前書きにストーリーを綴ってました(爆)
それでは続きを御覧下さい。
《ガタンゴトン…ガタンゴトン…》
規則正しいリズムを刻みながら走る電車。知らぬ間に寝て
いたようだ。
ふと窓から外の景色に目をやると…見渡す限り…どこまでも
広がる海である。うん、ちょっと盛ってしまったw
あれ、、ここは……
見知った光景を眼にする。。それはμ'sが解散を決意した
あの場所である。泣かないと決意してボロボロ泣きじゃく
ったあの…証明写真の狭い機械へと皆で入って撮ったあの…
(変態!貴方は入らなくていいです!)蹴り出されたっけw
なんとも因果だな…
「曜ちゃんっ!私決めたよ♪スクールアイドルになる!」
隣を見ると元気溌剌オロナミンCみたいな少女が意気揚々
と向かいの少女と話している。。煩いなぁ……あ、れ?
なんでこんな席空いてるのに俺の隣に座ってるの!?
まぁ特に気にすることないか…大学に通ってた時は毎日
が地獄の鮨詰め電車だったし。いつ痴漢と言われても
否定できないよねあれ…(苦笑)
《カナシミ~ニ~ト~ザサレ~テェ~》
いけね、マナーモードにするの忘れてた。。どうも気が
弛んでるな…引き締めないと教師なんてやってけない。
ディスプレイを見ると母親の文字…ん?メール?珍しいな…
何々…?
拝啓、穀潰しへ…。
誰が穀潰しだおいwウチの両親は揃いも揃ってなんで
こう…(失笑)しかも拝啓ってw
…気を取り直して本文を。。
【赴任先が決まったんだって?周りに迷惑かけるんじゃな
いよ?あ、そうそう。パパと私であんたが巣立つ時の為
に貯金してたお金を振り込んでおいたから大事に使い
なさい。体に気を付けて頑張りな。】
…揃いも揃って…ほんと良い両親だよ…。。
泣きそうになるのを堪えて返信。そしてマナー
モードにしスマホをポケットへと押し込む。
すると隣に座ってた少女が物凄く目を見開いてこちら
を見ていた。。着信が煩かったか…謝っておこう。
「すまない、着信音が煩かったかな。」
まぁこんなもんでいいだろ、謝り終えて再び窓の外の
景色を見ることにした…のだが。
「ねぇ、お兄さんっ!さっきの着信音…スクールアイ
ドル好きなのっ?」
うわぁ…眩しい笑顔(苦笑)オレンジ色の髪をしたその
少女は屈託のない笑みで問い掛けてくる。
おや?この子あの時の…高坂2世ではないかwそう、
あの秋葉原でスクリーンを眺めていた人物だ。
って最近の若い子がこんな軽いノリで話しかけてくる
とは思わなかったぞ…ふむふむ、若いって素晴らしい!w
おっと、質問に応えてあげないとな…あぁこの曲俺が
編曲したんだよっ…とは言えないし、なにより信じて
もらえないだろう。ここは相槌で返すか…
「あ、あぁ…好きと言われれば好きかな。」
ふーん、そうなんだ。…こんな感じで会話が終わるで
あろうと思っていたが…甘かった。
「そうなんだっ♪で、好きなスクールアイドルはいたり
するの?」
あれーなにこの子…ゴリゴリ絡んでくるじゃん(苦笑)
もしかして逆ナン…って調子乗んな俺w
オレンジ髪少女を何とかしてほしいと言う目線を向かい
の少女に向けてみた。…両手を合わせてこちらにごめん
なさいと言わんばかりのポーズ…なるほど、こうなった
この子は止められないのね…ほんと高坂2世であるw
あ…この子髪がグレー…見るんじゃなかった…脳裏に南の
残像が過る。。次第に俺の表情は暗くなってく…俺もまた、
簡単には南を友達と割りきれてない。自分から友達で
いてほしいと言った男の末路は滑稽でしかないのだった。
「ち…千歌ちゃん…」
グレーの髪の子がそれを察してか、会話を遮ろうとした。
「どうしたの?曜ちゃん。」
全くを持って鈍感パラダイスな子みたいだ。
《次は~○○~○○~お降りの際はお忘れものに…》
気がつけば降りる駅付近まで来ていた。席を立ち、
降り口に向かおうとすると…
「お兄さんもここで降りるんだぁ♪」
どうやらこの少女達も一緒のようだ。。んー…早く離れ
たいな…正直ちょっと辛い。まぁ降りてしまえば行き先
も違うだろうし、もう少しの辛抱。
電車の扉が開くの真っ先に…小走りにその場を後にした。
「もぉ、千歌ちゃん!初対面の人にガンガン絡んじゃ
ダメだよ?」
「アハハァ…ごめんごめん、スクールアイドルのことに
なるとつい…(苦笑)」
もう会うことなんてないだろうけど、もし会うことが
あれば謝ろうと思う千歌であった。
「でもさでもさっ!ちょっとカッコよかったよねっ♪
眼鏡が似合うし、凄く頭よさそうだった♪」
「よ…曜ちゃん…?(苦笑)」
キャピキャピでハピハピなお年頃であるのだw
所変わって駅の出口へと来た岸。
「え、えっと…どうやって内浦へ行くんだ?」
途中で寝てしまった彼はここからどう行くのか調べて
なかったので絶賛途方に暮れている、まぁ今のご時世
スマホでなんでもわかっちゃうんだよね。
GPSを起動させて、目的地を検索…そして充電が切れる。
うん、完璧だ♪………泣いていいかな?(泣)
「あー!さっきのお兄さんっ♪」
げっ…声のした方にギギギっと機械音がするかの如く
振り返る…誰か556頂戴w
「あ、あぁ…また会ったな。」
えぇいNot instead of belly to backなのだよ、ここは
グレーの髪の子を見ないようにして目的地への行き方
を聞き出すか。
「すまないが、道を訪ねたい。浦の星女学院というとこ
ろへ行きたいのだがどうすればいい?」
「え……えぇ…………女子高になんのようなの…?」
はっ!いかん。理由も無しに訪ねると確かにただの変態
ではないかwドン引きする彼女に理由を説明する。
4月から赴任すること、その証拠である書類を見せる。
「お兄さん先生だったの!?私そこの生徒だよっ!
案内してあげるから行こっ」
先生とわかってこの口調…ま、まぁいいさ。今は下手に
出ておかないと途方に暮れることになるんだから。
「ん、さっき友達といたみたいだけど良いのか?」
そういえば見ようとしてなかったので気づかなかった
がグレーの髪の子は見当たらない。
「あぁ、曜ちゃん?曜ちゃんならこの後用事がある
みたいだからさっきそこで別れたよ。」
曜ちゃんか、よし覚えた。流石にグレーの髪の子って
言い続けるとメンタルが崩壊しそうだ。
「そうなのか、ならばお願いできるか?」
「うんっ!あ、このバスに乗るんだよ♪」
なんてNiceなタイミングなんだ、運転手…グッジョブ!!
いや、時間に感謝だよねこの場合w
バスに乗り込み一番奥の席へと向かう、バスは奥から
順に座ってくんだよ♪…なにこいつ…w
それを追うようにしてオレンジ髪の少女は隣にきた。
確かに奥から順とか言ったけど!けども!!隣に
くる必要あるの?ってか距離近いよっ(苦笑)
あぁ、何か良い柑橘系な匂い…まさか彼女の髪は
ミカンか何かなのか!?…ほんとないわぁ…こいつw
「お兄さん、さっきはガンガン絡んじゃってごめん
ね?もし会うことがあれば謝りたいって思ってたから
良かったぁ~。あ、私ね…高海千歌っていうの。
よろしくねっ♪」
高海ね、よし覚えた。なんだ、意外と良い子じゃないか。
「いや、いいんだ。それよりありがとな…こっちの人間
じゃないから案内助かるよ。私は岸和也という、覚えて
おいてくれ。」
軽くお互いの自己紹介を済ませ、その後は雑談に花を
咲かせる。なんでも実家が旅館を営んでいるらしいこと、
今日は東京に行っててそこでスクールアイドルを
見て私もこうなってみたいと思ってること。ふっ、高坂
が聞いたら喜ぶだろう。
グラッ…おっと、しかし凄い道だなここは。。峠…とまで
は言わないのだろうが何とも…まぁ…豆腐屋が車を滑ら
て配達でもするのか?w
などと馬鹿なことに思いを馳せてると目的のバス停に
到着したみたいだ。
「岸先生っ!ここだよ♪ようこそっ、浦の星女学院へ!」
「お、おう…」
先生と呼んでくれたことは嬉しいが、相も変わらぬこの
口調…き、気にしたら負けだ。。
バスを降り、女学院を眺める…辺りは…ん?蜜柑畑…??
女学院という名前からもっとこう…華やかな物を想像
してきた岸はポカーンっとしてしまう。
「どうしたの岸先生?行こっ♪」
何が行こっ♪だwちょっと可愛いと思ってしまった
ではないかw
高海に先導される形で女学院へと足を踏み入れる。。
校長室へと案内され、私外で待ってるねと言い残し
去っていく。なんで待ってるの?
まぁいいか、ノックをして校長室へ入り風格のある
校長へと書類を渡す。あ、手土産もね。
それはそれは大層喜ばれた、理事長…和菓子好きはほん
とだったのか(苦笑)1箱は校長が家に持ち帰り、1箱は
他の教員達でわけるとのこと。そして残りの1箱は持って
帰れとのこと…何故3箱も買ったんだ俺wあ、そうだ、
高海に案内のお礼に持たせるか、待ってるって言って
たし。今後のことやその他諸々の連絡事項を聞き、
学院を出る。
こちらの理事長にも挨拶したいのですがと言うと、まだ
後任の理事長が決まってないとのこと。…大丈夫かこの
学院(苦笑)
バス停へと戻る道すがら、高海と合流したのでそのまま
バス停に向かう。…海、綺麗だな。。えっと、何々?
次のバスの時刻…は…?オゥ…ジーザスッ。都会に慣れ親し
んだ岸にはこの時刻表は酷だったのだw運良く、偶々次の
バスは10分後だから良かったものの…これは酷い。
教員なんてその日その日で帰れる時間が違う職種の人に
これは酷だよ…車…買おうかな…田舎こえぇ…
「岸先生、この後はどうするの?」
絶望先生状態な俺に高海は話しかけてくる。
「あぁ、そうだな。実はまだ住むとこを決めてないから
物件を探しに行こうかと思ってる。あ、そうだ高海、
これ今日の案内の御礼だ。」
そう言って穂むらの饅頭を1箱手渡す。彼女もまた
大層喜んでくれた。その場で開けて食い始める始末w
「わっ、すっごく美味しいよこれ!後で果南ちゃんに
も御裾分けしよっと♪」
それはよかった、俺は洋菓子派だからあまり興味は無い
のだが。 果南ちゃん誰wまぁ友達だろう。
「あ、そーだっ!岸先生、物件探しは明日にして今日は
ウチの旅館に泊まっていきなよっ♪」
この野郎、俺を暇人か何かと勘違いしてないか?…野郎
じゃないけどもw確かに明日はなんもないが…これだけ
世話になったのだ、それも良いだろう。
「そうだな、世話になったし泊まらせてもらおうか。」
「よーしっ!丁度バスも来たし、次の目的は我が家で
ありますっ!!」
このノリといいテンションといい…ほんと高海は高坂
ソックリだわ。…ふん、嫌いではないな。
少し…激しく揺れるバスの中、ルンルンな顔をした高海
に苦笑いを浮かべ、次の目的地へと向かうのであった。
まさかの本編前に千歌ちゃんとランデブーw
次回は…そうですね、淡島にでも行ってもらいますか♪
果南ちゃんにお饅頭渡したがってましたし(笑)
それでは今回はこの辺りで、失礼します。
ん?本編ですか?本編、ほんぺん…プノンペン♪(殴
…でわでわ♪