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…………俺達が川神戦役とかやっててもやっぱりこれが体育祭である以上当然川神戦役とか関係無い競技も行わなければならない。
さてさて俺がいない間に負けてさらわれるなんて展開にならないように祈るばかりだよ。
因みにさっき勝ったからうちのクラスにはユキが居る。
今なおぴっちりと俺にくっついていて非常に動きづらい。
そして今から行われる競技にでるのだが、借り物競走か。
殆どは水に関するものらしいが一応そうでないものもあるとか。
はずれもあるらしい。
クラーケンとかだと取りに行くのに一苦労だな。うん。
まあその前に……
「よし、ユキ今から借り物競走に出てくるから此処で応援しててくれ」
「いいよー!そのかわり絶対一番だよー?」
マジか。
まあまあ何とかなるだろう。きっと。
「ふぁいとー!」
負けたら怒られそうだから真面目にやろう。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
さーて、始まります。水上借り物競走。
いやー、砂浜はものすごく砂が熱いね。足が火傷しそうだ。
借り物競走は水の上にある足場まで行って借り物が書いてある紙を拾い書いてあるものを借りてくるって言う割とオーソドックスなルールだ。
川神学園だからといってなんでもかんでも妨害有りというわけではないらしい。
まあ、当然か。
おろ?実況なんてあるのか。
「実況は私川神百代と、」
「私松永燕と、」
モモ先輩と燕先輩か。……と?
嫌な予感がする。
「天神館3年闘仙寺咲でお送りしまーす。今日はよろしくお願いしまーす!」
!?
咲さん!?何でいるの!?
「いやー、面白そうなことやるって聞いてきたんだけどこれは本当に面白そうだね~。お、綾ちゃん出るじゃん。ふぁいとー!実況中は応援とかできないからね~」
野次馬かい。
ちなみに咲さんはスク水じゃなくビキニだ。
男ども大興奮。
「モモちゃんと咲ちゃんが横にいると何か敗北感を感じるよ…………(主に胸に)」
敗北感か…………とりあえずあの三人が並んでると一人だけ特定の部位の大きさが露骨に違うからな~
…………ドンマイ?
「何かよく分からないけどふぁいと!燕!」
「大丈夫だ燕、おまえの魅力はそこじゃない」
二人ともあんまりフォローになってないよ……
「此処にいるだけで心抉られる思いだよ……あ、はじまるみたいだよん」
そんなこんなで梅先生がやってきて軽くルールの確認をする。
「それでは位置について、用意ー」
パン!
甲高い破裂音がスタートを告げる。
みんなが一斉にスタートして海には行っていく中俺は……
「さあ一斉に選手達海の中へー!んん!?」
「綾也くんが海面をはしってるよ!モモちゃん!」
「確か、水蓮だったかな?御閃の技じゃなかったはず」
とりあえず水面を走って目標へ。
暗殺歩術、水蓮
気で海面を弾きながら反発を利用して加速しつつ走る技。
水、特に海水の抵抗は遥かに空気抵抗よりも抵抗が多い。しかしこの技ならば泳ぐよりも遙かに速く、スタミナも遙かに少ない消費で移動することができる。
「良しっ着いた」
海上の足場に到着。
取りあえず手近な一枚を取る。
「なっ!?」
"女子のパンツ"
紙を投げ捨てる。
「綾也選手!紙をすてたぁぁぁ!」
「もう次ハズレを引いたらほぼ敗退だね」
「ぷくく…………ドンマイ」
驚異的な視力で紙の内容が見えてた咲は笑いを堪えるのに必死だ。
「あんなのほんとに持ってきたら変態の上に犯罪者じゃねーか」
次の紙を拾い上げる。
"巨乳"
「……ふぅ」
アホか。
「あははははは!!」
咲さん大爆笑
しょうがないか……負けるわけにも行かないし。
そしてちょうどあがってきた生徒とすれ違いに海へ。
海面を走りながら一人を探す。
「いた」
方向を切り替えて着地。
「うわ!」
「おお」
義経と弁慶の前に。
「弁慶、来て」
「私?主じゃなくて?」
「よ義経じゃダメなのか?」
涙目の義経。どうした急に。
二人に紙を見せる。
悪い義経。義経じゃダメなんだ。
「これは確かに……」
「義経では力になれないな…………」
義経が自身の胸と弁慶の胸を見比べながら言う。
そしてどんどん意気消沈していく。
「……すまん義経。後で一緒に飯でも食うか?」
「良いのか?」
「……というか行かなくて良いの?」
すると後続が続々戻ってきていた。
「やべっ行くぞ弁慶!後でな義経!」
そして弁慶を……
お姫様だっこした。
「!?」
あまりの出来事に弁慶も完全に戸惑っていた。
弁慶もこんな顔するんだね。
「ちょ、これは、」
「こっちが頼んでるのに走らせるわけには行かないっしょ」
そう言うと弁慶が黙りこんで顔を赤くしてうつむいてしまう。
怒らせちゃったかな?
「到着!」
「一着は御閃綾也!速い!」
取りあえず一着。
んん!?清楚先輩速っ!
「二着は清楚ちゃんだー!」
「っと弁慶ごめんね」
下ろしながら謝る。
「……何で?」
聞き返された。
あれ?俺に怒ってたんじゃないの?
「怒ってたんじゃないの?」
「別に怒ってたわけじゃないよ。……少し恥ずかしかっただけで」
「そか、良かった」
いやー良かった。
弁慶に嫌われてたらどうしようかと思った。
「綾也くん、弁慶ちゃん」
呼ばれて後ろを振り向くと清楚先輩だった。
さっきも走るの見てて思ったけどやっぱり身体能力が半端ない。
前予想したとおりなのかな
「清楚先輩凄い足速かったんですね~」
「綾也くんなんて海の上を走っててびっくりしたよ」
しばらく雑談をしていると…………………………
ガサリ、
近くの茂みが動いた気がした。
…………………………to be continued……⇒
20話でした。
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