真剣で楽しく生きよう!   作:魔王の後継者

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08 ユキデートin七浜

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土曜、七浜にて

 

現在、小雪とデート中である……あれ?

 

きっかけは些細なこと。冗談だと思っていた小雪のデート発言。

綾也としては、本気で冗談だと思っていたのだが、事が起こったのは昨夜まで逆のぼる。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

PLLL……PLLL……

 

「はい。もしもし」

 

『もしもし、私葵冬馬と申しますが綾也君はご在宅でしょうか』

 

「……何のよう?」

 

『ああ、綾也君ご本人でしたか。いえ、明日のユキとのデートの事についての連絡なのですが……』

 

「え?あの時ユキが言ってたやつ?あれは冗談だと思っていたんだが」

 

『いえ、ユキは本気ですよ。明日の13時七浜駅に集合です。……ちゃんと二人きりですのでご安心を』

 

「え?ちょっ」

 

『ブツッ、 ツー ツー ツー』

 

「まじか……」

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

と、言うわけである。

 

朝はめちゃくちゃテンションの高いユキから楽しみにしている、という趣旨の電話はかかってくるしでもう後には引けないのである。

 

ちなみに準と冬馬だが、一定の距離を開けて付いてきている。

……一緒にこればいいのに。

 

「どーん!」

 

「ぶえっ」

 

ユキが背中に飛びかかってきた。

 

「リョーヤなんか考えごとしてるー、今はボクとデートしてるんだからリョーヤはボクの事だけ考えていればいいんだよ~」

 

「ああ、ゴメンユキ」

 

「いいよーん。次はあそこのゲーセンいこうよ~」

 

「りょーかい」

 

 

 

 

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「若、あのゲーセンに入るみたいだぜ」

 

「ええ、わかってますよ準。ユキの初デートなのですからちゃんと成功させてあげないといけませんしね」

 

ユキトレーサー準&冬馬、追跡中……

 

 

 

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「んで、ユキ?最初は何やるんだ?」

 

「んー太鼓の鉄人でもやるー?るーるー?」

 

なぜ疑問系?

 

「ん、太鼓な。OK」

 

「うぇーいまけないよー」

 

 

 

…………………………………………

 

 

「ちょっユキいきなり鬼畜やるの!?」

 

「難しい方が面白いよー」

 

確かにそうかもしれないが初心者に最高難易度は……

 

『はじめるドコン!』

 

 

…………十数分後

 

――おい、あっちですげー太鼓巧い奴いるらしいぜ!

 

――男の方なんて全部フルコンでほぼ全部良だぞ!

 

――女の子もかなり巧いぞ

 

――プロか何かかな?

 

「……やば、人が集まっちゃったよ。ユキ、他のゲームやろうか」

 

「わかったのだー」

 

 

 

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「……あいつすげぇな」

 

「意外な才能ですね。次に移動するみたいですよ」

 

ユキトレーサー準&冬馬、追跡続行中。

 

 

 

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「こ、これは……カッパマンぬいぐるみ!」

 

――カッパマンとは、最近巷で人気のカッパをモチーフにしたキャラクターで、今若者に人気があるヒット商品である。

 

そして、綾也はカッパマンの愛好家である。

 

「リョーヤーこれやるのー?」

 

「ああ、ユキ。といいたいとこだけどこれ持ってるわ」

 

既に入手済みだった。

 

「じゃーこれをとってよリョーヤ」

 

ユキが隣の機械の大きなぬいぐるみを指差す。

 

「この白うさぎか?」

 

「うんー」

 

「んー。難しいかもしれないがやってみますか」

 

 

 

 

 

 

 

挑戦を始めて10分後、白ウサギは大分出口に近づいてきていた。

現在の消費金額は1500円。そろそろ落としたいところだ。

 

「なかなか難しいな……」

 

「ファイトーリョーヤ!」

 

アームの力が弱くてなかなかうごかん。後すこしだけど……

 

 

 

さらに5分後。

 

ついに……

 

「「おちたー!」」

 

「はいどーぞ、ユキ」

 

「ありがとーリョーヤ」

 

んー、もう五時半か……

 

「ユキ、次に最後何かやって帰ろうか」

 

「えー?もう少しあそぼうよー」

 

「準や冬馬が心配するぞ」

 

「むー、わかったのだー。じゃー最後にプリクラ撮ろうよリョーヤ」

 

「プリクラ?いいけど……?」

 

プリクラの何がいいのかわからない……

 

そして2人はプリクラの機械の中に入っていった。

 

 

 

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「よし、いいですよユキ。プリクラはナイスチョイスです」

(写真があればユキを落ち着けることもできますしね)

 

「だがよ、若。奴さんプリクラの何が楽しいんだ?みたいな顔で入っていったぜ?」

 

「いいんですよ、今はユキの思い出が増えればそれで」

 

「そういうもんですかね?」

 

 

 

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……疲れたっ!

 

恐るべしプリクラ!まさかプリントシール機がこんな進化をとげていようとは……

 

それにしてもさすがに現役女子高生だ、あの謎機械を苦もなく操作するとは……まさかこんなところで差を見せつけられるとはおもってもいなかったぜ……

 

「できたよーリョーヤー」

 

「おう?ありがとう」

 

なんか色々文字が書いてあるな……ダメだ。プリクラに今まで全く興味が無かったから全然わからん。

 

「リョーヤ、今日はありがとうね。ボクとデートしてくれて」

 

「ん?全然構わないぞ?また遊びに来ようぜ?」

 

「……うんっリョーヤ♪」

 

そのまますごい勢いでユキに抱きつかれた。

 

 

 

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「初デートにしては上々でしたね、準」

 

「ああ、若。あんなに嬉しそうなユキはひさしぶりに見るぜ」

 

「ええ、良かったですね、ユキ」

 

ユキトレーサー準&冬馬、ミッション完了

 

 

 

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……で結局準と冬馬は何をしてたんだ?

 

 

 

 

 

目的に全然気づかない綾也であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………to be continued……⇒

 




以上第八話でした。

次はそろそろ東西交流戦です。
できるだけ早く頑張ります。
来週月曜日から水曜日は更新できませんのであしからず。

誤字脱字、アドバイスなどありましたらお願いします。

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