真剣で楽しく生きよう!   作:魔王の後継者

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25 「イライ? 何それ旨いの?」

 

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「イライ? 何それ旨いの?」

 

川神学園での依頼制度。

川神学園独自のルールが多すぎるだろう。

食券もらっても自炊派の俺にはあまり関係ないが確かに家から持ってこれないものもあるから食券をもらっておいて損はないかな。

食べてるときと昼寝の時は心が素晴らしく軽くなるしな。

 

食事は良い、心を救う、って話がそれた。

結局のとこ依頼って何よ?

 

「今回の依頼はストーカー退治だ」

 

大和がそう言う。

 

ストーカー。

自らの歪んだ愛情、または劣情を一方的且つ物理的なコミュニケーションを図り、相手の気持ちなど考えず、または自分に必ず向いているものだと考え自分の感情を一方的に押し付ける迷惑な人間の総称であるあれか。

 

愛情うんぬんは俺にはよく分からんが好きだというのなら相手の気持ちを理解しようとしろよ。拒絶などは比較的理解しやすいような感情であるだろうに。

という感じでそういうヤツは俺はかなり腹が立つな。

 

ちなみにそんな感じで綾也がかなりキてたのは周りから見ても明らかである。

目じりがつり上がり、小刻みに揺れている。

 

すげー怒ってる。風間ファミリー全員が思ったことである。

 

「……大和」

 

「、 ん? 何だ、綾也?」

 

綾也が大和に話しかける。

明らかに怒ってるこの綾也に話しかけられると流石に圧されるようで少したじろぐ。

 

「その依頼俺がメインで動いても良い?」

 

それを聞いて全員が驚く。

この雰囲気なら綾也は一人でやる、と言うと思っていたのだ。

しかし存外、綾也はファミリーを信用しているらしい。

 

「かまわねーぞリョーヤ。良いよなみんな!」

 

翔一がほかを代表して言う。

ファミリーに入ったのに積極的に絡もうとしないリョーヤの様子が少し寂しかったのである。それ故に今回綾也が一人でと言わなかった事は翔一にとってかなり嬉しい事であった。

 

皆もキャップが言うのならという感じで納得し頷いた。

 

 

 

 

 

 

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…………と言うわけで会いに来ました依頼主!

ってあれ?この子?

 

「伊予さんじゃん」

 

そうだよこの子。前に不良に絡まれてた子じゃん。

 

「御閃先輩、私の事覚えてたんですか?」

 

伊予が不思議そうに言う。

まあ確かにあれから話したこともないしそもそも最初にはなした時間も少なかったので覚えてなくても不思議では無いのだが人の名前を忘れるほど失礼ではない。

 

「うん、もち。というか御閃先輩って呼びにくくないか?リョーヤで良いぞ?」

 

「え、あ、分かりました綾也先輩」

 

ふむ、この子がストーカー被害にあってる子か。

まあ確かあの時も不良に絡まれてたし容姿も整ってるししょうがないと言えばしょうがないと。

だがストーカーね。

 

「被害内容は聞いてるよ?私物が盗られたり気味の悪い手紙が届くんだっけ?」

 

「はい……」

 

大分力無いな。

精神的に疲れてるんだろう。

 

「大丈夫だよ大和田さん。ちゃんと綾也が解決してくれるから」

 

オイ大和。

メインで動いてもいいかとは言ったが全部俺がやることになってるのか?

……まあこいつがここにいるんだから、そう言うわけではないんだろう。

おそらく安心させるためだろう

 

「うん、任せて」

 

とりあえず、頑張りますか。

 

 

 

 

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ぱらららったらー!

 

れっつちょうさたーいむ!

 

…………と言うわけでちょうさたいむです。

調査というか作戦タイムだ。

 

調査はさっき終わった。

マジで大変だな。

ストーカーも人目は避けてるようで目撃者はなかった。

変態のくせに人目は気にすんだな。

モロ達も空振りだったみたいだ。

 

俺にストーカーの心理は分からない。

なので専門家の意見を仰ぐことにした。

大和への愛の求道者(変態ストーカー)、椎名京さんです。

 

「というわけでどんなことするの?」

 

「話に脈絡がない……しょーもない」

 

やる気があんまりないな。

しかしここはちゃんと聞かねば。 

 

「うちの御用達漢方のとこの媚薬を取り寄せよう」

 

「任せるんだ!」

 

大和さん効果パネェ。

 

「そうだね、私物のメジャーなのを除くと、自転車のサドルなんかが狙い目かも」

 

常人の思いつかない次元にストーカー達の思考は到達しているんですね京さん。

 

「あのお尻が乗っていると思うとおもわず!」

 

取引だから媚薬は渡すが……大和大丈夫かな。

 

少し後悔しております。

 

強く生きろよ……大和。

 

 

 

 

 

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さあいよいよやってきました。

Let's捕獲タイムだ。

 

「サア、ハリキッテイキマショウ」

 

「何で片言何ですか?」

 

いや、ただストーカーに対してキレてるだけですから大丈夫。

とりあえず私物の位置はチェックしたから大丈夫。

完全に度外視してた自転車もマークしたから万事OK!

多分な。

 

「綾也先輩。それ何ですか?」

 

ああ、これか。

見ての通り……

 

「ビデオカメラだ。超高性能の。これでばっちり証拠を撮って職員室で放映するんだ!」

 

満面の笑み。

完全に綾也さんどS。

 

(……綾也先輩Sな感じの笑顔だ。かっこいいけどちょっと怖い)

 

ちなみにファミリーのみんなにはターゲットが外に出ないようにしてもらっている。

助かるな。

 

まあでもあんまたくさんマークしたくないから私物はある程度持って帰ってもらってる。

瞬間を逃したくないからな。

カメラ持ってるからあんまり高速で移動できないし。

 

ん!

 

「来た」

 

「え?」

 

しかも自転車の方。

京さんパネェ。

 

「少し経ってから来い」

 

さて、行きますか。

 

 

 

 

 

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「ふふふ、しめしめ今日も誰もいないなぁ、伊予ちゃん、今日も君を可愛がって…………」

 

いやいや俺いるし。

まあ気づかないのはしょうがない。

 

気配も気も消してるしな。

 

しかし気持ち悪。

ん?伊予さんが降りてきたな到着前に片づけるか。 

 

「やあ変態」

 

「!?、今までどこに!?」

 

すぐ其処に立ってたよ。

気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。

マジで。

 

「とりあえず迷惑、と言うことなので普通に犯罪行為だし本人同伴で職員室で放映するからおとなしくついてこい」

 

「め、迷惑!?そんな訳ない!伊予ちゃんと僕は相思相愛何だ!」

 

「むしろ嫌悪の対象だったぞ」

 

「そ、そんなはずないんだああああああ!!!」

 

すぐ近くにあった鉄パイプを持って殴りかかってくる。

何故ここに鉄パイプ?

まあいいや。こいつには触れたくないしな。

だから……

 

「うごっ!?」

 

ストーカーが急に意識を失って倒れる。

 

 暗技"意刈"

強烈な殺気を相手の意識に叩きつけて相手の意識を一瞬で刈り取る技だ。

 

「そ、その人が犯人ですか?綾也先輩」

 

「うん。意識無いから伝えたいことあるならビデオメッセージ残す?」

 

「え、あ、じゃあお願いします」

 

その後職員室で大放映会が行われた。

 

あの生徒がどうなったかは誰も知らない……。

 

 

 

 

 

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「ありがとうございました!綾也先輩」

 

依頼を終えて俺は伊予さんにお礼を言われていた。

其処まで気にしなくて良いのにな依頼だし、俺がああ言うのは嫌いだからやっただけだし。

俺がそう言うと

 

「それでもいいんです。私が嬉しかったんですから」

 

まあいいやそれなら

その後伊予さんに別れを告げてファミリーのみんなと一緒に帰った。

 

 

 

 

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綾也先輩……あの時もだけど格好良かったな……

 

確か噂だと特定の相手はいないんだっけ。

ちょっと、頑張ってみようかな……。

 

 

 

 

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いやー、終わった終わった。

ストーカーも退治できたし良かった。

 

「リョーヤ大活躍だったな!」

 

「まあメインで動かせてもらったしな」

 

みんな上食券を貰えるのとストーカーを成敗出来たので上機嫌だ。

何でも伊予さんは実はまゆっちのお友達だったらしい。

それなのに任せてもらって良かったのかな?

そう言うと大笑いされた。

そんなに笑わなくても良いじゃないか。

むむむ…………。

 

 

釈然としないまま家に帰った。

 

 

 

 

 

 

…………………………to be continued……⇒

 

 

 




第25話でした。

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