ラブライブ!~女神達を奮い立たせる旗手~ 作:実況夢見る少年幽魔
埼玉の少し入ったところにある埼玉メットライフドーム、普段は野球が行われる熱い会場だが今日だけは違う。
このメットライフドームはスクールアイドル『Aqours』のセカンドライブツアーの最終公演地でもあるのだ。そして千秋楽を終えた。
世のいわゆる『ラブライバー』達はまだ興奮が冷めやまない。Twitterでは色んな呟きが行き交っている。
そして、Aqoursもまだ興奮冷めやまぬメットライフドームから『happy party train』で沼津へ向けて出発するための準備をしていた。
「今日のライブ、最高に楽しかった!!皆輝いていたよ!!お客さんも含めて!!」
リーダーの千歌は興奮した様子で言っている。
「もう、千歌ちゃんったら!」
「はしゃいじゃって。ウフフ」
同級生の曜と梨子はそんな千歌の様子を笑いながら見ていた。この2人も例外ではなく、ライブの余韻がまだ残っている。
「私のリトルデーモンもこれで増えた事間違いなしね!!クックック……」
「善子ちゃん!?ルビィちゃんがまたスイポ人間になってしまってるズラぁ〜!!」
「はむはむはむっ。ち、違うよ花丸ちゃん!これは自分の意思で………」
1年生の善子、花丸、ルビィも興奮が収まらぬ様だ。この3人も今回のライブツアーが楽しくて仕方がなかったみたいだ。
「お客さん皆、とってもキラキラしてた。あんな笑顔が見れるなんて私たちも幸せ者だね。」
「そうですわね。もう1度あんな風景見れればいいんですけど…」
「何言ってるのダイヤ?3rdライブツアーが決まったばかりでしょ!?」
「はっ!?そ、そうでした!私としたことが〜………」
3年生組の果南、鞠莉、ダイヤは今回のツアーを振り返っているようだ。そして鞠莉が言った通り、Aqoursの3rdライブツアーが来年の初夏頃に決定したのだ!埼玉、大阪、福岡を回る。埼玉の会場に至っては再びメットライフドームに戻ってくる事ができる、その事がAqoursをまた新たな輝きをもたらすことになるだろう。
「3rdだよ!?三回目だよ!?これは奇跡だよ!応援してくれるみんなとAqoursのみんなが居たからこそなし得たことなんだよ!!」
「そうですわね!でも、もう1人忘れてはいけない人がいませんか?」
「もう1人?」
千歌はダイヤの言っている意味がよく分からないようだ。
「いいですか!?こうやってあそこでライブが出来たのも………」
「あぁ〜!!そっか!メットライフドームの職員の方、お手伝いの皆さんの事か!」
「確かに、そっちも大切なんだけど…」
千歌の回答に曜は渋い表情になる。すると
「よっ、お疲れさん。皆無事に乗ってるか?」
「あぁぁぁぁ!!!かず兄の事忘れてたァァァ!!!」
「なんでよりによってかず兄さんを……」
そう、Aqoursが面倒を見てもらっている伝説のアイドルかつ、伝説のマネージャー、松元一希である。一希は前からAqoursの楽曲を梨子と共に作ったり、編曲を担当していたりする。
「え?もう片付けいいの?かず兄さん?」
「あぁ、俺もなんだかんだ裏方作業をずっとやってたからな。思いもしなかったぞ!誰だよ着替えてる間アコギ適当に弾いといてくれって言ったやつ!なぁダイヤ!」
「えっ?そ、それは千歌さんが言い出しっぺですわ。一希さんに着替えてる間に特技のアコギを披露して貰おうと…」
「ち〜か〜?」
「ご、ごめんなさい!!反省してるから許してぇぇぇ!!!!」
こんなドタバタなAqoursです
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やあやあ皆さん、松元一希だ。俺はμ'sの解散の後、色々あって今はAqoursというグループのマネージメントをしている。あっ、いろいろって言うのはこれからの話をお楽しみに〜!
「かず兄、メタイメタイ」
「なんで曜には伝わってるんだよぉぉぉ!!!!」
てなわけで、今さっき、メットライフドームでの千秋楽を終えたばかりだが、正直大変な事ばかりだった。
まず名古屋、ここではとにかく機材調整にドタバタした。本番には間に合わせたけどあれは体力使ったなー。間に合わせるのは勿論です、プロですから(嘘)。
そして神戸、ここではAqoursのみんなに振り回されっぱなしだった。初めて見る風景からか、全員が行きたいところがバラバラ、折角体力温存のために前乗りしたのにどうしてくれたんだコノヤロ!
そして埼玉公演に至っては新しくデュオトリオ、更に二日目の最後に披露した
『Landing action Yeah!』の編曲を急ピッチで仕上げた。1ヶ月空いたのに俺には休みが無かったんだよコンチクショー!!!
「Are you tired?カズ?」
「あぁ、鞠莉。そりゃvery very tiredだよ。」
「そんなに疲れたのぉ〜?私まだこんなに元気なのに?」
「それはお前だけじゃみかん娘!!もう突っ込ませないでくれマジで死んでしまう。」
このライブツアーはみんなにとって良いものになったと思う。終わったら皆大抵こう言うのだが俺は心からそう思う。このライブツアー、そしてお客さんが居たからこそAqoursはまた1歩、次の道へ進むことが出来る。
「皆はどうだった?って、聞かなくても分かるか。楽しかったろ?」
皆は首を縦に振った。
「その楽しさは決して消えることは無い。寧ろ次に生きてくる!お前らならもっともっと先の景色まで見れる。俺はそう信じてる。」
「そうですね、私達はまた一歩進む!」
果南が
「このライブツアーで学んだ事を生かして!」
ダイヤが
「また新しい輝きを!」
鞠莉が
「私達はまだまだこんなもんじゃないはずよ!」
善子「ヨハネ!!」ヨ、ヨハネが
「マルたちはまだまだ先を目指せるズラ!」
花丸が
「自分たちだけの輝きを!」
ルビィが
「Aqoursの皆と一緒に!」
曜が
「そして、私たちをいつも応援してくれる人達と一緒に!」
梨子が
「また、新たなステージへ行こう!」
そして千歌が、全員の思いは一つになっていた。
(ったく、ますます似てきたよ。お前らとμ's)
俺はとても懐かしい気分だった。初めてμ'sを見た日のことを思い出していた。
(でも、アイツらと違う。お前ら自身の道を行くんだな。ならその内見せてくれ!お前らが出した答えを!)
そんな思いを乗せて汽車は走っていく。俺たちのホームタウン、沼津へと。
「じゃあライブツアーが終わったから何かかず兄に奢ってもらおう!!」
「お前何言ってるの?ネジ外れた?」
『ゴチになります!!!』
「み、皆まで!?ダレカタスケテェェ!!!!」
花陽、今はお前の気持ち、分かる気がする。
来週までに溜まってる誕生日記念挙げます