真剣で楽しく生きよう!   作:魔王の後継者

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11 東西交流戦 其の三

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「東西交流戦、敵は西国武士とくるか……」

 

闇の中で男は、御閃綾也は、そう言った。

 

「相手方の西方十勇士と言うのがどれほどの者か……。それ次第だな」

 

腰に二本の刀を挿して綾也は前を見据える。

 

 

 

 

 

そして決戦当日を……………………迎える。

 

 

 

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

 

 

 

そして決戦当日。

一勝一敗で迎えたこの日、両軍のモチベーションは最高潮となっていた。

 

川神学園総大将、九鬼英雄。

 

天神館総大将、石田三郎。

 

この二人を巡ってこの戦いは始まる。

 

 

そしてこの御閃綾也は何故かこの戦いに於いて最も重要と言えるであろう、大将首を挙げる事を任務に課せられていた。

 

理由は簡単。何か戦果を挙げなければならないと告げたら英雄が、ならば大将首を挙げるが良い!とか言ったおかげで取りに行かざるを得なくなってしまった。若干反対している者がいたが一括して黙らせてしまった。

 

まったく、困ったことである。

 

「…………!………也!御閃綾也!」

 

「え?あ、はい。何でしょう」

 

何か名前を呼ばれた。

赤い髪のドイツ人。確かマルギッテ・エーベルバッハさんだったかな?

 

「貴様、この戦いが終わったら私と戦いなさい」

 

こんな事を言ってきた。ああ、この人、ドイツの猟犬か。

 

「え?……いやですよもちろん」

 

まあ当然断るが。

 

「…………まあ、いいでしょう」

 

あれ案外簡単に引き下がったな。

 

「必ず相手をしてもらいますので」

 

……怖っ

 

とりあえずそこから逃げ出す。

 

「綾也くんではないですか」

 

「おう、綾也」

 

「綾也か」

 

「冬馬、準、大和、珍しい組み合わせだな」

 

「若と直江が参謀だからな」

 

そういうことか。

 

「こんなところにいてもいいんですか?」

 

「そうだ、綾也は大将首とらなきゃいけないんだろ?」

 

「ん?いやべつに?最初から大将首取りに行くのはむりだろ」

 

面倒なだけだが。

 

「いや、お前面倒なだけだろ?」

 

準、何故ばれたし。

 

「顔に出てますよ?」

 

マジで?

 

「ああ」

 

すげー、地の文で会話できてる!

 

「だから表情に出てるだけだって」

 

えー。あ、そういえば

 

「もう直ぐ始まるな」

 

「そうですね」

 

「そうだな」

 

「そろそろ行くわ」

 

そのまま別れて本陣に向かう。

 

「フハハハハ!我が友リョーヤではないか!」

 

「や、英雄」

 

「あれ?綾也」

 

「よ、葵」

 

葵は今回本陣の守衛部隊の隊長だ。

 

「リョーヤよ!期待しているぞ!」

 

「うん。まあ適当なタイミングで大将首取りに行くよ」

 

様子見つつな

 

「一応、気をつけて下さいね」

 

「りょーかい」

 

「おーい!」

 

ん?

 

「やっと見つけた」

 

なんだ。瞬か。

 

「なんだ。って顔するなよ」

 

「何?」

 

「そろそろ始まるから探してたんだよ」

 

「あー、ゴメン」

 

すっかり忘れてた。

 

――――ピーッガガガ

 

――――まもなく、二年の部を始める。

 

おおう、もう始まるか。

 

 

――5.

 

 

――4.

 

 

――3.

 

 

――2.

 

 

――1.

 

 

 

東西交流戦、二年の部。

 

 

 

 

 

 

 

――開戦

 

 

 

 

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

 

あー、始まったか。

 

もう少し待つか。

 

「行かないのか?」

 

「もう少し戦況が整理してからな」

 

大混戦だな。

 

どうするかな。

 

 

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

 

「フハハハハ!進めい!」

 

大将を連れて爆進する本陣。

 

「ヒュホホホホホ。妾の手に掛かれば西国武士なぞ敵ではないのじゃ!」

 

絶賛慢心中の着物女。

 

「不死川さん。慢心してるとポッと出にあっさりやられますよ」

 

「妾に限ってそんなことある訳ないのじゃにょわあぁ!」

 

地面が大きく揺れる。

 

「……あの人ですね。確か西方十勇士の一人」

 

大柄な太った体型のハンマー使いがそこにいた。

 

「たしか……宇喜多さんだったかな?」

 

「倒した数だけ報酬がでるんでな。倒させてもらうで!」

 

ハンマーが大きく振り下ろされる。

 

「にょほほほ。此方がたいじしてくれ……え?」

 

不死川さんが一歩前に出ると同時に宇喜多が倒れた。

 

「とりあえず。首から攻めさせていただきました」

 

葵の手によって。

 

「フハハハハ!よくやったぞ!」

 

「まあ、これくらいは」

 

「こ……此方の活躍の場が……」

 

イケイケムードの中、一人落ち込んでいた。

 

 

 

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

 

 

「……これはこれは、まさか海からとは」

 

「多少方向が予想外だったな」

 

参謀本部。此処には西方十勇士、長宗我部が来ていた。

 

「む?此処に大将はいないのか?」

 

「英雄なら優秀な護衛を連れて戦線にいますよ?」

 

「ならば、そこに行くまでだ。無論貴様等を倒してな」

 

冬馬と大和は戦えない。準は戦列となると……

 

「ユキ、たの「待ちな」!」

 

振り向くとそこには2-F鎖部瞬がいた。

 

「綾也の指示でな。参謀本部は俺が守れと」

 

「ぬ?貴様が俺と戦うのか?」

 

「そうなるな、キンニ○マン」

 

「……貴様なかなかやれそうだな。いいだろう最初から奥の手を見せてやろう」

 

そう言って何かを取り出した。油?

 

「家に伝わる秘伝の油だ。ぬめりが違うぞ!」

 

「……オイルレスラーか」

 

「その通りだ!うおおおおお!」

 

突っ込んでくる。

 

「「危ない!」」

 

冬馬と大和が声を上げる。

 

「――――とりあえず…………………………暑っくるしい!」

 

突っ込んでくる長宗我部を

 

 

――右正拳で吹き飛ばした。

 

「ぐわああ!」

 

そのまま海へと落下していく。

 

「お粗末様」

 

 

 

●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

 

 

…………まあまあ大分片付いたかな?

 

途中遭遇した40もの天神館の生徒を地面に転がし、そう思った。

 

大和の想定した場所はこの辺だったかな?

 

確かに見つかりにくいが此処では逃げ道も殆どないような……

 

「此処ならば人は居ないだろう」

 

いらっしゃった。

 

「こんにちは」

 

「「!」」

 

驚いてる驚いてる。気配を消してた甲斐があったね。

 

「貴様、何者だ。出世街道を歩む俺に気配を感じさせないとは」

 

何者だ。と言われても

 

「川神学園2年F組、御閃綾也」

 

「小手調べだ。島、気を抜くなよ」

 

「わかりました!御大将!」

 

(老け顔だけど……同級生っぽいな)

 

「西方十勇士が一人、島右近!お相手願う!」

 

槍を持って突っ込んでくる。

 

「うおおおお!」

 

高速で詰め寄って後頭部に手刀を叩きつける。

 

「島!」

 

崩れ落ちる島に駆け寄る石田三郎。

 

「君もやるなら最初から本気できてくれよ」

 

石田三郎に威圧しながらいう

 

「っならば見せてやる!光龍覚醒!」

 

石田三郎の雰囲気が変わり、金髪、そして気の量が膨れ上がる。

 

「どうだ!寿命を削るほどの大技だぞ!」

 

確かに強くなった。だが……

 

「その技、リスクの割に大したものでもないな」

 

「な!?」

 

「昔から気の量を上げる技なら存在する。だが、ノーリスクでそれ以上の効力を発揮する技もみたことがあるし、ね」

 

「俺の技をその程度、だと……なめるなああああ!」

 

雷を纏った剣が綾也を襲う。

 

「イナズマブレイド!」

 

「……ふう」

 

腰の剣を抜く

 

――御閃流、双破撃

 

右太刀にて敵の剣を砕き、左太刀にて敵を討つ!

 

そして石田三郎は崩れ落ちた

 

「…………」

 

疲れた。

 

パチパチパチ

 

後ろから拍手が聞こえる。

 

「君は凄いな!義経は感激した!」

 

知らない女の子が立っていた。

 

 

 

 

 

 

………………to be continued……⇒

 

 

 

 

 




第11話でした。
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