これははたして鎮守府か?   作:バリカツオ

3 / 134
駿河諸島鎮守府の一日 その2

「視察ったって資料見て終わりなんだけどね。」

「そうなんだよね~。」

川内に渡してもらった資料を見ながら特に異常がないことを確認すると書類に判を押しサインをする。

 

採掘場は妖精さんや機械が行っているため見ることはできない。

正確には、見るためには採掘をすべて止めなければならなくなり、後々大変なため点検時の報告書だけをもらっている。

 

「ほんじゃあこれで終わりだけどほかに何か要望とかある?」

「夜戦したいな!」

「OKだ。夜になったらたっぷり書類と夜戦させてやるぞ。」

「あっそれ以外で。」

真顔で断られた。

一度やってもらったがマルサンマルマルには死んだ目でヤセンコワイとつぶやきだした。

「まじめな話、人員増員かな・・・・主に秘書艦の」

「大本営に上申しているが芳しくないな。」

「そっかー・・・このままだと提督になんか遭ったとき機能停止になりかねないんだけどね。」

「上もしょせん輜重部隊って甘く見てるからね・・・過去の繰り返しだよ。」

 

輜重部隊

 

戦争の際には花形とは言えないが最重要の部隊である。

艦娘の元の軍艦が活躍した第二次世界大戦時に各国は優先的に輜重部隊を強化した。

もちろん日本も行ってはいたがどうにも軽視する傾向が残った。

 

「輜重輸卒が兵隊ならば 蝶々トンボも鳥のうち 焼いた魚が泳ぎだし 絵に描くダルマにゃ手足出て 電信柱に花が咲く」

 

こんな侮蔑の狂歌まで作られる始末だったそうだ。

 

 

「何とかして効率化を図るしかないな・・・。」

「それにも労力使うんでしょ?・・・ほどほどにしてね。」

 

 

心配してくれたことに礼を告げ次の工場でも古鷹から資料確認しサインした。

 

 

「じゃあ何か要望はある?」

「そうですね・・・秘書艦の増員は・・・」

「川内にも言われたよ。」

 

苦笑しながら芳しくないことを告げると少し不機嫌になった。

 

「提督さんの体調も心配してほしいものです。結局提督さんが効率化しようとしてさらに負担がかかることになるのに!」

先読みされて少しドキッとしたが心配してくれたことに内心感謝し、いい部下を持ったものだとしみじみ思った。

「心配してくれてありがとう。まぁ何かあったら困るのは大本営だしそんときゃそんときだ。」

「無理しないようにしてくださいね。」

 

 

やたらと心配され執務室に戻るとヒトフタサンマルすでにお昼時だが昼なんてとっている暇はないただひたすら書類チェックだ。

 

 

「司令官!お昼と午前の追加持ってきましたよ!」

ヒトサンマルマル多少の書類のめどがついたところで吹雪がお昼を持ってくる。

今日はサンドイッチか。

皿に乗ってるサンドイッチ全部重ねても届かない書類の山はいらないんだけどな・・・

 

え?セット?ばら売りなし?

 

 

片手間でチェックとサインしながらサンドイッチをほおばるそしてレッドブルでのどを潤す。

・・・おかしくないかって?

いいかいモンエナとレッドブルは別飲料だから大丈夫!

(※成分は近いのでマネしないでください)

 

「司令官・・・さすがにやめたほうが・・・・」

「・・・吹雪ちゃんはなに飲んでるの?」

「RAIZINですよ?」

「それもレッドブルと一緒よ」

「・・・別飲料だから大丈夫です」

(※成分は近いのでマネしなry)

 

 

 

ヒトゴーマルマル 応接室

 

 

「・・・なるほどでは領海内での深海棲艦の反応による緊急哨戒で全部隊が抜錨。それに伴い備蓄燃料の減少。ましてや大規模作戦前なので取り急ぎ補充したいと」

「そうなのです。せめて8割までは戻さないとならないので何とかお願いできませんか?」

「大本営からの証明証と報告書に差異はありませんので大丈夫ですよ。不足分を出しましょう。ただ今すぐではなく明朝出港となりますが大丈夫ですか?」

「ありがとうなのです。それについては大丈夫なのです。」

相手の電は胸をなでおろし緊張が解けたのか表情が柔らかくなった。

「では宿泊場を用意いたしますので少しお待ちいただいてもいいですか?ほかの方々はロビーで待機していますか?」

「問題ないのです。はいそうなのです。」

「わかりました。それでは準備ができたらロビーを通って案内をさせていただきます」

 

そう会話をしながら吹雪に目配せをし連絡に向かわせた。

 

「あの・・・」

「?どうかしましたか?」

「だいぶお疲れのようですが・・・大丈夫なのですか?」

「あー・・・どうしてもうちが補給の拠点なんで書類が多くて・・・」

「そうなのですか・・・大本営には?」

「上申してますが芳しくないですね・・・まぁ何とかなりますよ。すみません気を使わせてしまって。」

苦笑しながら相手に気を使わせてしまったことを申し訳なく思い謝罪を口にすると相手は焦りながら

「とんでもないのです。それに本土の鎮守府界隈では有名ですよ。駿河鎮守府は大本営と肩を並べる忙しさだと」

「あはは・・・実際人が割けないので下手をすると大本営よりひどいのかもしれません。」

「何かあったらうちに連絡をください。力になれるのでしたら協力は惜しみません」

「電さん。用意ができましたよ。」

「その言葉をいただけてうれしいです。それではまた明朝お会いしましょう。」

 

 

 

ヒトロクマルマル  書類整理

 

ヒトナナマルマル  書類整理

 

ヒトハチマルマル  書類整理

 

ヒトキュウマルマル 書類整理&夕食(シャークをお供に・・・)

 

フタマルマルマル  書類整理(川内さん突入)

 

フタヒトマルマル  書類整理(川内さん脱走を試みる(失敗))

 

フタフタマルマル  書類整理(川内さん脱走をする(満面の笑みの吹雪に捕まる)) 

 

フタサンマルマル  書類整理(川内さん脱走成功)

 

マルマルマルマル  書類整理(吹雪さん先日からの疲れで退場)

 

マルイチマルマル  書類整理(提督の口から奇声が出始める)

 

マルフタマルマル  書類整理(モンエナとレッドブル補給)

 

 

 

 

・・・・・・以下1話とおおむね同じ・・・・・




とりあえず繁忙期の一日は終了です。

エナジードリンク2本くらいじゃ死にはしませんが体にはよくなさそうなので皆さんも多用はやめましょう by提督
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。