真剣で楽しく生きよう!   作:魔王の後継者

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04  葵の実力

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「私と勝負しろ」

 

――武神、川神 百代――

 

 

side川神百代

 

さっきの決闘、こいつは異常なまでの速さを見せた。こいつは普通の人間じゃあ無い。

 

何せ私が見えなかった。天衣さんと戦った時も追いつけないまでもギリギリとはいえ、見えてはいたのにだ。

 

こいつ程の強さがあればまともな勝負はほとんど出来てはいないだろう。

 

戦える相手は欲しいはずだ。

 

はずだった。

 

 

side out

 

「断ります」

 

俺は川神先輩の要求を一刀両断した。

 

なぜ俺が理由も無しに戦わなければならない。

 

「えー、何でだよー。戦おうよー」

 

子供か。

 

「俺にそんな戦闘意欲はありません。故に、貴方と戦う理由がありません」

 

踵を返して立ち去ろうとすると後ろから拳が飛んできた。

 

しかしそれは俺にとどく事無く間に入った瞬によって止められた。

 

「百先輩、あまりしつこいようであれば俺が相手になりますよ?」

 

「へえ、私の拳を止められる奴がこんな所にいたとわな、ならお前と……」

 

「駄目よ」

 

「へ?」「は?」

 

「瞬、あんた戦闘禁止がまだ解かれていないでしょう」

 

「えー!あとたった4日じゃんいいじゃんよー」

 

「……ならなんだ、こいつも私の相手をしてくれないのかー」

 

「……ふぅ、しょうがないですね、私がお相手つとめましょう」

 

「えー、ずるいぞ葵ー」

 

「後であんたとは稽古試合してあげるわよ。……できたらだけど」

 

「じゃあ決闘だ。今すぐ決闘だ。よしやろう。今すぐやろう」

 

そこで学長が現れた。もう少し早ければ良かったのに

 

「まてい。モモ」

 

「なんだよ。爺」

 

「お前が戦うのなら結界を張らねばならん。少し待っておれ」

 

「わかった。じゃあグラウンドで待ってるぞ」

 

川神先輩は窓からグラウンドへ下りていった。 

 

葵がクラスのみんなに向き直って言った。

 

「F組のみなさんお騒がせして申し訳ありませんでした」

 

少しざわついたF組を代表してか大和が口を開いた。

 

「騒ぎは主に姉さんのせいだから良いんだけど、2-Sの三原さん、君は姉さんとの戦いをやけにあっさり承諾したけれど勝てる算段があるのか?」

 

大和の質問は実に的を射ている。確かに普通はそう思うよな。

 

「戦いを承諾したのは、身内の起こした厄介事を回収しただけですよ。勝てる算段はありませんよ?ただ負けない算段はありますけど」

 

「姉さん相手に負けない算段?まあいいや。じゃあ瞬や綾也とはどういう関係なんだ?」

 

「瞬はただの弟弟子よ。綾也は私達の主」

 

学校でそれを言うなよ……

 

「「「「「「「「主!!!!」」」」」」」」

 

ほら食いついた。

 

ピンポンパンポン

 

「3-F川神百代、2-S三原葵。準備がととのったのですぐにグラウンドに来るように」

 

「では、私は行きますね」

 

そう言って窓から下りていった。

 

オイいいいい。俺を放置するなよおぉぉ。

 

「リョーヤくん?ちょっとはなせる?」

 

本日二度目の質問攻めにあった。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

グラウンド

 

「双方用意は良いかの?」

 

「ああ!」

 

「はい」

 

葵は武器に短刀を、川神先輩は素手のようだ。

 

「では、始めい!」

 

「じゃあいきなりいくぞ!川神流、無双正拳突き!」

 

「御閃流『厳山』」

 

川神先輩の拳と葵の短刀が交差し、完全に防いでいた。

 

「ふふ、さすがだな。かなりの威力で撃ったのだが完全にノーダメージだとは」

 

「これを止められないようであれば私はとっくにこの世にいません」

 

「ふははっ。ならもっと本気でいこう!」

 

 

川神 百代 対 三原 葵

……激戦必至

 

 

………………to be continued……⇒

 

 

 

 




第四話でした。

誤字脱字、アドバイスありましたらお願いします。
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