ラブライブ!~女神達を奮い立たせる旗手~ 作:実況夢見る少年幽魔
それでは、にこの誕生日を覗いてみよう!
「ほら!一希!モタモタしてないで行くわよ!!」
「そんな急がなくても逃げねぇだろうが……。」
どうも、一希です。今日はにこと2人で秋葉原のアイドルショップ巡りする事になっています。何故こんなことになったかと言うと……
~回想、昨晩~
「何か用か?にこ?」
『一希!!明日暇?空いてる?』
「明日?そうだなぁ……空いてるっちゃ空いてるぞ?」
『じゃあ明日朝10時秋葉原に来て頂戴!それじゃ!』
「お!?おい!?にこ!?って切りやがったあの野郎。」
~回想終了~
って事がありまして……半ば強引に?俺は連れてこられた理由で。まぁ今日はあの日だから許してやるか。
「アイドルショップ巡るのに何で俺?花陽とかの方が詳しいし楽しいでしょ?」
「今日は何故かアンタと行きたい気分だったのよ。」
はい出ましたー。俺の人権完全に無くなってるわこれ。それはもう俺の返答問わずに強引に呼びやがった。
「着いたわ、ここよ。」
まず1件目に着いたらしい。てか、こんな所にショップあったんだな。アキバは意外と歩いてるから結構知ってる予定だったんだがな。
「へぇー、こんなに品揃え良いのか。こりゃ俺もまだまだだな。」
「何の事?」
「いや、俺の独り言だ。気にするな。」
そうして俺達は店内を見て回る。最近のスクールアイドルはμ'sとA-RISEの活躍のお陰か、その数も膨大になっていた。
「って、おいおい。コイツら普通にアイドルしてんじゃねぇかよ。」
そこに置かれていたのはキラキラ輝く笑顔で踊っている場面のμ'sのみんなのグッズがあった。すげぇな、解散してもうじき半年経つんだぞ?そろそろ人気が下降すると思っていたが………
「売り上げ、No.1、ね。」
そう、A-RISEのグッズを差し置いて、μ'sのグッズが堂々この店の売上1位になっていたのだ。ホントに大した奴らだよ。お前ら。
「一希!ちょっと来てみなさい!」
にこにそう言われ、俺はにこの方へ向かう。すると、先程以上に驚く事があった。
「これは………俺?俺ってアイドル派閥なの?そうなの?」
「当たり前!アンタが向こうで活躍していなかったら今のスクールアイドルの繁栄はなされていないわよ。」
へぇ、俺はアイドルなんだ。てっきり普通にミュージシャンって言った方が近くない?少なくとも自分ではそう思っている。
「俺、そんな凄いことしたの?実感全然ねぇけど。」
「実際してるのよ。」
「そうなのか?まぁそれなら良かったわ。そのおかげで、こんなに素晴らしい仲間達に出会えたんだからな。」
「結構臭い事言うのね。」
「あれ?気に入らなかった?イイこと言ったと思うんだけどなぁ〜?」
その後も俺たちは次々とアイドルショップを巡った。やはり何処でもμ'sとA-RISEの人気があるのと、完全に俺はアイドル扱いされてる事が分かった。いや、悪くはねぇけどなw
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「今日は姉弟はいいのか?待たせてるんだろ?」
「大丈夫よ、今日はこころに全て任せてあるから。」
にこにはこころちゃん、ここあちゃん、虎太郎という3人の姉弟がいる。にこが一番上、次にこころちゃん、ここあちゃん、虎太郎の順だ。
「そっか、それならいいんだ。」
と言って俺はハンバーグを頬張る。そう、アイドルショップを1日満喫した俺達はファミレスで夕食を取っている。
それにしても、一日中、どうしても腑に落ちない、というか分からないことがある。さっきも言った通り、何故俺だったのか。花陽とかスクールアイドルに詳しいやつの方が絶対楽しいに決まってる。
「なぁ、ホントにお前の気まぐれで俺を呼んだのか?」
「朝も言ったじゃない、そうだって。」
「まぁ、それならいいんだけどよ。」
どうやら、心配しすぎだったのかもしれない。
一希を誘った理由?そんなの簡単よ!私の誕生日を一緒に過ごして欲しかった。ただそれだけなの!でも一希は気づく様子はないし、ホントに鈍感ね!
「まぁ、でも、今日はにこと一緒に回れて楽しかったかな。」
一希が唐突にそう言ってきた。
「俺はにこや花陽ほどスクールアイドルに詳しくない。寧ろ素人に等しいんだ。でも、にこが解説しながら色々教えてくれるってなんか贅沢だなって。」
「そんなの、幾らだってしてあげるわよ。」
そっか、と悪戯っぽく笑ってみせる。いつもは勘が良くて、私たちのことをよく見てて大人っぽいというか、ホントに年上のように思えて……でも目の前の一希は子供っぽいって言うか、可愛げがあるわね。
「そういや、にこはアイドル続けたいと思ってるんだろ?今は大学で勉強ばっかりだし。」
「それは勿論やりたいわよ。私の夢だし。」
実際、私は大学に通いながらアイドルレッスンも受けている。今はまだデビューへの準備期間なのよ。
「そりゃそうか。高校の頃から勉強の事はそっちのけでスクールアイドルだもんな。道理で赤点ギリギリな訳だ。」
「なっ!?確かにあの時は皆と一緒に居るのが楽しくて、気が付いたらペンが止まっていたのよ!つまりアンタらのせいよ!」
「アッハハハ!そりゃすんませんでしたねぇ〜。勉強が学生の本業だと俺より年上のにこだったら分かってた筈だったんだけどそんなに一途だとは思わなかったわ…wおー、腹痛てぇwww」
「ちょっと!何笑ってるのよ!!!」
ホントに私が年上っていうの分かってるのかしら?こうやって人をおちょくる癖も治らないわねコイツ!
「でも、一つの事に没頭出来るっていい事だと思わないか?」
「え?」
「中途半端に広い分野に興味を持ち、平等に時間がさける人も凄いと思う。でも俺は一つの事を全力で取り組むやつの方がもっと凄いって思う。自分の好きなものに向けて真っ直ぐ進める、それっていい事なんだろうなって俺は思うよ。」
「そのきっかけをくれたのは一希よ。」
「俺が?」
「前にも言ったでしょ?アンタが九州で活動している時、凄く輝いていた。そんな一希に憧れて私はスクールアイドルをやろうと思えたの。私のアイドルへの一途な思いをくれたのは他の誰でもない。一希、アンタなのよ。」
その言葉を聞いて少し一希は驚いている。そりゃそうでしょ!このにこにーからいい事聞いたんだからそれぐらいのリアクション取らないと許さない!
「いやぁー驚いた。にこがそんな事思っていたなんて。でもそれでこそ俺があっちでやってた意味があるってもんだな。」
そう言って微笑む彼はいつもの明るい彼よりも一層、輝く笑顔だった。
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一希との食事を終えて私は一希と別れた。今日は本当に最高の1日だった。憧れのスクールアイドルと1日遊べたというのは私の中でも自慢になる。
「ただいまー!」
そう言って家に入る。するとこころがリビングから走ってきた。
「お帰りなさい!お姉様!」
「ここあと虎太郎は?」
「寝かせました!」
「分かったわ。お風呂入ってくるからあなたも早く寝なさい。」
そう言ってバスルームに入ろうとした時
「そう言えば、一希お兄様が今朝お姉様が出ていった後、ウチを訪ねてきて何かを渡してきましたわ。」
「一希が?」
「リビングに置いてあるので後で見てください。それではおやすみなさい。」
そう言うとこころは寝室へと戻っていく。気になったのでこころが寝室入ってからリビングに足を踏み入れる。すると、小さい小包が机の上に置かれていた。開けてみると………
「な、何よこれ?」
その中にはピンク色のリストバンド、練習着、更にはヘアゴムなど、色んなものが入っていた。そしてその中から手紙も出てきた。
『にこ、誕生日おめでとう!これは俺からのお祝いだよ!あまり奮発できなかったからこれぐらいで許してくれ。これ使って、これからもアイドルへ向けての道を突っ走っていけ! 松元一希』
これを見た瞬間、私は気付いた。
私の誕生日、忘れてなかったんだ。頼れる大好きな彼からこんなものを貰えるなんて私ってどのアイドルよりも幸せだし何より
輝きたい!彼に恥じないように!
はい、復帰戦なので上手く書けてるか分かりません。
次回は通常回、そして穂乃果誕生日回を投稿しますのでお楽しみに!