の大将実力も無いのに何あの自信。しかも飛び出していきそうな性格してるし……
あっ、出てった。やっぱり馬鹿だったか……
しかも瞬殺決められてるし、まゆっちも可哀想に……
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「あうあう負けてしまいました~」
謝るまゆっち
「あれは100%大将のせいでしょ。大将が護衛も無しに飛び出してどうすんのよ」
「リョーヤの言うとおり。まゆっちの謝る必要性はないぜ」
だよね~大和。
「……というかなんであんなのが大将?」
疑問に思ったので質問。
「S組の代表だからじゃないかな?」
モロがそう言う。ああ、そう言うことか。
「……こう言うのも何だけどあれが代表とか1-Sは大丈夫かよ」
さっと本音が出る。
「なかなかドギツイ事言うな綾也」
「そうか?そうでもな……ん?」
「どーーん!!!」
「ぐぶぇ!?」
やば、人がだしちゃいけない声出た。
「大丈夫?」
「大丈夫じゃないですよ、咲さん」
「あはは、いやいやびっくりだよ。こっちにきたら綾ちゃんがいるんだもん、川神学園にいるなんて知らなかったわよ?」
頭をぐりぐり撫でられる。
「痛い痛い痛いですよ咲さん。撫でるの止めて」
「おいリョーヤ、誰だよそのナイスバディなお姉さまは?」
ガクト、紹介しろって魂胆が見え見えだ。
「えーと、この人は、御閃流師範代の闘仙寺咲さんだ」
「咲でーす。よろしく~」
「闘仙寺。へぇ、そいつが例の……」
おいおい、殺気放ちすぎでしょ。それを難なく流す咲さんも流石だな。
「綾ちゃん、この人達は?」
「友達のこっちから、翔一、大和、ガクト、モロ、クリス、一子、京、まゆっちに、川神百代先輩」
「川神?じゃあこの人が例の武神?噂じゃ2メートルの巨漢とか聞いてたんだけど……」
「どんな噂だ!こんな美少女を言うに事を欠いて巨漢だと!」
まあその噂は怒るよね。
「じゃあ改めて、川神百代さんはじめまして、闘仙寺咲です。よろしく」
「川神百代だ。明日を楽しみにしてるぞ」
「ええ、私も。そういえば燕ちゃんがそっちにいるんでしょ?よろしく言っておいてもらえる?」
「燕と知り合いなのか?」
「知り合いも何も元クラスメートだし」
そうなのか。
「おっと、そろそろもどらなきゃ。またね!」
そういって……消えた。
相変わらず速いなー。まあ見えてはいるけど。
「これは、たのしみだ」
「――――――」
ダメだ、この人は。咲さんは性格上この人の心をへし折るような事はしないだろう。
だがこの人は、この獣は、このままでは武人としてどころか確実に人としての道を踏みはずす。
その前に
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SIDE 咲
「あれが“武神”ねぇ。正直戦闘高揚も抑えられないような人だとは思ってなかったけど……」
闘仙寺咲、年は若くとも御閃の師範代、人を、特に武人を見る目に間違いは無い。
ゆえに、相手の本質を的確に見抜く。
「まあ私の仕事はあれを抑えるだけ。他は別に、いいわよね」
武神との邂逅は……近い。
SIDE OUT
さて、此度の勝負、何処まで武神が持ちこたえるか。
あるいは何処まで食らいつくのか、どうなることやら。
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東西交流戦2日目 三年の部
「此処に居たか。探したぞ」
「モモちゃん、足速、ちょっと待ってよ」
「遅いぞ燕」
「モモちゃんが速いんだよ、あ、咲ちゃん」
「ひさしぶり燕。じゃあ川神百代、松永燕、始めましょうか」
「そうだな、強さの程は聞いてるから始めから全開だ!川神流、無双正拳突き!」
「御閃流、厳山」
「!」
拳と小刀が交わり、逆に百代が弾き飛ばされた。
「何!?」
「モモちゃん!」
「綾ちゃんから聞いてたんでしょ?私が葵の師匠だって事くらい」
葵と同じ技、しかし防御力が全然違う。
百代も相手の強さは予想していた、しかしこの強さは完全に予想外だった。
「燕、一緒にかかってきなさい。これは、戦。1対1の決闘では無いんだから」
その言葉を聞いて燕も仕掛けようとする。
「燕、どいてろ!」
「モモちゃん!?」
「川神流、星殺しぃっっーーーー」
百代から放たれた気弾が咲を襲う。
それに対し、小刀を構える。
「御閃流、嵐山気我」
莫大な気を纏った小刀と百代の放った気弾がぶつかり、爆散する。
東西交流戦三年の部
――開幕
…………to be continued……⇒
第9話でした。
今思ったんですが地の文が少なかったですかね?
誤字脱字、アドバイスありましたらお願いします。