なく…萎えてしまいました。。でも!お気に入りに登録
して下さる方がいますしUAも着実に増えてますので、
もう1度書きます♪
それではどうぞ。
《ブォーン》
独特な排気ガスの臭いを撒き散らしながらバスが次の
目的地へと走り去っていく。。目的のバス停へと着いた
時に思ったが…ここは海水浴場なのかな?そこそこ綺麗な
砂浜、そして海が広がる。夕日に照らされた水面はキラ
キラと輝きそれはもう絶景でしかなかった。しかしここか
らは徒歩か…田舎を甘く見ていた岸は目的地がわからない
ので、どのくらい歩くのか不安に感じている。
「先生!ここが旅館でもありウチの家ですっ♪」
「…近っ!!」
ビックリ!目の前に旅館があったのだ…さっきまで失礼極
まりないことを思っていた自分に少し反省せねばな。
しかも趣があるし高そうなオーラが出てるが…宿代払える
のか少々不安になってくる。
「先生…いきなり名前で呼ばれると照れるなぁ///」
何を言っているのだろうかこの子は。。確か高海千歌だ
ったよな?俺呼んだっけ??少し前の会話を思い出してみる
ことにする。
岸先生、ここがウチの旅館だよ。それに対して俺は
近っ!!と言った、うんやはり呼んでない…待てよ…
千歌…千歌…近っ…あぁwなんてこった(笑)俺はμ'sのメン
バーですら名前で呼んだことはないのに…うんこれは
ノーカンだノーカンっ!!
未だモジモジする彼女へどう対応していいのかわから
ず案内を急かすことにするのであった。
「今のは言葉の綾だ、それより早く案内してくれない
か?」
「え/// ?ううん、こっちだよ♪」
まだ照れている、うん困ったこれ…穴があれば入りたい
。先導する彼女の後ろを付いていくと…なにかいる。
あれは…犬…でいいんだよな?まるで人が毛を纏ったよう
な…そんなことあるわけないか。。。
「じゃーーんっ!!ここが入り口ですっ♪ちなみに
そっちにいるのはペットのしいたけだよ。」
しいたけ…しいたけ…しいたけ…たけし…w(殴
楠田さん(爆)おっとこの話は作者が放り込んできたので
岸には関係ないwメタは控えますごめんなさい…泣
ペットのしいたけ…なぁ…お願いだから犬のしいたけと
言って俺を安心させてくれないか?見れば見るほど犬
なのかどうか理解できな…《ワンッ!!》犬であったw
「あら千歌、お帰りなさい…そちらの方は?」
十千万と書かれた旅館からなんともオットリとした女性
が高海を出迎えている。
十千万…ふむ、旅館の名前なのだろうがなんて読むんだ…
クソッ、今から教師になろう男が高海に読み方を聞くな
どあってはならない…汚点の誕生だけは避けねば…
「ただいまっ志満姉、この人は今度浦の星にくる新任
の先生なんだよ!それで今日はお客さんでもあるっ♪」
「あらあらぁ~ようこそ十千万へ♪ゆっくりしていって
下さい」
なんとまぁ…優しさに包まれそうだ。確か志満姉と呼んで
いたがお姉さんなのか、お母さんみたいな母性が出てます
よ…。そして十千万(とちまん)ね、ナイス!!これで黒歴
史は回避できた。一と百どこいったの?wってそんなこと聞
くのは野暮だな。
そんな出来事があり、高海に部屋へと案内してもらった。
和をふんだんに感じる部屋…そして海を一望できる。贅沢
極まりないぞこれは。
「夕御飯まで時間があるから寛いでてね♪それと夕御飯は
一緒に食べようよっ」
…誰か、どうやったら客と住人が一緒にご飯を食べること
になるのか説明を求む。。どうやら私の理解では追い付き
そうもない、とりあえずここは
「全力でお断りだ。」
そう、拒否するっ!w何故今日会ったばかりの少女とご飯
を一緒に食べないといかんのだ…こんな和やかな部屋で
緊張しながらご飯など食えたものではないだろ。
「むぅ~…いいもんっ」
どこかで聞いたことのあるような不機嫌な声を出しながら
去っていく高海。どうする…嫌な予感がするのだが…逃げ
るか?…どこにだよ(苦笑)
なんとも言えぬ気分になりながら窓の外に見える綺麗な
海へと視線を向けることにした。先程とはまた違う、夕闇
と海の景色は幻想的であり、1日中見てても飽きないだろ
うなと感じさせる。
あれからどれくらいの時間が経っただろう、しばし海を
眺め続けてるとドタドタと賑やかな足音が近づいてくる
…そしてノックも無しにバンッ!と扉が開かれる。。。
「夕御飯お持ちしましたぁ~っ!!」
元気なのは良いが接客としては最悪である。志満姉と言っ
たか、あの人に持ってきてもらいたかったよ。。
「高海…言いたいことは色々あるが一番の疑問を聞くぞ。
何故食事が二人分あるんだ?」
嫌な予感の状態はこれだったか…頭を抱えるとはまさに
このような時に最適な言葉だろう。
「ふっふっふぅ~、チカチーは諦めが悪いのだっ!
そんな訳で先生、一緒に食べようよっ♪」
忘れてた…こいつは高坂2世だった。。何を言っても無駄
だろうな。…チカチーてw
「はぁ~…もうわかったから、食べようか。お腹空いて
るし。」
片手でガッツポーズをしながら片手で食事を持っている。
ひっくり返したらどうしてくれようか…俺の前へと置かれ
た食事は海鮮をメインとした料理の数々。海も綺麗だし
美味しいのだろうな。
「それではっ!いたーだきますっ♪」
「お、おう…いただきます。。」
どこの幼児だよ…気疲れが増すのを感じながら食事へと
箸を運ぶことにした。
「ご馳走様でしたっ!」
そして食べ終わる、うむ美味であった。え?食事中に
した会話?何を言っている!行儀が悪いからカットなの
だよ!!w
「お食事はお口に合いましたか?」
食べ終わって寛いでると志満さんが空になったお皿
などを下げにきた。もちろん美味しかったのでその旨を
伝えると凄く喜んでくれた…笑顔が素敵である///
「そういえば千歌から聞きましたけど、住む場所を
探してるとか探してないとか?」
「えぇ、ですので明日は物件を探そうかと思っています」
あの子はなんでもかんでも喋りすぎてはないか?ジト目で
高海を見ると、できもしない口笛を吹いて誤魔化そうとし
ている。唇を尖らせすぎだろw
「そのことで…あの、お節介かとは思いますが…ここの
近所に空き屋があるのですけど、住む気はありません?」
素敵な笑顔で耳寄りな情報を投下してくる志満さん。え、
空き屋…ってことは一軒屋!?
「私の知り合いが何方かに貸したいと言ってますのでよ
ろしかったらと思い…あ、家賃は月に5万円ほど頂けれ
ば良いみたいですよっ♪」
…ナンダト!?一軒屋が月5万…!?東京でそんなことした
ら固定資産税だけで南無阿弥陀仏だぞ…流石は片田舎と
言ったところだろうか。。あ、もしかしてヤバいくらい
ボロいとか…。。とにもかくにも見てみないことには話に
ならない。
「あの、その物件見させて頂きたいのですけど構いません
か?もちろん都合が良いとき…(まぁ♪では今すぐご案内し
ますねっ)…えぇ…」
うん、やはり姉妹か…ゴーイングなマイウェイで困惑する。
「なにそれ楽しそうっ!私も行くっ!!」
ゴーイングな…マイウェイ姉妹で…ある。。。
辺りはすっかり真っ暗な世界へと姿を変えていた。
あれほど綺麗だった海は闇へと…寄せては返す波の
音だけが俺の心を落ち着かせ、癒しをくれる。
目の前には仲睦ましい姉妹が会話に花を咲かせ案内
を先導する形で歩いて…「岸さん、こちらの家です」
着いた。十千万から徒歩5分くらいであろうその家へ
と目を向ける。
「で、でかい…この家が月5万ですか!?」
てっきり幽霊屋敷みたいなのを想像していたので呆気に
取られてしまった。コジャレた2階建て、まだまだ綺麗
な一軒屋である。
「えぇ、家賃の方はそれで良いみたいですよっ♪何でも
別荘として建てたみたいですが全く利用してないそう
なので」
おい売れよオーナーさん。何処の金持ち道楽だこれ。
「先生ご近所さんになるんだっ、奇跡だよっ!♪」
この家を毎月5万で借りれる方が奇跡だぞ高海…。。。
正直1ルームで事足りるのだが5万なら助かるな、何処
行ってもそれくらいはするだろうし。ここは申し出を
受け入れて損はない!
「えっと、高海のお姉さん。この申し出を受けさせて
もらって良いですか?」
「はいっ勿論です♪では連絡して起きますね、明日には
鍵も受け取れると思いますのでお待ちください。あと
私のことは志満とお呼びくださいね」
「ぜ、善処します…」
どうも女性を名前で呼ぶのは苦手なのだ。これは父親も
そうだからきっと癖なのだろう…
「先生っ!いつでも遊びに行くねっ♪」
…何かおかしな日本語を使いながら高海がどんでもない
ことを言ってきた…施錠だけは厳重にしないと。。教師
の住むところに生徒が…しかも女生徒が遊びにくるなど
論外だ。バレたらクビどころか警察のお世話になりかね
ない。。
「では外はまだ冷えますし十千万へ戻りましょうか」
高海姉さんにそう促され、その場を後にする。帰りの
雑談の最中…なんと高海にはもう一人姉がいるとのこと。
正反対なこの二人…もう一人の姉はどちらも兼ね備えて
いるのだろうか…いや、考えないようにしよう(笑)
十千万へ戻ると冷えた体を温める為に温泉へ入り、適度
な眠気に襲われたのでそのまま目を閉じながら明日の予定
を考える。物件を探す予定だったが急遽物件が決まったた
め、することがない。
高海には散々振り回されたような気がしたが、結果的には
住むところも決まりトントン拍子でこちらでの基盤が出来
上がったな…もう少しゆっくりしても良かったが明日起き
たら東京へ戻って引っ越しの準備に取り掛かるか…なんて
ことを考えてるうちに深い眠りへと落ちていく…。
翌朝、太陽が昇ると同時に目が覚め朝食まで時間がある
とのことなので海へと来ていた。やはり綺麗な海でずっ
と眺めていたくなる。海水に触れると身の毛もよだつ冷
たさで、足でも浸けてみるかという思いを引っ込めた。
適当に時間を潰してると高海が来て朝食が出来たことを
知らせてくれた。何故かまた高海と食事をすることとな
り、なんでも姉に頼まれ淡島に届け物をするとのこと。
「あ、そうだ!先生も一緒に行こうよ!どうせ暇でしょ?
果南ちゃんに紹介したいし♪」
どうせ暇でしょ?…大きなお世話ではあったのだが、この
内浦というところの知識がなく観光気分を味わうのも有り
かと思い申し出を快諾した。船なんて乗ったことなかった
し…という好奇心も働いたのだろう。
「先生!この船に乗って行くんだよっ!!」
蜜柑と饅頭の入ったビニール袋をブンブン振り回しながら
楽しそうに船へと案内してくれる。
これは…連絡船とでも言えば良いのだろうか。定期的に淡
島とこの船着き場を往復しているようだ。色々と思うとこ
ろもあるが船への好奇心が勝り、駆け足で乗り込む。
そしてしばらく船に揺られていると………
「ウップッ…ウゲッ…」
ただいま船に揺られ絶賛船酔い中であるw
生まれて初めて船に乗るので岸は甘く見ていた。
そんな俺を高海が冷ややかな目で見るも甲斐甲斐しく
背中を擦ってくれたり、ビニール袋を用意してくれたり
する。一見猪突猛進な印象の高海だが、こうやって気配
りができる辺り周りをよく見ているのだろう。
…ウップッ…
次からは抗ヒスタミン剤を持参しておこうと思う岸の
姿はなんとも情けないものであった。
「…大丈夫…?」
なんとか淡島へと到着した俺は高海に心配されながら
呼吸を整えていた。女子高生に心配される先生…風邪
とかなら未だしも、これは黒歴史待った無しだ。
岸船酔い乙和也…なんて学校中で広まったらどうしようw
「もう大丈夫だ、行こうか。」
本音を言うとまだ少し気分が悪いが大人のプライドが
それを許さず強がってしまう。
「ここだよ先生、ここはダイビングショップで果南ちゃん
のお家でもあるんだよ」
どうやら目的の場所へと到着したようだ。船着き場から
近かったのが不幸中の幸い。
「あ、千歌っ。どうしたのこんな朝早くから。」
「果南ちゃんっ!おはよう、志満姉からのお届け物で
あります」
そう言って袋に入っている書類?と蜜柑と饅頭を手渡す。
饅頭を見て驚いていた、なぜw
ほぅ、この子が果南という子か。ダイビングスーツに
身を包み…なんとも…こう…グラマラスである(苦笑)
しかしこの子どこかで…
「そちらの方は…お客さん?」
「紹介するねっ!新しく浦の星に赴任してくる岸先生
だよっ♪」
「へぇ、私は松浦果南って言います。今は実家のお手伝
で休学していますが浦の星の3年です」
…やはりこの子…
「先生?」
物思いに耽っていたのて高海に心配されてしまう。
「あ、あぁ。私は岸和也という。覚えておいてくれ。」
どうする…確証がないし初対面だから聞こうに聞けない
。。
確証か…
「すまない高海、しばし席を外す。」
そう言い残し少し離れたところでスマホを取り出し、
とある人物に電話をかける。
高海達は…なにやら楽しそうに雑談しているようだ。
『も、モシモシ。。』
「あ、小泉か。ごめんな朝早くに…2年前一緒に
スクールアイドルのイベントに行った日のこと
なんだが。」
『は、はぃ。それが何か…まさかお気に入りのスクール
アイドルが!?どのグループですか!?』
「お、おい落ち着け(苦笑)ほら、あの時静岡のスクール
アイドルがステージで歌わずに降りてっただろ?その
グループの写真撮ってる?」
『か、和也さんがスクールアイドルに…し、しばしお待ち
を!』
何か勘違いしてるようだが…興味があることは事実だな。
『あ、ありました!!これを送ればよろしいのですか!?』
「お、おう…頼む。じゃぁまた何かあったら電話する。」
凄く根掘り葉掘り聞かれそうだし話が長くなりそうなので
切ってしまったw許せ小泉よ。。
3分後、4枚の写真が送られてきた。1つには3人が映っ
ていて、残りにはメンバー1人ずつの写真が添付されて
いた。小泉さん、マジ半端ないっすわ。
改めてその中の1人の写真へと注目する。やはり…
今は少し大人びているが同一人物だろう。
グループ名…Aqours(アクアと読むそうです!)小泉さん、
スペルまでわざわざ…ほんと半端ないw
さて、歌わなかったのには何かしらあるのは明白。
デリケートなお年頃だろうし…どうしたものか。。気に
しなければ良いだけの話なのだが、やはり気になるのが
男の性。…少し揺さぶってみるか、それからのことは
臨機応変に対応しよう。
「あ、先生!もう電話いいの?あの船に乗らないと次
船くるのお昼だよ?ってことで果南ちゃんまたねっ」
そう言って少し小走りで船へと向かう高海。
「千歌、焦って転ばないようにね。お饅頭と蜜柑ありが
とうっ!!」
まるで実の姉かのような優しい視線を高海に送りながら
重そうな酸素ボンベを数センチ浮かせたところで…揺さぶ
りをかける。
「Aqours…」
「え…?」
ゴトンッ!!とけたましい音を発てて酸素ボンベを落とす
松浦。そして一瞬目をこれでもかと言うほど見開いて、
次の瞬間にはあの園田にも勝る射抜くような視線でこち
らを睨んでくる。
「2年前、私は連れとあの場所にいたんだ。心配しなくと
も探るようなこともしないし、今ここで真実を聞こう
なんてこともしない。」
相変わらず鋭い視線を維持しながらこちらを睨み続けて
くる。…これは不味いな。。
「それでも気になってしまっていてね、いつか私に話して
も良いと思う日が来たら話を聞かせてくれないか?」
なるべく腰を低くし、反感を買わないように言葉を選ぶ。
しかし余程聞かれたくなかったのか……
「岸先生…でしたっけ?そんな日は…一生来ませんよ。」
射抜くような視線からどこか儚げな視線へと変わり、再び
酸素ボンベを持ち上げ店の奥へと行ってしまう。。
「せんせぇ~!早くしないと船いっちゃうよぉ~!!」
おっと、それは不味いな。後ろ髪を引かれる思いでは
あったのだが乗り遅れると困るので急ぎ船へと向かう。
松浦のあの表情…俺はまだ此処へは来てはいけなかった
のかもしれない。今はまだ……。。
自分のしたことへの後悔を抱きながら船に揺られる…
ずっと考え事をしていたせいなのか…なぜか帰りは船酔い
にならなかった。。
難しいフラグをぶちこんでいたので…かなり戸惑いました。
文才無いのでイマイチな終わりかたになりましたが。。
次回は引っ越し+αで、本編へと流れていけたらなと思って
ます。それではまた次話で♪よし、やっと寝れるぞ…。。