真剣で楽しく生きよう!   作:魔王の後継者

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21 世界最強の……

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川神戦役は現在四勝四敗でクラスに変動無しでほっとしている御閃綾也です。

川神戦役。勝つ度にユキがこちらに来て飛びついてくるのでそろそろ背中が痛いと訴えてるんですがユキは全然聞き入れてくれません。

どうしたものか。

 

え?今?昼食中ですよ。

義経、弁慶、清楚先輩、燕先輩、咲さん、葵、瞬、俺。

え?モモ先輩?ちゃんと撒いてきましたよめんどくさい。

 

弁当は何故か量に驚かれたけれど気にしない。

今日は動き回るから腹八分目くらいも持ってこないほど少な目なんだけどな?(←重箱三段)

 

交換とかしながら食べてるわけですが、何故か義経と弁慶がやけに話しかけてくる。嫌なわけではないが飯に集中できない。

 

「ほら、これをあげるぞ綾也くん!」

 

「このちくわ美味しいから食べると良いよ綾也」

 

こんな感じで。まあ貰うんだが。

 

「おお、綾也くん人気者だねぇ」

 

「綾ちゃんモテモテだね」

 

こんな風に茶々入れてくる人もいるわけで。

まあ清楚先輩や葵みたいににこにこしてるだけの人もいるんだが。

瞬は飯に夢中。一緒に食べてる意味無いなこいつ。

 

「義経は少し失礼させてもらうぞ」

 

「主?じゃあ私も」

 

「ちょうど良いから私も行ってくるね?」

 

義経、弁慶、清楚先輩が立つ。

お手洗いかな?

 

「いってらっしゃい」

 

何も起こっていなかった。

 

()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

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「「「きゃあああーーー!!!」」」

 

数分後。

茂みから三人の悲鳴が聞こえた。

 

「! 行くぞ瞬!」

 

「応!」

 

瞬を連れて悲鳴のした方へと向かう。

すると……

 

「なっ!」

 

「……」

 

声を上げたのは瞬。俺はリアクションがとれなかった。

 

なぜなら、向かった先に水着の破れた胸の部分を抑える三人がいたからだ。

 

「こっちを見ちゃダメだ二人とも!」

 

義経がそう言う。

 

俺は後ろを向きながら言う。

 

「何があったの?」

 

「チワワ……」

 

ん?

 

「チワワだ」

 

は?え?

 

「チワワにやられたんだ!」

 

「チワワに!?マジで!?」

 

瞬が心底驚く。

そりゃあそうだ。あんだけ強い義経達の胸をポロリさせるチワワなんているわけが…………わけが……

 

「心当たりがある……」

 

あるんだよね心当たり。

と言うかチワワって所でほぼ確定だ。

 

そんな強いチワワが何匹もいてたまるか。

 

「探しに行ってくる」

 

さてさてあれはどこにいるのやら。

 

 

 

 

 

 

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砂浜

チワワは……いたぁ!

 

あれ?目の前にいるのは……クリス!?マズい!

 

「クリス!」

 

大声で呼ぶ。

するとクリスは此方を向いて手を振る。

馬鹿っ。

 

「おーい綾也ー!チワワが……」

 

ブチン。

 

チワワに水着を食いちぎられ小ぶりの胸が露出する。

 

「な!ッ~」

 

「「「「「「うおおおおぉぉぉ!!!!」」」」」」

 

胸を抱えて座り込むクリス。

ポロリを見て歓声をあげる男子。

 

「なっ!?よくもクリスお嬢様を!Hasen Jugd!」

 

マルさんがトンファーで攻撃する。

しかしそのチワワがマルさんの攻撃を避わす避わす避わす。

 

「くっ!」

 

マルさんがトンファーを振り下ろす。

刹那ー

 

「何ッ!」

 

チワワがマルさんのトンファーを噛み砕いた。

左右が重なった一瞬をまるで狙い澄ましていたかのように。

 

そして敗者の証を刻むかのように、マルさんの水着の上を食いちぎった。

 

ぶるん!

 

マルさんの大きな胸がこぼれる。

男子は一斉に大興奮。みんなダメだなこれは。

 

そしてとりあえず見つけたその犬に……

 

「見つけたぞ!ポンチ!」

 

 

 

 

 

 

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ポンチ、御閃流師範代獅子葉陽の飼い犬で恐らく世界最強のチワワだ。

もともとめちゃくちゃ強い野良犬だった。

そして以前御閃本家に転がり込んで来た際に気に入った陽さんが引き取っていったのだ。

しかしいやはやだとしても何あれ!

 

犬が気を纏ってるぞ………………

あの人犬に何仕込んでるんだ。

 

「あっ!逃げた!」

 

あっ!ポンチ逃げやがった!

待てこら!

 

走っていく先に燕先輩が。

 

マズい、あいつは強い相手に挑みかかっていく癖があるんだ!

間違いなくまた攻撃する!

 

「燕先輩!危ない!」

 

「およ?」

 

刹那ポンチが加速して通り過ぎる。

 

「………………」

 

燕先輩が唖然としてからはっとしたように胸元をみる。

 

「ッッッッッッッッーーーー!」

 

一瞬で食いちぎられていた。

 

クソッこれ以上被害者増やしてたまるかっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

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「はぁっはぁっ、追いつめたぞポンチィ」

 

数分後ほかの奴を庇いつつ追い掛けたら予想外に疲れた。

 

前こいつとは闘ってるからか俺には挑んでこない。

だから余計と追いかけるのが大変だった。

 

「う゛るるるる」

 

チワワの鳴き声じゃないよね。

 

やっとこさ海側まで追い込んだんだ。取りあえず此処で捕まえさせてもらうぞコノヤロウ。

 

「がうっ!」

 

ポンチが飛びかかってくる。

 

それを回避して地面を大きく踏み揺らす。

振脚。

 

そして地面が大きく揺れる。

 

ポンチの足場が崩れたところをねらい、距離を積める。

 

「御閃流、喰牙うをっ!」

 

技を打ち出そうとする直前、気を纏った爪を凪いでくる。

 

「危ね……」

 

「ぐるる」

 

向かい合う一人と一匹。

そこに…………

 

「何やってんの?」

 

ポンチの飼い主獅子葉陽が現れた。

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

「なるほど」

 

ことの顛末を説明した。

陽さんは困り顔で頭をかいている。

 

「すまなかったな。被害にあった奴らにはきちんと俺が謝って水着は弁償して来るわ」

 

陽さんはそう言って砂浜の方へポンチを引きずりながら去っていった。

それを見届けていると……

 

「綾也くん!」

 

後ろから声をかけられた。

振り向くと義経達がいた。

 

水着が直っている。

あれ?

 

「水着どうしたの?」

 

そう言うと弁慶が口を開く。

 

「九鬼が換えを用意してくれたんだ」

 

万能か。世界の九鬼。

 

「ポンチなら飼い主が引きずりながら謝りに行ったぞ?」

 

三人が首を傾げる。

 

「「「ポンチ?」」」

 

あの犬の名前知らなかったっけ?

 

「あの犬の名前だよ」

 

「ああ」

弁慶が納得したように手を打つ。

 

「ありがとう」

 

清楚先輩が急にお礼を言う。

 

「何でお礼なんか言うんですか?」

 

そもそもの疑問。

何かお礼言われるようなことしたっけ?

 

「あの犬を捕まえてくれたから……」

 

そう言って頬を染める清楚先輩。

清楚先輩って細かいところが女の子らしくて可愛いよね。

ポンチを捕まえるのはやりたかっただけだからな~。

 

「別に気にすることは無いっすよ?」

 

「それでも、ありがとう」

 

そこまで言われるとこちらが照れるよね。

なかなかに気恥ずかしい。

 

「「むーっ」」

 

義経と弁慶がこちらを睨んでくる。

な、何で怒ってんの?

 

二人に聞くと……

 

「「知らないっ!」」

 

な、何で?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人とも機嫌はなかなか直してくれなかった。

 

何故だ………………

 

 

 

 

 

 

………………to be continued……⇒

 

 

 

 




第21話でした。

世界最強のチワワポンチの登場です。彼はまた登場するのでしょうか……

誤字脱字、行けば、アドバイス、感想ありましたらお願いします。
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