オッス、俺ゴールド 〜ヤンデレ娘クリスとポケモンの世界で旅をする〜   作:友親 太一

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第二十五話 ヒワダジム ゴールド対ツクシ その三

「出番だ、バタフリー!」

 

「フリイィ!」

 

「任せたよ、ストライク!」

 

「ストラィク!」

 

 こちらはバタフリー、ツクシ君はストライク。

 ……また攻撃力の高いのポケモンが相手か。

 

「最後は虫ポケモン同士の対決だね。なら虫博士の僕が負けるわけにはいかないよ!」

 

「こっちこそ、 ここまできたんだ。絶対に勝ってみせる!」

 

 バタフリーもイシツブテと一緒に鍛えて使える技も増えた。

 不利にはならない筈だ。

 

「ストライク、『いあいぎり』だよ!」

 

「ストッ!」

 

「バタフリー、『しびれごな』で応戦だ!」

 

「フリィ!」

 

 ストライクの『いあいぎり』がバタフリーに当たりバタフリーは少なくないダメージを負った。

 だが代わりにストライクは麻痺状態になった。

 

「麻痺になったの!? くぅぅストライク、麻痺は気にするな。『れんぞくぎり』で攻め続けろ!」

 

「ストライック!」

 

「バタフリー、『ねんりき』だ!」

 

「フリィィ!」

 

 ストライクは『ねんりき』を受けながらも『れんぞくぎり』を当てる。

 そして余波で飛ばされるバタフリー。

 

「フリィィィ!!?」

 

「バタフリー!」

 

「まだまだいくよ! 『れんぞくぎり』は相手に当たる度に威力が増す技、次は今より強くなるよ!」

 

 なんですと!?

 次も食らうのは不味いぞ、今のバタフリーでは次で確実に戦闘不能になる。

 

「ストライク、『れんぞくぎり』だよ!」

 

「…………」

 

 ストライクが突然動きを止める。

 これは……

 

「ストライクどうしたの?」

 

「ス、ト………」

 

 麻痺だ、麻痺の効果でストライクは動けないんだ。

 ……まだ俺達の運は尽きてない!

 

「バタフリー、ストライクが麻痺してる間に『ねんりき』を連続で使え」

 

「バタ、フリィ!!」

 

 バタフリーの『ねんりき』が何度もストライクを襲う。

 頼む、これで決まってくれ!

 だが俺の願いは届かず……

 

「……ストッ!?」

 

「麻痺が解けたんだねストライク。 よーし、お返しの『いあいぎり』だよ、いけーっ!」

 

「ストぉぉぉぉ!!」

 

 あと少しだったのに、ちくしょう。

 

「根性見せろバタフリー、『ねんりき』だ!」

 

「フリぃぃぃぃ!!」

 

 最後はコイツの負けん気の強さに賭けるしかない、いけバタフリー。

 

「……」

 

「……」

 

 ストライクとバタフリーはお互いの技を受けて動かない。

 まさか、また引き分けなのか?

 

「……ス、ト」

 

 ス、ストライクが倒れた!?

 と言う事は……

 

「やったぞバタフリー、俺達の勝ちだ!!」

 

「フリィィィ!!」

 

 俺とバタフリーは抱き合って勝利を喜び合う。

 コイツ本当にやりやがったよ。

 バタフリー、お前ってすげぇよ!

 

「……お疲れ様ストライク、ご苦労様」

 

 ツクシ君はストライクをボールに戻しながら労いの言葉をかけてる。

 

「バタフリー、ゆっくり休んでくれ」

 

 俺もバタフリーをボールに戻す。

 

「僕もまだまだだね。

 うん、君の実力は分かったよ。このインセクトバッチを持っていってよ!」

 

 ツクシ君は俺に近づきバッチを渡してくれた。

 

「それとこの技マシンもあげるね」

 

「ありがとうツクシ君」

 

 これで二つ目のジムを制覇した。

 まだまだ先は長いが確実に前に進んでいる。

 

「……虫ポケモンは奥が深い、僕はこれからも虫ポケモンの研究を続けるよ」

 

 チラッ、チラッ

 

「……そろそろオオタチのところに行く?」

 

「うん! ワァーイ、モフモフだーい!」

 

 さっきまでの凛々しさは何処へやら、ツクシ君は嬉しそうにオオタチと遊んでる子供達の輪に走っていった。

 ……ジムリーダーと言えど所詮子供か。

 

 結局オオタチが子供達から解放されたのは日が暮れた後だった。

 ひょっとして今日一番頑張ったのって、イシツブテでもバタフリーでもなくオオタチじゃね?

 なんかそんな気がするぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ★☆★★ 

 

 ふぁぁい、アタシはクリス……ムニャムニャ。

 さっきまでお昼寝してたからまだ眠いの。

 気が付いたらもう日が暮れちゃったの。

 

「……待てイシツブテ! コラ待てや!!」

 

「イャッシ!」

 

 あ、ゴールドが帰ってきた♡

 でもなんだか騒がしい、どうしたのかな?

 そういってるとイシツブテとゴールドが病室に飛び込んできた。

 イシツブテはアタシの背中に回り込みゴールドはアタシを挟んでイシツブテを睨んでる。

 

「ゼェゼェ……イシツブテェ、ゼェゼェ……もう逃げられないぞ……ゼェゼェ……」

 

「おかえりゴールド、どうしたの?」

 

「どうしたもこうしたもあるか!

 ゼェ……イシツブテの奴が勝手に『じばく』を覚えて、ゼェゼェ……勝手にバトルで『じばく』するから……すぅ、はぁ……『どろかけ』の技マシンで『じばく』を上書きしようとしたら、ハァ……逃げたんだよ!」

 

 ゴールドの息が荒いの、まるでアタシに襲おうとしてるみたいに…………それっていいわね、グフフ♪

 と、思考が脱線しちゃった。

 

 アタシは背中にいるイシツブテを自分の膝に乗せて話しかける。

 

「ねぇイシツブテ、『じばく』を忘れたくないの?」

 

「イャッシ、イャッシ」

 

「そうなの? それはなんで?」

 

「イッシイッシイッーシ、イッシ!」

 

「へえー、そんなに好きなんだ」

 

「……クリス、お前はイシツブテの言ってる事が分かるのか?」

 

「うん、何となくだけど」

 

「……マジかよ!?」

 

 表情とか声の強弱で言いたいことは分かるよ。

 ゴールドは分からないのかな?

 

「クリスにこんな特技があったとは……。

 ならクリス、イシツブテは何て言ってるんだ?」

 

「うんとね、『『じばく』は絶対に忘れたくない、爆発は男のロマンだ。爆発最高! バトルは爆発だ!』だって」

 

 イシツブテは『じばく』が大好きなのね。

 分かるわ、アタシも『どくばり』とか『ちょうおんぱ』とか状態異常技が大好きだもん!

 

「お前は爆発マニアかよ!? ……たく、仕方ないな。今後は絶対に俺の指示無しで『じばく』しないって約束するなら忘れなくて良いよ」

 

「イッシ!」

 

「『了解です』って言ってるよ」

 

「……それは俺でも分かる」

 

 良かったねイシツブテ♪

 アタシはイシツブテの頭を撫でてあげる。

 ……ゴツゴツしてるけど少しヒンヤリして気持ちいい。

 

「イッシイッシ♪」

 

「そうよね〜イシツブテ♪」

 

「……やっぱ俺には分からんな」

 

 うふふ、困ってるゴールドってカワイイ♡

 こんな感じでアタシ達は夕食までお喋りして過ごしました。

 

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