ラブライブ!~女神達を奮い立たせる旗手~   作:実況夢見る少年幽魔

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テストもあり、体調崩れて身も体もボロボロになってます。お久しぶりです。インフルエンザって怖いですね。

少々原作からズレてるというか、違うところがあると思いますが気にせずにお楽しみください。


第9話「海はやっぱり苦手だ」

あの後、俺達は無事に電車に乗ることが出来た。ただ、ここに来てすごく眠くなってきた。折角の電車の旅だし、ゆったりと外の景色を楽しみたいんだけど…

 

「ねぇ、一希。これどうしたの?」

 

隣に座っている絵里姉がそんな事を言いだした。絵里姉も聞き終わったのか。

 

「いや、ただ単にμ'sの曲をアレンジしただけだけど?真姫から音源もらって、そこからどの音入れれば良いかなぁ〜とか考えてやっと出来たんだよ。」

 

「こんなにギターの腕があるなんて思ってもみなかったわ。」

 

「ギターだけじゃないぞ?ベースもドラムも全部俺がやってるんだからな。」

 

「まさか、一希がこんなにできるなんて思わなかったわよ。今度から作曲一緒にやって欲しいぐらいよ。」

 

「真姫、俺はアレンジはできるけど曲は作れないんだよ。そこはμ'sの作曲担当の君の腕の見せどころだろ?俺はそれに華を添えるだけだからさ。」

 

あっそ。と真姫は話を終わらす。今ウォークマンは穂乃果の手元にある。穂乃果はノリノリで曲を聞いている。そりゃ、俺が頑張ったんだから少しはノッてもらわないとな。

 

「そう言えば一希、あなた大丈夫なのですか?」

 

唐突な海未の質問に俺はポカンとしていた。

 

「は?どういう意味?」

 

「ほら、小さい頃から遠出すると必ず1回は体調崩してましたよね?」

 

俺はよく、穂乃果たちと遠くの公園とか、デパートとかに行っていた。その時、決まって俺の体調が悪くなったのである。

 

「あ…。飛行機乗った時は大丈夫だったから忘れてた…。そう言えばそうだった。」

 

「なんで飛行機は大丈夫なんですか…。とにかく、具合が悪くなってもらっても困るのでこまめに休んだりしてください。」

 

「了解、早速寝るとするよ。着いたら起こしてくれ。」

 

「私が隣にいるから大丈夫よ。」

 

「それもそうだな。それじゃお言葉に甘えますよ。」

 

俺は短い眠りについた。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「寝顔は小さい頃から変わらないのね。」

 

私は隣で寝ている一希の顔を見て呟いた。この子の寝顔を拝むのは久しぶりね。

 

「エリチ、一希君って小さい時はどんな感じだったん?」

 

向かい合って座っている希が話しかけてきた。小さい頃の一希…

 

「そうね。ひ弱な所もあるけどしっかりしている、そんな子だったわ。人見知りはホントに激しかったけどね。」

 

「なのに、一希君はウチらとすぐ打ち解けられてたよ。」

 

言われてみればそうだ。一希は昔から極度の人見知り、人と話そうとしないぐらいだ。どうして一希は皆とすぐに打ち解けることが出来たのだろう?

 

「私とか、穂乃果たちが居たからじゃない?」

 

私は一瞬で思いついた仮説を口にした。

 

「ホントにそれだけやろか?」

 

「どういう事?」

 

「確かに、エリチや穂乃果ちゃん達を知ってるのもある。μ'sの事を知ってたのもあると思う。だけど、それ以上に深い理由があると思うよ?それはウチには分からないけどね。」

 

希の話を聞き終わり、再び一希に視線を移す。希の話を聞いてしまったからか、その時の一希の顔は曇って見えた。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「一希、起きて!着いたわよ。」

 

「う、うーん。」

 

俺は絵里姉に起こされた。どうやら着いたようだ。何時間ぐらい寝てたのかな?あ、30分ぐらいだったwww

 

「とりあえず降りますかね。」

 

俺は荷物をまとめて、μ'sの皆の後に続いて駅に降り立った。駅に降りた途端に海の近くに来るとよくある、潮の匂いとやらが俺達を出迎えた。

 

「ホントにこんな所に別荘があるのかよ…。」

 

「ついてくればわかるわよ。」

 

俺達は真姫のあとを追った。てか、こんな所に別荘なんかあったら毎年遊びに来れるじゃん良いな西木野家。俺の別荘というか実家は田んぼしかないからな。羨ましい限りだぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「着いたわ。ここよ。」

 

「「「「「「「「おおー!!」」」」」」」」

 

「待て待て待て予想より遥かにデカイんですがそれは。」

 

駅から歩くこと15分ほど、海が見える一本道をひたすら歩いた所に別荘があったのだが、いくら何でも大きすぎる。こんなのが東京の1等地にあったらいくらするんだよ!?ってぐらい。

 

「さぁ、中に入って。」

 

真姫に促され、俺達は別荘の中に入る。てか、こんなでかいんなら10人は余裕でしょ間違いなく。俺は一通りこの家の中を見て回った。リビングめっちゃ広いし、キッチンすげーしっかりしてるし、風呂は露天風呂並みに広いしさ。何このセレブ生活、俺多分すぐダメになると思うわ。

 

μ'sの皆がまだ1階で騒いでいる間に俺は2階に行ってみる。2階には細かく部屋が分かれていた、その数5つ。これホントにプライスが気になってくるんですけど?

 

その中の1つに海を眺めることが出来る部屋を見つけた。いい部屋だな。真姫に頼んでここを俺の拠点にしようかな。

 

1通り見終えた俺は再び1階に向かった。μ'sのメンバーは居なかった。あるぇ?おかしいぞ?俺もしかして置いていかれた?泣いちゃうんですけど?

 

「一希、どこいってたのよ。」

 

後ろから声がした。振り返るとそこには真姫がいた。

 

「いや、部屋を一通り見てきた。あ、そうだ、あそこの部屋使っていいか?2階の海が見える所。」

 

「良いわよ。あそこは普段は両親が使ってるし。」

 

「そっか、サンキュ。んで、何故水着?」

 

真姫の格好は水着にフリースを羽織っているという、南国にいる人みたいな格好だった。

 

「聞いてないの?今日は遊ぶって話。」

 

「あ、そういやそれ提案したの俺だったわ。」

 

「何忘れてるのよ全く。」

 

「いやぁー。ついな。」

 

それでも感謝して欲しいぐらいだ。俺がこの提案をしなければお前らは鬼のようなメニューをこなすことになってたんだからな。

 

「海だよ海〜!!」

 

「にゃ〜!!みんなで遊ぶにゃ!!」

 

「やっぱりアイドルと言えば水着よね!」

 

穂乃果、凛、にこが俺達をスルーして飛び出していった。分かった。三馬鹿トリオだこいつら。

 

「り、凛ちゃん危ないよぉ〜!!」

 

「穂乃果ちゃん、ノリノリだね♪」

 

「私としてはもう少し落ち着きを持って欲しいのですが。」

 

「にこもなんだかんだ言ってはしゃいじゃって。」

 

「ホンマや。やっぱり子供やね。」

 

あの馬鹿達が通り過ぎた後、皆が着替えて出てきた。ヤバイ、少しずつ体が熱くなって…鼻血でそう。

 

「さてと、私達も行きましょうか。」

 

絵里姉がそう言うと、みんなが別荘を出ていく。てか、天国か何かかここは。俺はここでくたばっても悔いはないぞ?

 

「さてと、じゃあ俺は部屋に行って…」

 

俺が背を向けて2階に上がろうとした時、

 

ガシッ

 

何かに掴まれた感じがした。後ろを振り返ると、絵里姉がすごい笑顔で、いや心から笑っていないような笑顔で俺を見ていた。

 

「何言ってるの?一希も来るのよ♪」

 

「いや私はインドア派なのでお外で遊ぶのが苦手なだけですよアハ、アハハ。」

 

「そんな理由知らないわ♪」

 

そう言うと、絵里姉は腕に力を込めて、俺を引きずりながらビーチに向かおうとした。

 

「離せ!行くから、行くから着替えだけはさせてくれぇぇぇ!!!!」

 

その後、部屋の前で絵里姉に見張られ、俺は泣く泣くビーチに行くハメになるのであった。

 

 

 

 

 

絵里姉に強制連行された俺は着替え終わり、ビーチに来ていた。既に穂乃果と凛が海の中にいた。ったくホントにあいつらは子供かよ。

 

「えりちゃーん。うみちゃーん。早く早く!!」

 

っと、花陽まで居たか。まぁ、海に来てテンション下がるやつなんて俺ぐらいだからな。てか、花陽なんかキャラ違くない?

 

「海未、さ、行きましょ!!」

 

「え、絵里先輩!?じゃなくて絵里!?引っ張らないで下さーい!!!」

 

絵里姉に引っ張られた海未が凄く大きい声を出している。お幸せに〜。

 

周りを見渡すと、真姫はパラソルの下で読書している。何でこんなにもあいつは大人びているのかね。ホントは大人なんじゃないの?

 

あれ?考えてみるとあと2人の姿が見えない。それに気づいた途端、背中が冷たく感じた。こ、この感じ知ってるぞ?

 

「なぁに自分は関係ないって顔しとるのかなぁ?一希君?」

 

「あなたも海に落としてあげるわ!」

 

「ちょまっ!?タイムタイ…」

 

そう言っている間に希とにこに強制的に海にダイブさせられた。う〜わっ、しょっぺぇ!!これだけ塩分高くて塩があまり取れないってどういう事だよ!!

 

「ぶっは!死ぬ所だったじゃねぇか!どうしてくれるへぶおぁ!!!????」

 

俺が希とにこに文句を言おうとした瞬間、ピンポイントでお顔に海水が飛んできた。

 

「かずくんに当たったァ〜♪」

 

てんめぇことり!わざとだろ?わざとなんだろ?『に』とか言ってるけど俺を狙ってたでしょ!?あ、あかん。目が見えん。ここであの有名な台詞を言ってもよろしいのだが、なんか定番すぎてつまらないから辞めとこう。

 

「………目がショボショボする。」

 

「うそ!?一希君があの大佐の台詞を言わなかった!?」

 

「定番だからつまらんと思って…って、期待していただと!?」

 

「ごめぇーん。かずくん。目、痛かった?」

 

「だ、大丈夫だ。問題ない。」

 

「と言ってる割には目が開いてませんが?」

 

「今度は期待されてなかっただと!?」

 

ホントに何なんだよこいつら…これじゃ俺が空回りしているみたいじゃないか。

 

「今日は空回りの日かしら?一希?」

 

「絶対違う!!てか、なんで俺の心の中読んでくるの!?慣れてきてるけど!?」

 

「あっ、慣れてきてるんだ……」

 

絵里姉まで俺のペースを狂わせてくるぅ!もう俺涙目。これ以上俺をいじめないで!!女の勘って怖い…。

 

「とりあえず、俺を浜まで移動させて下さ……」

 

「一希君覚悟にゃ〜!!!」

 

「へっ!?」

 

どこぞの件で見た、凛が俺に体当たりをするという事がここでも起こっていた。俺は少し沖側に押され、思いっきり水中に潜ってしまった。

 

「あ……やっちゃったにゃ。」

 

やっちゃったにゃじゃねぇよ!!しかも何かここ少し深くない!?俺は…俺は!

 

「凛ちゃんダメだよ!?一希君かなづちなんだよ?」

 

「かなづち?トンカチかにゃ?」

 

「そうじゃなくて!深いところでは泳げないの!浅い所では何故か泳げるけど!」

 

「ええっ!!??」

 

穂乃果……お前が凛に言葉を教えているところを見れて俺は幸せだぞ…。そして俺は浅い所でも泳げないぞ…。

 

そうして俺の意識は海の中に沈んでいった。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「っ…うーん…ここは…」

 

目を覚ますと、上にはパラソルがあった。良かった。海の藻屑にならずに済んだ…。死にかけたぞ多分。

 

「一希!!大丈夫!?」

 

「絵里……姉?」

 

そこには絵里姉がいた。いや、絵里姉だけじゃなく、皆が心配そうにこちらを見ていた。

 

「俺は……。」

 

起き上がろうとするが体に力が入らない。ここまでのダメージ負ってるのか俺は。

 

「ダメですよ、一希君。もう少し横になっててください。」

 

「あ、あぁ、分かったよ。」

 

花陽に促され、俺はもう1度横になる。てか、男1人の周りに美少女が9人も…ここは天国か…。

 

「一希君!ごめんなさい!凛があんな事しなかったら……」

 

「過ぎたことだし気にすんなよ。俺だってなんにも言ってなかったのが悪かったし。な?それにしてもなんで俺は助かったんだ?」

 

「一希君が沈んでいった後、穂乃果ちゃんと凛ちゃんが潜って一希君を助けたんや。その後は真姫ちゃんが応急処置をしてくれたの。」

 

希が、俺が気を失っている間の出来事を話してくれた。

 

「そっか!穂乃果、凛、真姫。ありがとな。」

 

「一希君が沈んじゃうって思ってら体が勝手に動いてたよ。無事で良かったね!」

 

「ああ!凛、これで俺達の今日の出来事はチャラだぞ?」

 

「なんで!?凛、あんな酷いことしたのに…」

 

「それでもだ。お前は死にかけの俺を助けてくれた。確かに原因はお前にあったかもしれない。だけどその分のお返しを俺は受け取ったんだ。もう怒ってもないし、むしろ感謝してる。だから、自分を責めるなよ。」

 

「一希君……うん!」

 

そうだ。その顔だ。お前には寂しそうにしている顔なんて似合わない。笑ってる時のお前の顔が俺は好きだからさ。

 

「さ!俺の事なんて気にせずに行ったいった!明日からは練習なんだろ?だったら今の内に思いっきり遊んでこいよ!」

 

おれの一言に応えるように女神たちは再び海に。キラキラしてんなぁあいつら。やっぱり、少し俺には眩しすぎるぐらいだ。

 

「お前も行ってきていいんだぞ?真姫。」

 

「えっ?」

 

俺は再び読書を始めようとする真姫に声をかけた。

 

「お前だって遊びたいんだろ?」

 

「べ、別に!…それに貴方の面倒は誰が見るのよ。」

 

「俺はもう大丈夫だよ。それともなんだ?お前は皆と居るのがつまらないか?」

 

「そんな事ないわよ。ただ、もう少し時間が欲しいだけで……」

 

「まぁ、これ以上は問いたださないから安心しなよお嬢様?」

 

「なっ!?何よいきなり!?」

 

「いや、お前をいじりたくなってな。」

 

「意味わかんない!」

 

「悪かったよ。まぁ、何時でも相談乗るからさ、1人で抱え込むなよ?」

 

「あ、ありがと……」

 

お、あのツンデレお嬢様からお礼を言われたぞ?これは明日は良からぬ事が起こるかもな。そう思いながら俺は再び横になり、意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




俺はしっかりと泳げるから無問題( •ꙍ•́ )✧
でもあんだけの女の子に囲まれてると鼻血は必須である。間違いない!!

次回は早めに出しますので
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