ラブライブ!~女神達を奮い立たせる旗手~ 作:実況夢見る少年幽魔
2月25日、まだ寒さが残りつつも春の兆しが目を出しているこの季節、あるスクールアイドルが横浜アリーナにてライブを行おうとしていた。
そのあるスクールアイドルとは『Aqours』だ。静岡県の学校、『浦の星女学院』の学生9人により構成された今世間が最も注目するスクールアイドルの一つだ。これは、そんな彼女達のライブ開演前の物語である。
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場所は移って控え室、Aqoursのメンバーが各々準備を行っていた。
「ふっ、遂にこのヨハネが日本中をリトルデーモンにする日が来たわね。」
そんなことを言っているのは1年生で、お団子ヘアーが特徴の『津島 善子』。因みにこの善子のキャラは何も作っているわけではないらしい。
「善子ちゃん、またそんな事言ってるずら。」
「善子言うな!!」
善子のキャラをものともせずにツッコミを入れる茶髪の女の子、『国木田 花丸』
は先程聞いてもらったとおり、語尾に「ずら」と付けたり、自分の事を「おら」と言ったりするいわば田舎寄りの人間だ。横浜アリーナに来た時には「未来ずらァ!!」と言って走り回っていた。
「それで、ルビィちゃんはいつまでそこにいるずら?」
「だ、だって…いっぱい人がいる所でライブなんて……」
花丸に話しかけられたピンク色のツインテールが特徴の『黒澤 ルビィ』はとても人見知りで、Aqoursのメンバーも手を焼いたとか焼かなかったとか。
「大丈夫ですわよ、ルビィ。貴方は出来る子なんですから。それに、お客さんのためにも頑張らなければなりませんよ。」
「お姉ちゃん……。うん!ガンバルビィ!」
そんなルビィを励ました黒い長い髪が特徴の『黒澤 ダイヤ』は苗字からご察しの通り、ルビィの姉であり、更には浦女の生徒会長でもある。スクールアイドルの知識も豊富である。
「まさかここまで来れるとは思ってもみなかったよ。」
そう語るのは3年生でポニーテールが特徴の『松浦 果南』。彼女の家庭はダイビングショップを経営しており、泳ぎが上手いのは勿論、Aqoursの中で一番体力があるのは彼女だろう。
「そうだね☆とってもshinyな道のりだったね☆」
果南と話している金髪の彼女は『小原 鞠莉』。帰国子女でもあり、更には浦女の理事長でもあると言うから驚き。ダイヤ、果南、そして鞠莉は小さい頃からの幼なじみだ。
「皆と一緒だったから、ここまで全速前進出来たんだと思うよ!」
そう語る元気いっぱいの少女『渡辺 曜』は高飛び込みで凄い選手だ。そしてこのAqoursの初期メンバーでもある。
「うん!私もそう思う!皆が居たから、何よりも……千歌ちゃんが居たから!」
そう語る桜色の髪の毛を持つ少女『桜内 梨子』。曜と同じようにAqoursの初期メンバーであり、作曲も彼女が担っている。そして
「皆!準備は出来た?」
オレンジ色の髪がミカンを思わせる彼女『高海 千歌』はAqoursを始めた張本人であり、リーダーだ。いつも人を引っ張る力を持ってる。どこかあの伝説のスクールアイドルのリーダーを思わせる。
「勿論ですわ!!ここからまた私達の新たな1歩が始まるんですわ!」
「ふふ、ダイヤったらテンションMAXだね☆」
「そりゃこんな所でやるのにテンション上がらない方が難しいよ。」
「未来ずらぁ……」
「ちょっとズラ丸!?戻ってきなさい!!」
「花丸ちゃん戻ってきてぇ!!!」
「皆準備は良いみたいだよ!千歌ちゃん!」
「…これのどこが良いんだか……」
皆がそれぞれ緊張したりしなかったり。それもそのはず、今回がAqours単独での最初のライブでもある。しかも横浜アリーナという大きな会場でやるのだから尚更だ。
「そう言えば、あの人は?」
「今日は直接は会いには来ないってよ。」
千歌の疑問に曜が答える。千歌と曜は小さい頃からの幼なじみで何でも相談できる仲だ。
「そっか!残念だけど、しょうがないね。」
そして千歌はAqoursのメンバー全員を集めた。
「私ね!この日を迎えることをとっても楽しみにしてた!最初は3人だったけど、今では頼りになる仲間がこんなに居るんだよ!辛いこともあったけど、それがあったから今がある!またここから私達の第一歩が始まるんだ!」
「そうだね。最初は私と千歌ちゃんと梨子ちゃんで体育館いっぱいにしろって言われたっけ。どっかの誰かさんに。」
「ゴメ〜ンって!」
曜の言葉に何か覚えでもあるのか、鞠莉が即座に謝罪する。梨子も口を開く。
「ダイヤさんも最初は認めてくれなくって。でも、あんなにたくさんのお客さんが来てくれて!とっても嬉しかった!」
「花丸ちゃんとルビィちゃん、それに善子ちゃんが入ってからはやっとグループだなって思った。でもイベントで支持者は0…」
「あの時はとてもショックだったずら。」
「そうね。確かにあれはショックな事だったわ。」
「でも、それがあったからルビィ達はここまで来れた!あの日の0を1にするために!」
「3年生も入ってくれてやっと思いが一つになった時、私にとってこの9人が、Aqoursが完成したと思った!そして、ラブライブにも出れるまでになった。」
こんな物語、誰が想像しただろう。この夢物語を、廃校から学校を救うだけでなく世間から注目されるようになった物語を。
「でも!またここから新たな1歩を踏み出すんだよ!未来に向かって!このみんなで!そして、会場に集まってくれたり、全国でライブビューイングで見てくれてるお客さん全員と!」
そのリーダーの言葉に誰もが頷く。そして全員で0を作る。
「ここから2日間、一生忘れない思い出にしよう!ここが本当のファーストライブだ!今この瞬間、全力で輝こう!0から1に!」
その瞬間に皆が指を1にした。
「Aqours!!」
「「「「「「「「「sunshine!!!」」」」」」」」
遂にAqoursファーストライブが始まる。
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会場内は既に熱気で包まれていた。その中に、誰もが知る伝説のスクールアイドル『μ's』の姿があった。
「このライブを見に来た意味はあるのですか!?」
「きっとあるんだよ。」
海未の嘆きにことりが答える。
「こんなにも熱気があるなんて…」
「ウチらの最終ライブと同じぐらいやね。」
絵里と希は会場の空気に呆気を取られている。
「どんな曲があるのかしら。」
「あ、この宇宙ナンバーワンアイドルにこにーには適わないだろうけどね!」
「にこちゃん、さっきからあんな調子にゃ。」
「アハハ……」
真姫、にこ、凛、花陽、全員が揃っている。そして伝説のリーダーも
「一希君が目をつけたアイドルだよ!絶対スゴイに決まっている!」
高坂穂乃果はそう言葉を発して開演を待ちわびていた。
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所変わりアリーナのある場所。1人の男が着々と準備を済ませていた。
「ふう。こんなものか。」
彼がしていた作業、それは照明の確認、曲の音源の確認、そしてモニターの確認だ。彼はAqoursの裏方の仕事を快く受け入れている。
「ついに始まるんだな。Aqoursの1歩目のライブが!皆ならここまで来れると思ってたぜ!」
因みにμ'sのメンバーを招待したのも彼である。Aqoursからμ'sと似たものを感じた彼はμ'sの皆にも見てもらいたいと思い、招待したのだ。勿論、Aqoursのメンバーはその事を誰も知らない。
「さて、見せて貰うぞ!お前達の全力の輝きを!」
そう言った彼、『松元 一希』は2度、奇跡を目撃し、1度伝説を作った男。そんな彼のお話はまた別のお話で。
ライブビューイング見てきました!凄く楽しかったし泣けた。アニメの事でこんなに泣いたの初めてだと思うよ!
そして色々発表もあった!アニメ2期は勿論、超嬉しいけど、それよりもライブツアーだよね!絶対行きたい!
これからのAqoursの活躍が益々楽しみになった1日でした。
Aqoursの皆さん!お疲れ様でした!