ラブライブ!~女神達を奮い立たせる旗手~   作:実況夢見る少年幽魔

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明けましておめでとうございます!今年も頑張って書いていくので宜しくお願いします!
同時して活動報告の更新を行っているので読み終わりましたらそちらもご覧下さい!


第18話『暗雲と光』

少年は1人、暗闇の中を走っていた。

 

そこは何も見えない、光すらもない暗黒の道。どこに続いているのかすら分からない、永遠と続く道だ。

 

「はぁ、はぁ…………」

 

もうどれだけ走ったのだろうか?30分?1時間?それとも1日?それすら分からない。

 

「……や、やっとか……」

 

少年はようやく光を肉眼に捉えた。これでこの暗い道からはおさらばだ。そう思っていた。

 

そこに写っていた光景は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

μ'sの面々がバラバラに歩んでいく未来

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

μ'sが崩壊していく様子だった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「…………………うわぁ!?」

 

あれ?俺は何をしてたんだっけ?確か穂乃果が倒れてからそれから……思い出せない。目を開けてみるとそこは知らない天井、知らない部屋だった。

 

「俺、こんな所で何してんだ?」

 

そう思い、体を起こそうとする。しかし

 

「……なっ!?」

 

思うように動けなかった。おかしい、さっき、というよりあの後からどれだけの時間が経過したかは知らないが俺の体はこんなに衰弱していなかった筈だ。そう考えていた時だった。

 

ガラッ

 

俺の部屋の扉が開いた。そこから入って来たのは……

 

「一希!!」

 

絵里姉、それと穂乃果を除くμ'sメンバー全員だった。絵里姉は何故か目に涙を浮かべている。他のメンバーも心配そうに俺を見つめている。

 

「絵里姉、皆。俺は一体……?」

 

「貴方は昨日、保健室から出たすぐ後倒れたんです。突然、前触れもなく。」

 

俺は海未の言葉に耳を疑った。昨日?それに今、窓から夕日が差し込んできているから間違いなく夕方だ。と言うことは俺は1日寝ていた事になる。

 

「マジか………。ここは?」

 

「うちの病院よ。」

 

そう答えたのは真姫だった。そこから俺は皆から昨日の経緯を聞いた。俺が倒れた後、慌てて保健室のベッドで寝かしてくれたらしい。しかしそれでも目を覚ます気配が無く、真姫の実家である病院に運ばれたのだとか。

 

更に絵里姉から聞いたところ、μ'sはラブライブに出ないという結論に至った。まぁ分かるな。そこまでリスク負う必要がこいつらには無いからな。ちゃんとサイトでμ'sの名前が消えていることも確認した。

 

「そうだったのか……。」

 

「ビックリしたわ。物音がしたと思ったら一希が倒れていたんだもの。」

 

「そりゃみんなに悪い事したな。悪かった。んで、真姫。俺の倒れた原因は分かったのか?」

 

「パパが言うには、ストレスと疲労によるものだから何かの病気の心配はない、そうよ。だけど1週間から2週間は絶対安静だって。」

 

「あぁー、了解。道理で今体が動かないわけだな。」

 

てか医院長が自ら診てくれたんだな。後でお礼言わないとな。

 

それにしてもストレスと疲労かー。まぁストレスは言わずもがな、穂乃果とのいざこざだろうな。あれが最近だとストレス溜まったし、どっと疲れた。

 

あ、もう1つあったわ。この前西山さんに会ったときに言われた事があって…

 

『いつかライブやるかもしれないからしっかり何曲か弾けるようにしといてよ!』

 

とか言われたんだよね…。あのアンポンタンは何を考えてるんですかね!?普通に考えたらライブの告知があってからすぐライブがあるなんて聞いたことねぇぞ!?お陰様で今はアーティストのカバーなら50を超えるバリエーションが出来た。正直オリ曲は……まだ待ってって感じ?

 

それから俺は一昨日の事をみんなに話した。やっぱり話してて分かることだけどやっぱり俺がしっかり止めてれば防げたかもしれないんだよな…。

 

「穂乃果が、そんな事を言ったのですか?」

 

「穂乃果ちゃんが……。」

 

「まぁそんな顔すんなよ、ことり、海未。お前らはずっと穂乃果の事を見てきたから余計信じられないかもしれないが、それぐらいアイツも切羽詰まってたって事だ。」

 

「一希は平気だったのですか?穂乃果にそんな事を言われて。」

 

「平気なわけねぇだろうが。現にこうやって症状にわかり易く出てきてやがる。でもまぁいつまでもその事でウジウジしててもしょうがねぇよ。」

 

俺は笑ってみせる。その笑顔にようやく安堵したのか、μ'sのメンバーにも笑顔が戻る。

 

「よし、お前ら見て元気出たし、暗くなってきたし帰った帰った!って言いたいんだが、ことりと海未、お前らは残っててくれ。」

 

「「……分かった(分かりました)」」

 

その後μ'sメンバーは帰っていった。最後出ていく時に凛が『次会ったら元気な姿みせてにゃー!!』と言ってくれた。それだけでも大分気持ちは楽になる。

 

「………さて、俺がお前らを残したのはじっくり幼なじみ同士で話すためだ。わかるな?」

 

その言葉にことりと海未は首を縦に降る。彼女達の顔を見る限り、この2人も元からそのつもりだったのかもしれない。

 

「海未は前からことりの留学の話は聞いてたんだよな?」

 

「えぇ。」

 

「答えは聞いたか?話を聞いただけでことりはまだ迷ってたんだろう。行く行かないはまだ聞いてないはず。」

 

「そうですね。その時はまだことりははっきりと決めていませんでした。だから今日話そうと、私からことりに提案したのです。一希も同じ考えだったんですね。」

 

「まぁな。俺もそろそろ答えを知りたくてだな。……ことり。」

 

「?」

 

「答えを聞く前に言っておくが、俺たちはお前がどんな道を選んでも応援する。幼なじみってのはそんなもんだ。ただし……」

 

俺は少しの間をとった。

 

「お前が納得して、将来後悔しないかちゃんと考えた上ならな。」

 

「……その話、前に話した時もしてたね。」

 

「確かに俺たちの我儘でここにいてもらうことは出来るかもしれない。でもそれがホントにことりの望むことか、はたまた望まないものか、俺たちは分からない。ただ、自分の考えが分かるのは自分自身だからな。」

 

「かずくん………。」

 

ホントならこんなくさいこと言えるはず無いんだけどな。ただ、これが本心だし仕方ない。

 

「さぁ、南ことり。君の選んだ道はどっちだい?」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「さぁ、南ことり。君の選んだ道はどっちだい?」

 

かずくんが、そして海未ちゃんが真剣な顔で私に視線を集める。

 

あれから私は凄く悩んだ。確かに海外で勉強出来るのは自分の将来のためにもなるからいいチャンスだと思っている。

 

でも私が日本を離れるという事はμ'sが終わる事と同義なのではないか?私が抜けたら8人でやるのか、それとも辞めるのかは分からないが9人体制のμ'sは間違いなくここで終わってしまう。それを終わらせるのが自分の都合で良いのだろうか?

 

大切な幼なじみ、穂乃果ちゃんが始めたこのμ's、衣装を作ってる時間が何よりも楽しかったのを覚えている。穂乃果ちゃんと海未ちゃんと始めて皆と一緒に踊って楽しかった。でも、

 

「私は……………………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも私は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんね、穂乃果ちゃん。皆。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「留学、したいって思ってる。」

 

そうはっきりと言った。でも、しっかり2人の目を見て言えなかった。ここまで臆病だったっけ?私。

 

「………そっか。」

 

「……それが貴方の答えなんですね?ことり。そういう事なら私たちは精一杯応援しますよ。貴方の夢を。」

 

「そういうこった。行くからにはちゃんと盗める事全部盗んで帰ってこい!」

 

2人は優しい顔をして私にそう言ってくれた。この2人の想いに応えなくっちゃ!

 

そう思っていた。でも、反面穂乃果ちゃんへの気持ちも捨てきれない私がいたのは事実かもしれない。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

ことりと海未が帰った後、俺は病室から夕焼けを眺めていた。ことり、海外行っちまうのか。俺の本心としてはμ'sのために残ってくれると思ってたんだがな。ま、あいつが決めた道だしゃーねーか。

 

そして俺は、今回の出来事を西山さんに報告しようと電話を取り出し、かけた。

 

『もしもし。』

 

「もしもし、一希です。すみません大会が近くて忙しいのに。」

 

そう、今はラブライブの直前、運営委員も相当忙しい筈だ。

 

『いいよいいよ。今は丁度空き時間だったしね。それよりどうした?』

 

「えっと、俺今入院してるんすよね。だからラブライブ!の手伝い今回は見送りになっちゃうかもしれないと思って。」

 

『えっ!?大丈夫なのかい!?』

 

それから俺は昨日今日であったことを話した。μ'sの事は言わず、俺の事情だけ。

 

『そっか、それは大変だったね。分かった。こちらが代理を立てるよ。』

 

「お願いします。あと、もう1つだけいいですか?」

 

『なんだい?』

 

「まだ開催されてないのにも関わらずこの注目度のラブライブ!、運営としては続けたいはず。それを確かなものにする方法があるんですけど?」

 

『聞くだけ聞こう。』

 

俺が思いついた案、それは

 

「第1回ラブライブ!が行われたその2週間後、俺のライブを運営委員会主催でやってくれませんか?」

 

そう、俺は運営のスクールアイドルとして一応活動している。μ'sが出られないのは少し物足りない。せめて2回目があれば!そう思っての懇願だった。ダメ元に決まってる。そんなすんなり通るわけ………

 

『あぁ、その話は既に決まっててだな』

 

「はぁ!?ちょ、ちょっ!?えっ!?」

 

『既に会議で決めてたんだ。第1回の盛り上がり具合と君のライブで今後どうするか決めるって。』

 

…………いっやぁこれは驚いたんだけどー?なに?みんな同じ事考えてたって事?俺賢いは?俺TUEEEEEEE!!は!?

 

「あっでも、カバーしか出来ないや。どうしよ今からだとオリ曲間に合わない。」

 

『大丈夫、カバーのみで通してあるから!』

 

イケメンか西山さん!マジか!俺の思った通りにシナリオ進んでんじゃん!

 

「分かりました。詳しいことは後日聞きます。でも1つだけ、ライブする場所は決まってるんですか?」

 

『日本武道館』

 

「…………えっ?」

 

『だから、日本武道館』

 

「………………マジ?w」

 

 

皆さん、これはどうやら夢のようです。

 

 

『現実だからな?』

 

 

………現実のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さて、活動報告でも告知した通り、μ'sと一希の日常回のネタを募集します!『こんなのだったら面白い!』というものを募集します!なるべく全てのリクエストに応えられるよう頑張りますので皆さんネタ下さい!

詳しくは、活動報告をご覧下さい。それでは。
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