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朝 4:30
台所で一人の青年が鼻歌を歌いながら料理を作っていた。
「自分用が重箱5段に瞬が2段の弁当箱に葵が普通の弁当箱っと」
使用人が居るにも関わらず家主が自分で弁当と朝食を作っていた。
「よし、できた。我ながらなかなか」
そして味見をしながらご満悦
もちろん彼もただ弁当を作るためだけにこんな時間に起きたわけではない。
今日は転校初日。早めに登校するために早く起きたのだ。
「ふわぁぁー、いいにおい……」
眠そうな顔をして瞬が降りてくる。ああもう5:30か。
「って何で綾也が朝食と弁当作ってるんだよ!そういうのは俺たちの仕事だよ!」
「ああ言ってなかったっけ?俺飯つくるのが趣味でさ、これから朝食と弁当は俺の管轄だ。手だすなよ!」
(ああ、これは何言っても無駄だな。葵にも言っとこ。)
「おはよう。いいにおいねーって何で綾也が(以下同様ですので省略させていただきます)
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「いただきます」
「「いただきます」」
朝から机を埋め尽くす量の料理、しかもその七割を一人でたいらげるという大食漢っぷりである。
「朝からよくそんなに食えるな綾也」
「その発言はおかしいぞ瞬。朝からというよりもむしろ朝たくさん食べるべきなんだ。特に俺は代謝が
「話には聞いていたけれどそんなにすごいのね。綾也の身体スペック」
「んー、まあそのおかげか傷の治りも異様に速いけどな。でも燃費が悪いって言ったらそれまでなんだけどなっと。ごちそうさま。そろそろ7:00だから行くわ。そういえばお前らクラスは?」
「俺はF組」
「私はS組よ」
「俺はFだから瞬と同じクラスか。学校でもよろしくな」
「ああ」
「じゃあ、行ってきます」
「「いってらっしゃい」」
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登校中、女生徒に絡んでいる男性のグループに遭遇した。目障りだから排除……もとい掃除しておくか。
「おい」
「あぁんなんだてめぇ俺たちに何か用かよ」
あぁんて、いつの時代の不良だよ
「その女の子、嫌がってるんだから離してやれよ」
「てめえには関係ねぇだろ。すっこんでろ!」
(口で言って聞かないならしゃーない無理やり言うこときかすしかねーか)
「無理やり言うこときかすしかねーか」
「んだとコラア!」
「やべっ口に出てた。まあそういう事で」
「いいだろう。川神百代をやる前にお前からやってやるぜ!」
「「「「「「うぉぉおぉぉおおぉぉーー!!!!」」」」」
「数だけうじゃうじゃと鬱陶しい」
呟いた瞬間、不良達は全員地べたに叩きつけられて気絶した。
「……大丈夫?」
「え……あ、はい大丈夫です。ありがとうございました」
「いいよ別に。たいしたことしてないしね」
「何かお礼を……」
「だからいいって、ああでもじゃあ俺がこれ片付けた事内緒にしといてくれると助かるんだけど。それだけたのめる?」
「あ、はいわかりました。私1-Cの大和田 伊予です。先輩?ですよね、お名前教えてもらえませんか?」
「俺は2-Fに今日から転入する御閃 綾也だ。よろしくね。伊予さん」
「え、あ、はい。転校生の方だったんですね。どうりで見かけたことがないと……」
「あーゴメン。俺もう行かなきゃならないからさ、またね」
ちょっと早足で学校に向かった
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「失礼します」
学園長室に入ると学園長の川神鉄心と教師と思わしき女性が一人いた。
「おお、きたの。小島先生、こやつが今日からF組に入る御閃 綾也じゃ」
「よろしくお願いします」
「ああ、よろしく。お前はSに入る実力がありながらFを希望したそうだがなぜだ?少し気になったのでな」
「一度きりの高校生活ですし、競争ばかりよりも楽しい方がいいと思いまして」
「そうか」
その後学園長に一礼してその場を後にし、教室の前についた。
「少しここで待っていろ」
そう言って小島先生は中へ入っていった
しばらくして教室が少しざわついた。
「入ってこい」
「はい」
返事をして教室の扉を開ける。そしてここから川神での俺の学校生活が始まる。
…………to be continued……⇒