オッス、俺ゴールド 〜ヤンデレ娘クリスとポケモンの世界で旅をする〜   作:友親 太一

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第二十話 害虫駆除

 うふふ、アタシはクリス。

 今からね、害虫駆除するのよ。

 

「出ておいで、チコリータ! メノクラゲ! トゲピー!」

 

「チコーッ!」

 

「メノ〜!」

 

「トゲッピー!」

 

「みんな協力してね。今からヤドンたちを助けにいくの。それでね……助けるのにジャマになるゴキブリ(ロケット団)を1匹残らず駆除するのをみんなに手伝って欲しいの♪」

 

「チ、チコ!」

 

「メノ〜♪」

 

「ピー?」

 

 チコリータは少し怯えながら、メノクラゲは嬉しそうに、トゲピーは不思議そうにしながら同意してくれた。

 ……みんなありがとう。

 これが終わったら美味しいごはんを、いっぱい食べさせてあげるからね。

 

 ★☆★☆

 

「あ゛ん? なんだガキ。オレはな、変なジジイに大声で怒鳴られて驚いて井戸に落ちて機嫌が悪いんだ。

 ……そうだ、憂さ晴らしにお前を痛めつけてやるよ」

 

「……弱いゴキブリほどよく吠えるわね」

 

 ガンテツさんに怒鳴られてだけで腰抜かすクズの分際で。

 あーヤダヤダ、こんな害虫の相手するのは気が滅入るわ。

 

「てめぇ、後悔しろよ! いけや、コラッ「メノクラゲ『どくばり』!」……グハッ!!」

 

 メノクラゲの『どくばり』はゴキブリの腹に当たりゴキブリはモンスターボールを手から落とした。

 

「て、てめぇ卑怯だぞ! ポケモンバトルでトレーナ「なに勘違いしてるの?」……なに!?」

 

 所詮はゴキブリね、アタマが空っぽだわ。

 

「アタシはポケモンバトルをやりにきたんじゃないの。アタシはね……害虫駆除にきたのよ! ゴキブリを退治するのにいちいちポケモンバトルするわけ無いじゃない」

 

 アタシはあくまでゴキブリ駆除が目的。

 ……だからゴキブリの持ってるポケモンには危害を加えたくない。

 ポケモンには罪が無いもの。

 だから罪のあるゴキブリには地獄を見てもらうわ!

 

「メノクラゲもう一回『どくばり』!」

 

「グハッ!?」

 

「もう一度!」

 

「ガハッ!?」

 

「もう一回!」

 

「ダ、バッ……………!」

 

 さすがゴキブリは頑丈ね。

 やっと倒れたわ。

 まったく余計な時間を使わされたわ。

 

「……随分いい性格してるわね、アンタ」

 

 あら、次は雌ゴキブリが相手ね。

 

「おい、さっさと片付けるぞ。早くアイツを病院に連れてかないと死んじまう!」

 

「……ガキ相手に情けねぇ奴だ、あんな奴はほっとけ。それより、あの嬢ちゃんを始末するのが先だ」

 

 今度は雄ゴキブリが二匹。

 害虫はこれだからイヤなのよ、潰しても潰してもドンドン出てくるわ。

 

「三対一だけど卑怯だと言わないわよね?」

 

「待ってろよ、今助けるからな!」

 

「お! よく見ると可愛らしい嬢ちゃんじゃん。なら使い道があるな……」

 

「……チコリータ、『フラッシュ』よ!」 

 

「チコッ!」

 

「目、目がぁ!?」

 

「ぐぁぁぁ!」

 

「クソ、前が見えねぇ!」

 

 チコリータの放った光で目がやられたゴキブリ三匹。

 ……意外と使えるのね、『フラッシュ』。

 毒はメノクラゲの『どくばり』があるし、チコリータは『どくのこな』よりコッチのほうがいいかも。

 

 それにしてもゴキブリは頭も悪わね。

 さっきのゴキブリの様子は見てなかったのかな?

 見てたらアタシが不意打ちするのも分かると思うんだけど。

 まぁ、ゴキブリに脳みそが入ってるわけないか。

 

「チコリータは雌ゴキブリに『たいあたり』!  メノクラゲは『ちょうおんぱ』を、トゲピーは『てんしのキッス』をそれぞれ雄ゴキブリに!」

 

「チコッ!」

 

「メノ〜♪」

 

「トゲ、ピー♡」

 

 チコリータが雌ゴキブリをぶっ飛ばして壁に叩きつけ、雄ゴキブリ二匹は混乱してお互いを殴りだした。

 

「「テメェ死ねや!」」

 

 バキッ! ボキッ!

 

 お互いを敵にでも見えるのかな?

 二匹はすごい勢いで殴り合う。

 

「見苦しいなぁゴキブリ同士の争いって。メノクラゲとトゲピーは混乱が解けたら、また『ちょうおんぱ』と『てんしのキッス』をよろしくね♪」

 

「メノ!」

 

「ピー!」

 

 うふふ、お願いね二人とも♪

 

 さて、アタシはチコリータと一緒に雌ゴキブリを始末しましょう。

 アタシとチコリータはゆっくり雌ゴキブリに近づく。

 

「……ぐっ、な、何なんだってんだい。アタシらはアンタには何もしてないだろ!」

 

「……何を寝ぼけてるの? ヤドンのシッポを切り落として売ってたくせに」

 

「はぁ!? ヤドンの尻尾なんてすぐに生えてくるじゃない。それを売って何が悪いのよ!」

 

「へぇ……」

 

 ……ゴキブリは魂まで腐ってるのね。

 オーケー、なら徹底的に除菌しないとね。

 

「チコリータ、『はっぱカッター』!」

 

「チコ!」

 

「キャーッ!!」

 

 チコリータの『はっぱカッター』が雌ゴキブリの肌をそして髪を切り裂く。

 

「痛っ! か、髪が……オイ、アンタも女だろ!? ならなんで女の命の髪を狙う!!」

 

「あら、ゴキブリの髪なんてすぐに生えてくるじゃない? それを切って何が悪いのかしら?」

 

「なっ!?」

 

 ふふふ、いい気味ね。

 少しはヤドンの気持ち分かったかしら。

 でもまだ終わりじゃないわ。

 

「そうね、中途半端な髪型は確かに見苦しいわね。……ならいっそ丸坊主にしちゃいましょ♪」

 

「ま、待て、待ってくれ!」

 

「アタシって優しい♪」

 

 ふふふ、キレイさっぱり毛根ごと切り裂いてあげるわ。

 

「頼む許して! アタシが悪かったから!」

 

「イ・ヤ・よ♪ チコリータ、『はっぱカッター』!」

 

「チ、チコ、チコ!」

 

 チコリータの『はっぱカッター』が雌ゴキブリの髪をドンドン切り裂く。

 当然髪を外した葉は皮膚を切り裂き雌ゴキブリは赤ゴキブリになってくわ。

 うふふふふふふふふふ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★☆★☆

 

「……ゴメンナサイヤドン……ゴメンナサイヤドン……ゴメンナサイヤドン……」

 

 フフン♪  随分さっぱりしたわね赤ゴキブリ。

 赤ゴキブリの頭には一切髪はなく頭皮はズタズタに傷ついてるわ。

 モチロン体も傷だらけ。

 でも心も壊れちゃったからもう興味ないや。

 

 あっ! チコリータが光りだした!

 ……チコリータはベイリーフに進化した。

 

 へぇ、ポケモンって人間を倒しても進化するんだ、新発見。

 ウツギ博士に教えたら喜びそうね

 

 さてメノクラゲとトゲピーの方はどうなってるかな?

 アタシはベイリーフと一緒にメノクラゲ達のところに移動する。

 

 ★☆★☆

 

「メノ〜♪」

 

 メキッ! メキメキッ!

 

「がああああ!! やめてくれーーー!!」

 

「ピッピッ、トゲピー?」

 

 ツンツン。

 

「…………」

 

 あらあらコッチも楽しいことになってる♪

 トゲピーは気絶した雄ゴキブリを突いて遊んでるわ。

 その顔は元の顔が分からないほど腫れてる……元の顔なんてアタシは覚えてないけどね。

 

 メノクラゲはもう一匹の雄ゴキブリを『からみつく』で締め上げてる。

 顔色が悪いから『どくばり』の毒も受けてるわね。

 

 悪い子ねメノクラゲ。

 アタシが指示してない事して。

 もぉ、アタシの目の前でやって欲しかったのに。

 うふふ、でも仕方ないか♪

 この子は相手を痛めつけるのが大好きなサディストだもん。

 ポケモン相手だと可哀想だからアタシが普段は止めるけどね。

 でも今回はゴキブリ相手だから止めないよ♪

 

「ハァイ、ゴキブリさん♪  少し聞きたいことがあるんだけど?」

 

「……オレ達は口がかた「メノ〜♪」……イデデデッ!! 言います! 言いますから止めてッ!!」

 

 ……所詮は口先だけのゴキブリね。

 

「メノクラゲ少し緩めて……いい子だからお願い」

 

「メ〜……」

 

 メノクラゲは残念そうに『からみつく』を緩めた。

 

「さて、まずアナタ達は誰? 誰がリーダーなの?」

 

「……オレ達はロケット団、今回の作戦の指揮官はオレだ」

 

「ふーん。アナタ達は解散したんじゃないの?」

 

「……確かに我らロケット団は三年前に解散した。だが我々は地下に潜り活動を続けてたのだ!

 これから何が起こるか楽し「メノクラゲやっていいわよ♪」「メノ〜♪」……イデデデッ! イデデッーーー!!」

 

 さすがゴキブリね、地下に巣を作って生きのびてたとは驚きよ。

 

「アンタ達みたいな害虫の被害にあったヤドン達が本当に可哀想ね。メノクラゲ、思いっ切り「ククク、ポケモンには優しいなぁ、お嬢ちゃん?」……何よ?」

 

 イキナリ笑い出すゴキブリ、不気味だわ。

 

「ククク、なぁにな。ポケモンに優しいお嬢ちゃんに一ついい事を教えてやろうと思ってな。

 ……この奥に連れてきたヤドン達が居る。その内の一匹がなぁ、他のヤドンと違って反抗的でね。少し痛めつけてやったんだよ。早く行ってやらないと死ぬかもな、何せここ数日餌もやらずに傷だらけのまま放置してるからな」

 

「なんですって!?」

 

 早く行って助けないと!

 アタシはすぐに走り出した。

 

「メノクラゲ、そのゴキブリにトドメを刺しといて!」

 

「メノ〜♪」

 

「がああああああっっっ!!!」

 

 アタシはゴキブリの悲鳴を無視して全力で走る!

 ……ヤドン、お願い生きていてね!

 

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