真剣で楽しく生きよう!   作:魔王の後継者

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14 武士道プランと新任教師と

 

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武士道プラン

 

現在の人材不足に対して九鬼の起こした政策。

過去の英雄をクローンとして復活させて競い合わせて人材不足を解決しよー!

……というとんでもプランである。

まあ英雄と切磋琢磨するというのは先人に学ぶの究極系であるともいえるので人材育成面においてそれなりに有効なのではないかと思われる。

 

 

御閃綾也の日記より抜粋

 

 

 

 

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東西交流戦を終え騒がしいあの夕食を終えた翌日、テレビで武士道プランのことが大々的に放送されていた。当然のように新聞の一面に乗り、社会を騒がせている。

 

朝食を作っている最中なので画面を見ていたわけではないのだが義経の声が聞こえたような気がする。

 

 

 

またまた騒がしくなりそうである。

退屈はしません。この街。

…………面倒事は増えそうだけど。

 

 

 

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全校集会

 

 

武士道プランの発動に伴い、川神学園に6人の転入生が入るらしい。

……ん?

 

「ん?武士道プランの人数って3人じゃなかったっけ?」

 

瞬がそう言う。

やっぱりそうだったよな?

 

「それにしても英雄なー。少し手合わせしてみたいなー」

 

「お前結構好戦的だよな瞬。……負けるかもよ?くくっ」

 

笑いながら言う。

 

「挑戦が俺の生き方だからよ。まあ綾也みたいに戦いにすらならないのがわかってれば挑まないけどよ。怪我して修業できなくなるし」

 

「へぇ……」

 

意外と考えてるなこいつ……

 

「…………まずは3-Sに一人入るぞい。」

 

おろろ、もう紹介始まるか。

 

「それでは葉桜清楚、挨拶せい」

 

学長がそう言うと一人の女生徒が前へ出る。

長い黒髪、すっと伸びた背筋、整った顔つき、綺麗な人だ。

 

周りもざわつく。

 

しかし纏っている雰囲気とは裏腹に何だ?あの中に秘められた大きな気は。

しかもかなり攻撃的な気だ。

 

「こんにちは、はじめまして葉桜清楚です」

 

声を聞いてますますみんな色めき立つ。

しかし、何人か気づいているようだが彼女には大きな秘密がある。

 

「が、学長ー!質問がありまーす!」

 

勇気あんなー、全校生徒の前で質問とは。

……福本?いやな予感。間違いなく聞くのは謎になっている事ではないだろうな。

 

「全校生徒の前で大胆な奴じゃな。言うてみい」

 

がくちょー!だめっしょー!

 

「いいのか?ヨンパチだぞ」

 

瞬も不安なのか。

 

「是非、3サイズと彼氏の有無を……!」

 

「全校の前でこの俗物がー!皆、私の教え子がすまん」

 

流石にダメだろ……

 

「アホかい、……まあ3サイズは確かに気になるが」

 

学長も同じ人種かよ……どうなんだよ教育者としてそれは。

 

「……ええっ」

 

ほら、すげー戸惑ってる。

 

「ええと…………ご想像にお任せします」

 

その発言で周りがまた盛り上がる。

何なんだよこの盛り上がり様は。

 

「葉桜清楚という英雄の名を聞いたことが無かろう、皆」

 

うん。いないよね。

 

その後清楚先輩が自分で説明し始める。

 

いやいや、()()()プラン何だから清少納言やらは無いでしょ。

うーん。葉桜清楚、葉桜、さくら、おう、覇王?ああ、西楚の覇王、項羽かな?

だとしたら随分安直な……隠す気あるのか?

 

清楚先輩が降壇する。

 

学長が次の紹介を始める。

二年は三人か。多いな。

 

「まず、源義経、武蔵坊弁慶、両方女性じゃ」

 

……お!あの二人かな?

 

二人の女生徒が登壇する。

 

「こんにちは、弁慶らしいです。よろしく」

 

一気に周りが盛り上がる。

さっきと意見が真逆じゃねーか。

特に岳斗!

 

その後義経が真面目な自己紹介を始める。

優等生、といった感じだな。

 

一通り話し終えた義経が顔をあげると目があった。

とりあえず手を振ってみるか。

 

「弁慶!彼だ!手を振ってくれたぞ!」

 

「義経、マイク入ってる。入ってる」

 

悪手だったかな?まあ良いか。

 

義経達が降壇し、つぎの生徒の紹介が始まる。

 

しかし出てこない。

屋上にそこそこ大きな気があるな。あれか?

 

「学長!屋上!」

 

しょうがないから声を上げる。

 

「おお、そんな所におったか。……御閃、すまんが教えてくれたついでに連れてきてくれんかの?」

 

は?

 

「何がついでに!?面識無い上に面倒だから嫌なんですけど!?」

 

面倒過ぎるだろ!

 

「冗談じゃよ……まあ那須与一には後々自己紹介してもらおうかの」

 

その後義経が一生懸命与一の弁明をしていた。

良い子というか何というか。

 

その後弁慶が川神水を飲んでいたのが話題に上がった。

学年5位以内に入らないとダメらしい。

たいへんだねぇ。

 

 

 

 

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その後の関係者の方の自己紹介は凄かった。

まさかあの楽団をBGMの為だけに呼ぶとは。

流石九鬼。

 

「我の名前は九鬼紋白、紋様と呼ぶが良い!」

 

話には聞いてたが英雄の妹さんか。

見るのは初めてだな。

 

準あたりがすげー騒いでる。

 

もう一人の転校生は……そんな落ちかよ。

 

もう一人の転校生はまさかのヒューム・ヘルシング。

いきなりモモ先輩の後ろを取った。現役バリバリかい。

 

何か少し話した後、俺の後ろを取りに来る。

……調子に乗りすぎだ。

 

「ほう」

 

後ろに回り込んだヒュームさんの首筋に剣を当てる。

 

「試されるとか、嫌いなんで。次やったら斬りますよ?」

 

「ふむ、流石に御閃といったところか。……フン、気には留めておこう」

 

その後滞りなく武士道プランの関係者の紹介は終わった。

 

武士道(・・・)プラン(・・・)()関係者(・・・)()紹介(・・)()

 

 

 

 

 

 

「最後に新しい教師の紹介をするぞい」

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

そして刹那、綾也の眼前に鋭い拳の一撃が迫った。

 

「!」

 

綾也は素早く抜刀し、それを受け止める。

そのまま攻撃を繰り出した対象を見据える。

 

「随分な挨拶ですね……獅子葉師範代」

 

「よお、綾也。久しぶりだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新任教師、獅子葉 陽  性別、男

 

肩書き ――――――――――御閃流師範代

 

 

 




14話でした。
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