オッス、俺ゴールド 〜ヤンデレ娘クリスとポケモンの世界で旅をする〜   作:友親 太一

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第十八話 何があったんだ?

 オッス、俺ゴールド。

 昨日は久し振りに実家に帰ってきた。

 ポケモンセンターの宿泊施設も悪くは無いんだが自分のベットの方がやっぱ落ち着くんだよな。

 

 ジュージュー。

 

 んで、オフクロとクリスが寝坊したので俺が朝飯を作ってる。

 ……あの二人夜遅くまで話し込んでたからな。

 

 まぁ良いけど、俺は料理得意だし。

 だが前日の仕込み無しで手間掛かるのは作らんけど。

 だからメニューはハム入りオムレツ、サラダ、コーンスープ、トーストだ。

 

 さて出来た、二人を起こしに行くか。

 

 ★☆★★

 

 ……どうゆうこと?

 二人を起こしに来たらオフクロとクリスが抱き合って寝てた。

 

 二人は確かに昔から仲良かったけど……

 オフクロはクリスが娘ならいいのにとか俺の嫁にしたいとかよく言ってるが(冗談じゃねぇ!)。

 クリスはクリスでオフクロによく懐いてたが。

 だからって抱き合って寝るか?

 

 ……俺はそっと部屋の扉を閉めてその場を後にした。

 朝食が冷めるが仕方ない、後でレンジで温め直せばいいや。

 ……これは決して現実逃避では無い、気持ち良さそうに寝てる二人を気遣っただけだ。

 うん、自己完結。

 

 さて、ポケモン達に朝御飯あげるか。

 

 ★☆★☆

 

 オフクロ達は結局昼前まで寝てたので俺達は昼過ぎに家を出ることにした。

 

「んじゃオフクロ、いってきます」

 

「ゴールドいってらっしゃい。気を付けてね」

 

 ……いつもならここでオフクロがボケる筈。

 俺はツッコミを入れる準備をして……

 

「クリスちゃんもいってらっしゃい」

 

「ハイ! いってきます」

 

 ……あれ? オフクロがボケない。

 

 俺は肩透かしを喰らった。

 なんか調子狂うな。

 まぁボケないなら楽で良いけど。

 

 家を出て少し歩くとクリスは振り返り……

 

「いってきます、お母さん!!」

 

 ドテッ!!

 

 俺は思いっきりコケた。

 

「ちょっと待てや!」

 

「なぁにゴールド?」

 

 何じゃねぇよ!

 

「何でクリスがオフクロを『お母さん』って呼んでるんだよ!」

 

 昨日まで『おば様』って呼んでただろ。

 

「教えてあげないよ〜♪」

 

 そう言うとクリスは走り出した。

 てめぇ、絶対理由聞いてやる。

 俺は少し遅れてクリスを追い掛けた。

 

 ★☆★☆

 

 ハァイ、アタシはクリス。

 

「待てやぁクリス!」

 

「ベー、捕まらないよー♪」

 

 ゴールドが必死に追いかけてくる。

 うふふ、でも絶対に教えてあげないんだから。

 昨日の事はアタシとお母さんだけの秘密。

 アタシにとって大切な思い出だから。

 

 でもずっと教えないのもゴールドが可愛そうね?

 そうだ! 結婚式の時に教えてあげよう♪

 花嫁が読む手紙に昨日の事書くの。

 うふふ、楽しみにしててねゴールド♡

 

「待てコラ!」

 

「待たないよ~だ♪」

 

 だから今はアタシとお母さんだけの秘密なの。

 

 ★☆★☆

 

 結局クリスは教えてくれなかった。

 たく、昨日本当に何があったんだ?

 力づくで聞く事も考えたが女相手には流石に引けるし。

 仕方無いから次に実家に帰ったときにオフクロに聞くか。

 

 出発が遅れた俺達はその日はヨシノシティに泊まることにして日が暮れるまでクリスはトゲピーとメノクラゲのレベル上げ、俺は釣りをすることにした。

 

 クリスの方は順調でクリス曰く、

 

「二人ともとっても強くなったよ~」

 

 と。

 

 俺の方は……ふっ、釣りなんか大嫌いだーーー!!!

 何で何回やっても何回やってもコイキングしか釣れないんだ!!!

 コイキングは嫌いだ!

 あのマヌケ顔は二度と見たくねぇ!

 コイキングを育てないのかって?

 誰があんな『はねる』しか出来ない奴いるか!!

 あんなのに使うモンスターボールが勿体無いわ!

 

 ハァハァ、……まぁそういう事だ。

 つまり俺の方は全く成果が無い。

 

 さて寝る準備は終わったしボールからポケモン達を出してっと。

 ……前回のクリス襲撃から大分経ったから今日ぐらいにクリスが襲ってくる筈。

 なのでポケモン達に夜の警戒を頼んだんだよ。

 

 さてこれで安心して寝れる。

 ではおやすみ〜。

 

 ★☆★☆

 

 ……嘘だろ!?

 昨晩クリスが襲ってこなかった。

 絶対来ると思ってたのに。

 今日は雪か槍か核ミサイルが降るんじゃないか?

 俺は慌てて窓から外を覗いた。

 ……朝日がサンサンと輝いてた。

 良い天気だなぁ……じゃなくて!

 

 コンコン!

 

 誰だ? 俺は鍵をあけて扉を押す。

 

「おはようゴールド! 今日もいい天気だよ!」

 

「……あぁ、おはようクリス」

 

 クリスが普通にノックして扉の前で待ってだと!?

 ピッキングして勝手に入ってこないだと!?

 

 俺は思わずクリスのオデコに自分の掌を当てた。

 

「どうしたのゴールド?」

 

「いやクリスが風邪でもひいたのかと……」

 

「アタシは健康だよ? ねぇねぇそれより朝御飯食べにいこうよ」

 

「……あぁ」

 

 おかしい、俺が触れたのにクリスが興奮状態にならない。

 これは夢か?

 いやさっきから自分の太ももを抓ってる……ちゃんと痛みも感じる。

 つまりこれは現実。

 

「あ、ゴールド。今日もよろしくね♡」

 

 ……本当クリスに何があったんだ?

 

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