それではどうぞ。
入学式
幼稚園から一緒の女の子がいた。黒髪ロングで可愛らしく、活発でちょっぴりお馬鹿な女の子だ。
これはそんな彼女と僕の物語。
桜もピークを迎え、暖かい春の日に、入学式を迎えた。将来の夢ややりたいことなんて何も無かった僕は、近くの公立高校を受験した。
なんて理由は表向きで本当は、幼なじみの
宮崎 春香(みやざきはるか)
と一緒の高校に通いたかっただけだった。
今日も朝、入学式にはハルと一緒に行った。
中学とは違う雰囲気で少し萎縮してしまった。そんな僕を見て、ハルは笑った。何だかその笑顔につられて僕も笑ってしまい、いつの間にか緊張はほぐれていた。
そして、入学式が始まった。式が始まると、急に緊張してきて、周りが知らない人ばかりだということを今になって実感してきた。
校長先生の長い話が終わった頃には、周りの人もみんなダレてきて、いつの間にか緊張なんてどこかにいってしまった。
入学式が終わり、ハルと帰ろうと思って探していると、もういろんな人と喋っているハルを見つけた。
邪魔するのは悪いなぁと思い、先に1人で帰った。お昼を過ぎていたので、制服から着替えて、お昼ご飯を食べようと思い、お湯を沸かす。沸かしている間に、携帯を開くとハルから
『4時30分にあの場所に来て』
ときていた。
『分かった』
とだけ返し、携帯をポケットに入れる。
カチッという音が聞こえたので、カップラーメンにお湯を注ぐ。3分間待っている間に、ご飯をレンジで温める。
昼ごはんをたべ終わったら、洗い物をして自分の部屋に行く。
約束の時間までまだあるので、とりあえず、アニメを見る。
アニメに出会ったきっかけは、中学の時に読んでいたマンガのアニメ化が決まったことと、ハルがクラスの男子と付き合い始めたショックからだった。
中学の時に思春期を迎え、ハルに恋愛感情を持った。小学生の時は、何も思わなく、ただの仲のいい友達だった。幼稚園から一緒で、仲が良かったので、このまま付き合えたりするんじゃないかな?なんて思ったりした。
だからハルに好きな人がいると相談された時は、ショックを受けた。そして、その時からずっとハルへの恋心を隠して今まで通り友達として接するようになった。
でもあの事があった時はチャンスがあるんじゃないかなんて思ったりした。
3時半を過ぎたのを確認して、部屋着から着替える。スマホと財布を持ち、家を出る。
あの場所には随分と行っていないはずなのに、つい昨日行ったように感じる。
ハルに会える喜びと、また好きな男の話を聞かされるかもしれないという感情が渦巻きながらあの場所へ向かう。
まぁこんな感じです。切ない純愛物語にします。作者の力量次第ですが。
なるべく2日以上空けないように頑張ります!
それではまた次回