ゆるふわ正義の破壊神ウルティノイド・ザギ 作:アイアンハイド
※この小説ではザギ様となった主人公が結構、やりたい放題します
破壊神のプロローグ
「これで荷物の整理は終わったな」
俺、石堀光は空になった段ボールを片付けながら呟く。今年から大学に通うため、大学近くのアパートに引っ越してきたのだ
「よ~し、後は部屋の飾り付けなんかをしていくか」
その発言から1時間くらいして、ようやく部屋の飾り付けが終了した。部屋のテーブルには俺の好きなダークザギのソフビやハネジローの人形を飾った
「これからも宜しくな!」
そう、ダークザギとハネジローの人形に話し掛ける。だが当然返事が帰ってくることは無いので…
「……恥ず」
俺は人形が飾ってある机に顔を伏せて、ボソッと呟いた。その状態から数十秒が発ち…
「…買い物でも行くか」
唐突にそう言うと財布とスマホをポケットに入れ、家を出る。家の近くにあるスーパーで買い物を済ませてから、ゆっくりとウルトラマンの動画でも観賞しようと考えていた
しかし、家を出て数分と立たないうちに俺に不意の衝撃が襲いかかった
光が歩道を歩いていると後ろから爆音が聴こえるなと思い、後ろを振り向くと、そこには爆走しながら、こちらに突っ込んでくる車が目に入り、数秒と掛からない内に鈍い音が響き、光の体が宙を舞い、地に落ちる
「がっ…………」
車にぶつかった衝撃で息苦しく、言葉も発せられなくなった。近くにいた人達が俺に駆け寄ってくるけど、視界が薄れていく
(俺……死ぬんだな……)
そう思い、俺は薄れゆく視界を完全に閉じていく
それと同時刻、光の家にあるダークザギのエナジーコアが突如輝き始めた
(………うん⁉)
暫くして、何故か意識が戻ってきた
(何故だ?)
そんなことを思いながら、視界を開けると…
ゴボォッ…ゴボゴボ
俺は謎の液体に浸かっていた
「ヴアアアアアアァァァァァァ」《嘘⁉ 俺は泳げないんだぞ》
俺が言葉を発した瞬間、謎の叫び声が近くで聞こえた。しかし、その声は俺が聞いたことがある声だった
(あれ?)
俺の目の前に黒い巨人が映っていた。黒いボディに赤いラインが入り、目と胸のマークはラインと同じで赤い色をしている
「ヴアアアァァァ」《まさか……》
急いで自分の手を見てみると……案の定、黒い手をしていた
(まさか俺……)
自分の姿を見つめ、拳をワナワナと握り、液体の中で前屈みになる
「ヴアアアアアアァァァァァァ」《ザギになっとるー‼》
前屈みになっていた体を伸ばし、ザギが咆哮するポーズで自身の事に驚く
これが後に正義の破壊神と呼ばれるウルティノイド・ザギの誕生の瞬間であるのだが、それを知るものは、今だ存在はしない
いかがでしょうか…