ラブライブ!~女神達を奮い立たせる旗手~   作:実況夢見る少年幽魔

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シリアス場面に行く前に……ね?

ハッピーな気分になろう?


松元一希誕生日記念回「かけがえの無い時間」

清々しい朝を迎えた。この日、俺は晴れて18を迎えた。もう選挙行けるしな!政治か……今まで他人事だったから今度からしっかりテレビでニュースとか見ないとな。

 

「さて、今日は何するかな?」

 

俺の誕生日である今日は学校は休みだった。なんて運のいい事だろう。試験中に誕生日迎えたらホントに辛い…。色々な意味で!

 

「そんなやる事ないしなぁ………」

 

そんな事を呟いていると………

 

ピンポーン♪

 

俺の家のインターホンが鳴った。何だ?こんな休日の朝っぱらから。目を擦りながら玄関に行ってみると……。

 

「やっほ〜!一希君!皆で遊びに来たよ!」

 

俺は即座に玄関を閉めた。アポなし旅ってこういう事なんですねよく分かったよアポの重要性。てかさ、ぞろぞろ美人が男の家にたまるもんじゃありません!

 

「酷いですよ!一希!いきなりドアを閉めるなんて!」

 

「かずくん、開けてよぉ〜!!」

 

と、ジョークはその辺にして、俺は再びドアを開ける。やっぱり景色は変わらない。

 

「お前ら何しに来たんだよ。こちとら休日にも関わらずこんな朝早く起きて目がちゃんと開いてないんだぞ?」

 

「朝早くって、もう10時やん。」

 

「甘いぞ希、休日と言うのは半分は休むのが鉄則だってなんで希たちも居るんですかぁ!?」

 

にこ、希、絵里姉の3人は大学生で俺たちと休みの時期も違うはずだ。なのに何故?

 

「たまたま休みだったのよ!」

 

「ま、そういう事よ。」

 

「えぇ……」

 

そんな無茶苦茶な!そんな都合良く学校休みなはず無いでしょ!?

 

「まぁ……いいや。上がれよ。」

 

こうしてμ'sと俺の臨時お楽しみ会が始まったのだ。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

とりあえず着替える。パジャマのまんまだったからな。それにしても何だこれ?あまりにも出来すぎてる気がするのは俺だけ?なんでこんなに皆の都合合ってるわけ?

 

下に降りると俺の楽器を見ているμ'sメンバーの姿があった。

 

「一希、また楽器増えてない?」

 

「ま、まぁ良いモデルだったんもんでな。いい音鳴るんだぜこれが!」

 

真姫に指摘されてしまった……お陰で金欠なんですよ全く!無駄遣いしたら食費諸共吹っ飛んでしまう!

 

「んで?お前らが家に来た最大の理由ってのはなんだ?」

 

危うく忘れそうだったわマジで。

 

「今日はね!皆で遊ぶって事になって今から遊びに行く所決めるの!」

 

「いやそれは俺の家で無ければいけない理由ありますか!?ねぇ!?」

 

はぁ!?遊ぶとこ決めるだけだったらお前の家ででもやってろよ穂乃果!!俺は色々忙しいんだよ!ゲームとかスマホとかテレビとか!!

 

「今日の主役は一希だからですよ。」

 

「かずくんの行きたい所なら何処でも行くよ!」

 

ふーん、俺に気使ってるわけね。俺が行きたい場所か……それじゃあそこかな。

 

「遠慮せず言えば、カラオケでしょ!」

 

「一希ってカラオケ好きね。」

 

「絵里ちゃん、それってどういう意味にゃ?」

 

「小さい頃もカラオケ行ったことあってね、そん時もすごいテンション高かったのよ。」

 

「そんな事もあったな。よく覚えてるね絵里姉!」

 

「ちょっ!一希!?目が!目が笑ってないからァ!!??」

 

と、こんな具合でカラオケに行くことにしたのでした。ちゃんちゃん。

終わんねぇよ?まだ(メメタァ)!

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

という訳で俺たちはカラオケにやって参りました。てかこの部屋10人にしては狭くない!?ヤバイよ!?色んな意味で!?

 

「それじゃぁ最初は誰から歌う?」

 

「そりゃ一希でしょ!自分が行きたいって言ったんだから。」

 

にこさんプレッシャー掛けてくるねぇ。そう言うの、大嫌いです☆

 

「別にイイですけど採点機能付けますからね。俺これがないと音程通り歌えないもんで……。」

 

そう言っていつもカラオケに来たら入れるお気に入りの採点を入れ、いつも歌う曲を入れる。因みにこの曲を披露するのは今回で2度目。俺が愛するアニメソングの内の1つ、

 

 

 

song 『crossing field』 松元一希

 

 

(歌ってる最中はカット!!)

 

 

 

「あぁー!!久々に思い切り歌ったァ!」

 

「あの曲って、ハロウィンの時に歌ってた曲ですよね?」

 

「花陽よく覚えてるなぁ!そ!俺が凄くハマってるアニメのオープニングなんだよねぇ〜。」

 

この曲が好きって、分かってくれるかな?この曲知らないっていう人は絶対チェックだ!その人の曲中毒性あるから良い意味で!

 

「お、点数が出たみたいやで!」

 

希の言葉で俺たちは画面に視線を向ける。

 

95.238と書いてあった。

 

「一希君流石!高得点じゃん!」

 

「んー、いつもなら7は行くんだけどなぁ………。」

 

『……………』

 

穂乃果の言葉にそう返した後、皆黙りこくってしまった。

 

「………あれ?俺変な事言った?」

 

「変な事って言うか………」

 

「規模が違いすぎるというか……」

 

ん?何?この空気!?お前なんでそんなガチ勢なの?みたいなその視線!?分かったから!もう分かったからぁ!!!

 

この後、俺たちは個人で歌ったり2人で歌ったりして楽しんだ。やっぱりμ'sは音楽やってるだけあって歌は上手い。点数も90近く出てるんだぜ?凄いだろ?

 

俺はその後どれぐらいだったかって?

 

10曲歌って平均93点だった。

 

 

低すぎたかな。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

カラオケ大会が終わり、俺たちは近所の公園に戻ってきていた。そこで適当におしゃべりしている。この時間はかけがえの無いものだと俺はまた思い知らされた。

 

コイツらと居ると心が落ち着く。

 

今まで感じた事が無かったこの感じを俺は1年以上感じてきた。コイツらと居る度何度でも。

 

「私ね!一希君が戻って来たって分かった時、凄く嬉しかったの!」

 

突然穂乃果が皆に向けて話し出す。

 

「帰ってきた一希君は何も変わってなくて安心した。いや、それ以上の器になって帰ってきたんだよ!」

 

「お前が器なんて言葉使うんだな。」

 

俺がツッコミを入れると皆が笑う。

 

「かずくんが帰ってきてすぐに思ったんだ。かずくんが居ればどれだけ心強いか。そしてかずくんは私の思った通りいつでも精神面を支えてくれた。それだけで良かったの。」

 

「あの頃は知りませんでしたが、私たちの、スクールアイドルの地位を作ったのは紛れもない一希でした。その一希に手伝いを頼んで本当に良かったと思います!」

 

ことりと海未も話し出す。照れるなこういうこと話されると。

 

「いつだってメンバーの心に寄り添って話を聞く優しさがあって、私だってそれで救われた内の1人よ。作曲も随分と手伝ってもらったし。」

 

「凛も!離れてたけど一希君が近くに居るようで……親身になって話を聞いてくれて、私も1歩を踏み出すことが出来たにゃ!」

 

「いつだって一希君は私たちの力になってくれました。私たちのダイエットの時だってメニューまで考えてくれて……」

 

1年組が口々に俺を褒めちぎる。俺はそんなことしてないって。

 

「今、大したことしてないって思ってたやろ?」

 

「!!」

 

「そんな事無いんよ。ウチたちが壁に当たった時には遠回しではあるけど答えに導けるようにしてくれたやん。」

 

「アンタが居なかったら私たちは今王者の称号を持っていないわけだし、そもそもμ'sが無くなってたっておかしくなかったわ。それぐらいの事を成し遂げたのよアンタは。」

 

希とにこが俺にそう言った。希はともかくにこに限っては初めて先輩らしい事言ったと思うぞ!

 

「良いムードだったのに変な事かんがえてなかった!?」

 

「ソンナコトナイナイ」

 

「棒読み!?」

 

この流れはホントによくやったなぁ。やっぱりアンタ最高にいじりがいがあるよ!

 

「一希は言ってたわよね?一希が居なくても自然とこの9人は集まる事になってたんだって。それが運命なんだって。でもね、それを成し遂げる為にはやっぱり一希の存在も大きかったと思うの。この物語は主役はμ's、それに一希の計10人のものなのよ!」

 

絵里姉がキラキラした笑顔でこちらを見てくる。その言葉に全員が頷く。ここまで俺の事を大事にしてくれた人達って居なかったな。

 

「それは違うよ。絵里姉。μ'sのキャッチコピーは『皆で叶える物語』、だろ?俺達だけの物じゃない。応援してくれる家族や友人、共に切磋琢磨したライバルだって俺たちの成長には無くてはならなかったんだからな。」

 

「一希君が珍しく良いこと言ったにゃ。」

 

「珍しくは余計だ!」

 

この物語は奇跡に近いものだった。いや、奇跡と言った方が正しいのかもしれない。でも俺はコイツらなら絶対に成し遂げると信じていた。そう、会った時からずっとな。

 

「はい!一希君!私たちからプレゼントだよ!皆でお金出し合ったんだ。」

 

穂乃果が何やら箱のようなものを渡してきた。俺は無言でそれを開くと

 

「……カッコイイじゃねぇか。」

 

そこにあったのは黒いドクロのネックレス。不良がするような物と比べると少し可愛らしい、女子がするような物だった。

 

「一希がμ'sの一員だったら何色かなって思ってね。そしたら皆答えは一緒だった。」

 

俺のイメージカラーは黒、か。どういう所からそれが来てるのかと考えてしまうが何となく分かった気がする。因みに俺の好きな色はオレンジです穂乃果さんと被ってしまいます!!

 

「皆言うよ!せーの!」

 

『一希(君)!誕生日おめでとう!』

 

μ's9人からの祝福の言葉に俺は涙が零れそうになった。こんなに嬉しい事が他にあっただろうか。俺は改めて思った。

 

(俺って幸せもんだなぁ。)

 

「あぁ!これからも宜しくな!」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

コイツらと一緒に居たい。その気持ちが強くなるほどに俺の胸を締め付ける。

 

その思いを強くしたのはあのネックレスの箱にこっそり仕込まれていた彼女達1人1人の手紙だった。

 

「どうしたもんかねぇ。」

 

俺の戦いは始まっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この戦いの意味、後々分かってくるよ!
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